【ぼちぼちクライミング&読書】

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クライミング・グローブについて

2010年10月18日 23時20分18秒 | クライミングギア&登山装備
10/4付で、free fan 2010 Autumn #062について書いた。
その時ビレイ・グローブについて触れた。
ビレイ・グローブとクライミング・グローブは似て非なるもの。
クライミング・グローブは指先が出てるけど、ビレイ・グローブはすっぽり指が隠れる。
そう言えば、昔クライミング・グローブを使用していたのを思い出した。
少し思い出話を書く。

山岳会に入って間もない初心者の頃、先輩から『岩登り』を教わった。
まだ、フリーの概念も浸透していなかった頃のことである。
A0で登って、「フリー化したぞ」、って言ってる時代。
周りの先輩は理解していなかった・・・もちろん私も。
(「フリークライミング入門」の裏を見ると、1984年2月10日初版、となっている)
(ちなみに、ロイヤル・ロビンス「クリーン・クライミング入門」1977年9月20日初版)

最初に教わったビレイ方法は『肩がらみ』であった。
襟のある服を着るように、と言われたのを思い出す。
私は本を買って読んでいたので、「エイト環を使いましょうよ」、と言った。
そんなわけで、我が山岳会にも技術革新の波がやってきた。
ハーネス(当時はゼルプスト、と言った)は、トロールのシットハーネス。
でも、ロングフォールには厳しいハーネスであった。
(これでフォールすると股間を痛める)
最初、登山靴で岩を登った。(踵を下げるように、と教わった)
そのうち私はEBを購入した。
格段に登り易くなったけど、足首は自由にならず、スメアという言葉が登場するのはまだ先。
雑誌では、フラットソールは日本の岩場にそぐわない、と書かれた。
靴、ハーネス、ヘルメット、エイト環・・・これでいっぱしのクライマー気取りだった。
ロープは山岳会の共用品を使用し、芦屋のロックガーデンで練習した。
その時、使ったのがクライミング・グローブ。
ビレイにも使ったけど、メインは登るときに手が傷つかないように、って理由。
そんな時代だったのである。

でも、そんなデリケートな時代はやがて終わり、クラックの時代に入った。
フリーの波と共に、やがてクライミング・グローブも使われなくなった。
フリー=クラック、と同義なくらい流行った。
皆さん、素手かテーピングで登った。
また、同時に北山公園も脚光をあびてきた。
手の甲は流血し、指先は花崗岩の結晶でボロボロとなったのであった。

PS
話は変わる。
早くも来年分のJFA会費を支払った。
こんなに早く支払ったら、今年の分と勘違いしないだろうか?
心配になったので、JFAにメールを送って確認した。
すると、下記の返信を頂いた。
(以下、転載)

×× 様:
ご連絡をいただきありがとうございます。
会員の登録は、会費の支払日と、該当年度を記録しており、
それと照合して、一つの年度の二重払いがおこらないように確認しています。
また今回の××様の入金については、2011年度という記入がありましたので、
来年度分として処理いたしました。
会費の入金については、今回のように年度を明記していただければ、いつご入金
いただいても大丈夫です。
今後ともよろしくお願いいたします。
(以上、転載終了)

よかった、よかった。
さすがJFA、きちんと処理していますね。