鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

またしても、主人公の悲劇!

2014-01-16 13:54:36 | 広瀬川

 (きのうのことです。) きのうのブログの最後の写真をご覧になって何を感じましたか? 何か感じるものがありましたか? 想像したことが当たっているかどうか、・・・・

 きのうのお昼前、子育てサロンからの帰り道、澱橋の方から川を見に行ったのですが、一瞬我が目を疑いました。 何じゃこれは!?と叫んでしまいました。

 広瀬川本流の岩盤の肋骨の露出度の凄さ!!

 

 あっ これはまた三居沢の水力発電所が放水を止めたなと思いました。

 (分流が本流に合流するところです。)

 

 またしても水面下で、川の主人公たちの悲劇が起きているのではないかという不安が頭をよぎりました。

 (中洲を挟んで左が本流、右側が分流です。)

 

 でも体は正直なもので、冷たい川には入りたくないな、手を入れたくはないなと思ってしまいました。

 (分流下流の自称”イギリス海岸”の様子です。)

 

 分流の上流域で流れが右折するところですが、上流側は川底の小石が剥き出しになっています。 流れは完全に伏流水になっています。

 

 ほとんど水溜りはなくなっているかのように見えますが、歩いて見るとところどころには水溜りがあります。 

 

 水面の動きがあるところの水溜りをみると、大体は小さなハヤが右往左往していました。でも中にはこんな魚もいました。 ちょっとこれにはびっくりです。前回の急激な減水の時は見られませんでした。 エビです。

 

 もう完全に水のなくなったところに呆然と佇んでいました。 なんだこれは?一体何が起きたのか?多分全く何もわからないままにまだ水分の残ってる石に座って、寝そべっていたのでしょう。 諦めの境地でじっとしていたのかもしれません。 エビの髭をつかんだところまだ生きていましたので、大きな水溜りのところに逃がしました。 エビは普通の魚よりも生命力が強いかもしれませんね。

 次に目に入ったのは大型の魚です。 前回の時もパーマークが眩しいくらいのヤマメがいましたが、今回もいました。

 

 大きさは18センチくらいはあったかと思います。 途方に暮れている目をしていると感じませんか。

               

 何か容器が見つからないかと付近を捜して見つけたのがこのカップめんの容器でした。それにヤマメを入れて、本流筋に逃がしてやりました。

 

 前回の大減水の時多かったのは圧倒的にヨシノボリでした。 100匹以上も”救出”しました。 でも今回はヨシノボリはほとんど見かけませんでした。 寒い時期は深場に入っているのでしょうか。 (そういえば、去年出た映画のエキストラも「救いたい Doctor's wish 」でした。秋に一般公開です。)

             

 すっかり干上がっています。

 

 下の写真で見える水は本流からの取水口?付近のものです。

    

 牛越橋の方に歩きました。 減水、減水

           

 やはりそうでした。 発電所からの放水口ですが、全く流れがなくなっています。

 

 発電所で何があったのかは分かりません。 保守点検なのか、でもそうであれば発電用に流れてくる広瀬川の水はどこにいったのでしょうか、どのような処理をしているのでしょうか? 上流の発電取水用の堰を止めて発電所の方に流れてこないようにしているのかどうか? そうならば広瀬川全体としての水量は変わらないように思うのですが、そう考えるのは浅薄でしょうか。

 夕方には元通り水が流れていました。

 ということで、きょうの分流です。 午前10時頃の撮影です。 やはり風は冷たいです。

 

                      分流の上流域にも流れが戻りました。

                 

   

                    

 

                        朝日を浴びて飛び立つ カモ

                    


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翌日のどんと祭

2014-01-15 15:55:34 | お知らせ

 むかし昔はきょう15日が成人の日で祝日でした。 その前日の14日が大崎八幡宮のどんと祭で、次の日が休みということで、どんと祭の時は遅くまで起きて(遊んで)いられました。でも今はハッピーマンデーとかで成人の日は毎年変わることになり、楽しみは半減したのではないでしょうか。

 きのうの交通整理は3時30分に集合して、午後4時から10時までの6時間の立哨となりました。 これは結構堪えます。 分厚いコートを着ているのですが、これがとっても嵩張って重く、その割には暖かくはないし、何といっても動かしにくいコートで肩が凝るのです。肩を回そうとしても回らず、せいぜい上下に少し動かせるだけです。 ヘルメット着用となったのですが、耳当てが付いているのは助かるのですが、ヘルメットが下がってきて耳を圧迫するし、首があまり自由になりません。 貸与されているので文句は言えませんが、もっと身軽に動き回れるような服が、それでいて暖かい服が望ましいです。

 まあ、そんなことはさておき、やはりどんと祭の時はお参りしておかないと落ち着きません。 ということで、きょうの10時前に大崎八幡宮に参拝に行って来ました。 

 

 石段を登りきったところから下を望んだところです。

 

 ここをまっすぐ行けば、長床があり、さらに奥には本殿があります。きのうは両側に屋台が所狭しと並んだことでしょう。

 

 上の写真の左側に御神火があります。

 御神火は燻っているのではなく、まだまだ燃えております。熱いです。 火の見張り番の人たち4人が火の管理をしていました。 我的太太が言うには、この火は水を掛けて消してはならないことになっているそうです。 そうでしょうね、火事ではなく御神火なのですから。

 

 陶器等も一杯ありますので、選り分けるのは大変でしょうね。

                

 プラスチック製品は持ち込み禁止です。

 

          

 長床です。提灯がきれいです。幻想的でもあります。

 

             

 本殿は空いています。 真ん中のおおきな鈴を思う存分鳴らせます。

 

 翌日のどんと祭ですが、去年のブログをご覧になっていただくと雪景色の翌日のどんと祭が見られます。2013年(平成25年)1月15日のブログです。 きょうのブログよりも一年前の方が印象深いブログとなっていますので、御面倒でもぜひ開いてみてください。

 

 きょうの広瀬川分流の様子です。とりあえず写真だけアップしておきます。

 ビル群の上にだけ白い雲がかかっています。

 

    

   

 この写真を見てすぐにピンときた方はすごい!!

 


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国宝大崎八幡宮どんと祭

2014-01-14 13:32:02 | お知らせ

 朝起きだしてきょうは何か暖かいなと思い喜んだのですが、外はやはり冬、当たり前のことですが空気は冷たいですね。

 きょう1月14日は大崎八幡宮のどんと祭の日。 でも去年から交通指導隊として、交通整理にあたっているため、どんと祭には今までのようには参加できなくなりました。

 やはりきょう14日は夜に松飾を畳んで、家族そろって大崎八幡宮に詣でて、御神火に松飾をもやし、御神火にあたって心身を清め、無病息災、家内安全の加護を得るのが今までの習わしですので、いささか淋しい気もします。

 

 ということで?、きょうの広瀬川分流です。 午前10時過ぎの様子です。

    

                            

 風がないときれいな水面が中洲の木々を映し出します。

     

 セキレイも左のものはアスファルトに、右側は水中をちょんちょんと飛び跳ねていました。

                    

             本流はこんなにも減水しています。

     

 

            サギの飛び出してすぐの様子を撮影できました。

   

 サギの右岸側にいたカモたちです。

             

  では、いまから着替えて集合場所へ向かいます。

コメント (2)
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また冷え込んで、最上小国川穴あきダム その2

2014-01-13 16:42:35 | お知らせ

 いやあ、きのうの天気がウソのようなきょうの冷え切った天気でした。 風もあり、ときどき吹雪くような感じにもなり、寒さが募る感じになります。

 きのうの午後、かつての職場の皆様方と会食をする機会がありました。

     

 新年会も兼ねているといってもいいでしょう。 女性が多かったこともあり、アルコールはなしの会食で、夜ならアルコールがないと寂しいですが、お昼はない方がすっきりします。 別に飲まなくても話しは弾みますし、極めて健全な会食と言えるでしょうか。

         

 これに天ぷらともう一つ何か、そしてご飯、味噌汁がつきますし、デザートやコーヒー等もつきました。 私はあっという間に完食しました。

 

 きょうは月曜日で、午前午後ともに予定が入っていますので、河原の写真は午後3時15分以降のものとなります。 河原の空気は余計に冷たさが感じられますが、上空だけを見る限りではすっきりしているように見えます。

 

 その上空をトンビが楽しそうにゆっくりと風に乗って、風と戯れながら飛んでいました。

                     

 

 我的太太(=妻)が言うには、午前中は凧揚げしている家族も多かったとか。 成人の日で祝日ですね。 河川敷きに車を止めて、正月の松飾をもって大崎八幡宮に向かう人たちも多かったと言います。 あしたは国宝大崎八幡宮のどんと祭の日です。 雪が降らないことを祈っています。

 

 (以下は、最上小国川ダムに関する まさのあつこ さんの「ガラパゴス化する 日本の河川環境行政  最上小国川『穴あきダム』計画への疑問」という岩波書店の月刊誌「世界」1月号に掲載されている論考の紹介です。 1月10日の続きですが、できましたら1月7日、10日のブログも併せて読んでいただければ幸いです。

 治水の対象となる地域は、ダムサイト予定地の下流2キロにある”赤倉温泉”(宿は10軒ほど)で、ここを50年に一度の規模の洪水から守るためのダム建設ということになります。山形県はダム本体の建設には着手できないため、工事用道路や仮の水路などの周辺工事に着手し、既成事実つくりが着々と始まっています。

 赤倉温泉で3軒の温泉宿が営業を始めたのは100年ほど前のことで、3軒が建っている場所はもともと川であり、川を掘ったら湯が出るので、温泉として営業を始める前は露天の村湯として使われていたとのこと。 20年使ってるとその土地は私有地になるといいます。

 ここにはもともと木を組んで水を堰き止め、ボートを浮かべたり、温泉の湧出量を増やすための堰があり、土砂が貯まって洪水になると、木組みと一緒に流されて土砂が貯まり続けることはなかった、いわば”可動堰”だった。それを県がコンクリートに変えたことで、水位を下げるためにダムを作るしかないということになり、それが現在の穴あきダム建設につながっているようです。

 驚いたことに、赤倉温泉最古の温泉宿の主人は、温泉組合では、かってダム反対決議をしようという動きがあったが、県からの根回しがあって賛成に動いて行ったと言っているそうです。 

 時期的には1980年のことのようで、自民党が全国的にダム計画を77ヶ所つくり、割り当てたということです。 最上町にも一つ作れということで、それじゃ最上川につくるということになり、地元選出の国会議員と最上町長が組んで候補地を絞った結果、赤倉温泉となったもので、住民が要求してダムを作ってくださいといったダムではない、ということです。

 それを受けて山形県が実際に動き始めたのは、11年後の1991年といいます。

 ≪ マスコミでは報道されていない、地元の歴史、泥臭い歴史があるのですね。それにしても動機が不純で、今も脈々と繋がっている土建国家そのものの歴史のようです。 ≫

 (著者は次に小国川の素晴らしさを語っています。)

 現場はヤマメの産卵場所であり、スナヤツメの生息域であること。 さらにこれが一番ですが小国川の鮎は昔から”松原鮎”と呼ばれ、美味しさには定評があること。その美味しさのもとはコケで決まるが、それは小国川の土や木が絶妙であり、コンクリート護岸で固められていないからこそであること。

 小国川の鮎の経済効果について、近畿大学農学部准教授の、2011年9月の小国川に来た鮎釣り客に対して実施したアンケートをもとに経済効果を試算した結果、経済効果は年約21億8000万円となった。(算出根拠は、年券(9000円)を買った釣り客が2339人、訪問者は延べ30000人、それにオトリ代、ガソリン代、鮎釣り仕掛け代、ウエア等)

 鮎が釣れなくなった等の鮎資源の劣化で年間10億円規模の損失となる。

 ≪ 鮎が釣れなくなった川には我々釣り人は行きませんからね。その川はすぐに釣り人から見放されてしまいます。 ≫

 県知事の考え方は、最上小国川流域環境保全協議会の審議結果に基づき、流水型ダムの場合、水温、水質等がダムのない場合とほぼ同様であると考えられるところから、鮎などの生育や生態に対して影響は小さいと考えられる、というもの。

 ≪ でも、この考えはまやかしであることは1月10日のこのブログをご覧ください。≫

 高知県在住のたかはし河川生物調査事務所長は、鮎に対する濁りの影響はより詳細に検討されていて、穴あきダムによって濁る時間が長引くことによって、鮎に対して大きな影響を及ぼすことが考えれること、また穴で洪水を絞ることによって下流で水がかき回される強度や頻度が低くなることによる影響もあり得る、と。

 (アメリカの例を引いて) 外国では、生物種の減少を抑制するために開発規制力の強い「種の保存法」に加え、環境影響を回避、低減、代償させる原則、事業を行わなければどのような不都合が起きるのかや、過去、現在、見通せる限りの未来にわたる累積的な影響を比較させる代替案を最新の知見に基づいて比較することを必須とする「国家環境政策法」などの存在があるが、日本版「種の保存法」は、公共事業には適用しない、たとえ絶滅危惧種がいたとしてもその生息地を守る強制力すら持たないし、「環境影響評価法」は評価手続が単なる通過儀礼で終わるなどの数々の欠陥をもっていると嘆き、つまりガラパゴスぶりは穴あきダムの設計だけではなく、河川環境を含むあらゆる自然・生活環境を守る環境法全体に言えることであり、最上小国川ダム計画はそのことを示すほんの一例なのである、と結んでいます。

 著者の言いたかったことを繰り返します。

 管理の省力化の発想から来た穴あきダムと、環境影響を抑えて治水を試みる流水型堰では何もかも違う。  それなのに、日本では「環境に優しい」と、実際とは違う効用だけがいいとこ取りされ、「ダム建設目的」の最後の切り札として利用されてきたというのが実情だ。(P 246)


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新年祝賀懇親会

2014-01-12 16:44:40 | お知らせ

 きょうは大分暖かく感じる天気で、風もなくとっても過ごしやすい一日でした。 あしたどんと祭のときもこのような、これ以上に暖かい一日であれば嬉しいのですが、果たしてどうなることやら・・・。

             (写真は午前十時十分以降のものです。)

      

                          

 風がないと水面はきれいな鏡となります。

 

 午後から街に出かけましたが、繁華街はきれいに着飾ったたくさんの娘さんたちが誇らしげに歩いていました。 成人式の人たちでしょう。 若いし綺麗だし、見ていて気持ちがいいものですね、嬉しくなります。

  この鳥もきれいです。 

                           

 下のカモの背景は氷です。崖が凍結しています。

                           

             

 おとといきのうととっても冷え込みましたから、広瀬川右岸崖のいつものところがこのように見事に凍結していました。

        

 

 きのうのことで恐縮ですが、きのう午後からうちの小学校区の新年祝賀懇親会がありました。 私は今年から参加することになりましたが、140人くらいの参加者で大いに盛り上がりました。

 中心となったのは町内連合会で、各種団体をほとんど網羅しています。 民生委員・児童委員協議会・社会福祉協議会・赤十字奉仕団・募金会・老人クラブ連合会・コミセン運営委員会・体育振興会・まちづくり協議会・保護司会・更生保護女性会・消防分団・防犯協会・交通指導隊、それに小中学校や銀行、大崎八幡宮、商店会も来賓として出席しました。

 ビールをコップに2杯くらいしか飲まなかったのですが、すぐに酔いが回ってしまって、心臓が早鐘を打ちます。 日中のアルコールは苦手です。 そんなことはどうでもいいのですが、抽選会があり、初めての参加なのに当たってしまいました。 私のテーブルには7人いたのですが、当たったのは私一人でなんか申し訳なかったです。

 それがこれです。 提供は 国宝大崎八幡宮 です。

           ①  

  ②  

 個人的には一番いいものが当たったのではないかと内心とっても嬉しく思いました。 ①は伊勢神宮を紹介する豪華な冊子です。 伊勢神宮のことが写真入りで詳しく書かれています。 とくに去年は20年に一度の式年遷宮の年でしたので、とってもいい記念になります。発行日が平成25年ならもっとよかったのですが、平成22年7月の発行です。

 でも、第六十二回式年遷宮主要諸祭と行事の予定一覧として、平成17年から平成25年までのいろんな行事が書かれています。その間に三十ものお祭りと行事が行われるそうです。

 そして②は 「第六十二回神宮式年遷宮奉賛記念」の品です。 神宮司廰 と (財)伊勢神宮式年遷宮奉賛会 と書いています。 中身は、お察しのように 扇子 です。

 表 

       裏

 左端の文字を拡大するとこうなります。

       

 伊勢神宮は独身時代に半分だけ訪れたことがあります。内宮の一部だけ見ただけでした。

 


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2年10か月

2014-01-11 20:53:38 | 思いつくまま

 きのうきょうととっても寒い日が続いています。 きのうの最低気温が△3.1度で、最高気温は1.4度、きょうは最高気温こそきのうより上がり3.4度でしたが、最低は△3.8度と今までで一番冷え込みました。

       (写真は午前9時20分以降の撮影です。)

 

 雪は降りませんでしたが、空気の冷たいこと、これはたまりませんね。雪が降った方がそれなりに暖かいのですが、降ったら降ったでその後が困りますし、どっちもどっちで、冬だからこの気温、天気は仕方がないのだと諦めるよりほかはないですね。 冬だから寒くて当たり前と割り切れないところが人間(私の)の悲しいところです。 

                     

 

 緑地ではほとんど草は伸びていないのに、なぜか二人で除草をしていました。寒くて大変なのに・・・。

       

 

 また11日がやってきました。もうあの日から2年10か月も経ちました。新聞を見てもこの頃はあの時の地震や福島の原発のこともほとんど取り上げられなくなってきました。 原発については東京都知事選挙の争点にしようということで、今は紙面を賑わせていますが、はたして選挙結果はどうなるか、その結果原発政策がどうなるのか、選挙の結果次第ではますます原発再稼働の動きが活発に、露骨になっていくことでしょう。

 東京都と原発は関係ないと政府与党は声を大にして言っていますが、そんなことはありません。 原発を東京から遠くに造って、その恩恵を一番受けているのは他ならぬ東京周辺の自治体です。 原発は安全だと言いながら、近くに造らず250キロも離れたところに造ってきました。 こうなれば放射性廃棄物は原発の恩恵を受けた量に比例して、各自治体で受け入れて保管すべきでしょう。 そういう覚悟があれば、再稼働も考える余地があると言っていいかもしれません。

 また”朝日歌壇”(1月6日)を取り上げます。

 特定秘密保護法が大きく取り扱われ、原発は忘れ去られたかのようになっていましたが、この前東日本大震災から1000日を迎えました。そのためか短歌もそのことを詠っていました。

 「フクシマに生きて千日ふと思うムカシハモノヲオモハザリケリ

                                 (福島市・伊藤  緑さん)

 「わが町を国有化する調査終へ最終処分場となるやも知れず

                                 (福島県・開発 廣和さん)

 「一原発で古里追われ千余日汚染止まらず帰還当てなし

                                 (田村市・荒井 正一さん)

 ”みちのく歌壇”(1月8日)から;

 「原発の灯もまたあらむ歳末の街の電飾まばゆき限り

                                 (白河市・鈴木 憲子さん)

 

 そうそう朝日新聞の1月4日の地方版に掲載されていました、宮城県山元町の八重垣神社ですが、12月8日に私も行っています。

 

 八重垣神社は平安時代の807年に創建されたというずいぶん古い歴史を持つ神社です。 でも海から500メートルしか離れてなくて、東日本大震災の津波で社殿が流失し、鳥居は倒壊しました。

           

 

               松の木だけが残っていました。

      

 でも、去年11月に東京都台東区の下谷神社の支援で鳥居が建てられ、今年のお正月に朱色の鳥居をくぐる参拝者の姿が見られたという記事です。

 

 仙台空港が近いもので、飛行機が上空をよく飛びます。 これはプロペラ機ですね。今どき珍しい。YS11?

