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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ヘルシーウォーキング⑦ in 人と自然が輝く清流と健康のまち、むかわウォーク

2023-06-11 16:44:56 | JRヘルシーウォーキング
 雨にたたられたむかわ町ウォークだったが、コースは終始田園風景が広がる中を歩くコースだった。コース後半はシシャモが産卵するという鵡川を横目に見ながらのウォークとなった。(基本コース 約12.5km)
    
 6月9日、10日と特に予定もなかったことから、JRヘルシーウォーキングの「いつでもウォーク」のコースが設定されているむかわ町と白老町のコースを歩こうと思い、早朝むかわ町に向かった。
 ところが途中から雨が降り始め、午前9時前にむかわ町に着いたときには雨に風が付いていてとてもウォーキングを楽しむコンデションではなかった。しかたなく、文庫本を読みながら雨が降り止むのを待つことにした。
 お昼が過ぎて1時近く、ようやく雨も風も弱まってきたので、基本コースは無理でもせめてショートコースだけでも歩こうと考え、雨装備をしてスタートした。スタートしたのは「道の駅 むかわ 四季の湯」だった。というのも、JRの「鵡川駅」は駅員が配置されていない無人駅のため、ヘルシーウォーキングの参加証明スタンプは道の駅で押してもらうことになっていたからだ。
  
  ※ コースのS & G地点となった「道の駅 むかわ四季の湯」です。
  
  ※ 道の駅のすぐ傍に建っていた「むかわ町役場」庁舎です。
 スタートして鵡川の街中を少し歩くと「鵡川駅」に導かれる。とても立派な駅舎だったが、駅舎内を改めるとやはり駅員の姿はなかった。そこにちょうど地元の方がいらっしゃったので「日高線は鵡川で終点となりましたが、この後廃線になる計画はあるのですか?」といささか地元の人には失礼な質問をさせてもらった。すると「赤字とは聞いていますが、廃線の計画は聞いていません」とのことだった。(私がこの文章の中で「むかわ」と「鵡川」を使い分けているのは、もともとは鵡川町だったのだが、2006年に隣町だった穂別町と町村合併したさいに名称変更があり「むかわ町」と改められたために町を表す場合は「むかわ町」、今回歩いた鵡川地区を表すには「鵡川」と使い分けています)
  
  ※ 鵡川駅前の商店街通りです。
  
  ※ 立派な駅舎の「鵡川駅」ですが、無人駅とは少し寂しいですね。
 駅から鵡川駅以降が廃線となった踏切の跡を渡り、住宅街へと入ったがそれも間もなく終わり近くなったところに「鵡川高校」があった。鵡川高校というと高校野球ファンには知られた学校である。小さな田舎町の学校であるが、なんとこれまで3度もの甲子園出場を果たしている学校である。おそらく町の人たちにとってはとても誇れることではないだろうか?ただここ10年ほどはやや不振が続いているようである。鵡川高校野球部の復活のニュースを聞きたいものだ。
  
  ※ 日高線は鵡川駅以降は廃線となり、線路が切断されていました。
  
  ※ 非常に立派に見えた鵡川神社の本殿です。
  
  ※ 北海道野球界の名門(?)鵡川高校の校舎です。
 鵡川高校を過ぎてからはただただ田園風景が続くコースとなった。雨は上がったものの、鉛色の空が広がる中のウォーキングはなかなか辛いものがあった。せめて晴れ上がっていればまた違った感慨も湧いてきたのではと思われたのだが…。そんな中、唯一私が関心を抱いたのが、田畑の間に縦横に走っていた「潅漑(かんがい)溝(こう)」だった。潅漑溝の中を勢いよく流れる水流を見た時、とても良く整備された日本の農業事情の一端を見た思いがした。
  
  ※ 鵡川高校を過ぎるとご覧のような農道が続きました。
  
  ※ 歩道は人が通らないために雑草に覆われ、歩きにくくなっていました。
  
  ※ 道路を折れ曲がると歩道も無くなってしまいました。
  
  ※ 右に潅漑溝、左に水田が広がっていました。
 そうした風景が続く中で、路傍に「株式会社 I Love ファーム」という看板が目に入った。周りを見ると広大な敷地にビニールハウスが数えきれないほど建っていた。最近はこうした会社組織の農業形態が増えていると聞いていたが、それにしても「I Love ファーム」とは言いえて妙なるネーミングのように思えた。
  
  ※ 株式会社 I Love ファームの看板とビニールハウスです。
 コースは残り5kmのところで鵡川沿いの堤防上のコースとなった。堤防上はイタドリの茎が大きく伸び、鵡川の川面がなかなか見えなかったが、時折り覗いた鵡川の様子をカメラに収めながら進んだ。鵡川(川の名)は鵡川(地域の名)の名産であるシシャモが遡上して産卵する川ということだが、鵡川は一級河川ということで、それに相応しい大きな川だった。
  
  ※ 鵡川の堤防上の道路はイタドリに囲まれていました。
  
  ※ イタドリの隙間から見えた鵡川の流れです。
  
  ※ 鵡川を跨ぐ「日高自動車道」の「清流鵡川大橋」を走るトラックです。
 鵡川沿いを歩き市街地に近い川辺には、これも鵡川地区の名所である「たんぽぽ公園」が広がっている。残念ながらたんぽぽの花の時期は終わっていたためかただ緑の広場があるだけだった。
  
  ※ 花の時期は終わってしまった「たんぽぽ公園」です。
 その「たんぽぽ公園」と道路を挟んだところに照明施設が整えられた「鵡川スケートセンター」があった。正式な400mコースのようだったが、陸上競技場との兼用ではなくスケート専用設備らしく、コンクリート舗装がされていて資料によると年間を通して利用可能(夏季間はローラースケート)
  
  ※ 照明付きの立派な「鵡川スケートセンター」です。
 雨模様ということもあり、一度も休憩をとることなく2時間40分をかけてスタートした「道の駅 むかわ四季の湯」にゴールした。 


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