あっという間に円はその価値を落とし、一ドル150円あたりに定着しました。アメリカや諸外国でのインフレは基地外沙汰になり、景気抑制のために利上げをしていっている一方で、日本はスタグフレーション、物の値段は上がるのに不況が続くという最悪の状態になっています。こんな状態では、思い切った利上げもできず、円は弱まる一方で、食料やその他の資源の多くを輸入に頼らざるを得ない日本の先行きは明るくありません。
こういう厳しいにありながら、まるで他人事かのような態度で木で鼻を括ったような官僚作文を読み上げるだけの邪悪な無能、増税クソメガネの国会答弁を見ていると、怒りが腹の底から湧き上がってきます。増税クソメガネと自民党は己と党の権力維持が第一、中身のない答弁と答弁拒否でノラリクラリと時間をつぶした挙句、「議論はつくされた」と勝手に宣言、採決要員として比例で担ぎ出した元タレント議員を使って強行採決、経団連とアメリカ軍産と統一教会の悪魔のアジェンダを粛々と強行、国民から税金を「吸い上げ」(アベの表現)て、国民の貧困化を進める裏で、オトモダチには大盤振る舞いの悪行三昧。国会で野党がいくらおかしい点を批判しても、そもそも悪意の確信犯ですから、政府与党は、幼稚園のお遊戯の方がマシなレベルの矛盾だらけの言い訳に終始し、そして矛盾を指摘されると「個々の事案についての答弁は控える、、、」と勝手に答弁拒否した上で一般論を棒読みしてお茶を濁す。この連中、生きてて恥ずかしくないのでしょうか?さすがに頭がカラっぽなのが丸出しのクソメガネには、自民党支持の同僚でさえ「アイツはいかん」とダメ出し。ついに内閣支持率が政党支持率を下回りました。つまり、自民党支持者でさえクソメガネのクソっぷりに愛想を尽かし始めたということです。
しかし、擁護するわけではありませんが、これは、クソメガネだけの責任ではないとも言えます。これは「自民党 = 利権」という構造的腐敗ゆえであり、クソメガネもその腐敗構造にがんじがらめになっており、クソメガネは無力な神輿の飾りにすぎません。つまり、クソメガネを下ろして別の看板に架け替えたとしても自民党政権である限り、何も変わらないということです。ラベルを張り替えたら中身も良くなるだろうと錯覚する日本人のおめでたさを連中は利用して、適当なところで首相や内閣をコロコロと替え、適当なところで解散し、その都度、お祭り騒ぎで目眩し、結局は同じ劇団の大根役者が演じる茶番。こんなにコロコロ解散したり辞任したりで、まともな仕事ができるはずがありません。
この利権による腐敗構造を変えるのは難しいと同時に簡単でもあります。難しいのは自民党が政権を握っている限りは変えることは事実上不可能だからです。簡単というのは、自民党を下野させれば、一瞬にして解消できるからです。そもそも設立時から自民党が支援してきた統一教会ですから、統一教会問題も速やかに解決するでしょう。残念ながら、維新、国民は言うに及ばず、立民も権力をとった瞬間に自民党化し、権力維持のために自民党同様の利権構造を作り出し、現状と同じ国民軽視政策が続くでしょう。立民幹部はみな消費税増税派であることからしても明らかで、党としては立民は国民の敵側です。一方、市民政党であるれいわ、イデオロギー政党である共産や社民は、簡単には転ばないでしょうから、かれらが政権に入れば、少なくとも腐敗のスピードは弱められると思います。つまり投票にこれまでいかなかった5割の人の半数でも投票に行けば、簡単に自民党は政権の座から落ちて、長年の政治腐敗が一旦は解消され、国民生活は一挙に向上すると考えられます。次の国政選挙、地方議会の選挙で、われわれ一般国民が生活向上のためにできることは、悪政四党(自公維国)の議員には投票しない、立民に投票するときは候補者をよく吟味することだと思います。それから世襲議員には基本的に投票しないことです。
ついでに言うと、国民が簡単に騙されるのもメディアの報道のレベルが低いこともあります。NHKもほとんど政権の一方的な意見を述べるだけ。政権に都合に悪い事象は、客観的に解釈し、視聴者に解説することがありません。先日も北朝鮮が人工衛星の打ち上げを行いましたが、日本のメディアだけは「ミサイル」と報道し、屁の役にも立たないJアラートを鳴らすような茶番をしています。さすがに「ミサイル」は盛りすぎだと各方面から批判がきて、ようやく「弾道ミサイル技術を使った人工衛星」とこっそり訂正。北朝鮮から「ミサイル」が飛んでこないと日本政府はまずいのでしょうな。で、さっそく「北京ルート」を通じて北朝鮮に抗議したらしいが、実際にやったことは北京の日本大使館に電話して北朝鮮の政府ご意見箱にファックスで「遺憾の意」と送っただけ。これが日本政府の「外交」、そりゃ、わざわざ出向いて行ってカネでもバラまかなければ誰も相手にしてくれません。今朝のNHKでもハマスを「ガザを実行支配するイスラム系テロ組織」と表現していましたが、ハマスはそもそもイスラエルがガザを軍事支配していたときにパレスティナ住民の支援組織を母体としており、れっきとした政党であって、この15年あまり、選挙で正式に選ばれた政権です。イスラエルやアメリカ、そしてアメリカの金魚の糞の日本はハマスが「テロ組織」でないと困るのでしょう。そして、イスラエルの人質のことは大仰に伝えるくせに、イスラエルの刑務所に何年も収容されていたパレスティナの子供のことは伝えない。そして、アメリカのご機嫌うががいばかりのヒラメ政権に人事をにぎられているNHKは自民党のいうことに逆らえない。すっかり骨抜きにされて上(アメリカ)にはヘコヘコ、下(国民)には傲慢横柄な、いわば、河野太郎のような自民党政権、半世紀前に比べても昨今の日本の政治レベルは日本円以上に急落しているように感じます。