                

 

 いろいろあって全くまとまらない内容のブログとなってしまいました。すみません。最後に本の紹介を。

                

 この本は6つの短編で構成されています。 とくに 「助けて」 や 「海と陸(おか)」 を読んでみてください。 震災の現場に行った人と行かなかった人の感じ方の違いが上手く書かれています。その違いというか差がどうしたら埋められるのか、考えてしまいます。

 


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何と空気の冷たいこと!穴あきダムについて

2014-01-10 16:13:46 | お知らせ

 いやあ参ってしまいますね、この寒さ、空気の冷たさには。 天気予報で前々から言われていたことではありますが、やはり実際に予報どおり寒いと”嫌に”なってしまいます。 (きのうのブログを書いた時間では、寒かったものの確かに陽射しがあって、寒い中にも何とか我慢はできたのですが、その後曇って来ると同時に空気も一気に冷え込んできました。雪もチラホラ舞ったりして冷え込みが厳しくなってきょうに至っているわけです。)

 14日の大崎八幡宮のどんと祭のときも気温は低いようで、長時間の立哨は今から思いやられます。去年は雪の中もうどうしようもないくらい凍えました。正直なところ思い出すだけでも嫌ですねえ。 でも足から腹、背中にもホッカイロを貼って厚着して立哨します。雪だけは降らないでほしいですね。 神様へのお願いです。

             (写真は午前11時20分以降の撮影です。)

       

 この前小国川のダム建設に関して、山形県が漁業権を盾にとって小国川漁協に不当な無言の圧力を加えているということをお知らせしましたが、岩波書店の月刊誌「世界 1月号」に興味深い記事が載っていましたので、お知らせします。

 (今の世の中もっともっと読まれるべき雑誌です)

 こういう内容のルポです。 著者はジャーナリストの まさのあつこ さん。

        

 「ガラパゴス化する日本の河川環境行政」 その中でも現在進行中であり、係争中でもある 「最上小国川『穴あきダム』計画への疑問」 と題して、新聞等では報じられていない興味深いことも紹介しています。 というか新聞等の報道はいかに省力化されているか、新聞記事等と比べて見るとよくわかります。 1月号なのでまだ大きな書店に行けば在庫しているはずですので、是非とも購入して熟読し、ご自分の考えをまとめられたらどうでしょうか。 税込840円です。

      (分流の上流域) 

 最初は総論的なことから入っています。

 南海トラフ巨大地震対策特別措置法案や首都直下自身対策特別措置法案、さらに国土強靭化基本法案、社会資本のメンテナンスのための長寿命化計画等、「従来の行政計画の上に、新たな計画がドンドンと積み上がっていく様相」を住民不在のまま進められていることを嘆き、「日本の公共事業は、行政による行政のための行政計画でがんじがらめに硬直している」

     (分流の下流域)

 次に「穴あきダム」について論じていきます。 いろんな学者や研究者の説を掘り起こしながら論を進めています。

 環境に優しいという触れ込みで進められている穴あきダムであるが、そもそも日本の穴あきダムは、環境に優しいと言って始まったものではないと言います。 「ダム管理の省力化のために生まれたものだと。 大学教授が言うだけではなく、建設省土木建設所の所長も1986年の「土木技術資料」の中で、年々ダムの数を増やしていくと早晩ダムの維持管理の合理化・省力化が強く要請されるので、孔あき坊主と呼ばれるゲートを使用しない自然調節方式の採用を唱えていたそうです。

           

 20年間注目されなかったが、ここ10年で「環境に優しい」の触れこみで、「治水専用の穴あきダム」として進められるようになった。 穴あきダムは、現在「益田川ダム」(島根県)、「辰巳ダム」(石川県)が完成していて、計画は「立野ダム」(熊本県)と「最上小国川ダム」(山形県)があるようです。

 実際問題として今の水害の原因は何かをみていくと、川から溢れてくる被害ではなく、集中ゲリラ豪雨などで行き場を失って、床上浸水したり、都心の地下鉄や地下街などに水が流れ込んだりする、いわゆる「内水反乱」被害が断トツに多くなっています。 2番目に多い「無堤部逸溢水」も、小さな支流の末端で堤防がないところから溢れるものが多いとのこと。

 山形県でも、水害被害額の内訳のうち、内水被害が、2007年で95%、2008年で99%、2009年で94%を占めているそうです。

 

 それでは、環境に優しいという理由で多目的ダムが治水専用ダムに形を変えてまでダム建設が続けられるのはなぜか?それは穴あきダムの目的はダムを作り続けることにある」から。

 現在穴あきダム推進の支柱となっているのは、京都大学防災研究所の角哲也教授だそうで、彼は今まで世界各地の穴あきダムを現地踏査し、「流水型ダム」と称して多くの論文で紹介してきたようです。

 次に流水型ダムと「日本の穴あきダム」とを比べてみます。 似て非なる3つの違いがあるそうです。 角教授への反論です。

 (寒さに負けずに生きていました) 

 ① 日本で穴あきダムと言えば、必ず河道を遮る形で設計されているが、フランスやアメリカではダムは川の外に造られていて、川が溢れたときに川の水を外に流す、河道外遊水地であること。

 ② 近年欧米において河道内に設けられた穴あき構造物では、その穴が川底よりも低いところまで掘り込んであり、水も魚も自由な行き来が不可能ではない構造となっていること。

 ③ 日本では15メートル以上の高さがなければ「ダム」とは呼ばないが、教授が紹介したダムは平均の高さが12メートルしかなく、河床よりも低く掘り込んだ開口部を設けたが、日本では「流水型ダム」と紹介されてきた。

      (鋭い眼光)

 人為的な操作や管理が必要となるゲートを設けないという設計思想で始まったために、旧来型の設計で使えるものはそのまま受け継がれてきているということです。 そのため、ダムの下流側には、穴から出てきた水が河床を掘らないように受け止めるコンクリートのプール(「副ダム」)が設けられ、さらに穴から河床に落ちて跳ね返る水(跳水)で護岸が崩れることを防ぐ「エンドシル」と呼ぶ構造もがっちり設けられています。

