ようやくグラントが最終形に近づいてきました。もうちょっと推敲して終わりにします。私の場合、推敲しだすと、細かいことが気になって、エンドレスになります。語尾を「、、、である」にするか「、、、であった」にするかというかというレベルで立ち往生したりします。
そんなことは、週末にビールでも飲みながらソファーに寝転がって審査をするであろうレビューアーにとってはどうでもいいことです。気をつけるべきは、半分酔っ払った人でも「ふんふん」と読めるぐらいシンプルにストレートに書けているかということでしょう。そのためには文章は短く、シンプルに、綴りや文法の間違いをしないというテクニカル面に注意することと、あとは、研究計画の中身が力強いこと、つまり相手が欲しがっているものを提供できているか、極端に言えば「渡りに船」だとでも 思わせるような形でグラントが書けているか、という点だと思います。その辺だけに注意して一通り読み直し、完了とします。
まだ、周辺書類の準備ができておらず、今日は半日以上を潰して、プロジェクト三年間にかかる研究費用の内訳の計算をしていました。こういうのは何ていうのでしたかね、取らぬ狸の皮算用ですか。そして、グラントそのものはまだ絵に描いた餅。正直、虚しくなってきますね。だいたい確率1割の「当てもの」ですし。
それにしても、今回のは長くかかりました。ほぼ丸々、一ヶ月で週末もずっと原稿用紙とコンピューターを睨んでいたので、非常に非生産的な一ヶ月でした。これから、本格的に実のあることをやっていきたいと思うのですけど、その前に秋からの新しいプロジェクトの費用交渉が始まってしまい、それに向けて動物実験プロトコールを書かなければならなくなりました。これでまた数日間は、まだ生まれてもいない動物の数を勘定しなければなりません。この手の仕事が次からつぎに増えていきます。こういうのは何というのでしたっけ、ネズミ算?。
このプロジェクトも今回のグラントもそうですが、リスクが高く、成功が読めないものをサポートするためのプログラムに出しています。今回のは、やることは単純ですが、成功しない確率もかなり高いので、どっちに転んでもなんとか論文にできるような形で進めたいと望んでいます。やったことのない実験を組み合わせてあるので、ひょっとしたら大前提の実験でコケて、そこで撤退になるかもしれません。グラントにはあたかもその実験は簡単に成功して、それに基づいて中心となる実験を行うように書きましたが、正直、そこまでたどり着けるか不安です。
こういうのはなんというのでしたか、砂上の楼閣でしたかね。
ふりかえれば、この半年あまり、こんなことばっかりしていました。なんとも非生産的です。世界の研究者の人々が発見を積み重ねている間に、こちらは空想の世界ですからね。これでは、子供がビデオゲームにふけっているのを注意できるような資格はないなあ、と密かに思った次第です。
そんなことは、週末にビールでも飲みながらソファーに寝転がって審査をするであろうレビューアーにとってはどうでもいいことです。気をつけるべきは、半分酔っ払った人でも「ふんふん」と読めるぐらいシンプルにストレートに書けているかということでしょう。そのためには文章は短く、シンプルに、綴りや文法の間違いをしないというテクニカル面に注意することと、あとは、研究計画の中身が力強いこと、つまり相手が欲しがっているものを提供できているか、極端に言えば「渡りに船」だとでも 思わせるような形でグラントが書けているか、という点だと思います。その辺だけに注意して一通り読み直し、完了とします。
まだ、周辺書類の準備ができておらず、今日は半日以上を潰して、プロジェクト三年間にかかる研究費用の内訳の計算をしていました。こういうのは何ていうのでしたかね、取らぬ狸の皮算用ですか。そして、グラントそのものはまだ絵に描いた餅。正直、虚しくなってきますね。だいたい確率1割の「当てもの」ですし。
それにしても、今回のは長くかかりました。ほぼ丸々、一ヶ月で週末もずっと原稿用紙とコンピューターを睨んでいたので、非常に非生産的な一ヶ月でした。これから、本格的に実のあることをやっていきたいと思うのですけど、その前に秋からの新しいプロジェクトの費用交渉が始まってしまい、それに向けて動物実験プロトコールを書かなければならなくなりました。これでまた数日間は、まだ生まれてもいない動物の数を勘定しなければなりません。この手の仕事が次からつぎに増えていきます。こういうのは何というのでしたっけ、ネズミ算?。
このプロジェクトも今回のグラントもそうですが、リスクが高く、成功が読めないものをサポートするためのプログラムに出しています。今回のは、やることは単純ですが、成功しない確率もかなり高いので、どっちに転んでもなんとか論文にできるような形で進めたいと望んでいます。やったことのない実験を組み合わせてあるので、ひょっとしたら大前提の実験でコケて、そこで撤退になるかもしれません。グラントにはあたかもその実験は簡単に成功して、それに基づいて中心となる実験を行うように書きましたが、正直、そこまでたどり着けるか不安です。
こういうのはなんというのでしたか、砂上の楼閣でしたかね。
ふりかえれば、この半年あまり、こんなことばっかりしていました。なんとも非生産的です。世界の研究者の人々が発見を積み重ねている間に、こちらは空想の世界ですからね。これでは、子供がビデオゲームにふけっているのを注意できるような資格はないなあ、と密かに思った次第です。