津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■知道会発会記念講演会 ご案内

2014-03-25 13:55:29 | 熊本

                                             論語教育の普及活動に尽力されている知道会が、今般発会を記念して講演会を催されます。
                                              申込が必要です。上記パンフに有りますように ハガキ FAX E-mail のいずれかでお申し込みください。

 

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■ふくろうの狂言のことくにて候こと

2014-03-25 07:24:24 | 史料

先に書いた忠利公の気に成る書状・・・だが、これは主だったところを取り上げ全文を挙げてはいなかった。
この書状の相手は、榊原飛騨守(職直)である。書状の頭書きに「十月八日・同十八日之御報相届申候」とあり、その返事であることが判るが、その日付が十一月五日であり、随分遅いこの返事全体から忠利の気鬱ぶりが伺える。
本当に気に成る書状で、コピーを撮ったりしているのだが、ある一項を書き落としていた。これも非常に気に成る文章である。 

       来年罷下時いかにもかろく可仕由此儀尤至極候
       更ともふくろうの狂言のことくにて候事

上の文章も職直のある意見に対する返答であることが判るが、「ふくろうの狂言」とはいったい何を差すのだろうか?

「ふくろうの狂言」をぐぐってみると、goo辞書に次のようにある。
 狂言。弟のようすがおかしいので、兄が山伏に加持を頼むが、祈るうちに弟に憑(つ)いていた梟が、兄や山伏にまで取り憑く。別名「梟山伏(ふくろやまぶし) 

更に「狂言演目紹介」というサイトを見ると次の様にある。
 
梟山伏 ~ふくろやまぶし~
昔、万物には霊魂が宿っていると信じられ、これを畏怖する心厚いものがありました。精神を病んだ人を「狐つき」と言って怖れたのも、そんなに遠いことではありません。さて、山から帰ってきた弟が、何やら物の怪(もののけ)にとり憑かれたようなので、山伏に加持祈祷を頼みます。 山伏は、難行苦行の果てに超能力が備わり、難病奇病もたちどころに調伏できる者として当時の尊敬を集めていました。この山伏が尊大に構え、いかがわしい呪文を唱え、盛んに祈るのですが一向に効き目がなく、兄まで奇妙な声を出し始めます。フクロウの祟りで気がふれたと見て、ますます精根をかたむけ、印を結び数珠を揉んで祈りに祈ったところが・・・・・(肝心の所が書いてない)
ユーモラスな結末のうちに、権威失墜の一抹の哀れさが漂います。

立場からすると職直が兄であり、忠利が弟と考えられる。
因みに忠利と職直の非常に親しい関係を伺わせる次のような書状がある。
寛永九年六月十三日榊原職直宛書状


さて忠利は職直に対して何を言わんとしているのか・・・・・権威失墜とは一体何なのか
全く門外漢である「狂言」を勉強しなければならない。

どなたかご示教給われば幸甚の極みである。 

 

コメント (2)
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