田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

芳醇な香り 札幌ジャズオーケストラ

2022-09-20 16:54:51 | ステージ & エンターテイメント

 ビッグバンドのジャズを聴いてみたいと思っていた。熟年のプレイヤーが揃った中に、若手が混じり、札幌ジャズオーケストラは芳醇な香りをたたえた音を満席(?)の聴衆に届けてくれた。

        

 昨日19日(月)の午後、札幌サンプラザホール「札幌ジャズオーケストラ」のコンサートが開催され参加してきた。

  

 コンサートは「スタンダードジャズをビッグバンドで vol.5」とスタンダードジャズにこだわったものだった。そうしたこともあり中高年を中心に、悪天候にも関わらず多くの聴衆が詰めかけキャパシティ506の客席の8割は埋まっていたようだ。(リード文で “満席” と表現したが8割で満席とは偽りかな?)

 私は何の予備知識もなくコンサートに顔を出したのだが、ステージに揃ったメンバーを拝見して少々驚いた。というのもメンバーの年齢が相当高いと感じさせられたのだ。指揮者も含めてメンバー18人のうち、半数は60~70代の方が占めているように思われた。中には若い女性の方や中年の男性も混じってはいたのだが、平均年齢はかなり高いのではと思われた。

   

   ※ 札幌ジャズオーケストラの全陣容です。ピアノの方が写っていません。

   

   ※ 特にサキソフォーンパートの5人は平均年齢を上げていたようです。

 しかし、演奏が始まってみるとビッグバンドらしく音量豊かな演奏を次々と披露してくれた。例によって曲目を紹介すると…。

《1st Stage》

 ◆A列車で行こう

 ◆Taking a Chance on Lave

 ◆Tea For Two Trb セクションフューチャー

 ◆アラバマに星おちて

 ◆Lover, Come Back to Me

 ◆シンフォーニー イン リフ

   

   ※ コンダクターの松本氏の軽妙な司会進行で、コンサートは和やかな雰囲気の中で進められました。

《2nd  Stage》

 ◆スタンダード メドレー(9曲)

 ◆September Song

 ◆オン ザ サニーサイド オブ ザ ストリート

 ◆ロリン ホーム

 ◆木の葉の子守唄

《アンコール》

 ◆いけのあめ

 ◆煙が目にしみる

   

   ※ トロンボーンパートは若い二人の女性を含めて比較的若い人たちでした。

 私にとってジャズもまた門外漢ゆえに、ほとんどの曲目は耳慣れない曲であった。何せ聴いたことがある曲目は「A列車で行こう」と「スタンダード」の中の数曲、それにアンコールで披露された「煙が目にしみる」くらいなのだから…。

 ただ彼らの演奏は年齢を感じさせないパワフルな音量と、熟達した技量をいかんなく発揮したもので聴いていてとても心地よいものだった。それは長年の間に培った技と、若者のパワーとが絶妙に混じり合い芳醇な香りを漂わせているように思えたからだ。

        

        ※ オーケストラの代表を務める大泉氏の指さばきも絶妙でした。

 スタンダードジャズを追求する「札幌ジャズオーケストラ」の音をこれからも聴いたみたいと思わせてくれたコンサートだった。

※ コンサートのステージの写真撮影はNGと思っていたが、そうした類のアナウンスがなかった。そこで私のデジカメは音を出さずにシャッターが切れるので撮らせていただき、ブログにアップさせていただくことにした。


映画 №348 オレの記念日

2022-09-19 12:36:54 | 映画観賞・感想

 20歳の時に殺人犯にでっちあげられ、29年間も獄中で過ごしたという「布川事件」の桜井昌司(75)さんを追ったドキュメンタリーである。ご本人が映画の後に登場してお話されると知って興味をいだき映画会に参加した。

        

 映画会は9月17日(土)午後2時から札幌市生涯学習センター「ちえりあ」の6階講堂で開催された。同じ想いをした方が多かったのだろうか?老壮年の方を中心に講堂はほぼ満杯の状況だった。(キャパ210人というから150~60人は入っていた?)

 「布川事件」とは、昭和42(1967)8月、茨城県利根町布川で大工の男性(当時62歳)が自宅で殺された。捜査は難航、茨城県警は当時、地元で素行の悪かった桜井昌司さんと杉山卓男さんを別件逮捕。長時間に及ぶ取り調べの末、虚偽の「自白」をさせ、犯人にでっちあげた。桜井さんと杉山さんは無実を訴えたが、聞き入れてもらえず昭和53(1978)年、無期懲役が確定。そして29年の獄中生活を経て、ようやく仮出獄。平成21(2009)年12月に再審開始が決定。平成23(2011)年5月24日に無罪判決が下された、という事件である。

 映画は無罪判決が下された平成23年の1年前から撮影が開始され、それからの12年間の桜井昌司さんの姿を追ったものである。

 桜井さんは無実であることがやがて認められると信じ、いつか娑婆に出て無罪判決を勝ち取るまで超ポジティブに生きていくと決めたそうだ。刑務所では靴職人として腕を磨き、本を読み体を鍛え、そして獄中での思いを作詞作曲して歌に残した。

   

   ※ 映画の中でインタビューに答える桜井昌司氏です。

 20歳で獄中に繋がれ、以来29年間もの間を獄中で過ごさねばならなかったことはどんなにか辛いものだったろうと察せられるが、桜井さんは強靭な精神力でそれを乗り越えたそうだ。画面からは彼の明るい人柄、ユーモア精神、そして何といっても強靭な精神力が強く伝わってきた。

