大坂の陣---豊臣氏を滅ぼしたのは誰か (河出文庫) | |
河出書房新社 |
NHKの大河が評判悪いですねー。全く見る気がせず、時折いつか持ち直すだろうと、スイッチを入れますが・・・変りませんね、台本が悪すぎる。ドラマですから史実通りにとは言いませんが、それはないよなーという場面が多すぎますね。
本とて当りはずれはありますが、さてこの本は同だろうと思いながら注文しました。
大坂の陣---豊臣氏を滅ぼしたのは誰か (河出文庫) | |
河出書房新社 |
NHKの大河が評判悪いですねー。全く見る気がせず、時折いつか持ち直すだろうと、スイッチを入れますが・・・変りませんね、台本が悪すぎる。ドラマですから史実通りにとは言いませんが、それはないよなーという場面が多すぎますね。
本とて当りはずれはありますが、さてこの本は同だろうと思いながら注文しました。
例えば宛行状の
百石如先規充行之訖
全可領地之状如件 は
百石先規の如く之を充行(あてがい)訖(おわ)んぬ
全く領地すべきの状如件(くだんのごとし)
と読むと理解してきた。
処が最近「全き(まったき)」とする資料を見つけた。
恥ずかしながら、私はこういう読み方があることさえ全く知らなかった。
上の読み方にしてからが「全て・・・・」と理解していたのを、間違って読んでいることに気が付いたのもそう遠くないことである。「全き」などの読みには驚いてしまった。
追いうちをかけるように、護貞様の著「細川幽齋」を読んでいたら、幽齋公が薩摩から越前へ領地替えになった時の慶長四年の証書を、護貞様は「目録は別紙にこれあり候 全き御知行あるべきの状件の如し」と書いておられる。
やはり「全き」が正しいのか、これには参ってしまった。さて如何・・・ご示教たまわりたい。
熊本県伝統工芸館で、「熊本の工芸『美の回廊』展が催されます。
http://kumamoto-kougeikan.jp/cn9/pg507.html
熊本城の「不開門」まえにあるこじんまりした建物ですが、熊本の素晴らしい工芸品が展示されており、観光の一翼を担っていくものと思われます。
私がご紹介するのは、ひょっとしたら初めてかもしれませんが、期待を裏切らない処です。
どうぞおいでまっせ・・・・・・
浅野左京大夫幸長(1576~1613)
黒田甲斐守長政(1568~1623)
池田三左衛門尉輝政(1564~1613)
加藤左馬助嘉明(1563~1631)
細川越中守忠興(1563~1645)
加藤肥後守清正(1562~1611)
福島左衛門大夫正則(1561~1624)
本多佐渡守正信(1538~1616)
皆さんは上方落語に「荒大名の茶の湯」という演目があるをご存知だろうか。
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug461.htm
私はまったく知らなくて、「細川」でサーフィンしているうちに出会ったという次第である。
筋立ては上記サイトから御覧いただきたいが、すごい登場人物でそれも茶の湯が主題というのが面白い。さすがに利休七哲の細川忠興は主役をはっているようだ。
登場する豪華キャストを(年齢順)並べてみたが、この茶会は徳川の天下取りの懐柔策の一手いったところか。内容はともかくとして、このメンバーが打ちそろいお茶をいただくということも、ひょっとして有ったのかも知れない。鶴光師匠のDVDが出ているというから、ぜひ拝見したいものだと思っている。
東京では「荒茶」と演題を替え、林家正蔵がその名跡を継ぐときに鶴光に教えを受け持ちネタにしたとかいう。しかし如何にも大坂らしいネタに思える。