【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

「COCOON」今日マチ子

2010年09月19日 21時51分13秒 | 読書(沖縄・八重山)


「ダ・ヴィンチ」で紹介されていたので読みたくなった。
あちこち探したけど、品切れ状態。
ネット上でも在庫切れを起こしていて、出版社取り寄せ、となっている。
ダメもとで、とりあえず「取り寄せ」をしてみたところ、何とか入手できた。(嬉しい)

内容はとても良かった。
苦労して取り寄せた甲斐がある、ってもんだ。
テーマは沖縄での戦争。
この著者、とても叙情的な絵を描かれる。
非常にリリカル・・・その絵で非情な戦争という現実を描いていく。
その衝撃は大きい。よけいインパクトがある。
もう読みながら涙、涙、である。
「夕凪の街桜の国」(こうの史代)に匹敵する作品、と感じた。
ただ、こうの史代さんほど、ストーリー構築の技巧を凝らしていない・・・けど、その分「叙情」という武器で対抗している。どちらも素晴らしい。


PS
こうの史代さんには、これ以外にも「この世界の片隅に」(全3巻)がある。
今日マチ子さんが、さらにこのレベルの作品を描かれるかどうか・・・期待している。

PS2
誤解を避けるために書いておくが、こうの史代さんの絵もかなり叙情的で雰囲気がある。逆に、今日マチ子さんの作品も、前面に出てないけど、ネーム構築の技巧が感じられる。両者とも、相当な潜在能力の持ち主と思われる。

【参考リンク】

  • センネン画報(作者ブログ)
  • 作者公式TWITTERアカウント
  • みかこさん(講談社『モーニング』公式サイト)
  • みかこさん作品情報(講談社『モーニング』公式サイト)
  • ミドリさん(三井住友銀行)


    【ネット上の紹介】
    シマいちばんの女学校に通う主人公・サンらは、クラスメイトとともに学徒隊として戦地に赴く。戦況の悪化とともに、ひとり、またひとりと仲間を喪っていく中、世界の凄惨さと自己の少女性との狭間でサンは……。戦後65年。新世代の叙情作家が挑み描いた衝撃の長編傑作。

「そこをなんとか」(4)麻生みこと

2010年09月19日 20時55分12秒 | 読書(マンガ/アニメ)

リーガルコメディ、である。
もとキャバ嬢で、お金持ちを夢見て弁護士となった。
なんとか小さな弁護士事務所に就職するが、世の中甘くない。
貧乏ヒマなし、失敗続きの楽子。
今回は「著作権問題」「セクハラ問題」等がテーマ。

この著者、なかなか勉強しているし、ストーリー構築も巧い。
こういった職業もの、テーマもの、って描くのが難しい。
よく消化しないと、単なる苦労話で終わってしまう。
フィクションとして読ませる作品=料理にするのが作家の力量である。
コメディになると、さらに突き放した視点が必要になる。
このタイプの作品で成功しているのが、思いつくところでは、佐々木倫子さんの「おたんこナース」くらいである。それだけ難しい、ってことでしょう。
このシリーズも、(佐々木倫子さんの独特のユーモアにはおよばないけど)、かなりいい線いってる、と思う。

【ネット上の紹介】
リッチな生活を夢見て弁護士になったのに、貧乏ヒマなしの改世楽子。そこに著作権侵害の案件が転がり込む!勝てば一攫千金!とウットリだが…!? そして弟に、「男の先輩からセクハラされている」と相談を受ける楽子。難しいセクハラ問題へのアドバイスとは!? 一方、デキる兄弁・東海林と、大手弁護士事務所のクールビューティー・中道との間には、過去に何かあったようで…。

青くなって、赤くなった話

2010年09月19日 19時13分49秒 | 身辺雑記

このところ更新せずスマン。
残業続きで、読書もままならぬ状態。
この週末やっと本が読めたので、精神もやや安定し、更新する気分になった。

さて、ご存じの方も多いと思うが、私は転職を繰り返してる。
故に、職場では最下層ヒエラルキー底辺職員、である。
結果として、他の方が敬遠忌避する雑務を一手に引き受けている。

実は、先日仕事で失敗した。
他人には笑える話、と思われるので紹介する。
シンガポールからメールが来た。
「××の見積もりして欲しい」、と。
そこで、急いで原価+作業費用を出してもらって、出荷費用も計算した。
見積書を作成して、私の署名を入れFAX送信。
その後で、メールも作成して、「見積もり依頼ありがとうございます云々・・・FAX送ったのでご確認ください・・・・不明な点ありましたらメール下さい、ポン」、と。(「ポン」は送信音)
型式どおりのビジネス文書のはず・・・である。
でも、送信したとたん違和感を感じた。
送信した文書を読み直して真っ青になって、真っ赤になった。(信号機か?)
mail(メール)を下さいが、male(男)を下さい、になってる!
う~ん、送信したものはしかたない。
おそらく大笑いしていることだろう。
(でも、ホントに男を送ってきたらどうしよう?)