 49歳で仮出獄となり娑婆での再スタートも波瀾万丈だった。殺人犯のレッテルを張られたままでの仕事、結婚、拘禁症、共犯者とされた杉山さんとの諍いなど…。さらには2019年には末期の直腸ガンを患い余命1年と宣告された。しかし桜井さんはあくまで超ポジティブである。「苦難は喜びの種だ。どんなに辛いことや苦しいことがあったとしても、それを喜びに変えられるのが人生だと思っている」と語る。

 そして桜井さんは言う。「人生の一瞬一瞬、全てが自分にとって『記念日』のように思える」と…。

 映画が終わり、桜井さんが冒頭の写真のように作務衣姿で登場した。本来なら桜井さん作詞作曲の歌も披露するはずなのだが、会場の規則でトークだけとなってしまったが、彼は冤罪事件の被害者救済のために病をおして全国を飛び回っているという。その桜井氏が強調したことがあった。冤罪事件で無罪が確定したとしても、警察や検察はけっして謝罪をしないと…。(これについて私は詳しくは承知しないが、法律によってそのように定められているらしい。)

   

   ※ 映画上映後に登場した桜井昌司氏です。

 そこで桜井氏は、もし違法な捜査によって冤罪となったと判断された場合は、警察や検察を罪に問う法律を作るべきである、と強調された。桜井氏が強調されることがどれほど難しいことなのか私には分からないが、冤罪事件の当事者にとっては当然の思いではないかと思えるのだが…。

   

   ※ トークの最後には仮出獄の後に結婚した妻・けい子さんも登場した。 


札幌市のパークゴルフ場めぐり〈53〉西岡中央公園コース & 〈54〉豊平川緑地コース(南22条大橋上流右岸)

2022-09-18 17:56:27 | 札幌市のパークゴルフ場巡り

 両コースともにコースの所在を探すのに苦労した。しかし、コースの状態は両極端だった。西岡公園コースがよく整備されていたのに対して、豊平川緑地コースの方は稀にみるほどのデコボコなコースだったのはどうしてか? 取り組んでいる「札幌パークゴルフ場めぐり」も残り10コースとなった。一日も早く全コ―ス制覇を達成したいと思っている。

「札幌市のパークゴルフ場めぐり」は、札幌市建設局みどりの推進部が所轄する市内65のパークゴルフコースの全てプレイをしながら巡ってみようとする試みである。〈 〉内の数字は現在までに巡り歩いた数である。 

◇西岡中央公園コース 

   

 65ものコースがあると、さまざまである。駐車場に車を駐車したはずなのにコースの所在を示す掲示などが見当たらないのだ。「あるいは違うのかな?」と考え、一度車を出して公園の周りを巡ってみたが見当たらず、結局駐車場に戻って辺りを見回してようやくコースを発見したありさまだった。

   

   ※ 1ホールに向かう前に、写真のような休憩所、整備のための道具などを収納する小屋などがありました。

 コースは狭い敷地に工夫をして9ホールを造っているようだった。そのため特に1~3ホールまではいずれもドッグレッグした難しいコース設定だった。

   

   ※ 1ホールですが、フラッグが見えません。ホールの位置が右側に曲がったところにありました。

   

   ※ 一方、第2ホールは左側にドッグレッグしていました。

   

   ※ 「西岡中央公園」コースは、ご覧のようにシラカバの林が生い茂る中に造成されていました。

   

   ※ 芝の状態は、写真で見るようにかなり整備された状態でした。

 コース全体としては、一部が林に囲まれているコースで気持ち良くプレイをすることができた。芝の状態も無料コースとしては整備されているコースだった。この日は9月にしては暑かったこともあり、コース上でプレイしている人の姿はなく、他を気にすることなくプレイを楽しめた。

   

   ※ コースの中ほどに、写真のように「山神様」の標石が立てられていました。                                                                                                  

《西岡中央公園コース概要等》

〔住      所〕豊平区西岡1条7丁目

〔コース概要〕・9ホール、パー33 総延長約417m

〔休      日〕月曜日

〔利用時間〕 5月~8月 8:00~17:00   9~10月 8:00~16:00

〔駐車場〕有(25台)

〔プレイ料金〕無料

〔ティーの用意〕有

〔問い合わせ〕西岡公園管理事務所 ☎582-0050

〔訪問日&私の成績〕22/09/09   30/33            

 

豊平川緑地(南22条大橋上流右岸)コース

 「豊平川緑地コース」と称するコースが全部で4コースあるが、その中で最も上流に位置するコースである。駐車場は用意されていないが、川沿いの道路幅が広かったので、そこに駐車することができた。   

   

   ※ 豊平川の堤防上からコース全体を俯瞰したところです。芝生以外は何も見えません。

   

 コースは「南22条大橋」のすぐ上流の右岸に位置していた。私がプレイした日(9/09)は天気の良い午後だったが、プレイしていたのは2組ほどだった。都心に近いパークゴルフコースとしてはもっとプレイを楽しむ人が多くても良いのではと思ったのだが、コースでプレイしてみて納得する部分があった。それはコースが稀にみるほどデコボコで、プレイを楽しむには少々無理があるかな?といったコースコンディションだったからだ。

   

   ※ 第一ホールです。芝はかなり荒れています。中央に見える木材のようなものは障害物としているようです。

   

   ※ 写真では一見整備されたコースのようにも見えますが、実際にはかなりのデコボコでした。

    

   ※ ホールの周りもご覧のような状態でした。 

 どうしてこのような状況なのか?と考えると、コース利用者による自治組織が無いからなのでは?と思われた。自治組織が無いために、公的な管理事務所が定められた管理業務だけを行っているだけのため、整備が十分行き届かない現状なのだと解釈したのだが…。  

   

