朝から晴れてみたり、小雪が舞ってみたり
午前中に姪の旦那さんが転勤になるので、単身赴任ではなく一家で行くので
挨拶にとばぁちゃんにお線香をあげに来たり
夫は午後からの勤務で、遅いお昼ご飯を済ませて
いつもの2時40分過ぎに出勤して行った…よくある日の午後だった。
私はそろそろ孫太郎をお昼寝させようと
コタツに横になって、二人でテレビを見ていた…が
その時だった! 突然グラグラと揺れ始めて
あっという間に身動きの出来ないような揺れになった。
取りあえず、孫太郎だけは怪我をさせてはいけないと庇うように抱きかかえ
傍にあるテレビが倒れそうになり、慌てて片手で押えたりしたが
なかなか揺れは収まらず、家の中にあるカーテンや植物がワサワサと
そのうえ地鳴りのようなゴーという音に
不安で不安で、ただ孫太郎と抱き合うしかなかった。
怖い怖いを連発する私に、孫太郎が付いているから大丈夫だよって
若干 3歳児に力づけられていた私だったが
それでも心強かった!
我が家の被害は神棚から起き上がりこぼしが落っこちて来たくらいで
ばぁちゃんの祭壇にある火のついたアルコールランプやお線香
蓮華とか生花、盛りかごなどがまだ飾ってあったが
孫太郎と抱き合って身動き出来ないでいた時に
出掛けたばかりの夫が戻ってきてくれ
心配がないと分ると改めて会社へと出掛けて行った。
それから余震が続く中、しばらくして夫や息子が帰って来て
会社でもかなりの被害が出たようで
会社や工場の再建よりもまず社員の安全を第一にと
仕事にならないので自宅待機となったようで
その後、まもなく長女も自宅待機だと孫太郎を連れて帰って行った。
若松市は震度5弱とあったが、あれで震度5だったら
震度6とか7だったらどんななんだろうか、とても想像を絶する揺れで
いつまでも続く余震に恐怖や不安は拭い去る事は出来なかった。
夜を迎えて、相変わらずに余震は続いている。
揺れていなくても、コタツで横になっていると揺れているような錯覚に陥る。
各地にもたらした大きな被害。
津波に流されて行く民家や車、燃え上がるコンビナート
地割れして行く道路や土砂崩れ…幸いな事に会津の被害は少なかったけど
それでも何ヵ所かの災害はあったようだ。
心配だったのは浜通りに住む次女の安否で
電話は繋がらないだろうと携帯メールを送っておいたら
しばらくして大丈夫だと返信があった。
が、しかし部屋の中は物が落っこちたり冷蔵庫がずれていたり
水道は止まってしまい…食器はおおかた割れてしまったようだったが
とにかく無事で良かった!
そして、この地震で災害に遭ったり亡くなられた方の
一日も早い復興とご冥福をお祈りいたしたいと思います。