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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ヘルシーウォーキング㊷ 旧弁華別小学校と田園風景・当別ウォーク

2024-09-19 18:54:11 | JRヘルシーウォーキング
 コースの大半は、コース名のとおり田園風景が延々と続くコースだった。その行きついた先にあった旧弁華別小学校は、当時北海道最古の木造校舎だったという面影を残した風情を感じさせる建物だった…。
      
 実に2ヵ月ぶりのJRヘルシーウォーキングだった。今年は「JRヘルシーウォーキング」「さっぽろラウンドウォーク」の二つに取り組んでいるために、二兎を追う形となり、どうしても集中力に欠けるきらいがある。
 7月半ばまではJRヘルシーウォーキングの方も順調に参加できていたのだが、夏場に入り暑さもあって両方ともにペースが落ちていたのだが、特にヘルシーウォーキングの方はこの2ヵ月間全く参加していなかった。それではならじと、本日近場で「いつでもウォーク」が設定されている当別町コースを歩くことにした。
 当別町はこれまで車で郊外の石狩高原スキー場に来たり、伊達記念館を訪れたりしたことはあったが、いわば点として訪れただけで、その他は通過街でしかなかった。今回初めて自分の足で街の中を巡ることになった。
 朝、JR学園都市線で当別駅まで移動した。駅舎は意外に立派な建物だった。
    
    ※ JR当別駅の北口です。

 9時25分、当別駅北口をスタートした。北口は繁華街とは言い難く住宅が立ち並ぶ住宅街を進んだ。しかし、小さな町とあって住宅街は直ぐに途切れ、道路の両側には畑が続く田舎道となった。

    
    ※ このような道路が旧弁華別小学校まで延々と続いていました。

 道路は神居尻山の登山口がある「道民の森」に続いているが、目指すは閉校するまで北海道で最も古い木造校舎として知られた「旧弁華別小学校」である。途中には私も滑ったことがある「石狩高原スキー場」の入口の看板が見えて懐かしかった。

    
    ※ 秋を象徴するコスモスと「石狩平原スキー場」の案内板です。

 スタートから1時間後、「旧弁華別小学校」(「べんけべつ」と読みます)に着いた。弁華別小学校は2016(平成28)年3月に閉校するまで北海道最古の二階建て木造校舎として知られていて、閉校後は社会福祉法人が建物を利用しているとも聞いていたが、実際に行ってみると入口は固く閉ざされていた。現在ははたして活用されているのだろうか?

    
    ※ 当時、全道最古の木造校舎と言われた旧弁華別小学校の建物です。

 校舎の壁には「123周年 閉校記念テーマ 夢に向かって 飛び立て あそ岩っ子!」と掲げられていた。「あそ岩っ子」という表示が私には奇異に思えた。帰宅して当別役場に問い合わせてみたが、担当者も分からないらしく「調べて回答する」と言われ、原稿を記述している現在まだ回答は届いていない。(届き次第後日お伝えします)

          
          ※ 弁華別小学校にも二宮金次郎像が立てられていたんですね。

 「旧弁華別小学校」からもと来た道を折り返して当別の街中を目ざすという退屈なコースだった。当別の田園地帯はそれほど水田が多いとは言えない感じだったが、それでもところどころにある稲田ではコンバインによる稲の刈り取り作業が行われていて、秋到来を感じさせてくれた。

    
    ※ 米作地帯の秋を象徴する光景です。

 街中に入る前に当別高校があり、その後街中へと進んだ。途中には「百年会館」、「伊達記念館・伊達邸別館」などに建物がコース沿いに建てられていた。その後「阿蘇公園」内にある「当別神社」を経たところでコースが不明となり、迷いつつ当別の繁華街へと導かれた。つまり当別の街は当別駅の南口の方が繁華街を形成しているようだ。

    
     ※ 北海道当別高等学校です。
    
    ※ 伊達記念館・伊達邸別館です。
    
    ※ 「阿蘇公園」内に鎮座する「当別神社」です。

 途中、2回ほどゆったりと休憩を取ったこともあったが当別駅南口にゴールしたのは12時20分だった。
 コンデションは気持ちの良い秋晴れに恵まれ、心地良い風も吹いていて、背中に多少汗はかいたものの、気持ち良く12.5キロを歩くことができた。

    
    ※ JR当別駅の南口です。

 私は秋日和の中を歩きながら10数年前の10月に木曽路を歩いたことを想い出していた。4泊5日の旧道を往く歩き旅は天候にも恵まれ、とても想い出多い旅となった。私はその時、柄にもなく何編もの俳句を創ったことを思い出していた。そして今日もまた、一句捻り出してみた。というのも、近く「俳句」創りの授業を行わねばならない必要に迫られている。
 私は10数年前の旅のある光景を思い出していた。山道を歩いた末に、ある集落に辿り着いたときだった。一軒の住宅の庭に豆類などの収穫物を庭一杯に広げで乾燥している光景に出会った。まさに日本の農家の原風景を見ているような光景だった。その光景が突然私の中に蘇った。そして捻り出したのが次の一句である。
  庭先に 実りを広げ 秋日和
 全くの素人の一句である。俳句に取り組んでいる方からは問題にもされない駄作である。
 でも私にはあの日の光景が忘れられないだけに産み出すことができた一句に満足している。

 ◇ウォーク実施日  2024年9月19日(木)
 ◇歩いた距離    12.5 km


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