   ※ 豊平川に架かる「南22条大橋」を望みながらのプレイでした。

豊平川緑地(南22条大橋上流右岸)コース概要等》

〔住      所〕豊平区南22条大橋上流右岸

〔コース概要〕・9ホール、パー33 総延長約300m

〔休      日〕火曜日

〔利用時間〕 7:00~18:00

〔駐車場〕無

〔プレイ料金〕無料

〔ティーの用意〕有

〔問い合わせ〕中島公園管理事務所 ☎511-3924

〔訪問日&私の成績〕22/09/09  32/33


映画 №347 天才 レオナルド・ダ・ヴィンチの秘密

2022-09-17 18:16:20 | 映画観賞・感想

 世界で最も有名な絵画というと多くの方がダ・ヴィンチ作の「モナリザの微笑」を挙げるだろう。その「モナリザの微笑」には謎が多いとされるが、ダ・ヴィンチ自身もいろいろと謎のある人物である。ダ・ヴィンチの一生を追った映像を観た。

        

 9月14日(水)午後、札幌市民ギャラリーにおいて月例の美術映画会が開催され参加した。今月のプログラムは表題のように「天才 レオナルド・ダ・ヴィンチの秘密」と題して天才と称されたレオナルド・ダ・ヴィンチを取り上げたものだった。

 その映画の冒頭で、イタリアのヴィンチという小村が映し出された。この小村はレオナルド・ダ・ヴィンチの生誕地だという。実はレオナルド・ダ・ヴィンチとは「ヴィンチ村のレオナルド」という意味だという。

            

            ※ レオナルド・ダ・ヴィンチの自画像

 さて、映画の内容をどのようにレポしようか?と思っていたところに、たまたま定期購読している月刊「文藝春秋」の今月号で連載されている「中野京子の名画が語る西洋史」『モナリザの微笑み』のことを取り上げていた。そこで安易な方法だが、中野氏の文章の一部を拝借して、映画の内容を説明することにした。

            

「今や西洋絵画のアイコンとなったダ・ヴィンチの『モナリザ』を知らない現代人はほとんどいないだろう。(中略)

 どこまでも迫ってくるようなその眼差し、片方の口角だけを上げた不思議な微笑み、未完成の左手、現実にはない風景、完璧なスフマート(ぼかし技法)によるリアリズム……神秘的な魅力が讃えられる所以だが、(中略)

 実は20世紀になるまで、『モナリザ』は数多くの名画ののうちのひとつにすぎなかった。一変したのはやはり1911年の盗難事件だろう。この時にはピカソが犯人扱いされるという前奏から始まり、2年後にイタリアで発見されると、犯人が「フランスに盗まれた名画を奪い返しただけだ」とのたまってイタリア中がそれに賛同。事実は、イタリアでパトロンを見つけられなかったダ・ヴィンチがフランス王の招待を受け、『モナリザ』を持参したものだった。その証拠を前にイタリアはしぶしぶ返還に応じたものの、返す前にイタリア中を巡回して「我らが名画」を猛アピールし、それを世界中のマスコミが大々的に報じて、絵画に無関心な層にまで浸透したのだった。

 かくしてルーヴルの、いや世界の至宝となった『モナリザ』なので、これまで貸し出してもらえたのは、三ヶ国のみ。アメリカ、旧ソ連、そして日本。当時の田中角栄首相の交渉が実ったもので、1974年に来日して150万人が観たという。当時、観に行ったという人が言うには何時間も列に並んだあげく、ベルトコンベア式で歩きながら遠くからちらりと見ただけだったが、それでも大いに満足したとのこと。さすが「モナリザ」!」

 この中野氏の文章で、映画の内容のかなりの部分の説明は尽くされている感じである。ダ・ヴィンチは史上最高の画家の一人であったと言われているが、その他の多くの分野でもその才能を発揮し、人類史上で最も多才との呼び声の高い人物であることは多くの人の知るところである。映画ではその点についても触れているが割愛させていただく。

 最後に私がちょっとだけ付け加えたいことがある。それは中野氏の文章にもあった1974年に『モナリザの微笑み』が日本で公開され、150万人が観たと記しているが、実は私はそれより遡ること6年前の1968年にルーヴル美術館において『モナリザの微笑み』と対面していた。これまでも何度か拙ブログで触れているが学生時代に貧乏旅行で欧州・アジアを旅してパリに立ち寄った際に、誰もがそうするようにルーヴル美術館を訪れたのだった。 数多くの部屋を覗き歩いたが、『モナリザの微笑み』だけは特別感のある展示方法だったために容易に対面することができたが、当時の私にとっては「猫に小判」状態での対面であった。

 そういう意味では今回の映画観賞はまったく関係がない映画ではなかったのかな?


札幌市のパークゴルフ場めぐり〈51〉大空公園コース & 〈52〉はまなすコース

2022-09-16 16:14:16 | 札幌市のパークゴルフ場巡り

 

 今回訪れた二つのコースは近接しているのだが、なぜかこの二つのコースは他とは違い週に2日しか開放していない。しかも開放時間は共に8時30分から11時までである。スケジュールを調整して、開放日に訪れてみたのだが…。

「札幌市のパークゴルフ場めぐり」は、札幌市建設局みどりの推進部が所轄する市内65のパークゴルフコースの全てプレイをしながら巡ってみようとする試みである。〈 〉内の数字は現在までに巡り歩いた数である。

◆大空公園コース

 このところ目ざすパークゴルフ場を探すのに苦労している。今回の大空公園コースでもやや苦労した。その理由の一つが駐車場が用意されていない場合が多い。そらには基本的にパークゴルフ場は地域住民のためのもので、外部に広くPRする必要もないので、よそ者にとって場所が分かりづらいのは仕方のないことかと思う。

   

