田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌の施設の愛称名について考察する

2020-06-29 15:43:32 | その他

 「考察する」というほど大げさなものではないが、過日オープンした大同生命札幌ビルの「miredo(ミレド)」という秀逸な愛称名だとの思いから、改めて札幌市内の施設の愛称名について今一度考えてみたいと思った。

 ※ なお、この頁の写真はmiredo以外はHP上の写真を拝借したことをお断りしておきます。

 「miredo」の命名の由来についてはすでに多くの方がご存じだとは思うが、大同生命札幌ビルの所在地が北3条西3丁目ということから、日本語の3の呼び名で「ミ」、さらにアイヌ語で3の呼び名が「レ」ということと、北海道の「ド」を組み合わせて「miredo(ミレド)」と命名したという。その由来も納得いくものであるし、「ミレド」という語感も素晴らしいと思う。また、東京に「コレド日本橋」という商業施設があるが、その「コレド」とどこか通底しているようにも感じさせる。

   

 私はこの「miredo(ミレド)」という愛称は札幌市民の中に定着していくのではないか、思っているのだが…。

 そこで改めて、札幌市内の施設に付けられている愛称について考えてみることにした。

 思いつくまま挙げてみると…、

かでる2・7(道立道民活動センター)

   

キタラ(札幌コンサートホール)

   

ちえりあ(札幌市生涯学習センター)

   

きたえーる(道立体育総合センター)

   

ひろば(札幌ドーム)

   

赤レンガテラス(三井ビル商業施設)

   

soraそら(札幌市コンベンションセンター)

   

つどーむ(札幌コミュニティドーム)

   

などが挙げられる。(他にもあるかもしれない)

 これら多くの施設の愛称はかなり札幌市民に浸透し、認識されているようだ。ただし、ひろば(札幌ドーム)とsoraそら(札幌市コンベンションセンター)の二つについては残念ながら、市民には受け入れられなかったようである。少なくとも私の周りで札幌ドームを「ひろば」と称したり、コンベンションセンターを「そら」と呼んだり人は皆無である。

 このように愛称が広く受け入れられたり、反対に忘れ去られたりする要因は何なのだろう?あるブログ子が次のように解説する。「かでるやキタラ、ちえりあなどはその名を聞くと、施設を具体的にイメージできる」という。一方で、「ひろばやそらという名はどこにでも存在し、その言葉だけでは施設をイメージできない」と分析された。なるほど、と思う。つまり「ひろば」や「そら」は愛称名としてのヒネリが十分でなかったとも言えそうだ。

 その点、「miredo(ミレド)」はヒネリも十分であり、具体的に場所や施設もイメージできそうだ。そういう意味からも「miredo(ミレド)」は札幌市民の中に浸透し、受け入れられていくのではと予想するのだが、果たして?