シリーズ第五作目、最終巻「においの地図」。
においと動物の関係について。
人間はくさい匂いが苦手。
でも、そのくさい匂いが好きな動物もいる。
今回の写真では、「ふん」や「ゴミ」の写真がいっぱい。
それに群がる動物たち。
著者の文章を紹介して、このシリーズを終わる。
甘い花の蜜が大好きなハクビシンが、ツバキの木にすがたをあらわした。人には感じないほどの、かすかな花のにおいが、ハクビシンをよんだのだ。
木々や草のにおい、動物のにおい、水のにおい、魚のにおい、それに、くさったにおいやうんこのにおい・・・・・・。
においをのせた風は、いろんなリズムをもっている。
かすかなにおいをただよわせる、やさしい風。強いにおいのかたまりを、グワーンとぶっつけてくる風。そんな風が、交代に、リズムをもって吹いてくる。
ぼくの鼻が、動物の鼻になったとき、そのリズムが、ぼくにもつたわってくる。
風にのってくる、さまざまなにおいをかぎながら、ぼくは、鳥やけものや昆虫たちの気持ちになって、あたりを見まわす。すると、それまで見えなかった、においの道が見えてくる。
その道をたどれば、おいしいものにつながっている。
ここは、好きなものがある場所、ここは、きらいなところ・・・・・・。人間の感覚だけでは、見えないものが、動物たちには、においをとおして、見えている。
ぼくらのくらしている世界のことも、動物たちは、ぼくらとはちがう地図で、とらえているのかもしれない。
においと動物の関係について。
人間はくさい匂いが苦手。
でも、そのくさい匂いが好きな動物もいる。
今回の写真では、「ふん」や「ゴミ」の写真がいっぱい。
それに群がる動物たち。
著者の文章を紹介して、このシリーズを終わる。
甘い花の蜜が大好きなハクビシンが、ツバキの木にすがたをあらわした。人には感じないほどの、かすかな花のにおいが、ハクビシンをよんだのだ。
木々や草のにおい、動物のにおい、水のにおい、魚のにおい、それに、くさったにおいやうんこのにおい・・・・・・。
においをのせた風は、いろんなリズムをもっている。
かすかなにおいをただよわせる、やさしい風。強いにおいのかたまりを、グワーンとぶっつけてくる風。そんな風が、交代に、リズムをもって吹いてくる。
ぼくの鼻が、動物の鼻になったとき、そのリズムが、ぼくにもつたわってくる。
風にのってくる、さまざまなにおいをかぎながら、ぼくは、鳥やけものや昆虫たちの気持ちになって、あたりを見まわす。すると、それまで見えなかった、においの道が見えてくる。
その道をたどれば、おいしいものにつながっている。
ここは、好きなものがある場所、ここは、きらいなところ・・・・・・。人間の感覚だけでは、見えないものが、動物たちには、においをとおして、見えている。
ぼくらのくらしている世界のことも、動物たちは、ぼくらとはちがう地図で、とらえているのかもしれない。