 副ダムやエンドシルは「減勢工」と総称され、ダムの上流側と下流側は断絶され、魚道がなければ魚も行き来できない構造となり、水は澱んで溜っているということになり、流水や生き物の往来を可能にした欧米で造っている構造とは違うということです。

 それなのに、日本では「環境に優しい」と、実際とは違う効用だけがいいとこ取りされ、「ダム建設目的」の最後の切り札として利用されてきたことになります。

  (鮎を食べたことがあるのかなあ) 

 以上は総論的なことで、以下小国川ダムの問題点等について過去に遡って検証していますが、それは次回以降にさせていただきます。(すみません)

 


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寒いけど、陽射しがあり

2014-01-09 13:44:38 | 広瀬川

 全国的に冷え込んでいるようです。 あすはもっと冷え込みます。 風邪を引かないように十分ご注意ください(ということは自分自身に対して言っているようなものですが)。

            (写真は午前11時25分以降のものです。)

     

 きょうはいつもとは違う角度から、いつもの分流等の様子をご覧いただきます。

 上流側からいきます。 何のことはない、分流の水面に写る中洲の木々の様子ということです。

           

 風がないからこそ撮れる写真です。

 

 上空の雲も変化に富んでいて綺麗です。

            

 かってあれほどいた分流の小魚はまったくいません。

 

 影も形も見えません。

            

 きのうまで見えなかったサケの上半身の骨が沈んでいました。

 

 ここにトンビの姿が写っていれば最高なのですが、楽しみはとっておきましょう。

            

 

 鳥はいました、分流の下流域の右岸に4羽ほど屯していました。

     

 なぜか、今回は逃げませんでしたね。飛び立ちませんでした。

                      

 カモに感ずかれないように近寄るのは困難ですが。

 

 その後分流を後にして上流域に向かいました。 こんどはサギです。 この鳥も臆病というか敏感で近寄らせてくれません。

    なおも近寄ろうとすると、

      いい瞬間がたまたま撮れました。 

 これはまぐれですね。 そして飛んで行ってしまいました。

        

 この頃の寒さで気になるのは例の猫ですが、姿を見せません。 早く元気な姿を見てみたいところです。


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忘れません!

2014-01-08 20:53:41 | 小国川

 きのうきょうと晴天曇天の差はありましたが、かなり暖かい日となりました。 でも暖かいのはきょうまでで、あしたからは一気に冷え込みます。とくに10日の金曜日は最低気温が-4度で、最高気温は1度とか。 西高東低の気圧配置が続きます。 風邪を引かないように十分気を付けないと。 みなさまもお気を付けください。

 

 きょう1月8日は市内の小中学校の授業開始日ですね。きょうまで休みかなと思っていたのですが、朝方子どもたちの話し声が聞こえてきたので、きょうから登校かと思った次第です。

 (縛不動明王の正月飾り)

 市内の小中学校は確か二期制を採っているため、三学期のスタートということではありません。何度か書いていますが、朝方登校する子どもたちのはしゃぐ元気な明るい声が聞こえてくるというのはいいものです。何となく元気がもらえる感じです。

               (午前11時40分頃の撮影です。)

       

 何か新年を迎えて世のなかは株価や円安を中心とした経済関係の話しばかりとなってしまいました。

                         

 悔しいことにすっかり安倍自民党にやられっぱなしです。 去年あったことはもうすっかり忘却の彼方に追いやられたかのように感じるのは私だけでしょうか。

 

 新聞記事にはならなくなりましたが、歌壇等では忘れまいとする強い姿勢が感じられ、心強いです。

             

 1月6日の朝日歌壇から; 

    選者の”永田和宏”氏の強い心配が感じられます。

 「読むことを拒むがごとき小さき文字されど読まねば 秘密保護法

                               (三島市・渕野 里子さん)

 「解っても解らなくても読まねばと全文切り抜く秘密保護法

                               (日野市・大田原イツ子さん)

 「目隠しされ耳ふさがれておとなしく何も言わない羊たちの群れ

                               (横浜市・禿  正美さん)

 「映像に雨降り続くフィルムあり七十年目の秘密保護法

                               (水戸市・中原千絵子さん)

 「色褪せし軍事郵便本音など決して書けない赤の検印

                               (武蔵野市・中村 偕子さん)

 「あの時もっと反対すればよかったと思う時まで生きるのか私は

                               (藤枝市・菊川香保里さん)

 「この頃の一番夫と合う話特定秘密保護法反対

                               (埼玉県・鈴木みさ子さん)

 「寿限無寿限無むだ口叩かず年寄りは秘密守って長生きしよう

                               (八王子市・相原 法則さん)

    下記の2首の選者は”馬場あき子”氏

 「日本が秘密保護法に暗む日に希望示ししマンデラ氏逝く

                               (浜松市・松井 恵さん)

 「知らされず気づくことなく権力は真実消し得る秘密保護法

                               (高松市・植田正太郎さん)

    ”佐佐木幸綱”氏の選

 「第五列間諜はては売国奴声高に呼ぶ歴史を持てり

                               (静岡市・安藤 勝志さん)

 きょう8日のみちのく歌壇にもありました。

 「少年時の軍歌が浮かんで困る日よ秘密保護法審議入りせり

                               (山形市・大場 淳夫さん)

 


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最上小国川

2014-01-07 15:04:44 | 小国川

 新年を迎えたというのに、去年のことで恐縮ですが、去年の12月に山形県の最上小国川では大変大きな動きがありました。 漁業権を盾にとった山形県の横暴が際立った月でした。さすが行政、ずるい、小賢しい、いや大賢しい挙に出ました。

           (写真は午前9時20分頃の撮影です。)

     

 10年ごとに更新される山形県の内水面の漁業権は、ちょうど2013年(平成25年)の12月で10年となり、更新の時期であったのをいい口実にして、それまでは設けていなかった条件、『公益上必要な行為への配慮』という条件を一方的に設置して、漁業権を付与して欲しければ、黙って県の言うことを聞けと言わんばかりの暴挙に出たわけです。

                       

  一連の簡単な流れは地元の河北新報で知ったのですが、実際に山形新聞の記事にあたって読んでみました。

 2013年12月18日から同月26日までの記事を読めば一連の流れが分かります。

 

