
これは面白かった、オススメ!
主人公はリストラ請負会社に勤めるクビ切り面接官。
この作品の魅力は、様々な業界の内幕を詳細に語っていること。
会社名を変えているけど、「あの会社だな」と推測できる。
全部で5編収録されているが、銀行のリストラを描いた「旧友」が特に好み。
噂で、ある程度「銀行の内幕」は知っていたが、「やっぱり」、って感じ。
音楽業界を舞台にした巻では著者の思い入れを感じた。
(たぶん音楽が好きなんでしょうね)
さらに、この作品の魅力は登場人物の個性をきちんと書き分けていること。
いきいきとしている。
PS
なぜ、この作品を読んだかと言うと、
先日読んだ「ワイルドソウル」が面白かったから。
他の作品も読みたくなった。
【ネット上の紹介】
「私はもう用済みってことですか!?」
リストラ請負会社に勤める村上真介の仕事はクビ切り面接官。
どんなに恨まれ、なじられ、泣かれても、なぜかこの仕事にはやりがいを感じている。
建材メーカーの課長代理、陽子の面接を担当した真介は、気の強い八つ年上の彼女に好意をおぼえるのだが…。
恋に仕事に奮闘するすべての社会人に捧げる、勇気沸きたつ人間ドラマ。
山本周五郎賞受賞作。


このシリーズ、第3巻まで出版されている。
近々読む予定。


こちらは、先日読んだ。
すごく面白かった。