【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

「池上彰の現代史授業 昭和編」(1)-(4)池上彰

2015年12月01日 21時35分38秒 | 読書(昭和史/平成史)



「池上彰の現代史授業 21世紀を生きる若い人たちへ 昭和編」(1)-(4)池上彰

児童書としての「昭和史」。
例によって、分かりやすく説明されている。
俯瞰するのに便利。
絵や写真、グラフが豊富に掲載されている。

P22(昭和篇3)
1971年8月ニクソンショックについて
各国は混乱をさけるために、価値のさがったドルをほかの通貨と交換する外国為替市場を閉鎖しました。ところが日本政府は、輸出産業やドルを大量に保有している企業を保護するために、外国為替市場を開きつづけました。ここへ、各国の「ドル売り」が殺到。日本銀行は1ドル=360円の比率で、40億ドル以上ものドルを買うことになりました。その後、スミソニアン体制に移って1ドル=308円になった結果、その差額分の約2200億円が損失となりました。
(これって、誰か責任を取ったの?・・・その後1973年にスミソニアン体制も崩壊して変動相場制へと移行する)

【ネット上の紹介】
現代史を、精選に精選を重ねて記述。決定的瞬間をとらえた写真を大きく、豊富に掲載。知識を整理する用語集・日本史世界史対照年表など、資料も充実。