ここから一般論。
こういう言葉の間違いというのはよくあることだ。(ヨクないって!)
本で読んだエピソードをいくつか紹介する。
①外人の先生が卒業式で挨拶をした。
 「皆さん母校を忘れないで下さい。肛門を思い出して膀胱を忘れないで下さい」、と。
②京都老舗旅館に宿泊した外人女性。旅館の女将が夕食の後、次のように言った。
 「お床を用意しましょうか」
 「男を用意するとは失礼な!」

あと、ビジネス文書で注意することがある。
日本人は封筒に〆のペケ印を入れる。
文中や封書のペケ印は「キス」の印である。
ここにキスしましたよ、って意味。
ビジネス文書で使用すると、「あやしい誤解」を生ずる可能性がある。(ご注意!)

【参考】
文中一般エピソードは、英語教育の大御所・松本亨先生の著書「英語と私」から拝借した。戦中~戦後間もない頃のエピソードが書かれていて興味深い。


阪急梅田駅・紀伊國屋書店リニューアルオープン

2010年09月15日 21時14分43秒 | 身辺雑記
紀伊國屋書店からメールをもらった。
梅田店リニューアルオープン、と。
梅田利用してる通勤者の方、立ち寄ってみたらいかが?
(以下、転載)

 阪急梅田駅・三番街の梅田本店が、9月17日(金)に店内を大幅刷新し、
 リニューアルオープンいたします。
 ※ 9月16日(木)は、プレオープン日として、通常営業いたします。
  また9月15日(水)は、改装作業のため、臨時休業です。

 梅田本店は1969年に営業を開始し、多くのお客様にご愛顧を賜ってまいりま
 した。41年目を迎えた今年、より一層のサービスをご提供していくため、
 ”生まれ変わり”ます。

 リニューアルを記念して、梅田本店では多数のイベントと、ご来店のお客様
 へのプレゼントをご用意しております。
 ぜひ新しくなった梅田本店に足をお運び下さい。
 *紀伊國屋書店 梅田本店
http://m.kinokuniya.jp/c/aa88af8yyDn6tIab
(以上、転載終了)

これって、先日ニュースになった丸善&ジュンク堂・渋谷店を意識してるような気がする。
書籍をネット販売で購入し、電子書籍云々の時代なってきたけど、
それでも実際の店舗に足を運び、書籍に囲まれる快感と共に本を購入したい。
(美人に囲まれるより嬉しいかも)
都心部立地条件の良い場所での維持運営は大変でしょうが、陰ながら応援したい。

ところで、丸善もジュンク堂もDNP傘下である。
DNP=大日本印刷、と理解しているが力関係等は不明。
(一部社員の方、大日本とDNP、2種類名刺を所持されている、って聞いた)
また、DNPは出版社の「天敵」ブックオフにも出資して話題になった。
(下の写真は渋谷店・・・遠近法の見本のような写真、消失点どこだ?)

書店:「MARUZEN&ジュンク堂渋谷店が開店 - 毎日jp(毎日新聞)別ウィンドウで開く
ジュンク堂丸善・図書館流通センターが経営統合へ DNP傘下に新会社 ...

東急本店に「丸善&ジュンク堂書店」-渋谷に大型書店復活


ROCK & SNOW 2010秋号 No.49

2010年09月13日 23時38分07秒 | クライミング(一般)

『ROCK & SNOW 2010秋号 No.49』について。
いくつか気になる記事をピックアップする。

●P8、「スティングレイ」23年ぶりの再登
・・・なんと、23年も再登されなかったのか!
この初登の記事は何となく覚えている。当時グレーディング13dであった。
今回14aに格上げ、ってのがすごい。写真を見ると、ジャムせずにレイバックしてますね。(関係ないけど、このルートの左にある岩・・・落ちそうで気になる)