   ※ 「大空公園」の入口です。木が生い茂るところがパークゴルフコースです。

 今回の場合は、幸い近くにコンビニの駐車場があったのでそこに停めさせてもらった。ところが!!コースに近づいてみると、なんとこれまで体験したパークゴルフコースでは遭遇したことのないほどのたくさんの人たちがコース上を移動しているのが目に入った。

   

   ※ コースに近づいてみるとご覧の通り超過道状態で驚きました。

 そして1番ホールのティーグランドに近づくと、10数人の人たちが順番を待っているではないか!それらの人たちはそれぞれ数人(3~4人)でパーティーを作ってプレイしているようで、単独でプレイしている人など一人も見当たらなかった。

   

   ※ コースの状況はけっして良い状態とはいえないものでした。

 この状況の中で、よそ者の私が単独でプレイすることなど許される状況ではなかった。これは諦めざるを得ない。私はコースの外からプレイする人たちを眺めながら外周を一周することでお茶を濁すことにした。

   

   ※ 札幌市の公園は冬に子ども(幼児)たちが雪遊びができるように丘が常備されています。その頂点から打ち下ろすホールがありました。私は未体験ですが…。

 それにしてもコース内は凄い混みようだ。外周を巡りちょうど1番ホールのスタート地点と対角くらいの位置に至った時だった。そこに机を出して一人の人が受付のようなことをやっていた。

 そこで彼としばしの間歓談させてもらった。すると、コースの管理はどうやら同好者でクラブを結成して管理・運営をしているようだった。だからクラブ員は週に2日しか開放しない日を楽しみにして、開放日には多くの人が駆け付けているようだった。かれによるとコースはパークゴルフとして開放する時間以外は、ホールには蓋をして子どもたちが遊びまわる公園として開放しているとのことだった。したがって、外から見るかぎりコースの状況もけっして良い状態とはいえないように見えた。

 また、彼は「近年はクラブ員が高齢化して退会する方が多く、最盛期に比べるとかなり人数が減ってしまった」と嘆いていた。

   

   ※ コースの外周を一周して帰ってくると1番ホールのティーグランドはこの状態です。とても割り込む隙はありませんでした。

 どうやら、この「大空公園コース」は他のコースとはかなり事情が異なったコースのようだった。私はこの「パークゴルフ場めぐり」で初めてプレイをしないでコースを後にしたのだった。                                                                                                    

大空公園コース概要等》

〔住      所〕西区発寒4条2丁目発寒大空公園内

〔コース概要〕・9ホール、パー33 総延長約290m

〔休      日〕月・水・木・土・日曜日(つまりプレイ可能日は火・金だけ)

〔利用時間〕 8:30~11:00

〔駐車場〕無

〔プレイ料金〕無料

〔ティーの用意〕有

〔問い合わせ〕西区土木部 ☎667-3201

〔訪問日&私の成績〕22/09/06   無

 

◆はまなすコース

 「はまなすコース」は、住所にも表記されているように発寒川に架かる「清水橋」の下に広がる発寒川河畔に造成されたパークゴルフ場だった。

 こちらのコースも駐車場は無かったのだが、河畔にショッピングセンターの駐車場があったので、そこを利用させてもらった。

   

   ※ 「はまなすコース」の全体図です。芝の状態がかなり荒れています。

 河畔のコースを見ると、こちらのコースもたくさんの人たちがプレイをしていたが「大空コース」ほどではなかった。そこでこちらでは何とかプレイをさせてもらおうとコースに向かったのだが、やはり単独でプレイすることははばかられた。そこで近くでプレイしていた3人組の人たちに「一緒にプレイさせてくれませんか?」と申し入れたところ快く受け入れてくれたために、一緒にプレイさせていただくことにした。

   

   ※ コースは発寒川の左岸です。右側のイタドリの外は発寒川です。

 3人の方たちはかなりのベテランのようで、とても堅実なプレイをされた。対して私は彼らに比べると素人同然、特に寄せの第2打目の巧拙が違った。私の場合は上級者に比べ、距離感がつかめていないのだ。そして、単独でプレイしている時と違い、プレイを見られていると思うと平常心では打てなくなり、距離感がズレまくって大たたきをしてしまった。

   

   ※ 発寒川に架かる「清水橋」を潜って両側にコースは広がっていました。

 コースを巡っているとき、何人かが芝刈り機や刈払機を手にコース整備をしていた。そうすると一緒にプレイをしていた方が、整備をしている人に盛んに声掛けをしていた。聞いてみると、仲間がコース整備をしているのだと言う。つまりこの「はまなすコース」は利用者自らがコースの維持・管理をしているようなのだ。

   

   ※ 写真のようにコース整備に汗を流す人が3人ほど目にしました。

 どうやら今回巡った二つのコースは、他のパークゴルフ場とは維持・管理の方法が違うように思われた。

 コースの状況はけっして褒められるような状況とは言えず、札幌市の中では下の方に属するのでは?と思われた。それを私の成績が悪かったせいにはしませんが…。

    

   ※ う~ん。けっして芝の状態は良好とはいえません。

はまなすコース概要等》

〔住      所〕西区発寒3条1丁目清水橋下発寒川河畔

〔コース概要〕・9ホール、パー33 総延長約335m

〔休      日〕月・水・木・土・日曜日(つまりプレイ可能日は火・金だけ)

〔利用時間〕 8:30~11:00

〔駐車場〕無

〔プレイ料金〕無料

〔ティーの用意〕有

〔問い合わせ〕西区土木部 ☎667-3201

〔訪問日&私の成績〕22/09/06  33/33


園城三花 with 札響 フルートアンサンブル

2022-09-15 16:29:43 | ステージ & エンターテイメント

 園城三花というフルート奏者を初めて知ったのだが、中央ではかなり高名な方のようだ。その彼女が札響在団中の旧友とトリオを組んでのチャリティコンサートが開かれたのを聴くことができ、心豊かなひと時を送ることができた。

