津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

史料を読む「御大工棟梁・善藏より聞覺控」 その(二)

2012-10-28 11:16:18 | 史料

                              ひぜんの御家中の人とかにてなつ
                              どめどんとやらが当くにゝきて川             成富殿
                              とかうんへたなんきゃしごとの所
                              にきてふしんのやうすをみとつた
                              こつあおぼえとつたい
                              あの人はいつたてぶこつなもんで口
                              かづすくなくてまえはきかんがお
                              ぼへじやうねのよかつた人らしい
                              かつた
                              くり石のこまかつと太かうら石
                              なんきや入れこむ時にはてんき
                              のつぐあいとしほときを御とのさ
                              まはようくみておつた
                              みづのみはからいやらすみ石など
                              のおきかたとなははりのときや
                              りかたのいかんとなんへんも/\
                              すへかたをやりなほしたりまた自
                              分で手を下しておんなはった
                              ぞ 今ときの人のでくるこつかい 
                              ああいふ御とのさまは人であつて
                              ぼんじんじゃなかつた
                              めずらしいおじひのふかいおかた
                              であのとのさまのこつならほねみ
                              をおしまづにはたらくきになつ
                              とつたばい
                              御国にござつた時はつゆからぼんす
                              ぎころまで白川・くま・きくち
                               川なんきやおりおりお馬や
                              おかちでみわいになつておんなは
                              つたか御先代様の時はけらいし
                              ゆうの中によこしまな人がごつた
                              のでおまりなさるこつあすくなか
                              つた
                              みづなわおひきの時とわんどをお
                              しきのときやみづからなはを引
                              きめされてごけらいしゅうのかん
                              くるばかりのおみはかりには
                              おともしておつた自分たちも
                              おどろくこつの多かつたばい
                               

                               

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「米田家家臣先祖附・御奉公附」

2012-10-28 09:17:27 | 史料

 熊本県立図書館に14冊の「米田家家臣先祖附・御奉公附」が、まったく手がつけられない状態で保管されている。
全部は拝見していないが、虫食い状態で一部水をかぶったような状況も見え、ページをめくるのも困難な状況にある。
家臣の名前のリストくらいあるのかと思ったら、まったく手がつけられていないらしい。
御三卿(代々家老家三家)の松井家は活字化された「御給人先祖附」があるし、有吉家も手元に史料を頂戴しておりお問い合わせがあればご返事できる状況にある。一つ米田家だけがこのような状況であり、何とかしなければならないと思っている。わが史談会のT様のご母堂の実家が、米田家の家臣であったとおっしゃるが、なんとも調べようがなくての話が思い立ちの始まりである。

厚さが3~4センチほどの和綴本を一枚/\めくりながら写真撮影するということになるのだが、来年はこれにチャレンジしてみようかと考えている。
月に一冊くらいは何とか出来はしまいかという算用である。それでも一年では終わらない。健康第一で過ごさなければならない。
 

コメント (1)
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