●P24、特集は「気になる!“あの人”のクライミングライフ」で、木村さん登場!昨年、私のHPにレポートを寄稿していただいた。(感謝)
【kimuraさんのセユーズレポート】http://homepage3.nifty.com/takimoto/ceusereport.htm2009.5.19

●P57、グランピアンズ・The Wheel of Life、第3登。
初登は、もちろん大ちゃん、2004年5月。第3登が出るまで6年経過している。
昨今のクライミング界のレベルアップを鑑みて、相当難しい、ってことだ。
手数60手以上なので、ボルダーと言っても、ルートに近い。結果として、クライマーを選ぶのかもしれない。

●P70、安間君がトレーニングに関して、興味深い教示をしている。最大筋肉はフォールしてからすぐトライすると最大筋肉への刺激は半減する、と。読んでみて。

●P71、同じく安間君の記事。アダムがセユーズ・リアライゼーション1撃を狙っている、と。(すごすぎる!)

●P75、レスキュー大全、「それでも遭難は起きる」・・・体力、技術もあり、こうした備えも行動もしていた。それでも何かのミスか不運で事故は起きた。これだけ科学が発達しても、人ひとり、落ちたのか流されたのかわからないが、いなくなると、大自然のなかから探し出す難しさを毎回思い知らされる。

●P107、「クライミングジム連盟設立に向けて」、・・・2010年夏時点で国内の主なジムは150軒。今後、さらに増える勢いである、とある。これだけジムが出来ると、ジム同士の情報交換は必要でしょう。今後、予想もつかないようなトラブルが発生するかもしれない。記事でも触れられているが、オーナーがクライマーでないジムも増えていくと考えられる、とある。本来共有しているはずの「常識」が通用しなくなるかもしれない。さらにインドアインストラクターの制度安全基準の作成・・・これらは今後重要な意味を持ってくる。初期のクライミング界はマンツーマンで山岳会の先輩が後輩に指導していた。今はジムから入る方が圧倒的に多い。いかに安全を確保し、危険認識を培うか・・・教育の問題は大きい。車の運転と同じで、最初に悪い癖をつけると、なかなか修正できない。逆に、初心者の時、安全チェックの癖や、危険認識を身につけると、やがて習慣となり、人にも指導できるようになり、「よい循環」が生まれる。普通、クライミングの経験や知識が少ない方は、初心者を指導しないし、出来ない。これは、どの世界でもそうだと思うけど、なぜかクライミング界、常識通じない場合が有る。(なぜ?)

●P42~45、小山田大、The Story of Two Worlds再登の反響・・・相当反響があったようで、世界のクライミング誌のインタビューに応じている。興味深いのが次の言葉・・・
正直なところ、登れば登るほど「グレード」というものがわからなくなり、存在する意味さえも謎となってきています。同時に「グレード」に対する執着もなくなってきました。「大切なのは、課題に取り組む際に“対グレード”ではなく“対ムーブ”だ」と。もちろん仕事として、そして初登・再登者の義務としてのグレーディングは今後も続けますが、「まあ適当に」かな。今回も依頼があったのでこういう記事を書きましたが、グレードの話はもうあまりしたくない。グレードが低かろうが高かろうが、ついてなかろうが、自分にとって「できるのか、できないのか」、それだけが大切なのです。
・・・いかがです?大ちゃんクラスになって初めて言えるこのセリフ。全ての言葉に重さがある。限界を追求してきた実践者の重みである。
 さて、ここで思い出して欲しいのは、ROCK & SNOW 2004.JUNE. No.24、P75~79、「グレーディングを探る」。(6年前の旧い記事だけど・・・覚えてる?)この座談会(糾弾会?)で印象に残るのは、大ちゃんが登喜男君を一方的に責める姿である。この時、大ちゃんは、とことんグレードにこだわっていた。ところが、2010年今号では、「まあ適当に」、という心境の変化・・・非常に興味深い。(この6年間、いろいろあったんでしょうね)

【参考リンク】
/cm.impress.co.jp/?5_78263_4929_4
9月6日発売  販売価格 1400円(税込)
特集は「気になる!“あの人”のクライミングライフ」

