吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

犬の噛みつき事件 その3

2015年07月06日 06時15分39秒 | 日記
 確かにその訓練士がドーベルマンをスタジオに連れてきていたが、おとなしく座って顎を床につけてくつろいでいた。この訓練士の話しであるが、外出した場合は自分より優位にいる飼い主が外の縄張り守ってくれているので、自分はその飼い主の下で安全に「守られている」と判断し大人しくしているのだそうだ。ところが、庭のような広いところで自由に飼育していると自分の縄張りの範囲を設定できなくなるそうである。そこで街中に出てしまうと、逆に怯えてしまい街中すべてを自分のテリトリーと思い、そこにいるいろいろな生物に対して排除活動をするそうなのである。つまり最初から「可哀想」とばかりに放し飼いにして、その犬のテリトリーを決めないで飼育することは、逆に犬を不安に陥れることになり犬にとっては不幸なのであると語っていた。