彼女が今回順位を下げたのは内心悔しいはずである。それをおしてこう言った。「私に(年長だから)席を譲れという人もいますが私は譲りません。席を譲らないと上にいけないような人はこのAKBではやっていけません。受けてたちます。もし後輩達が立派に育ってきたなら私は安心して席を譲ります」と。確かに壮絶な内情を想像させるようなスピーチである。このようにかなり厳しい競争社会であることが容易に想像されたが、これこそ各人の努力することへの原動力になっているのだろう。上へ向かうことの貪欲さ、あるいは自分が落ちた時の落胆は一般社会よりもシビアであるかもしれない。これをみてファンが特定のメンバーを応援したくなる気持ちは理解できる。しかしながらこの応援の仕方とはCDを何枚も購入してそのCDのパッケージに同梱されている投票用紙をより多く手に入れることであり、自分はそのことに対して違和感を覚えているのだ。「心から応援していますよ」という精神性だけでは何の役にも立たないことを「現実的な」彼女達は全員知っているのである。