ナカガイジム・高槻店

2010年09月11日 21時35分11秒 | ジム練習
ナカガイジム・高槻店に行ってきた。
摂津店の半分くらいの大きさだけど、コンパクトな中に様々な課題が凝縮されていて楽しめる。(クーラーも良く効いているし、蚊はいないし・・・夏は助かる)
この店の担当は、主に石井君。
(木、金、土曜担当、火曜、水曜、日曜は他店のサイクル多し)
気軽に色々教えてもらえるので嬉しい。
「新しい長モノ出来ましたよ」、とか。
「この課題面白いですよ」、とか。
私の実力やルートの好み、弱点を知っているので、ツボを押さえた紹介。
(もちろん、どなたに対しても親切丁寧+安全にも心配り)

高槻店は、月に1~2回利用している。
本日の練習内容は・・・
①ウォームアップは黄色テープ20課題。
②次に、長モノをトライした。うす黄緑テープ(6b+)。
③ボルダーサーキット白テープ・黒文字、20課題。
④先日の石井道場課題
⑤ボルダーサーキット青テープ20課題・・・体力消耗へろへろ状態で、とてもサーキットと呼べない。休憩ばかりしていた。(結局、青テープは、3課題登れず・・・最後、指がホールド保持を拒否した)

長モノうす黄緑テープ(6b+)は面白かった。
前半ルーフでダイナミックムーブ・パワー系、後半薄かぶりフェースのテクニカルな体重移動。
身体の振り、微妙な重心移動、足の入れ替え・・・う~ん、おもしろい!
前回トライしてルーフ・ムーブ解決していたので、今回フェース部分解明しRPできた。
(実は、石井君にムーブ何通りか教えてもらった。いくつか試して一番楽そうなのを採用!)
私の体感では、もしルート・デシマルに換算するなら、12-くらい。
横移動の多いボルダー長モノを、垂直方向タテ移動+クリップムーブ有りのルート・グレードに換算するのは、かなり無理がある。それでも、あえて換算すると12-くらいかなぁ・・・、と。
逆に言えば、12-を登れるクライマーなら登れる、と思う。

ついでに言えば、摂津店のルーフ下から始まるピンクテープは、(私の体感では)11くらい。
練習になるので、摂津店に行ったら、大抵一度はトライしている。
同じく(摂津店で)、ルーフ奥から始まるオレンジテープも面白い。
激悪ムーブは無いけれど、前腕にどんどん毒が溜まっていく・・・体幹の強さも必要。
ナカガイジムでは6c、となっているが、12cくらいに感じる。
13クライマーなら1撃するだろうし、12後半を登るクライマーなら何度かトライして登れるはず。
「もっと難しいはず」とか「もっとカンタンやんけ!」、とか色々ご意見あるでしょう。
あくまでも、おおよその個人的感覚なので、叱責御容赦。

再度繰り返すが、横移動の多いボルダー長モノを、垂直方向タテ移動+クリップムーブ有りのルート・グレードに換算するのは、かなり無理がある。
ルートでこれくらい登れるクライマーなら、この程度登れるだろう、という推測にすぎない。
「あえて、換算したら」という話である。念を押しておく。
実際自分でトライして感じてみて。

国際運転免許証

2010年09月09日 15時01分03秒 | お出かけ
今年は免許更新の年。
ついでに、免許更新と共に、国際運転免許証も交付してもらった。
以下、手続きについて【覚書】を残しておく。
場所は、門真運転免許試験場で交付してもらった。
必要なもの、用意するものは・・・

①運転免許証・・・今回、免許更新して交付後に手続きした
②パスポート・・・旅行代理店の日程表/請求書でもOK
③写真1枚(5X4㎝)・・・門真試験場の近くの店で撮った(600円~800円)
④手数料2650円
⑤申込用紙・・・門真試験場にある・・・内容簡単、直ぐ書ける
受付:月曜~金曜日(8:45am~4:30pm・・・昼休み45分休憩受付なし)
時間:30分~60分

【注意】
海外でレンタカーを借りる際に、『国際免許』だけでなく、日本の『免許証』を要求される場合が有る。必ず、セットで持っていくこと。今まで、何ヶ所かで借りたが、免許証の提示を全く要求されなかった時も有った。いろいろである。でも、どんな場合もカードは必要。カード提示は、全てのレンタカー屋で要求された。VISAやマスター等、有名どころのカードを持っていこう。(マイナーなカードで却下された、って話を聞いた)

