あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

いよいよ…ばぁちゃんの一周忌当日となる。

2012-02-21 22:50:32 | 日々雑事

この日は雪の確率午前午後とも50%で、どうなる事かと思っていた。
法要の開始時間は10時半、会津時間を見計らってお使い状は10時とした。
ちなみに! 会津時間とは…よく集会などに必ず遅れて来る人がいる。
昔からの良くない風習なのだが、それでも最近は時間よりも少し早めに来るようになった。

しかし! その会津時間を考えての30分早いお使いなのだが
来るお客さまの為に、早く朝ごはんを食べてと思っていたところに
お客さま第一号は8時半にやって来たって…いくらなんでも早過ぎ!!


種髪後のガガイモの殻

私は朝ごはんを食べる間もなく、お茶を出したりで
その後9時を過ぎると、次々にお客さまが来て
彼氏君と一緒に帰省していた次女にお茶出しを頼んで
慌てて支度をする羽目に陥った。

やがてご住職さまが来られ、しめやかに法要が始まる。

一周忌は亡くなってから満一年め、そしてじいちゃんの親の50回忌は
弔い上げの意味で、これをもって年忌法要を終了する事となる。
仏教の世界では、どんな人でも五十年たてば無罪となり
極楽浄土に行くことができると考えられているのだそうだ。
これをもって個人としてではなく先祖の霊として祀られるようになるらしい。


光芒

最初と締めくくりの法要が一緒に出来るのは珍しいのだろうか。

普段は眠くなるお経だが、我が家に来たご住職さまの
ある意味超音波級なお経を唱える声の良さに
頭の中にぐいぐいと入って、眠気も吹っ飛んでしまった。

お経が終り喪主から身内親族へとお線香を手向けて
すでに迎えに来ている料理屋さんの送迎バスに乗り込み
途中 お墓参りをしてから会食となるのだが
家を出る頃から雪がチラつき始めて、お墓に付く頃には吹雪状態。

いったい、誰の行いが悪かったんだろか?

吹雪の中そそくさとお墓参りを済ませて、持って来たお供えを
出席者でお墓の前で食べるとされている…とくに米粉で作った団子は
脳やみをしないとされるが、ホンの数年前まで脳やみとは
脳病み…脳の病気にならない事だと思っていた私。

本当は脳悩み…心配事が無くなるようにとの意味合いなそうだ。

あんな吹雪だったのに、会食会場へ着く頃には雪も止み始めて
いったい何だったんだろうか? 意味分んな~~い(~_~;)

夫の挨拶から出席者代表の献杯の言葉に、和やかに会食は始まる。
私と夫は席で食事を楽しむ間もなく、ご住職さまや親せきの方々にお酌をして回り
その後息子もお酌を始め…ひと段落ついた頃にようやくお膳にありつけた。

孫太郎を相手に遊びを興じたり、昔話を始めたり
なかには息子はまだ結婚しないのかだとか
大おんつぁま(大伯父)方の賑やかな事ったら!


いつもの散歩コースにあるお稲荷様

そろそろバスの時間だと、各自料理屋さんから直に帰る人や
また家に戻って飲み直す人、すでに出来あがったヨッパの親戚…など
と言っても、メンバーはいつも決まってるのだけどね^^;

これが長い、なかなか帰りたがらない。
酒は熱燗にしてくれだとか、ヨッパだからくどくって
何度同じ話を聞かされる事か!
こっちも疲れてるのだから早くお開きにしたいのだけど
これが辛い所で、顔で笑って心で泣いて…はぁ~ くたびれる。


影法師

ようやくヨッパおんつぁまの家族が迎えに来て、終ったのがすでに夕刻。
来年の3回忌も同じような事の繰り返しだと思うとシンドイけど
これも供養のひとつだと思いながら
まさに戦いすんで日が暮れて…状態だった。

 


 

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48 コメント

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会津時間? (レオママ)
2012-02-22 00:28:12
思わず笑ってしまいました。やはり会津時間なるものがあるんですか?
レオママの生まれた野田市にもあるんですよ。野田時間てのが・・・
必ず遅れてくる仲間に野田時間は通用しないからね!と釘をささないと待ち合わせ時間に平気で送れて来る奴がいる。
昔、母親に聞いた事がある。
村の集会など女は後から行く物だ。
まして酒でも出る席に早々女がいくものじゃない。酒でも飲みたくて来たみたいだからみっともないからだと言っていた。
ま~わからなくはないが話し合いなどにそろわないと進めることができなくなる。
やはりレオママ的には待つのも嫌だし待たせるのも気が引ける。
出来るだけ時間は守りたいとおもっている。
話がそれてしまったがpochikoさん本当にお疲れ様でした。
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一周忌、お疲れ様!! (シン)
2012-02-22 00:47:32
10時半開始を会津時間があるので、10時に案内しても、8時半に来る方がおられる。
これにはもうボクも「ビックラ仰天の輔」になりましたです。
ご奉仕、お使いのボランティアなので、笑ってお迎えするしかないのでしょうが、pochikoさんの困惑ぶりが手に取るようです。

