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この冬を能天気に語る

2024年02月08日 | 雑記帳
 それにしても、である。「雪が降らない」。二月も上旬が終わろうとしているのに…。有難いのはもちろんだが、ここまで降らないとなんとなく不安になるものだ。農業にかかわる方々にとっては大事な時期の水不足の心配が募っているだろう。雪が頼みの仕事もあるわけだし、災害とは言えないが災難かもしれない


 では、具体的数値はどうか。頼りない記憶よりは記録に当たってみよう。平成31年(つまり令和になる年)から今年までの西馬音内地区積雪量2/8分を町のデータで拾ってみる。111㎝⇒48㎝⇒158㎝⇒153㎝⇒73㎝⇒(15㎝)となっている。平成最後の冬もかなり少なく似ていたようだ。今後降ってもたかが知れている。



 今年はなかなかいい景色が見られない

 そういえば、去年の夏は東京では史上最も暑い夏というデータが出ていたはずだ。温暖化と片付けるのとは違うようだ。そして大雨…。近隣は大丈夫だったが、県内では大きな被害に遭った。これを「異常気象」と呼んでいいのだろうか。気象庁による定義は「30年に1回以下で発生する現象」と位置付けられている。


 となると、かなり以前から言われている亜熱帯化という説も頷ける。とはいいつつ関東で「大雪注意報」が出たり、西日本で雪が珍しくない状況があったりするので、そういった区分自体が意味をなさないだろう。つまり、断続的な異常気象というより、不規則な気象状況の常態化とでも言っていいのではなかろうか。


 科学的知識の乏しいなかで印象めいた事項を駄弁っているに過ぎない。ただ、この国も含めていわゆる先進諸国の工業化のツケが原因の一つであるに違いない。それは多くの人が感じているはず。そして自分は加担してないと誰一人言ってはいけない状況にある。雪の降らない冬を能天気に過ごせるのは、幸せなのか。