 「配慮」の具体例として県は、①治水や内水面漁業振興に関する県の説明を聞くこと、②話し合いに応じること、③測量、影響調査を妨げないこと、を示しています。

 結局は小国川漁協の沼沢組合長は苦渋の選択に追い込まれ、あくまでもダム建設には反対ではあるが、「アユ漁などの水産振興も治水対策も公益にかなう」ということから公益上必要な行為には配慮するという文言を入れた文書を提出することになり、山形県は25日に開催された県内水面漁場管理委員会に更新を諮問し、即日委員会は”適格”と答申し、今年1月から10年間の新たな漁業権が付与されることになりました。

         

 山形県農林水産部は、「漁協に『ダム計画に賛成しろ』と言っているのではない。配慮するという言葉の『担保』を示してもらえれば漁業権は付与できる」なんてことを建前論としていていますが、実際問題として受け取る方がどう感じるか、非常に大きな圧力と感じるのが普通でしょう。

 今後山形県はこの配慮を根拠にしてどんな圧力をかけ、無理難題を押し付けてくるか、解釈の拡大を図り有無を言わさないような暴挙に出てくるか、どんな言いがかりをつけてくるか、十分に注意しなければなりません。

     (漁協の組合員です。)

 山形県の小国川漁協に対する締め付けは行政権、許認可権を持っているものとしてあくまでも謙虚でなければならないし、弱者の立場をどれだけ斟酌するかがとっても大事なことと考えます。

      (北から南へ飛んでいる飛行機)  

  (これも南へ向かっていました。)

 

 むかし昔このブログでも書いたことがあるような気がしますが、漁業権の付与に関して各漁協が設定している遊漁料こそ何とかして欲しいと思っています。 山形県の大河、最上川にはたくさんの漁協がありますがその中でも「最上川第八漁協」には大いに問題ありと思っています。

 資料となっているのは、(ちょっと古いですが)平成18年2月に山形県農林水産部生産流通課が作成した「釣りのルールとマナー  山形県の内水面」という小さい冊子です。 小さい字で、43ページにわたりびっしりといろんなことが書かれています。

 小国川の遊漁料金は1日券で1800円(現在も同じ)、年券が9000円です。 寒河江川がある最上第二漁協は1500円と6000円、この二つの漁協は河川管理やアユの放流等についてもよくやっていると思います、山形県の代表的な優良漁協でしょう。

 しかるに最上川第八漁協は、何となんとナント驚くなかれ、1日券 友釣り:3000円、ガラガケ3000円、 年券は友釣り、ガラガケともに10000円なのです。 この金額だけを見れば何という素晴らしい漁協だろうと思うかもしれません。そんなに高い入漁料をとるのであればさぞかし漁協組合の体制も河川管理も、遊漁者に対するサービスも非常に素晴らしいことだろうと思うでしょう。

 ところがどっこい、現実は全くその逆なのです。 例えばアユをみると、本当に放流して鮎資源の確保をしているのかどうかさえ非常に疑わしいと言わざるを得ません。 何もしなくても天然鮎は最上川を遡上してきます。 漁業権確保のために放流はしているのでしょう、してはいるのでしょうがどこにどれくらい実際に放流しているのか、内水面漁場管理委員会は確認しているのでしょうか。 

 最上川第八管内に行ったことがありますが、どこにも養殖アユを売っているところはありませんし、どこで日釣り券を買えばいいのかも全く分かりません。 その時思ったのはこの管内の漁協は何もしていないのではないか、いや正しくは何もしなくてもいいのではないかとさえ思った次第です。する必要がないのではないかと。 ほっといて金を巻き上げるのか!?とさえ感じた次第です。

 こういう漁協の漁業権の更新こそしっかりとやって欲しいものです。入漁料を徴収する資格のない漁協としか言いようがありません。 「公益上必要な行為への配慮」ではなく、「公益上必要な行為」を行うように指導して欲しいものです。


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仕事始めですね

2014-01-06 16:22:07 | 思いつくまま

 何年に1回しかめぐって来ない年末年始の九連休も終わり、大方の人はきょうから新年の仕事が始まります。 こちらは寒いですね。 あしたとあさっては最高気温は7度から8度近くまで上がるけれども、土・日はまたかなり冷え込むらしいです。 まあ冬本番ですから、寒くて当たり前なのですが、そうは思ってもあまり寒くなるのはできれば御免被りたいのが本音です。

 きのうは小寒でした。 きのうラジオを聞いていたら、小寒からのあいさつはというか年賀状には、「明けましておめでとう」ではなく、「寒中お見舞い」が正しいということを言っていました。初めて聞いたような気がします。 14日の幕の内は「明けまして」でよかったような気がしていました。

        (写真は午前11時30分過ぎのものです。)

 

 「五日ごとに変わる、七十二もの豊かな季節を感じて暮らす!」といううたい文句の 『入門 日本の旧暦と七十二候』 がありますが、まあ確かに素晴らしい感受性です、われわれのご先祖様は。 

 1月1日から4日は ”冬至末候” で、5日から9日は ”小寒初候”、10日から14日は ”小寒次候” となっています。 小寒初候は、「芹及栄(せりすなわちさかう)」、芹が盛んに生育するころで、芹は寒のさ中に採れる芹がもっとも美味だとされているそうです。 群がっていきいきと伸びていく姿は、元気に成長を競い合っているようだ、との説明があります。 あした7日は七草の節句で、七草粥を食べて無病息災を祈る風習があります。

               

 しかし、日本国の無病息災は庶民がいくら祈っても無理なのかもしれません。何かもう敗北主義に毒されているかのようですが、それでも何とかしなければと思っています。

 きのう5日の東京新聞の社説を見て驚きました。A級戦犯だった祖父岸信介のことが吉田茂との対比で語られていました。

 敗戦後岸は旧制一高の恩師から「自決」を促す短歌をもらったと言います。 でも、岸は自決をするどころか、次のような短歌を返したということです。

 

     『名にかへてこのみいくさの正しさを来世までも語り残さむ』

 死んでからまでも聖戦だった太平洋戦争のことを語り継いでいきたいということです。唖然、呆然・・・・こんな輩が総理大臣になっていたという現実、そしてその娘の夫 安倍晋太郎、さらにその子 安倍晋三と政治家が三代に渡って続きます。 (家系には佐藤栄作もいますが。)

    (子どものかものようです。)

 戦前のナショナリストの岸の流れを汲む安倍晋三、岸のことを考えれば(お祖父さんが大好きだったようですし、祖父の遺志を何とか実現したいということになるのでしょう)独裁者になりあがった安倍晋三が正にしたい放題、言いたい放題なのは当然の流れということになってしまうのでしょうか。 悲しいことです。