   

   ※ 会場となった「教団札幌教会」の礼拝堂です。講座は別の附属の建物で行われました。

 9月11日(日)午後、教団札幌教会において「北海道いのちの電話市民公開講座」が開講された。その公開講座の一コマに「園城三花 with 札響メンバー」によるフルートアンサンブルのミニコンサートが聴けるとあって参加した。

        

        ※ 講座参加者に配布されたDVDです。

 第一部は、園城三花さんと「北海道いのちの電話」の事務局長による対談だった。対談では若い人たちの自殺件数が年を追って増加傾向にあること。いのちの電話の相談員の高齢化によって相談員が不足していること。そのことで「いのちの電話」がなかなか繋がらない現状にあること。などが話された。また、園城さんが全国各地で「いのち奏でるコンサート」を開催しながら青少年に生きることの大切さを伝える活動を継続中であることなどが話された。

   

   ※ 園城さんと「北海道いのちの電話」の事務局長さんとの対談の様子です。

 コンサートを聴くことが主目的などと不埒な動機で参加した「北海道いのちの電話市民公開講座」である。私などは幸いにして自死などということは一度も考えることなく今日に至っているが、自死を考える若者が多数いることに心を痛める。若者たちが未来に希望のもてる社会を創っていくことが私たち先輩の務めなのだと再確認した市民講座だった。(きれいごと過ぎるかな?)

 そして第二部は楽しみのコンサートだった。コンサートはフルートの園城三花さんに加え、札響団員であるヴィオラの物部憲一さんチェロの猿渡輔さんのトリオ(園城さんは「トリオ*サッポロ」と称していた)演奏だった。

 園城さんについて少し調べたところ、中学卒業と同時にドイツに留学しミュンヘン音楽大学などで学び、帰国後は楽団などには所属せずソロとして活動を続け、各地で演奏活動を続けるほか、全国各地の音楽祭などで活躍されてきた方のようだ。そして2018年からは「花と名曲いのち奏でるコンサート」を立ち上げ各地で継続的に演奏会を行っている方ということだ。

   

   ※ 「トリオ*サッポロ」のコンサートの様子です。

 そうした実績を持つ方なので、コンサートは園城さんのフルートを中心として編成されていた。演奏された楽曲を書き留めようとしたのだが、よく聞き取れないこともあり全曲を紹介できないが、◆ペールギュント、◆パイナップルラブ、◆慕情、◆日本の唄メドレー、ほかにクラシックの曲など、硬軟織り交ぜた曲が演奏された。アンコール曲は、講座の趣旨にも合わせて、ルイアームストロングの名曲What a Wonderful World(この素晴らしき世界)で閉めた。

   

   ※ フルート奏者の園城三花さんの演奏の様子です。

 なお、講座参加者には冒頭に写真を掲載したCD「生きててくれて ありがとう」が全員に配布された。帰宅して再生してみると、「ナイト de ライト」というロックバンドが「生きててくれて ありがとう」と歌い続け、行き詰ったら「いのちの電話」に電話しよう!と呼びかけているものだった…。


前田森林公園「初秋の自然観察会」

2022-09-14 12:04:35 | 環境 & 自然 & 観察会

 相も変らぬネイチャーガイドの石田さんの名ガイドに率いられて初秋の前田森林公園のあちこちを歩き回った。今回のテーマは「種まき準備中」ということで、木々たちはそれぞれに実を付け、子孫繁栄のための準備をしている様を観察して歩いた。

   

 時間がやや経ってしまった。9月11日(日)午前、前田森林公園において「初秋の観察会」が開催され参加した。前田森林公園の観察会が魅力的に思えるのは、何といってもガイドの石田さんの存在である。森林内の植物について非常に博識な上に、ユーモアがあるためにファンも多いようだ。この日も40名近くの参加者があったのではないか。それでも石田さんは声量もある方なので多少離れていてもよくお話が聞こえるのがありがたい。

   

 この日はテーマに沿って、公園内の木々たちが花の季節を終えて、実を付けたところを観察して歩いた。かなり多くの木々を紹介してくれたのだが、その整理に時間が取られてしまった。間違いのない確実なものだけ、写真と共にレポートしたい。

◆カエデ 

  石田さんはカエデの種子を「ヘリコプターの羽」と称していたが、種が木から離れる時の様子が羽がクルクルと回って落ちる様子からそのように表現しているようだ。  

  

  

  ※ カエデの葉のところから鳥が羽を広げたように実が付いています。熟すと葉から離れてヘリコプターの羽根のようクルクルと回りながら飛んでいき、そこで芽を出す仕組みだそうです。

◆オオイタドリ

 虎杖は「いたどり」と書くそうですが、北海道には「虎杖浜」という集落があるが、イタドリがたくさん生えていたところから地名なったのではとの説明だった。ちなみにイチドリは若葉を揉んでつけると血が止まって、痛みを和らげることから「痛取」と書くこともあるという。

  

  ※ オオイタドリは堤防や路傍に背丈高く繁茂している草(雑草?)ですね。

    

◆カンボク

 カンボクは「肝木」とも表記されるが、それは枝葉を煎じた液が止血効果があることからそのように表記されるということだ。

  

  

◆ドイツトウヒ

 別名ヨーロッパトウヒとも呼ばれる木であるが、クリスマスツリーによく使われる木だという。鳩時計の重りはドイツトウヒの種子を模したといわれているそうだ。

  

  

  ※ 写真中央に鳩時計の重りのような種子が見えます。  

◆アズキナシ(ハカリメノキ)