50回忌なんてあるんですね。
家内の父の方は、バブル時代に33回忌をやって、弔い上げを終えてます。

ひぁ~~~ ご先祖様の一員に加えてもらうのに50年もかかるとはねぇ。
ボクなんか、現世で悪行重ねて来たから、100年経っても混ぜてもらえないんだろうなぁ。

さすがに歴史のある地域は、こういうことに関しては、しきたりが受け継がれて、大変なんですね。

今はさすがのpochiko家も法要は、セレモニーホールかなんかの会場でやるんですね。
ある意味、なぜかホッといたしましたデス。

親戚縁者が多く出てこられると、いろんな人がいてこれまた大変ですね。

いやはや、真にお疲れ様でした。
来年の3回忌は、もう慣れたでしょうから大船に乗って、ですね。
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お疲れ様~ (しんのおっかあ)
2012-02-22 13:51:50
もうさすが会津ですね~
早朝から、夜遅くまで、ほんとうに
ご苦労さまです。
でも、次女さん達が居てくれて、
助かりましたね~

これkら、自分も大変なんだろうなあ~
って思いました!
でも、すぐに3回忌だもんね~


脳病の話は、初めて~

返信する
お疲れさまでした (チョコミント)
2012-02-22 14:00:38
おばあちゃん、もう一周忌なんですねぇ。
立派な法要でみなさんに偲んでいただけて、あちらでお喜びでしょう。

pochikoさんはお疲れさまでしたねぇ。
こんな時には長男の嫁は大変ですね。
そういう私も長男の嫁なんですが、
しきたりやらのいろいろを教えてもらうはずの姑が早くに亡くなったもので、
何も知らない状態なんです
もしもの時は・・・どうなることやら
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故人の供養 (山小屋)
2012-02-22 15:54:42
故人を供養するには法事で騒ぐのがよいと
されるようです。
私の身内には飲めるのは私だけです。
いつも法事には借り出されて来客の相手を
させられています。
まあ、話はいろいろあってまともに聞いては
いません。
田舎の付き合いは酒で始まり、酒で終わるようです。
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Unknown (ナニナニ)
2012-02-22 17:21:32
1周忌、3回忌と2年続けてだから大変ですね。
しきたりどおりに、行う、ご苦労様です、そしてお疲れさまでした。
おんつぁま、懐かしい言葉だわ、おんつぁまがもう1人も生きてないのでね。
必ず、とことん飲んでくだまくおんつぁまは、どこにでもいたから。笑

脳病み、=悩み事、無くなるのが一番ですね。
初めて知りました。

素敵な写真がいっぱいでしたね。
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法要場面 (オヤジな私)
2012-02-22 18:14:42
ドラマの脚本を読むような記事でした。
映画「お葬式」の場面が浮かんできました。
個性あふれる方々の登場ですね。
お坊さんの読経、同じ話の酔客、なかなか帰らない男性。
pochikoさんとご主人は大変だったでしょうが、明るい法要でしたね。
故人のおふたりも喜ばれていたでしょう。

新しい会津時間の誕生でしょうか(笑)
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1年たったのですね。 (やく)
2012-02-22 18:59:56
あのころの介護のいろいろもすごいなあと思いながら拝読していましたが、
ご自宅でのご法要、素晴らしいです。
我が家は迷わずお寺でしたよ。

pochikoさんのいつも丁寧に生活している姿は感心するばかりです。
私も見習いたいと思うけど、端折っちゃうのよね~。

少し春めいてきた写真がどれも素敵です。
「影法師」を見てお疲れ様~って言いました。
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法要 (ひろし)
2012-02-22 19:36:42
お疲れ様でした 地域や宗教によって法要も違いがありますね 我が家の親戚も、違う宗派の家もありますから、葬儀や法要に行って驚くこともあります 何処の宗派に行っても 同じなのが、読経が終わり 会食し飲んで故人を偲んだり 身内の話をすることですね 我が家の法要の時も、叔父達が健在の頃は、早く帰ってくれないかなと、子供心に思ったものです
酒がはいると、動かなくなりますね。
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お疲れ様でした (tona)
2012-02-22 19:48:35
もう1年たったのですか。
一周忌といっても随分やり方が違うのですね。
墓前でお供えを食べるというのも珍しいです。
これはpochikoさんが疲れるわ。
まず家にお坊さんが見えるのですね。これも大変ですよ。
故人の思い出話に花咲かせながらの会食も、お義母さまの供養なのですがね。
ご主人さまもほっとされたことでしょうね。
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