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少し前に多摩湖周辺の古道探しをして興味が湧いたので図書館で少々調べてみた。その時に見た石碑のあった場所は予想通り現在の東大和市の住宅地と多摩湖に沈んだ集落を結ぶ峠で文献で「笠松峠」という名前までも見つけることが出来た。因みにその場所まで向かう坂は笠松坂という名前とのこと。
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改めてその笠松峠からフェンスの向こうの多摩湖敷地を見ると道が二手に分かれている。これも資料にあった地図と同じ。この先には「石川」という集落があったようで、峠のすぐ近くにある橋(この記事の最初の写真)が「下石川橋」という名前なのも頷ける話しだ。
さらに調べると、この峠には藤兵衛さんと狼という昔話があり、その話しに出てくる狼が、今も近くの神社に祀られているとのこと。
で、早速その神社に足を運んだ。
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狼が祀られていた祠は、以前はその石川という集落付近にあったようだが多摩湖建設時に多摩湖に沈んだ集落の住民と共に今の場所に移転したらしい。現在祠がある神社には神主さんは常駐していないようで話を聞くことが出来なかったが、祭りのときにでもその由来でも聞いてみたい。