 アズキナシは、果実が小さくアズキ(小豆)ほどの大きさであること、表面にナシのような白色の皮目があるところからそう命名されたそうだ。

 なお、別名のハカリノメノキは、若い枝に目盛りのような皮目があることからそう呼ぶ場合もあるという。   

  

  

◆ボケ

 ガイドの石田氏は「私の木です」と言った後で、木の名前を「ボケ」と紹介して参加者を笑わせた。ボケの実は瓜の形に似ていることから木になる瓜で「木瓜」とも表記されるそうだ。

  

  

◆ヨーロッパクロマツ

 石田氏はヨーロッパクロマツの球果(マツボックリ)をリスが食べ尽くしたものを示してくれた。あの固い球果を噛み砕くリスの歯の強健さに改めて驚いた。 

  

   

  ※ 写真上のようなマツボックリが、リスによって下のように齧られてその中の実を食べているそうです。    

◆アキグミ

 アキグミの実は小さな赤い実であるが、ほかのグミの果実が楕円形なのに対し、アキグミは球形に近い形をしている。食べることはできるが、タンニンを多く含むために強い渋みがあるということだったので試食することはあきらめた。  

  

  

◆キササゲ

 キササゲの果実は非常に目立った。長さ30cmもの細長い実が束になって枝からぶら下がっているので非常に目立った。石田氏によるとその実の中にびっしりと種が詰まっているそうだ。それが時期が来ると殻が弾け一斉に飛び出すそうだ。

  

  

◆イヌリンゴ

 別名「ヒメリンゴ」とも呼ばれるイヌリンゴであるが、公園内では枝が折れんばかりにイヌリンゴが鈴なりに垂れ下がっていた。酸味が強くて人間の食用には適さないが、野生生物たちにとっては格好の食用になっているそうだ。

  

  ※ たわわに実ったイヌリンゴの果実によって枝が垂れ下がっています。

  

◆トチノキ

 一見、クリの実ではと見紛いそうだが、殻がクリと違っていた。トチノキの実は昔、山村などでは栃餅など貴重な食用になっていたようだが、灰汁抜きが大変なために現在は敬遠されているという。トチノキの周りにはたくさんの実が転がっていた。

 なお、トチノキの葉は「掌状複葉」と称して、一枚の葉に深い切れ込みがあり人の掌(てのひら)のように見えることからそう呼ばれているそうだ。そして “複葉”とは言え、実は一枚の葉だそうだ。

  

◆ヒトヨタケ

 林の中に白い妖精(?)のような形をしたキノコが伸びていた。食用に適しているそうだが、名前どおり食に適するのは「一夜(ひとよ)」だけだそうだ。

  

◆プラタナス

 街路樹でよく見かけるプラタナス(スズカケノキ)だが、実が写真のように球状であることは知らなかった。近くの街路樹で観察してみたいと思うが、プラタナスの木が大きく育つのに、実の方は直径3~4cmほどなので果たして見つけることができるかどうか?

  

◆ノブドウ

 ノブドウはヤマブドウとは別種だということだ。実は白色や青色、紫色になるが、調べると白色が本来の色で、青色や紫色は虫が寄生している寄生果らしい。

  

  

◆アロニア

 ベリーなどの一種で、最近は栽培されている方も多いという。黒色に熟した実は生食にはあまり適さず、加工するのが一般的と言われている。

    

◆クルミ

 クルミの実はよく見かけるが木から落ちた時には緑色の外皮に包まれているが、やがて外皮がはがれると濃い渋茶色の固いクルミの実が現われる。あの固いクルミをリスたちは器用に傷つけ中身を食しているという。

  

   

◆スモモ

 私など小さい頃は、夏から秋にかけてよく食した果実であるが、最近の子どもたちはそんなこともないのだろう。スモモの木の周りにはたくさんの落下した果実が散乱していた。

  

  

◆シラカバ

 シラカバは花粉のことが良く報道されたりするが、実の方も大量の実(種子)を木から垂れ下げていて、実が熟してくると中の種が風と共に散乱するという。実際に足元にはシラカバの種が大量に散乱していた。

  

  

  

  ※ シラカバの種子か路上に降り積もるように落ちていました。

◆ツタ

 他の木に寄生して繁殖するツタの木(蔓性)だが、大きな葉の陰に小さな球状の種を作っていた。まだ時期尚早らしく種は緑色だった。

  

  

 以上、とてもたくさんの木や植物の果実や種子の紹介をいただいた。生物たちがさまざまな方法で子孫の繁栄・存続の方法(仕組み)を持っていることを改めて教えられた。今回のレポでは省略するがガイドの石田氏は観察会の途中で、植物(木)たちが「種子散布」の方法にさまざまな方法を用いていることを説いてくれた。すでに知識としては知ってはいたが、改めて植物(木)たちの逞しさを教えられた観察会だった。

 前田森林公園の観察会、興味深く、面白いです !

