6月30日なんとも痛ましい事件が起きた。それは東海道新幹線の中でガソリンをかぶり自ら火をつけて自殺をしたという事件である。自殺とは「人間のみが持ちうる崇高な個人意思決定権であり、かつそれを行使し具現化することである」などと言われることもある。しかし現実社会ではこれは反社会的行為とみなされ、社会的になんら保障も補てんもされるものではない。その証拠に生命保険はおりないし、未遂に終わった際の治療費も医療保険の対象外である。さてこのような車内という閉鎖的空間で衆人環視の元で行うことの意味が何かあったのであろうか? このような場所でおこなえば巻き添えの死傷者がでることも分かっているだろうし、電車はとまるので数多くの人に迷惑をかけることになる。