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「世界の果てでも漫画描き」(2)エジプト・シリア編、ヤマザキマリ

2011年09月19日 18時19分24秒 | 読書(マンガ/アニメ)


「世界の果てでも漫画描き」(2)エジプト・シリア編、ヤマザキマリ

放浪作家・ヤマザキマリさん最新刊。
前回・キューバ編に続き、今回はエジプト・シリア編。
読んでいると行きたくなる。(それも、観光化されたエジプトでなく、シリアへ)
さて、興味深い箇所を紹介する。

P87
ダマスカスのバブトゥーマ地区へ行った時の話。
そこはディープなイスラム国なのに、キリスト教徒が多く住んでいる場所。
まわりは、ほとんどアラビアン・ナイトな世界。
その街角にマリア像がある。また、近くにユダヤ教地区もあったりする。

「イスラム教はキリスト教・ユダヤ教の信者を「啓典の民」として庇護し、共存共栄で囲ってきたんだ」
「寛容だね-」


また、番外編として【世界の翼編】がいい。
過去に乗った航空会社、訪れた空港をくらべている。
全体的に日系、アジア系の航空会社のサービスはよい、と。
優秀なCAが多いのは、シンガポール航空、エミレーツ航空、カタール航空。
空港でよかったのが、スイス・チューリッヒ空港、オランダ・スキポール空港。
ナンバーワンは、名古屋・中部国際空港・・・展望露天風呂があるから、と。
さすが、風呂にこだわるヤマザキマリさん。

【ネット上の紹介】
これまで旅した国の数、30数カ国。エジプトで挙式、古代遺跡が多数残るシリアをディープに放浪! 又、細密かつ大胆な描写力でダマスカスの女性を描いた傑作短篇も収録。