※ 番外編です。公園内には栽培種であるモモの木が一本だけ植わっており、モモが実を付けていました。石田さんによると公園で植付はしていないという。何かの偶然で生育したようです。

  

  

  

  ※ 立派に実を付けていますね。鳥たちには絶好の餌となるでしょう。


札幌市のパークゴルフ場めぐり〈49〉厚別川緑地 虹の橋パークゴルフ白ース & 〈50〉厚別川緑地 虹の橋パークゴルフ厚別コース

2022-09-13 16:18:00 | 札幌市のパークゴルフ場巡り

 厚別川の両岸に広がる二つのコースは、実質的には一つのパークゴルフ場といった趣だった。コースの状況にもほとんど違いはなく、二つを連続して巡って18ホールのプレイを楽しむパークゴルフ場なのだろう…。

「札幌市のパークゴルフ場めぐり」は、札幌市建設局みどりの推進部が所轄する市内65のパークゴルフコースの全てプレイをしながら巡ってみようとする試みである。〈 〉内の数字は現在までに巡り歩いた数である。 

50厚別川緑地 虹の橋パークゴルフ白石コース

 以前に訪れた「厚別川緑地」の白鳥コース、マガモコースも、今回訪れたこのコースも駐車場が無いのが頭の痛い問題である。しかし、現地へ行ってみると堤防と併行して片道一車線の道路が通っている。そこには車一台が停車できるスペースがあるのである。つまりパークゴルフ場専用の駐車場は無いが、その駐車スペースを利用できるのだ。今回もまた同じようなスペースがあり、そこに駐車して堤防を降りるとそこがパークゴルフコースとなっていた。

   

   ※ 今回プレイを舌二つのコースは共に写真のサイクリングコースに架かる「虹の橋」に象徴されるコースです。「白石コース」は、この虹の橋を背にして右岸を上流に遡るように設計されていました。

 私はまず、二つのコースの上流に造成されていた「白石コース」からプレイすることにした。「白石コース」の1番は厚別川の右岸に設けられていた。ちょうど東札幌から北広島まで繋がったサイクリングロードに架かる「虹の橋」を背にしながらスタートをするコース設定となっていた。

   

   ※ 白石コースの2番ホールのティーマットです。「№2 PAR4 50m」と表示されています。

 コースは河畔コースらしく、1番ホールから順に一直線に上流に向かってホールが設置されていた。1番ホールといっても特に何か特別の表示があるわけではなく、ただホールの長さとパー数が示された表示があるだけだった。

    

   ※ 5番ホールです、芝の状態は無料コースとしてはまあまあでしょう。前方に「柳瀬橋」が見えます。  

 コースは右岸に5ホールまで造成され、そこから「柳瀬橋」を渡って対岸の左岸に移り6~9ホールまで造られていた。コースの状況は無料のコースとしては平均的なレベルといったところだろうか?近隣の人たちがたのしむには適したコースだろう。この日は今にも雨が降りそうなコンディションだったこともあり、私の前を一人の女性がプレイしているだけだった。 

   

   ※ 柳瀬橋上から厚別川の流れを写しました。意外に狭い流れです。

   

   ※ 同じく柳瀬橋上から白石コースの後半の左岸を下流(後半3ホール)に向かって写しました。 

   

    

   ※ 8番ティーから写しましたが、まずまず整備されたコースといえると思います。                                                                                               

厚別川緑地 虹の橋パークゴルフ白石コース概要等》

〔住      所〕白石区南郷通21丁目南地先

〔コース概要〕・9ホール、パー33 総延長約403m

〔休      日〕木曜日

〔利用時間〕 7:00~18:00

〔駐車場〕無

〔プレイ料金〕無料

〔ティーの用意〕無

〔問い合わせ〕白石区土木部 ☎864-8125

〔訪問日&私の成績〕22/09/05   30/33

 

51厚別川緑地 虹の橋パークゴルフ厚別コース

 厚別コースは、白石コースの9番を終えると、少し離れたその先に1番ホールが設定されていた。現地では、コース名の表示がなく「白石コース」と「厚別コース」の違いが判然としなかった。そこで帰宅してからコースを管轄している白石区土木部に問い合わせたところ、担当者もそのことを良く把握していなく、時間を置いてから厚別川上流に造成されているのが「白石コース」と判明したのだった。

   

   ※ 厚別コースのスタート地点にはこのような表示が設置されていました。

   

   ※ そしてその横には住民(いやコース利用者たち)によって花壇が作られていました。

 「厚別コース」も「白石コース」と大きな変わりはなかった。したがって私の成績もににたりよったりの成績だった。「厚別コース」は1番から5番までが左岸で、その後は「大谷地橋」を渡って右岸に移り、6番から9番までプレイすると、「虹の橋」の袂に着くというコースレイアウトだった。

   

   ※ 確か2番ホールを終えると「虹の橋」の下を潜って次のホールに向かいます。

 先にも記したが、無料コースとしては可もなく、不可もなくといったところだろうか?

   

   ※ 河畔コースのため狭い所もありましたが、整備はよくされていたパークゴルフコ―スでした。

厚別川緑地 虹の橋パークゴルフ厚別コース概要等》

〔住      所〕白石区大谷地西1丁目地先

〔コース概要〕・9ホール、パー33 総延長約418m

〔休      日〕木曜日

〔利用時間〕 7:00~18:00

〔駐車場〕無

〔プレイ料金〕無料

〔ティーの用意〕無

〔問い合わせ〕白石区土木部 ☎864-8125

〔訪問日&私の成績〕22/09/05   28/33


ドキュメンタリー・フィルムを凝視する

2022-09-12 17:10:09 | イベント

 ドキュメンタリー映像を視るのが好きである。「事実は小説より奇なり」とは、誰が言った言葉だったか?単純な発想ではあるが、創った映像より、事実を写し取った映像の方が私には数倍の面白さを感ずるのだ…。

       

 9月10日(土)、札幌市教育文化会館において日本映画テレビ技術協会北海道支部という長い名前の会が「キタ・ドキュメント」なる上映会を開催した。上映会のスケジュールは10時20分から18時30分まであったのだが、私は昨日レポした「オータムコンサート」のために中抜けした以外は札幌市教育文化会館の4回講堂にくぎ付けになってドキュメンタリー・フィルムを見続けた。

 私が視聴したドキュメンタリー・フィルムを羅列してみると…

 ◆HBC制作 「ネアンデルタール人は核の夢を見るか~高レベル放射性廃棄物の行方」(49分)

