今日のasahi.comの記事です。
見出しは、「那珂川取水口、アユ漁に打撃」漁協、中止求め提訴へ
記事によると、「霞ヶ浦導水事業」は、霞ヶ浦の水質浄化のほか、茨城県や東京都などの水道・工業用水の確保を目的に1984年に着工しているとか。
この4月から、那珂川と霞ヶ浦の間で水を出し入れする取水口の工事に着手する計画といいます。
工事担当は、国交省霞ヶ浦導水工事事務所。
これに対して、那珂川を漁場とする茨城、栃木両県の漁協は、①孵化したばかりのアユの稚魚が取水口に吸い込まれる、②霞ヶ浦から流れ込む汚れた水で那珂川の生態が崩れる、という考えで、国土交通省に建設中止を求めていたけれども、4月から工事に着手する計画だということで、那珂川の取水口部分の建設指し止めを求める訴訟を起こす方針を固めたということです。
霞ヶ浦の浄化のために既に利根川との間で「利根導水路」は完成しているそうです。
利根川と那珂川の水を使って浄化しようということ、さらに浄化したあとは東京都等の水道や工業用水にも使おうということのようです。
24年前に工事に着手しておきながらその後何をしていたのでしょうか。
霞ヶ浦の汚れは何が原因だったのでしょうか。
利根導水路の完成で霞ヶ浦はどうなったのでしょうか。
茨城県や東京都の水道水や工業用水は不足しているのでしょうか。その需要が今もあるのでしょうか。
那珂川のアユの年間漁獲量は日本一です。
なんとかして、那珂川の水系、生態系に影響がないような別のやり方はないのでしょうか。工事のための工事だけは御免被ります!!
何といっても、この財政難の時代に、その必要性があるのでしょうか。