(その1)からの流れは大きく右に90度曲がって南に流れていきます。
画面左の方が南側になります。
この水路の両側には古い歴史のある桜並木があります。
4月の下旬には桜が満開、お花見客で賑わうということはありません。
じっくりと桜を愛でることが出来ます。
まあそれは大きくなってからのことですが・・・・。
ここでまた昔の話しになります。
またか!?と思った方はここでストップしても結構です。
私が中学校の頃は、まだ柵はなかったと思います。
この水路はアユ釣りができるほど、夏には鮎が遡上してきたのです。
当時は友釣りなんて高尚な釣りはありませんでした。
「ころがし」、仙台で言うと「がらがけ」でのアユ釣り、正しくはアユ掛けと言うので省か(ホラ、こういう具合に「しょうか」は「省か」として出てくるのです!!)。
こどもからお年寄りまで、主に左岸(写真の左側)の縁から竿を出して釣りました。
竿は当然、竹竿です。
それも2間半ですか。竹の4本つなぎ(たまに5本つなぎの竿も)です。
糸は何号だったか、思い出せませんが、太い糸です。もちろんナイロン製です。
4号か5号位の中通しの鉛のオモリに、水糸(タコ糸)で上下にこぶを作り、上部のこぶには空中兼水中糸を、下部のこぶにはハリスと取り付けます。
ハリスは長くて、60~70センチくらい、そこに蝶バリを4~5個つけました。それで、下流から上流に扇型に引き上げて、アユを掛けるわけです。
皆が熱中して、学校で三居沢では釣りをするなとまで言われました。理由は危ないこと、もともと釣り場ではないこと、アユを釣るには許可が要ることなどでしたでしょうか(「省か」とは出なかった)。
こんなこともありました。全体に川が渇水になったときです。もちろん子どもの頃の話には変わりはありません。
その時は、がきどもで網を持って流れの中に入って魚とりです。そのときです。うなぎを捕りました。
でもよく見るとうなぎのようですが、ちょっと違うのです。
そうなのです、ヤツメウナギでした、はじめて捕り、実物を見ました。大きさは30センチ歩かないか(=あるかないか)くらいでしたか。
そういう子どもの頃の思い出が一杯詰まっているところなのです。
(そのほかにもここに一時動物園がきたこともあるのですが、それは止めときます。)
お付き合いくださいまして、ありがとうございました。