知らなかった。
永井するみさんが亡くなられていたなんて・・・。
ウィキペディアに次のように書かれている。(たまたま検索して分かった)
2010年9月3日、死去。『小説推理』(双葉社)に連作短編「秘密は日記に隠すもの」シリーズを連載中で、死去の1週間前に第4回が掲載されたばかりだった。
永井するみさんは、私がほとんどの作品を読んでいる数少ない作家の一人。
なんと言っていいか、ちょっと絶句である。
新刊が出ないからおかしいなぁ、と思っていた・・・年に1冊~2冊は出るのに。
三浦凪シリーズも、もう読むことができないんですね。
(↑読みやすさ、親しみやすさでは、この3冊なんかどうでしょう)
最後に、双葉文庫「ダブル」巻末の著者インタビュー記事を抜粋させていただく。P458
(前略)最近は、事件の派手さと言う面では現実のほうが小説を凌駕しているので、私はむしろ人の心理が起こす事件を書いていきたいと思っています。
―今後のご予定は?
2010年は「小説推理」での連作短編と、別の出版社になりますが、3月に女性の逃避行をテーマにした新刊が出ます。また、刑事物にも初挑戦する予定になっています。警察ものは、一度書いてみたいと思っていたんですが、これまでに優れた作品が多くでているジャンルですし、男性作家のものだととても緻密に警察組織のことを書いていたりするでしょう?だから、私はそういうアプローチではなく、女性刑事を中心にした心理サスペンス的なミステリーにしようかなと思っています。(2009年12月29日収録)
それにしても残念だ。
子どもさんもまだ小さかったように思うけど。
謹んでご冥福をお祈りします。
がんばれ北大! 新進ミステリー作家 永井するみさん (1997年2月)
WEB本の雑誌 作家の読書道:第67回 永井するみさん(2007年5月25日)
作家・永井するみ先生逝去|お知らせ|東京創元社(2010年9月6日記事)
PS
死因が書かれていないのが気になる。