【参考】
○国外運転免許証の申請

【コメント】
日曜、祝日に窓口開いてないのが不便。
有効期限は1年のみ・・・短すぎる。

さて、門真に行ったのは、普通免許更新がメイン目的。
平成19年より、免許証はICカードとなっている。
その為、4桁の暗証番号を2種類用意する必要がある。

暗証番号①・・・氏名、生年月日、免許証交付年月日、有効期間、免許の種類、免許証番号
暗証番号②・・・本籍、顔写真(暗証番号①と②の両方を入力することにより、確認できる)
警視庁サイトを見ると「暗証番号を設定しなかった場合は、ICカード読み取り装置を持っている人が、何らかの理由で至近距離(約10cm)まで近づくとICチップ内の個人情報がその人に読み取られるおそれがあります」とある。また暗証番号はキャッシュカード、クレジットカード等の暗証番号とは異なるものにしてください」、と。(あちこちでパスワードを設定しているので、いい加減タネ切れ、なんだけど)どこかにメモしておかないと、すぐ忘れそう。(多くの方が忘れるでしょうね)

そもそも今回、どうしてICカードにしたのか?
パスワード設定で、メリットはあるのか?、って話もある。
これについて、警視庁サイトでは、次のように説明している。

最近、一見しただけでは判別できない精巧な偽変造免許証が出回り、他人名義の免許証を用いて銀行口座を開設したり、携帯電話の利用契約を結び、振り込め詐欺等に不正に使用されています。ICカード免許証は、偽変造免許証の作成が極めて困難であり、不正使用を防止できます。また、本籍はプライバシー保護のため、表面から削除されました。

今回の一番のポイントは、本籍がブランクになっていること。
何となく「事情」が見えてきた。
詳細は、下記サイトを見てみて。

http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/menkyo/menkyo/ic/ic.htm

http://www.police.pref.osaka.jp/08tetsuduki/menkyo/04kakushu/index.html

【疑問】
ICにした理由は分かったが、セキュリティには、疑問が残る。
パスポートにも、ICが組み込まれている。でも、パスワードは不要。
それだけ強固なセキュリティが組み込まれている、ってことでしょうか?
では、なぜ警視庁も、そうしなかったのか?
今後、銀行で本人確認のために免許証を提示することもあるだろう。
では、銀行等でも読み取り装置を設置するのだろうか?
もし、磁気とかでエラーが出たら、どうなるんだろう?


「テレプシコーラ」最終回!

2010年09月08日 12時40分59秒 | 読書(マンガ/アニメ)

帰宅途中に立ち寄る書店が閉鎖したため、「ダ・ヴィンチ」購入遅くなった。
いつも真っ先に、「テレプシコーラ」を読むが、驚いた。
『最終回』、と書いてあるではないか!
「えっ、そ、そんな!」、って感じ。
もっと続く、と思っていたのに。
あまりに唐突じゃないか!
留学生活はどうなるのか?
ローラ・チャンは空美なのか?
第3部はないのか?
気になることばかり。

以前、「アラベスク」終了して、続編など考えもしなかったのが、第2部連載が始まった。
しかも、内容さらにグレードアップして。
今回もそれを期待したい。
次号「ダ・ヴィンチ」で番外編・留学生活が描かれる。
それは、それで嬉しい。
でも、第3部として正式スタートを期待したい。
思春期の悩みと成長・・・なにより、それを読みたい。
核心部が抜けている。
そう思いませんか?

PS
特集:浅田次郎「蒼穹の昴」・・・けっこう気になる。
TV放送予定、とのこと。こちらも気になる。

RUKA・RA・GHAAM(9月)

2010年09月05日 23時22分52秒 | ジム練習
ルカラに行ってきた。
9月になったので、新しいマンスリー課題が出来ていた。
いつもどおりウォームアップは、ボルダーサーキット白テープ□20本。
その後、『今月のお題』をトライ。
今月は、全体に難しかった、とても苦労した。
毎月マンスリー課題をトライしているが、今年度屈指の充実度であった。

□・・・5本、前月より難しい。手順があり、ある程度『読んで』いかないと失敗する。
・・・5本、これは難しい。なめてかかってはいけない。複数本失敗して消耗した。
・・・5本、かなり難しい。相当苦労した。今月は1日で5本登れないんじゃないか、と思ったくらい。

