ひぜんの御家中の人とかにてなつ
どめどんとやらが当くにゝきて川 成富殿
とかうんへたなんきゃしごとの所
にきてふしんのやうすをみとつた
こつあおぼえとつたい
あの人はいつたてぶこつなもんで口
かづすくなくてまえはきかんがお
ぼへじやうねのよかつた人らしい
かつた
くり石のこまかつと太かうら石
なんきや入れこむ時にはてんき
のつぐあいとしほときを御とのさ
まはようくみておつた
みづのみはからいやらすみ石など
のおきかたとなははりのときや
りかたのいかんとなんへんも/\
すへかたをやりなほしたりまた自
分で手を下しておんなはった
ぞ 今ときの人のでくるこつかい
ああいふ御とのさまは人であつて
ぼんじんじゃなかつた
めずらしいおじひのふかいおかた
であのとのさまのこつならほねみ
をおしまづにはたらくきになつ
とつたばい
御国にござつた時はつゆからぼんす
ぎころまで白川・くま・きくち
川なんきやおりおりお馬や
おかちでみわいになつておんなは
つたか御先代様の時はけらいし
ゆうの中によこしまな人がごつた
のでおまりなさるこつあすくなか
つた
みづなわおひきの時とわんどをお
しきのときやみづからなはを引
きめされてごけらいしゅうのかん
くるばかりのおみはかりには
おともしておつた自分たちも
おどろくこつの多かつたばい