ROCK & SNOW 062 冬号 2013
遅くなったが、気になった記事をピックアップ。
①今回の特集は『会心の登攀』。
P40遠藤由加さんの記事がよかった。
8000m無酸素アルパイン、ビッグウォールA5、・・・これだけでも十分すばらしい。
さらに、スペインで8b+をRPされた。
年齢とともに、限界を押し上げるのは困難となってくる。(痛切に、日々感じている)
それでも、練習とメンテを続けるのは、大変な労力を必要とする。
(練習量に比例して上達する若者には、解らないでしょうね)
だから、この記事は励みになる。
②P93-95
シングルロープ・テスト。
細いロープが増えてきた。
ビレイディバイスとの相性はどうか?
細い=軽い、故に、細いロープが普及する。
問題は、細すぎるとビレイしにくい、止めにくい、ってこと。
ビレイディバイスとの相性もある。
私のアドバイスは、次のとおり。
A、ビレイヤーをころころ変えない。(知らない人に頼まない)
B、信頼できる方に頼む。
C、細いロープを使用するときは、ビレイヤーの了解を得る。
D、ビレイディバイスは、何を使うのか、確認する。
E、ロープとの相性について、お互いチェックする。
F、非力&不慣れな方のビレイ、細いロープ、ロングフォール、体重差10kg以上・・・この4つが揃うと事故のもと。
【参考】
アルテリアのHPでバッド・ビレイヤー動画が掲載されている。
綺麗なネエちゃんに気を取られて、ビレイがおろそかになる。
ビレイ中に携帯に出たり、とか。
笑えるけど、笑い事じゃない!
The World's Worst Belayer - Bad belaying techniques
P113-115
ジョン・バーカーの記事。
世界中のクライマーに影響を与えたジョン・バーカー。
2009年7月5日、フリーソロで亡くなられた。(合掌)
【ネット上の紹介】
ROCK & SNOW 062 冬号 2013
特集:会心のクライミング
世界を震撼させたウエリ・シュテックのアンナプルナ南壁ソロ28時間、
マイク・リベツキによるグリーンランドの未踏の大岩壁登攀、
日本のギリギリボーイズたちが繰り広げる瑞牆山での連続登攀、
そして佐藤裕介の宿願であった「冬の称名滝初登攀」など、
トップクライマーたちが経験したベストクライミングをそれぞれが回想し、レポートする。
第2特集:山岳滑降の現在形2013【日本のスキーアルピニズム】
三浦大介による「中部山岳急斜面スキー滑降の実践とグレーディングの試み」、
加藤直之の「滑り手のためのアルピニズム考」
ガイド=(国内)城ヶ崎ボルダー、
(海外)トゥラミメドウズ
レポート:2013W-CUP総括
第8回ピオレドール・アジア速報 レユニオン島の渓谷登攀
用具企画:9mmシングルロープ
![](http://img.ips.co.jp/yk/13/2813906225/2813906225_b.jpg)