津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

朝彦親王伝

2012-05-12 12:45:10 | 書籍・読書

 

  朝彦親王伝 維新史を動かした皇魁

 
         勉誠出版

内容紹介

勝者の歴史に隠された、もうひとつの幕末・維新史 「八月十八日の政変」で宮廷を動かし、池田屋事件では命を狙われた朝彦親王は、幕末期において、孝明天皇、徳川慶喜を陰で支えるなど大きな影響力を持ちながら、「史実」に記されることが少ない人物である。 『朝彦親王日記』『孝明天皇紀』など、幕末維新の重要史料を仔細に読み解き、その知られざる生涯を描きだす。
 
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                http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%85%E9%82%87%E5%AE%AE%E6%9C%9D%E5%BD%A6%E8%A6%AA%E7%8E%8B
昭和天皇妃・香淳皇后の祖父にあたる人物だが、其の人生は波乱万丈と言ってよいであろう。明治以降は久邇宮の名乗りで知られるが、一乗院宮--青蓮院宮--中川宮--賀屋宮--尹宮など名乗りの移り変わりも宮の波乱の人生を表している。高祖父・上田久兵衛は京都留守居役時代に頻繁に交流があった。久兵衛は京都留守居役を拝命して京都の地に入ったのは元治元年(1864)八月一日のことである。そして慶応元年(1865)十二月九日帰国を命ぜられた。わずか一年四ヶ月余のことであるが、久兵衛に係る宮地正人・東京大学史料編纂所教授編著の「幕末京都の政局と朝廷」の巻末人名索引をみると、記事中に52回その御名が登場している。そんな朝彦親王も明治元年(1868)には京都を追われ広島藩お預けの身となられた。

家近良樹氏著「孝明天皇と一会桑」を熟読し終えて、次はこの本にチャレンジしようと思っている。
宮と共通の価値観をもって一時期行動をともにした久兵衛の思いを知りたいと思うが故である。 
 
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家紋 寺本氏

2012-05-12 11:11:50 | 家紋

 

細川忠利に殉死した 寺本八左衛門家の家紋である。肥陽諸士鑑においては、「丸に本文字」が紹介されているが、今般八左衛門のご子孫(八百石・寺本多目家)から御提供いただいたものである。

寺本家は後藤又兵衛の遠戚であるという。「尾州之産にて播州にも居、大阪籠城五六年前大阪ニ越、佐々木兵庫と申者所に在、籠城の時ハ後藤又兵衛方ニ而度々武功有、元和六年豊前ニ而被召出候 云々」と綿考輯録は記録する。殉死については深いわけがあるらしいが、 2008-03-14 16:19:26 のブログにかいたので参照されたい。

非常に手の込んだ複雑なデザインが美しいが、紋帳を色々調べたが類似のものさえ見つけ出せないでいる。
どなたか御存知であればお教えいただきたい。

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追記:2012・05・12 17:38 Up

正式名称ではないが「五つ本の字紋」だと思われる。
実は群書類従完成会が発行した千鹿野茂氏の「続家紋でたどるあなたの家系」というすごい本がある。(初版:1998年11月発行 定価6,300円 税込み)
ところがこれがウェブサイトにUPされているのだ。
時間つぶしにのんびり眺めていたら、類似の紋がありました~~ 

  http://books.google.co.jp/books?id=F1VdUz1RUosC&pg=PA3&dq=%E4%B8%89%E3%81%A4%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%AD%97%E7%B4%8B&hl=ja&sa=X&ei=4B6uT5WMEsT6mAXnq7WwCQ&ved=0CFQQ6AEwBQ#v=onepage&q=%E4%B8%89%E3%81%A4%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%AD%97%E7%B4%8B&f=false
201頁に「三つ本の字紋」が紹介されており、若干の違いはあるが多分間違いないものと思われる。 

どなたがUPされたものか知らないが、これいいのかなーと思ってしまう。しかしながらお陰で一件落着と言ったところである。

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