 こんな輩を自民党の総裁にし、総理大臣にしてしまった。経済を隠れ蓑に、その実富国強兵政策(戦前の軍国主義を日本に取り戻す)が本当の狙いだったようです。とんでもない輩を選んでしまったものです。 自民党も若手が主流を占めるようになってからは右翼国粋主義者のような政治屋ばかりが大手を振って我が物顔。 まさに危機的状況です。

                      

 憲法の解釈だけで集団的自衛権n行使まで突き進もうとしているのです。 そこまでやる気があるのなら堂々と憲法に則って国民投票にかけるべきなのに、そういう正道を行わずに、姑息な手段で憲法を蔑にしようと画策している。 こんな輩に日本の命運を委ねてもいいのでしょうか。心配不安は感じませんか。 何としても次回の選挙では自民党を野党に落とし、すこしでもまともな政党の政治が実現できるように努力し続けなければなりませんし、これからの消費税のアップや社会保障政策がどうなるか、さらに韓国、北朝鮮、中国、ロシアとの関係に目を光らせ続けなければいけません。

 

 自衛隊員に戦死者を出さないようにしなければなりません。一人でも戦死者が出れば一気に靖国神社が戦前同様に息を吹き返します。

                      

 安倍晋三はまさに三代目、身上を食いつぶすのが三代目の役目です。日本を滅亡に導びきかねない危険人物に、国民の熱く痛い自然を注ぎ続けましょう。

 

 この心配が単なる悪夢であってくれればいいのですが・・・。


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新年互礼会

2014-01-05 15:40:09 | お知らせ

 きょうから町内会活動も再開です。

 

 11時から集会所にて恒例の新年互礼会があり、飲んできました。

 ということは?酔いました。

 昼の酒はよく効きます。

 酔いのまわりが早いのです。

 そうです、酔ってきました。

 

 でも、ひと眠りした後ですので、

 少しはすっきりしています。

 とはいってもまだ酔っています。

 日本酒少々とビールを飲んだだけなのですが、

 酒は回りが早いですね。

 

 町内会の新年恒例の行事ですが、

 はっきり言って マンネリ化 しています。

 新しい人、若い人がなかなか来てくれない。

 

 いずこの町内会も同じことかと思います。

 後継者がいない、育たない、人材がいない?

 いないことはないのです、

 

 すばらしい、高学歴の人たちがいます。

 でも、集まってくれないし、

 役職を引き受けてもくれません。

 うちの町内会も高齢化が進んでいます。

 

 進んではいますが、嬉しいことに、

 子どもたちも増えています。

 ありがたいことです。

 

 子供会の活動はそれなりに活発なのですが、

 その若さを町内会にも少し割いてくれれば、

 共存共栄できるでしょうに・・・。

 

 幸いうちの町内には 縛不動尊 があります。

 年に1回9月末に盛大なお祭りがあります。

 そのお祭りを核として、一応まとまってはいるのですが、

 その時だけの盛り上がりで、

 永続性がありません・・・・。

 

 まあ、それでもそれだけでも、うちの町内会は

 恵まれている と言えないこともありません。

 西暦2014年、平成26年、どういう年になるのでしょうか!?

 (写真は午前9時30分頃のものです。)

 (まだ飲む前の撮影です。)

 (まだ酔ってはいません。)


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今年も4日が経って

2014-01-04 16:05:31 | 思いつくまま

 またしてもパッとしない天気ですね。1日おきに良い悪いを繰り返しています。 自然は人間のことなんか与り知らないのでしょうから、一喜一憂する人間どもの方がおかしいということになるのでしょうか。

(朝7時40分頃) 

         以下の写真は11時20分過ぎです。

 

 

 いやあ、伝え聞くところによると、きのうのゴルフを楽しんでいるときの長州の安倍の発言、聞きましたか? 呆れてしまいました。 何様になったつもりなのか! やっぱり日本の独裁者の心境なのでしょうか。 何しろ怖いものがないのですから。

 『わくわくしながら1年を過ごしたい。』 一国の総理がそんな軽薄な言葉を発していいのでしょうか。 何をワクワクしたいというのか。 一般論としては、経済成長が楽しみだということなのでしょうが、実態はどうか? いつでも戦争のできる日本にするのが楽しみでしょうがない、早く日本国防軍をアメリカの配下に置いて戦闘行為に参加させたい、陸海空三軍の最高責任者として指揮命令権を行使したいということなのではないかと勘繰ってしまいます。

 そのためにも早く尖閣諸島での日中の局地的な戦闘行為が起きないか、起きてくれればもう有無を言わざず、政権批判を忘れたマスコミを取り込んでナショナリズムを煽り立て、政権に反対する者を非国民扱いにして戦争に駆り立てる、アメリカの参戦がなくても日本だけで勝てるのだということを、アメリカに見せつけてやりたい、それが『日本を取り戻す』ことの第一歩である、なんていうことが彼の内面を覆っているのではないか、それが悪夢であってくれればいいのですが、・・・。

 天皇陛下はどんな発言をしたか。 『本年が国民一人一人にとり、安らかな、穏やかなものであることを心より願います。』 と恐れ多くもおっしゃっていらっしゃる。 天皇陛下の御心をどう考えるのか。2014年がワクワクする年にならなくてもいいから、安らかで穏やかであってほしいというのが大半の国民のささやかな願いではないでしょうか。

 

  堤防を上がったら河川敷きに下りる階段の一番うえにちょこんと例の猫がお座りしていました。

        

          オマケです。

           

 分流には生き物はいませんでした。

 

             こういう不気味なきのこが生えていました。

           

 この若いお父さんは坊やにかなり冒険的なことをやらせていましたね。 見ているこっちの方がそれは危険じゃないか、落っこちたらどうするんだとハラハラしました。子どもはヘルメットを被ってはいましたが。 この子どもは逞しく育つかな。

 

 フライフィッシングの練習をしようとしている人がいました。

             

 牛越橋の右岸上流では、最初はバーベキューかなと思ったのですが、どうも餅つきのようです。 お正月として風情のある眺めですね。

 

  これもオマケ   

 

 いつまでもお正月気分に浮かれている場合ではないという気がします。この辺で改めて特定秘密保護法の強行採決を思いだし、けっして次回の総選挙まで忘れることなく、自民党安倍独裁政治の行く末を見守り、声を上げるべき時には声を上げ、行動していかなければなりません。

 12月23日の朝日歌壇から;