一番難しくて苦労したのは、ルーフ課題。得意のはずが、ルーフ終了点からのフェース這い上がりに苦労した。ルーフ・パワームーブの後に、微妙なフェースムーブ・・・う~ん、この濃度たまらん!それにしても、今回はイマイチ調子が出ず。
夏バテで体力が落ちているのか?
左手首を痛めているせいか?
(単に、実力不足という声が聞こえる・・・否定できないこの悲しさよ)
でも、何とか黄色テープ5本登れて、ホッとした。
実は、周りの方のムーブを参考にしたり、kihito君のお手本ムーブを見せてもらったり、あらゆる手を使った。最後の1本を登った時は、精も根も尽き果て、へろへろ状態、燃料完全エンプティ。

*さらに上級者用課題もあるが、そんな余裕全くなし。
→3本、
→2本

さて、今月も『RUKA・RA・GHAAM通信#9』をいただいた。
先月に引き続き、上達へのアドバイスが書かれていた。(参考になる!)
先月は基礎の重要性が書かれていたが、今月はさらに具体的な練習方法について触れられていた。『やさしい課題を数多く登る』『量をこなしてこそ質への転換がやってくる』、と。
・・・これらは、私も実践していることなので、納得というか実感である。
これ以外に、『数多く、また色んな質の課題を登る』とある。その為にトポ課題トライも必要、と。

私の練習は、同じ課題の繰り返しが多いので、それが弱点でもある。(練習時間短いし)
その代わり、他のジムも訪問するようにしている。
気分転換にもなるので、けっこう有効と思うが、どうだろう?
(ただし、遠くのジム、電車を乗り継ぐジムは行ってない・・・ご無沙汰しているジム関係者の方、不義理でスマン)

PS
帰宅したら、『ロクスノ#49』が届いていた。
特集=『気になる!“あの人”のクライミングライフ』

山と携帯

2010年09月04日 21時25分01秒 | 登山&アウトドア(関西)
8/12付け筆者ブログ「白馬岳山行覚書」で、携帯に付いて次のような事を書いた。
“北アルプス縦走する方は、ソーラー+磁石・高度計付docomoに変更した方がいいかも”
この根拠となったのは、次の2点。
①実際稜線上でauが通じなかったこと。
②「山と渓谷」2010年8月号、『日本百名山でつながる携帯電話を調査』の記事。

②については、気になったので、再度読んでみた。
下記にデータを記す。
docomo・・・・・55%
au・・・・・・・・・43%
ソフトバンク・・・・13%

具体的な山名を出すと・・・
山名       dcomo     au    
金峰山    ○           △    
瑞牆       ○           ×      
白馬       ○           △    
剣岳       ○           △    
槍ヶ岳     ○           ×     
奥穂高    ○           ×      
大台ヶ原 ○            ×    
  
(ソフトバンクは、奥穂高以外、全滅。byアトラストレック社調べ)

確かに、データを見る限り、(北アルプスでは)docomoが圧倒的に強い。
ただ、口コミ情報として、六甲、京都北山とかでは、auが強い、と聞いた。
(docomo解約して、auに切り替えた方もいる、という)
自分がどこの山を登るのか?
周りの方の携帯はどうか?
具体的な状況を山仲間に聞いて、判断した方が良さそうだ。
なお、トムラウシ山では、docomoがペケで、auがマルになっている。

「山と渓谷」の記事によると、福島県警では県内の主な登山口にある看板やポスターにバーコードの掲示をはじめた。これを読み込んで、県警の携帯用ホームページにアクセスすれば、現地から登山届けを簡単に提出できる、とある。
登山届け等、安全対策に関しては、今後全国的に、ネット利用、携帯利用と言った方向にいくでしょうね。携帯の通話、電波状況も、改善されていくでしょう。でも、基本は自分で自分の安全を確保する。普段からトレーニングをして限界を知り、実力以上の計画を立てないこと。自戒を込めて書いておこう。以上、「山と渓谷」8月号の感想。(よかったら実際読んでみて)


さて、岩場ではどうなんだろう?
備中や帝釈の岩とか、どうなんだろう?
便利な場所にあるのもあれば、電波の入りにくそうなエリアもある。
いざという時の為に、組織的に調査をしても良いかもしれない。

「I'm sorry, mama.」桐野夏生

2010年09月04日 20時06分49秒 | 読書(小説/日本)

読後感よくない・・・やりきれない気分。
私は、基本的にカタルシスのある、明るい作品が好き。
でも、時々どろどろした、複雑な感情を惹起する作品を読みたくなる。
そんな時ピッタリなのが桐野夏生作品。
今のところ、「グロテスク」が№1だけど、この作品もレベル高い。

