蒙古襲来絵詞に描かれた「大矢野種保」
平成30年11月1日(木)~12月17日(月)の期間、くまもと文学・歴史館では、17年ぶりに熊本へ帰る宮内庁所蔵(旧御物)の「蒙古襲来絵詞」の展観が催される。この旧御物は旧細川藩士の大矢野家が所蔵していたものが、明治23年宮内庁御買上となったものである。
大矢野家伝来の「御物本」は、この絵詞の主人公竹崎季長の家の衰退後、宇土城主の名和家につたえられ、名和顕孝の姫が大矢野城主・大矢野種基の元に嫁す時に是を持参し、以来代々大矢野家に伝えられてきたものである。
大矢野家の現当主はわが熊本史談会の会員であられる。
大矢野家には、無彩色の「蒙古襲来絵詞」の巻物が残されている。
くまもと文学・歴史館での展観開催に先立ち、 今回、大矢野氏の快諾をいただき次回熊本史談会の例会で展示するとともに、大矢野氏の解説をお聞きすることにした。
一般の方々にもお出でいただきたいと考えている。
ここには「御物本」には見られない書き込みなどがあり、貴重なものである。
絵柄の書替えなどの状況も見られ、大変興味深い。
記
日時:平成30年10月20日(土曜日)9:30受附開始 9:55開始~11:55終了
場所:熊本市民会館第7会議室
参加自由、会場が40人収容ですので会員以外の方は先着順といたします。