 ◆TVh制作  「青春サラブレッド~北の大地 馬にかけた彼女たちの挑戦」(54分)

 ◆HTB制作 「テレメンタリー2021  ポネオハウ~アイヌの私~」(55分)

 ◆特別上映  「札幌 国際短編映画祭セレクション」② (20分)

 ◆奨励部門  「海の魅力を伝えたい」《NHK》 (2分)

 ◆ディリーニュース部門 「マグロのナブラ」《NHK》 (1分30秒)

 ◆企画・短編部門 「ウイッグで笑顔を」《NHK》 (6分30秒)

 ◆学生部門 「牛小屋の笑顔」《北広島高校》 (6分)

 ◆STV政制作 「どさんこドキュメント となりのヒグマ~なぜ札幌に現れたのか~」

(30分)

 ◆UHB制作 「核と風~分断される町~」(54分)

 プログラムの中の最初のHBC制作の映像と、最後のUHB制作の映像が両者ともに寿都町の町長が突如、高レベル放射性廃棄物(いわゆる核のゴミ)の調査地に立候補した問題を取り上げた映像だった。これは主催者の意図的な配列だったと思われるが、寿都町だけの問題ではなく広域に関わる問題だけに、多くの放送媒体が取り上げたものとみられる。

 両局の映像は共に寿都町の住民たちが困惑する表情をレポートしているが、それでは「どうすべきだ」という主張は薄いように思われた。公共の電波に乗せるのだから賛否両論に配慮しなければならないことは分かるが、問題に対してもう少し深堀してほしかったという思いが残った。

 私の中で印象的だったのはTVh制作の「青春サラブレッド~北の大地 馬にかけた彼女たちの挑戦」と、HTB制作の「テレメンタリー2021  ポネオハウ~アイヌの私~」の二つの映像だった。

 前者は静内農業高校の女子高生が馬術部に青春をかける姿を追ったものだが、彼女たちの純粋な馬にかける思いが伝わってくる佳作だった。  

 後者はいわゆる人種差別問題を扱ったものである。人間の中に宿痾のように棲みつく人種差別を被害者の側から追った映像は、メディアとしては常に注意深く観察を続け、絶えずこの問題を発信していく必要性を感じさせてくれた。

 その他の映像も一つ一つが私たちに現実を突きつけたり、時代の今を写し出す映像ばかりで非常に興味深かった。

 来年度もまた開催する、と主催者は予告したがスケジュールさえ合えば来年度も参加したイベントである。               


資料館でオータムコンサートを楽しむ

2022-09-11 15:22:04 | ステージ & エンターテイメント

 私の世代にとってカーペンターズやビートルズの曲を聴くと、おのれの青春時代が瞬時に蘇ってくる。資料館で二つのグループが聴き慣れた曲の数々を演奏してくれ、心楽しいひと時を過ごすことができた。

        

 昨日9月10日(土)午後、札幌市資料館で市制100周年記念と銘打ってAUTUMN CONCERTが開催され、幸いにも私は参加することができた。

 出演したのは木管五重奏の「カモミーユ」フルートアンサンブルの「フルーツパフェ」の2組だった。

   

   ※ コンサート開始前の資料館2階研修室の様子です。聴衆キャパは40人とのことでした。

 最初に登場したのは「カモミーユ」の木管五重奏であるが、若い女性4人に男性が1人という構成だった。プログラムを一応掲載しているが、演奏曲目を紹介すると…

◇となりのトトロメドレー

◇山の音楽家じゅんばん協奏曲

◇ホール・ニュー・ワールド

◇やぎさんゆうびん

◇花は咲く

◇ねこ、ステップ踏んじゃった!

〈アンコール〉◇すてきなホリディ

 カモミーユは20~30代の若い女性4人がフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットの木管楽器を担当し、五人の中では年長と思われる男性が金管のホルンを担当するグループだった。いずれもが確かな演奏技術の持ち、心地良いアンサンブルを聴かせてくれた。

 面白いと思ったのは、「山の音楽家じゅんばん協奏曲」である。「山の音楽家」の曲をベースにしながら、5種の楽器のソロを別な曲で聴かせるという構成が私には目新しかった。

 また、「ねこ、ステップ踏んじゃった!」とシャレが効いている一曲だと思った。

 約30分間のカモミーユの演奏の後に登場したのがフルートアンサンブルの「フルーツバフェ」の4人組だった。この日はその4人のフルートと共にゲストとしてベースとドラムの男性が加わり6人のステージだった。6人が披露してくれた曲目は次のとおりである。

 ◇Memphis Underground

 ◇南京豆売り

 ◇Carinhoso

  ◇Top of the world

 ◇ビートルズメドレー(ハードディズナイト~ヘイジュード~オブラディオブラダ)

 ◇Take Five

 ◇Mas que nada

 ◇Libertango

〈アンコール〉◇め組の人ひと

 4人のフルートはいずれも50~60代と思われる熟女(?)のグループだった。彼女たちの音楽歴を見るといずれもが小さいころからフルートを始めとする各種楽器に親しみ、10数年前にグループを結成して音楽活動を続けているとのことだった。

 曲目からお分かりのように彼女らは外国、特に南米系の音楽が得意なようである。その中で、カーペンターズの「Top of the world」、そしてビートルズメドレーが演奏されたが、私にとってはちょうど20代後半と重なる頃に世界を席巻した2組のミュージシャンである。

       

      ※ コンサートで配布されたプログラムです。

 懐かしいメロディーを聴きながら私は遠い過去の思い出に浸っていた。音楽には瞬時にして時空を超えて人を感動に浸らせる力を持っている。残念ながら自分にはそうした音楽を生み出す力はないが、せめてそれを受け止める感性だけはこれからも磨いていきたいと思っている。