「アイ子」と名乗る女が主人公。
この女、ヘーキで嘘をつき、盗み、火をつけ、殺す。
この残虐さはどこで培われたのか?
次第に明らかにされる過去。
救いのない現実。

いったい、このやりきれなさは、どこから来て、どこへ持っていったらいいのか?
(この読書は娯楽とはほど遠い)
ところでこの作品、ミステリとしても読める。
白い靴はどこから来たのか?
母親の靴なのか?
母親は誰なのか?
「謎」が提出され、最後に解明される・・・そう言う意味ではすっきりする。

【ネット上の紹介文】
児童福祉施設の保育士だった美佐江が、自宅アパートで25歳年下の夫と焼死した。その背景に、女の姿が浮かび上がる。盗み、殺し、火をつける「アイ子」。彼女の目的は何なのか。繰り返される悪行の数々。次第に明らかにされる過去。救いようのない怒りと憎しみとにあふれた女は、どこからやって来たのか。邪悪で残酷な女の生を、痛快なまでに描き切った問題作。

「少女マンガで読み解く乙女心のツボ」和久井香菜子

2010年09月04日 10時21分56秒 | 読書(マンガ/アニメ)

 
「少女マンガで読み解く乙女心のツボ」和久井香菜子

このブログを読んでいる方は、99%クライマー、と思われる。
こんな本を紹介されても、まったく興味ないでしょうね。
(以下、読み手の意向と関係なく、文章をすすめる)

オタクの間で流行っている「メイド」に対抗して、女性では「執事」がブーム。
「メイちゃんの執事」を取り上げながら、この現象は今に始まったことではない、と論評。
それは、オスカル様に奉仕するアンドレである、と。
目から鱗、である。(そうだったのか!、って感じ)
著者曰く:「自分を想い、守ってくれる男性こそが、女にとって最高の男性」、と。
      「それが「執事」という名前を与えられ、ブームになったというわけだ」

このように、著者はツボを押さえながら、具体的な作品を上げて説明する。
以下、興味深い文章のオンパレード。

現実では、女は男性の愛情を、その行動で見極める(自分のためにどれだけ金や時間を費やしてくれるかとか、他の女に見向きもしないとか)けれど、漫画の場合は男性の愛情を、男性キャラの行動ではなく、ト書きで見極めるのだ。だから、少女マンガのプレイボーイは、人気がある。どんなに女が寄ってこようが、主人公に一途だったら、それは浮気じゃなくて単に「モテてる」ってことで、そんなすごい男を捕まえたってことで、主人公の価値は上がりっぱなしなんだから。(P70より)

「幸せにする」と言う男性はいるけれど、「どうやって?」と問うたときに、答えられる人はいるだろうか。その時に、女が納得する答えを持ってこられる男性はいるんだろうか。幸せというのは、環境ではなくて、自分の心の中にあるのに。(P79より)

女の話の8割は、オチなんかないぞ。女は「そこでどう思ったか」とか「何を考えたか」なんて話が好きなのであって、別にオチがなくても大丈夫なのだ。(中略)一方少年漫画は、目的、攻略、達成(オチ)で、非常に起伏が激しいものだ。男性からしたら、女の話や少女漫画って、メリハリなくてつまんないかもね。

さらに上記文章に註釈が付いてくる。
 ↓
物事の経験値が少ない人間ほど、排他的な意見を言いたがるものだけど、少女漫画を「つまらない」「恋愛ネタばかり」と否定する男性のほとんどは、「読んだことがない」と言う。よく知らないものを評論したり否定したりしちゃいけませんよ。(P93)

(仕事をすてて)男を選んだら、どうだ。保障なんて、なにもない。永遠の愛なんて、たぶん、ない。養ってもらい続ける保障もない。自分の培ったキャリアを捨てて、男の愛情に頼るのは、ギャンブルに等しいのだ。(P94)

恋愛期間中に全力投球する女にとっては、終わった恋愛なんか、燃えかすだ。「時間の無駄だった」と思うことはあっても、「今でも好き」は、どれだけいるか。(P103)

彼女にAV鑑賞を責められた男性が「いいじゃないかそのくらい!」と怒っていて面白かった。女としては、無駄に男性にサカって欲しくないので、こういうのは許せないんでしょうね。(P198)