 『秘密保護法案衆院通過せりひつそり枇杷の花の咲く日を

                              福岡市・宮原ますみ さん

 『あの時に止められなかった大人たちと未来の人から言われたくない

                              松坂市・こやまはつみ さん

 『特別な君が生まれた特別の日は穏やかな日常にあり

                              熊本市・近藤 史紀 さん

 『湾側の鎧戸閉ざし房総を旅せし日あり秘密保護して

                              横須賀市・戸村 健児 さん

 『子を思い押されるようにデモに来たと夜の公園のママと赤ちゃん

                              東京都・白倉 眞弓 さん

 

 これは 新春詠 から;

 選者のひとり、永田和宏さん

 『見逃せし誤植のごとき居心地の悪さにふたたび法案を読む

 『特例と言ひて許さばやすやすと言ひかへられて先例となる

 


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きょうは良い天気で

2014-01-03 16:08:59 | お知らせ

 きょうの最高気温は7.9度とかで、きのうの倍ほど暖かくなっています。おまけに風がなかったもので、とっても過ごしやすい一日となりました。

 

 だから?ついつい誘われるままに初売りに行って来ました。 3,4年前か2日の初売りに行って、強風の中バスを待っていたりしたときに不覚にも風邪を引いてしまったりしましたが、今年は大丈夫です。

    

 (ここは一番町のお茶屋さんですが、去年10月にこの前でNHkのテレビドラマ「かつお」の撮影がありました。なんかとっても遠いことのように感じられます。)

 何を買ったか、もちろんメインは”我的太太”の化粧品ですね。 オマケに?私用の安い靴を買いましたが。そうそうそれとたべもの(和菓子)もちょっと買ってきました。 まあすごい人出ですね。圧倒されました。なかなか真っ直ぐには歩けません。別に何も急ぐことはないので、人ごみの中に交じって、若い人たちの間を通り抜けたりするのも悪くはないですね。

 

 でも何ですか?!今日の新聞は。 驚きです。34ページですが、その四分の一以上を旅行の広告が占めています。 3社で合計9ページもありました。 26%も占めています。 HISが4ページ、阪急交通社も4ページ、聞いたことがないのですが、さわやかプラスが1ページです。

 HISは年に1回くらい利用していますが、外国旅行が3ページ(内1ページはビジネスクラスのみ)で国内旅行は1ページのみ、阪急も外国が3Pで,国内は1P、さわやかは外国のみでした。

 外国も西欧や北欧が多いのは阪急で、HISはアジアが多かったように感じます。何にしてもすごいことじゃありませんか。これでいいのでしょうか?こんなに日本の景気はいいということでしょうか。 それともこれはあくまでも富裕層を対象とした旅行プランということか!?でもそうとばかりも言えないラインアップでした。

 国内旅行よりも安く外国に行けるということ自体は素晴らしいことで、例えほんのわずかではあっても、日本を外から見てみるという経験は貴重なものと思います。 思うけど、本当にこれでいいのかなあと疑問にも思ってしまいます。階層別男女別の統計かなんかあればいいのですが、多分若い層で、その中でも男性はあまり行っていないのではないでしょうか?富裕層の元気な高齢者がおおいのは間違いないでしょうが、裏に日本における格差の拡大を感じてしまうのは私だけでしょうか。

 

 やっぱり河原を外すわけにはいきません。 

 午後2時20分頃の撮影です。 河原にはあまり遊んだり行き交う人たちがいなかったですね。初売りとかに出かけていたのでしょうか。

 

 分流も静かに流れていました。  が、

 

 初めてみました、カモの子どもです(と思います)。 左岸へチに小さい水面の動きが感じられたので顔を出してみたら、カモの子どもと思われる黒い鳥が浮かんでいました。 こちらとしては全くびっくりさせるつもりはなかったのですが、向こうはびっくり仰天したようで、慌てて水中をやや斜めに潜水横断して右岸の枝が出ているところに隠れてしまいました。

 悪いことをしてしまったなと思いつつ、体を細く一直線にして潜水して泳ぐ姿を見て少し感動していました。 まだ飛べないからこそ水の中を逃げたのでしょうか。 1羽しか見ませんでした。カモの子どもならもっといてもいいように感じますが。

 

 

 堤防に上がり、分流に行ったときには周りにはいませんでした。 しかし分流からの帰りに堤防に上がったら、いました、例の猫が。 向こうから歩いてきました。 きのうの寒さにも負けなかったようです。

 

 私がカメラを向けると立ち止まり、ポーズをとってくれました。(と思います)

                                 

 でもすぐに堤防を民家の方に下りていきました。 見ていたらおばあさんがやってきてポケットから何やら取り出しました。 そうです、猫に餌をやっていたのです。だから猫は姿を見つけて近寄っていったのでしょう。

 

 

 きょうで三が日も終わりです。 全く余計なことですが、あした辺りからは働く心準備をしておく必要があるのではないでしょうか。

 


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飛翔の年にしたいのですが、

2014-01-02 16:21:54 | お知らせ

 きょう1月2日は全国どこでもでしょうが、仙台でも全国的に有名な初売りの日ですね。きのうから店の前に並んでる人もいるようですが、そういう人に対してはただただ呆れるくらい感服するのみです。

 お正月はどのようにお過ごしでしょうか。当方はもうすっかり変わり映えのしないお正月を過ごしています。(毎日が日曜日ですから) 勤労者のみなさまは5日まで休みですね。充実したお正月休みをお過ごしください。

 

 早朝ですか、雪が降りました。3,4センチくらい積もっています。

 

 とくにきょうはきのうとは逆に冷え込んで、風も強くまあ寒いのなんのって!こういう寒さはもう沢山なのですが、これからは多くなっていくことでしょう。

 河原の写真は午前9時30分頃ですか撮ったのですが、その時は陽が差したものの、すぐにまた吹雪いたりして安定しない天気でした。

 

               

 分流にはカモたちが泳いでいました。 私がゆっくり近づくとゆっくりと遠ざかっていきます。

 

 上の写真で右側に見えるのが下のカモたちです。

                    

 さらに下流にはカモやオシドリたちです。

 

 でもカモたちはとっても臆病というか警戒心が強いので、なかなか近づけません。無理して近付くと逃げて行ってしまいます。仲良くしたいのに。 つまり 飛んで行ってしまいます。

 たまたまいい写真が撮れました。飛翔と言えるほどの飛び方ではないかもしれませんが、何でもいいから飛び出せるものが 今年 あればいいなあと思いました。

            

 やはり川面には何かしらの動きが欲しいものです。 欲しいときがあります。

         

 きのうとは打って変わって寒々とした澱橋下です。初詣の車の駐車は1台もありませんでした。

 


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