拙いことが起こりました。
今後どうなるのか、楽観はできません。
なぜこうも鮎が狙われるのか。
平成20年2月15日付け19消安第13200号、農林水産省消費・安全局畜水産安全管理課長名、都道府県水産主務部長宛の文書「エドワジエラ・イクタルリによるアユの感染症に関する調査及び注意喚起について」という文書によると、下記のとおり。
『昨年8月から10月にかけ、我が国の数河川で採取されたアユの病魚について、・・・原因菌の分離・同定等を行っていたところ、Edwardsiella ictaluri であるとほぼ同定されました。
我が国における E.ictaluriによる疾病発生、及びアユでの発症は初めての確認となります。・・・・。
E.ictaluri は”アメリカナマズの腸敗血症”の原因菌とされており、東南アジアのナマズ病魚から分離され世界的にまん延していると判断された・・・。今回アユ病魚より分離された菌は、感染実験により、我が国のナマズ及びアユに対し病原性を示すことが判明しました。・・・。
文献によると、ニジマスについてもE.ictaluriによる自然発症事例(海外にて1例)が報告されている・・・。』
そういう農林水産省からの報道があったから、今日地元の河北新報の朝刊に「大量死アユから初確認の病原菌」と題しての、小さい記事が掲載されていましたのですね。
中国新聞の報道はもっと詳しくて、写真入りでした。
山口県の錦川下流では9月に入ってアユが死んでいるとの報告があり、調査の結果、5箇所で35匹の死骸が見つかった。錦川全体では何と1400匹が死んだという。
広島県北部の江の川でも10月に変死したアユが見つかり、東京都府中市の多摩川でも8月中旬に死んでいたアユが見つかり、いずれの川でもE.ictaluriによる感染死と確認されたとのことです。
人体への影響はないとされるものの、感染力が比較的強く、漁業に影響が出るために、農林水産省は各都道府県に感染したアユやニジマスがいないか、25日までに報告するように求めています。
ついていないものです。ようやく冷水病に対して予防が出来つつあるというのに、今度は新たな菌の襲来です。
夏だけが、夏のアユ釣りだけが楽しみなのに、これでは一体どうなることやら・・・。不安m心配が絶えません。
これ以上蔓延しないことを願うばかりです。