以上、文章一部を紹介したけど、如何でしょうか?
この方は少女漫画にすごく愛情を持っておられる。
まぁ、そんな女性は多いけど、この著者のすごい点は、突き放して距離を保ちつつ、ストーリーや設定、キャラの破綻した点をツッコミ、笑いをとりながら、「共通項目」や「真理」を導き出していること。もし、書店で見かけたら手に取ってみて。註釈いっぱいで驚くから。著者自身のイラストによる自虐ネタも見どころ。

PS
出版社は株式会社カイゼン・・・マイナーな出版社だ。
書店に並んだり、図書館に入荷されたりするんだろうか?
私がこの著者を知っているのは、ネット上にコラムを書いておられるから。
突然ですが、私は「NANA」のハチが大嫌い。なぜ好きになれないのか・・・を、きっちりコラムで説明してくれている。納得の文章である。
『NANA』編~その1
『NANA』編~その2
http://journal.mycom.co.jp/author/0000159/index.html

【ネット上の紹介】
今も昔も女性から絶大なる共感、熱烈な支持を集めている「少女漫画」。少女漫画には女性のすべてが載っています。女心がわからないと首をかしげる男性の皆さま、“乙女心”をつかむには、少女漫画を読めばいいのです。少女漫画はつまらない?意味がわからない?本書を読めば、あなたも少女漫画の新たな魅力に気づくはず。


ヤマケイJOY2010秋号・秋山トレイル、テント特集

2010年09月01日 20時47分00秒 | クライミングギア&登山装備


★『ヤマケイJOY 2010秋号 No.82』  8月30日発売  1000円(税込)
秋山・紅葉トレイルとテント特集
書店で見つけて購入した。
戸隠ルポを読みたかったのと、最新テント事情を知りたかったから。

先日、エスパース・テントを褒めた。
でも、それで良かったのだろうか?
もっと軽量コンパクト、設営しやすい画期的なテントが有るんじゃないか・・・とか。
結論を言うと、もし新たに買うとしたら、やっぱりエスパースかなぁ。
先月、白馬大池でテントを張ったが、その時周りのテントも見て回った。
一番多かったのはモンベル・テントで人気が高い、と感じた。
下記に、モンベルとエスパースのデータを比較掲載してみよう。

モンベル:総重量=2100g、収納サイズ=φ15×44㎝、価格=3万8千円
エスパース :総重量=1850g、収納サイズ=φ14×41㎝、価格=5万400円

テントは単純に比較できない。
設営しやすさ、居住性は、展示品を見ればだいたい分かる。
でも、生地の丈夫さ、耐久性、結露の具合、ポールの強度、しなやかさ、耐久性、設営したときトータルな耐風性・・・これらは分かりにくい。モンベル人気があって、使用者が多いのは、比較的安価だからかもしれない。

これ以外のテントで気になったのが、ニーモ/アンディ
ポールを使わず、空気のチューブで設営する。(いったい、どうやるんだ?!)
防水透湿素材「オズモファブリック」で結露最小限、ってのも気になる。
総重量=2550g、価格=5万3550円・・・前室も広く、居住性では一番かも。

さらに、もう一つ紹介、これも良さそう。
ライペン/エアライズ2
東レ中空糸「ファリーロ」採用、ポールはレアメタル「スカンジウム」を含み軽さと強度を両立。
総重量=1800g、価格=4万1790円

如何でしょうか?
いろいろ有りますねぇ。
私の所持しているエスパース・テントの弱点は前室が無いこと。
(もし前室が広ければ靴、コンロ、コッヘルが置ける)
でも現状で、まだまだ使用可能だし、一部生地を補修しながら使っていこう、と思う。

もし、今後テントを購入するとしたら、ムーンライトⅤ型の代わりになる少し大きめの3,4人用くらいのテント。ムーンライトⅤ型は、ポールも生地もボロボロ状態なので、具合が悪い。少し触っただけで、生地がピリピリと裂けて、完全に劣化している。山岳用テント・エスパースと、キャンプ用テント・ムーンライトⅤ型を並列比較するのは間違っているかもしれないが、どうもムーンライトはチャチ、である。

まぁ、いろいろけなしたけど御容赦。(関係者の方、スマン)
ムーンライトⅤ型は、1993年9ヶ月間張りっぱなしで住み続けた(移動しながら、設営・撤収を繰り返した)・・・充分元は取った。(減価償却完了!)
その後も約10年、すごく役に立ってくれたし・・・それで良し、としよう。

【参考リンク】
  http://cm.impress.co.jp/?5_77536_5071_2
実際、自分でテント特集読んでみて。