津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■松寿庵先生 第91講

2014-03-14 09:12:50 | 史料
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■ご府内の常夜燈

2014-03-14 08:48:54 | 歴史

 清正公の菩提寺・本妙寺の胸つき雁木を登ると、淨池廟の山門(?)の右手前に常夜燈が残されている。

                               常夜燈跡
                                                   本妙寺のサイトから

おなじみ国土地理院のサイトで標高をしらべてみると、淨池廟のある辺りは69mほどだが、熊本城の天守閣がある辺りが50mほどだから、ちょうど天守の最上階あたりが同じ高さに成るのだろう。いつも淨池廟の常夜燈に火がともされ、熊本城の方からもそれが覗えたのであろう。

ご府内に設けられた常夜燈については、 「官職制度考」をひもといてみると、熊本城外郭の御門や辻番所に設けられていることが判る。
正式には「有明燈」である。 

城門外郭中所々辻番所
 ○流長院構口 昼一人夜二人       有明燈
 ○新堀口 右同                同
 ○出京町構口 右同             同
 ○長岡監物屋敷下 右同          同
 ○住江甚右衛門 右同            同
 ○壱丁目門 右同               同
 ○長六橋構口 右同             同
 ○高麗門 辻番三人昼夜一人         同
 ○新三丁目門                有明燈 
 ○山崎口 辻番四人昼一人夜一人    有明燈 

その他の大手門ほか城内の諸門、大番所には、昼夜を分かたず門衛が詰めているが、常夜燈などの記載はなく、大提灯などが吊るされていたのだろうか。 
古地図を見ながらこれ等の場所を確認してみると、藩政時代の夜の様が伺えて興味深い。
 

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