津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

ことば・・「徒党・強訴・逃散」

2012-10-30 11:26:32 | memo

              定

   何事によらす宣からさる事に百姓大勢申合せ候をととうと唱へ
   ととうして強て願事を企るを強訴といひ 或ハ申合せ村方たちの
   きをてうさんと申 前々より御法度ニ候條 右類之儀これあらハ
   居村他村に不限早々其筋の役所へ申出へし 御褒美として と
   とうの訴人銀百枚 強訴の訴人同断 てうさんの訴人同断 右之
   通り下され その品ニより帯刀苗字御免あるへき間 たとへ一旦
   同類に成るとも 發言いたし候ものゝ名前申出るにおひてハ 其
   科を免され御ほうひ下さるへし
一、右類訴人いたすものなく村々騒立候節 村内のものを差押へ
   ととうニ加ハらせす 一人もさし出さゝる村方これあらハ 村役人
   ニても百姓にても重モに取静候ものハ 御褒美銀下され帯刀苗
   字御免 さしつゝき静メ候ものともゝこれあらハ 夫々御褒美下し
   おかるへき者也
      明和七年四月             奉行


 (井田衍義 御惣庄屋十ヶ条懸令條目 743  藩法集7・熊本藩 p394) 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

史料を読む「御大工棟梁・善藏より聞覺控」 その(三)

2012-10-30 10:10:43 | 地図散歩

                           川の中のすながわんどのところで
                           みづそこふかくきり/\かやつ
                           ては下にながしになされた あ
                           のやりかたはしよせんじゃなか
                           どういふあみだしのはてやらね 
                           ひぜんのしゅうはかんしんしておつ
                           たばい
                           わんどのごふしんの時は まづみづの
                           ながれをためしなされるために 
                           川あびの達人にて孫六孫七孫八
                           や河合半ひょうべ・きだどんたち
                           を なんへんも川上よりおよかせ
                           みなはつた
                           川底を川上にすんでのぼらせたり
                           石や岩のあるなしなんきゃそれ
                           者/\ねんにねんを入れなさった
                           が うのせ・やうはいのせ・ば〃くす・大
                           まかり・八まんぶち・ごんのやばね・
                           おしまのなかす・二じゅうのとも・
                           すぎあいのりゅうぶち
                           びわんくびなんきゃ ごふしん
                           のときやあ みなところのかんぬし
                           どんにたのんで ところのおみやで
                           ごきとうをしなはった
                           とものおふなところには 恵の木かある
                           ひはさ々をうへさせになつた
                           水のきつううちあたつてうづまく所
                           と かわっぱのすみそうなよどむ そぎゃん
                           所にやりゅうじんかすみよし
                           さんか こうじんさんなんきゃまつら
                           せになった
                           川つぱも御先々代のごいせいにゃ 
                           へいこうしておつたげなちゅうは
                           なしだったわい 
                           ところのせきと六本松せきの 水の
                           引きかたといひ せいしょ公ものみの
                           松なんきゃ名のこつたたはむり
                           はなかネ 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする