津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■素人治療・・?

2014-03-24 07:24:39 | 徒然

 私は全く経験がないのだが、針治療というものがある。この針治療については、昔忘れられない記事に出会った事があった。
話の出所は「福岡県史・近世史料偏--細川小倉藩」だと思うのだが、いまは見つけ出せないでいるのだが・・・・・

細川藩士・某は、奥方の病を治すべく自ら治療に当たった。なんと咽喉に針治療をしたというのだ。手元が狂って少し深く入りすぎてしまい、結果は奥方は亡くなったというのである。
素人療法怪我の元というが、ここまでくるとそれどころではない。


寛永十三年七月廿七日の、忠利宛て三齋の書状にも針に関する話がある。(熊本県史近世編1・p431)

      腹ニ針立おり候もの共爰元かすえ候へハ五六人御入候 何も我等昨日返事如申ニ申候
      卒度もかまいニ成物ニてハ無之と見へ申候 結句積之ためニハよきと申態おれめをこし
      らへ打こミ候てから態おらして置たる者も御入候 それハ半年程積覚不申由申候へとも
      ならぬ療治とわらひ申候

「積」によいというのだが、「積」とはどのような症状なのだろうか・・・よく判らない。
それは腹に針を立てるというのだが、打ちこみ過ぎないように折れ目を拵えてあるなど、三齋公ならずとも笑ってしまうではないか。
それで半年の治療効果があるというのだが・・・針に委しい方の御見解を伺いたいものだ。   

コメント
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