津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

嘉永六年のほうき星

2012-05-28 18:25:29 | 徒然



 故鈴木喬先生所蔵の上田久兵衛に関する史料を整理している。ダンボール箱二つのわたるもので、この史料の将来の為にも詳細な仕分けをしてリストを作る必要があると思い作業をしている。先生がお書きになった原稿やその史料なども見受けられるのだが、そんな中に嘉永六年に出現したらしいほうき星について調べられたらしく、返事の書簡が四通見つかった。今であればインタ-ネットで簡単に調べがつき、お手伝いが出来たものをと悔やまれるのだが、当時は伝手をたずねてののことであり、先生のあくなき探究心に驚かされる。どうやら久兵衛の父の日記にこのほうき星が書かれていたらしい。当時細川家では多くの藩士が相州警備の為に出張している。そんな中での出来事である。先生のお書きになったものの中には見受けることが出来ないが、このことをなんらかの原稿に生かしたいとお考えになっていたのであろう。改めて頭のさがる想いである。

              http://www15.ocn.ne.jp/~kagaku/ocn/tsu_wkk/wakayama/hayamagdaigaku/hayamadaigaku.htm

              http://kikuchinokoto.blog88.fc2.com/blog-entry-538.html

 

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書状を読む(九) 寛永五年江戸・京都の珍事

2012-05-28 08:22:26 | 歴史

寛永五年夏江戸と京都で珍事が起こっている。(676)の事については、細川護貞様の御著「魚雁録」において、「忠興の書状に見る寛永時代のトピック」
の中で紹介してあり「UFOか」とされている。 

七月十七日書状(662)
     六月廿六日之夜事々敷大成ひかり物飛申候由候 六月九日之日付ニ而候か江戸ハ
     寒候而小袖二ツ著て状をも書候由被申越候 不思議成儀候事

八月廿九日書状(676)
     今朝上より舟参候それニ申来候 餘不思議成儀と書付進之候 板倉(重宗)所ニねこおどり候事
     ひかり物之事取々申候へ共 そ似たる事を取付申候かと存候處 板倉下屋敷ニ而ねこ
     多クおとり申候 何もあかき手拭をかつき候由にて候 見申たる者の口にて候 又修學寺
     邊より七月廿五日之暁 大から笠程なる火出候て内裏之上へとび 落候かと見候ヘハ
     引返しひゑの山へ帰候を三條之橋から見申たる者是も直口之由候 きとく成事共候
     右之事とも見申候者両人 名書付て参候 ふかく隠密と申来候ニ付書中ニ不申候事 

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