百醜千拙草

何とかやっています

衆愚のツケ

2013-07-23 | Weblog
参院選、残念なことに与党が過半数を取ることになってしまいました。これでコイズミ内閣の時のように「数の暴力」で与党(国民搾取党)に都合よく国民に都合の悪い法案がドンドンと通ってしまうことになりそうです。暗澹たる気分です。
 確かに空きカン以降の民主党はヒドかったです。民主党には懲りた、という気持ちは良くわかりますが、だからやっぱり自民党、というのは、余りに思考停止でしょう。国民はコイズミ内閣がどれほどのことをしたのか早くも忘れ去ってしまったようです。
 言葉は悪いですが、ネットで「肉屋を自分たちの味方と勘違いしている豚ども」という表現を見つけました。自ら考えることをやめて、とりあえずはエサを与えてくれる飼い主を味方だと勘違いする記憶力の悪い国民に対するフラストレーションが表れています。
 また、選挙前の「反戦な家づくり」のこのエントリーは一読の価値があると思いますのでリンクします。

敗戦後、占領軍による直接支配の時代を終えて、間接支配に移行する際に作られたのが、55年体制だ。米国に間接支配されながら、小さな妥協を勝ち取っていたあの時代を、今よりも良かったと感じる感性が、国民を幸せにできるとは、私には思えない。

もはや、小さな妥協すら望めないということ。
米国も日本も、すでに下り坂のまっただ中にある。かつてのように、小さな妥協で国民にエサを与え、飼い慣らすだけの余裕がない。えさ代にも事欠くようになってしまったのである。、、、

今の時代は、そういう時代になってしまったのだ。いくら55年体制を懐かしがっても、もう戻ることはできない。
米国も自民党も、国民にエサを与えるのではなく、国民そのものが自分たちのエサだと思っている。


今回、自民党に入れた人は、55年体制時代に親の世代が貰っていた「ささやかなエサ」を懐かしんだのでしょう。自民も満足ではないが、民主はもっとヒドかった、もし、かつての55年体制時代程度のエサでも得られる可能性があるなら自民に入れよう、とでも思ったのかも知れません。しかし、上にあるように、今は時代が違う上に、そのことさえ理解できない執行部が自民党を運営しています。日本の富の過半数は55年体制時に生産人口にあった現在60歳以上の人々が持っています。未来を背負う若者は貯蓄も収入もその世代に比べて、もっと少なく、それが上がって行く保障もありません。一方で、財務省にかすめ取られてできた巨額の累積赤字と高齢者の増加に対する生産人口比の急激な低下は、日本の貧困化を急速に進めて行くでしょう。日本国債はまもなく国内では消化できなくなり、外人投資家の投機対象となり、それは国家破綻に直結することになります。現与党と財務省はそれをわかっていながらも自分たちの目先の利益さえ確保できれば、十年後に日本が滅んでいても構わないと思っているようです。

自分の頭で考えて投票する国民がもっといたならもっと得票してもよかったはずの生活の党やみどりの風は惨敗し、森ゆう子氏も落選してしまいました。いくらメディアのプロパガンダや目くらましにダマされたとは言え、やはり自分の頭でちゃんと考えることを放棄したとしか思えない多くの国民自身の責任と言えるでしょう。

衆愚政治に対するフラストレーションは至るところで見られます。独立国大和の「戦時体制への序曲」から。

中国新華社通信の記者さんが 中国国営テレビで喋っていたが ”これからの日本は アジアの不安定要素になる” という言葉は正鵠を得ているだろう。
これから日本は アメリカ政府(666という世界政府) の管理下で運営される。だから、日本国民が自民党が作った法案に反対しようとも、現行の安部内閣は実行する。
消費税増税・TPP・憲法改正 その他、何でもアメリカ政府(日本の財務省)の要望には従うだろう。
気が付いた時には、もう遅い! ・・・ 地獄行きの列車は、もう発車してしまった。 日本国民を乗せて。
いよいよ、平成戦国時代の幕開けとなったか?
これから。最低3年間は戦いの準備をしましょう。
”出来ない” であれば、これからの時代は、彼らの奴隷になるしかナイ。。
それは、ご自身が、常に物事の裏側を見て、対策されなかったツケが来たのだ。覚悟しよう!


世に噛む日々のツイートから

半世紀以上ぶりで、日本の暗黒時代がはじまる。その暗黒を暗黒と感じていないこと自体、これ以上ない、正真正銘の、暗黒の中の暗黒。


わずかに希望が持てる明るい話題は、山本太郎さんが無所属ながら大きな支持を得て当選したことでしょうか。付和雷同、組織票で与党を支持した人が多かった一方で、無所属の山本さんが議席獲得したということは、候補者の主張を聞いて一票を投じた考える国民も都会では増えて来たということではないかと思います。今後、予想されるであろう権力の懐柔と脅迫に負けずに、戦い抜いてもらいたいと思います。多分、彼は、懐柔と恐喝には屈しないだろう、と思います。問題は暗殺です。これまでも国家権力に本気で楯ついた人々は殺され続けてきました。山本太郎氏は、これからがイバラの道であり、自分を注目して欲しい、と述べたそうです。衆人が注目している人間には、権力側も、極端な手は使いづらいからです。つまり、自分が殺される可能性を考えての発言であり、それだけの覚悟を持っているということ示しているのでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする