さてギリシャ国民はどれだけ自国の危機を理解しているのか不思議である。国民の3割が役人でしかも一般企業の給料よりもはるかに高いとのこと。しかも公務員はさらにいろいろ経費が付くと。また公共料金もいろいろ手厚く大盤振る舞いの様子・・・。でもこれらの国家財源がどこにあるのか理解しているのだろうか? 観光以外目立った産業もないのであれば錬金術的に財源が湧き出てくる見込みは厳しい。鳩山さんの「隠し玉」ではないが、何か自立再建の具体案もないままEUからの財政再建案をうけないとなると結果は見えている。おそらくはこのまま借り逃げ(デフォルト)になるのだろう。すでに時遅しであるが、やはりまずは自国の産業をじっくり育てることがいつの時代も重要である。日本は敗戦後、産業復興に向けて一丸となって今日がある。今があるのはあの時の高度成長期を担った世代の努力である。しかし今となって思う私事ではあるが一言、「おいっ法人税高いぞっ、何とかしろ!」