
待ってました、第2弾!
でもⅡの最初の話(第6話)が、いきなりハードルの高い設定になっている。
つまり、『男根崇拝』がテーマで、ローマと現代日本社会の両面から描かれる。
「なんでいきなりこんな読者を振るい落とすような内容の話にしたの?」と読者からのお便り。
これについては、P40~41に説明されている。
かつて初代皇帝アウグストゥスが姦通罪を制定し、妻の夫以外との性交を禁じたのだが、適用されそうになった人妻たちが、姦通罪の適用外とされた娼婦に、こぞって転職したりしたため、次第に空文化されてしまった。恐るべしローマ女!
どうです?
こういう蘊蓄が、作品をさらに盛り上げる。
【参考リンク】
→「テルマエ・ロマエ」ヤマザキマリ

【ネット上の紹介】
突如、湧いて出た『風呂漫画』!! 日本中を石鹸……いや席巻し、第2弾!!マンガ大賞2010、手塚治虫文化賞受賞!! 各種媒体で大評判!! 快進撃を続ける異色の風呂漫画『テルマエ・ロマエ』!! さらにパワーアップし、さらに馬鹿馬鹿しくなって2巻登場!!
著者は「必ず描かねばならぬテーマ」と決めていたようだ。
人気作家になっても、そのあたりのこだわりが素晴らしい。
私は高く評価したい。
主人公・ルシウスは古代ローマ人。
古代ローマと現代日本を行き来しながら、笑いと知識を提供してくれる。
本来なら、文化的なギャップが大きいはず。
ところが、意外と共通点が多いのが驚き。
古代ローマも日本も多神教の国。
お互い風呂好きだし。
ルシウスは一度も笑顔を見せず、仕事一筋。
長期間の出張、単身赴任も当たり前、不況でリストラされたり大変。
とうとう離縁され、どこかの国のオヤジを彷彿させる。
このあたりが、共感を呼び、ヒットした要因のひとつかも。
また、各章のインターバルにエッセイが書かれていたり、欄外に豆知識があったりと、色々楽しめるよう工夫されている。
例えば、次のエピソードが欄外に書かれている。
かつて初代皇帝アウグストゥスが姦通罪を制定し、妻の夫以外との性交を禁じたのだが、適用されそうになった人妻たちが、姦通罪の適用外とされた娼婦に、こぞって転職したりしたため、次第に空文化されてしまった。恐るべしローマ女!
どうです?
こういう蘊蓄が、作品をさらに盛り上げる。
【参考リンク】
→「テルマエ・ロマエ」ヤマザキマリ

【ネット上の紹介】
突如、湧いて出た『風呂漫画』!! 日本中を石鹸……いや席巻し、第2弾!!マンガ大賞2010、手塚治虫文化賞受賞!! 各種媒体で大評判!! 快進撃を続ける異色の風呂漫画『テルマエ・ロマエ』!! さらにパワーアップし、さらに馬鹿馬鹿しくなって2巻登場!!