ちょっと精神的に疲れています。今年はグラントの応募のためにこの10ヶ月ほどはそれに集中してきて、今月の始めに二本目の応募を終えてようやく一息ついたところだったのですが、そこへ最初のグラントの良くない結果が帰ってきました。まるで、マラソンを走り終えたと思ったら、もう一度スタート地点まで歩け、とでも言われたような感じです。
しかし、ここでヘタリ込んで、座して死を待つというワケにもいかないので、今、自分に何ができるかを考えています。それで、次の〆切に、更にもう一本グラントを応募できる可能性があるかどうかを考え始めました。自信のあったネタはすでに使い切っています。別に興味深いデータがでているプロジェクトはあるのですが、ちょっと小粒です。それをもっと大きな意義ある話に拡げることができるかどうか考えています。
現在のグラントの採択率を考えると、グラントを当てるのは宝くじと変わらないという人がいます。しかし、ダメなグラントはどうやってもダメです。よいグラントを書いた上で、さらに採択されるかどうかにバクチ的運が関与するということなので、そのレベルのグラントが書けるかどうかが問題です。その辺を見切ろうとしているところです。このネタでそこそこ戦えるグラントが書ける確率は5割、その上で採択の確率は多分3割という感じではないかな、と思います。
というわけで、まだしばらく辛い日々がつづきそうですが、なんとかなるだろうと思って日々、目の前のことに集中しようとしています。
さて、昨日、アメリカFRBが量的緩和(QE)終了の決定。
米、量的緩和を終了 FRB決定 ゼロ金利は継続
この決定が世界の経済にどういう影響を与えるかまだ不明ですが、日本の量的緩和とも相まって円安は加速するかも知れません。量的緩和を引き締めるとはいうもののFRBという銀行がドルを刷って、アメリカ政府に金を貸し続けており、その支払いに税金が使われるということには変わりありません。それにしても、FRBという一銀行がアメリカとドルを基軸通貨としている日本を含む貿易国の経済を自在に操ることができるというのは恐ろしいことです。非線形カオスシステムで「ブラジルでの蝶の羽ばたきがテキサスで竜巻を引き起こす」という喩えのように、FRBの量的緩和終了の一言は、世界経済に大きな影響を与え、日本では、円安が進み、株価が暴落し、物価が上がるということを引き起こす可能性があります。このグローバル化というのは、力が集中する要での微細な動きが、世界全体に大きな影響を与え、社会の安定性を損ない、システムの恒常性維持のためのRobustnessを下げるという点で、危険な傾向だと思います。カオスシステムだからこそ、そのシステムの規模はできるだけ限定すべきだと私は思います。力を分散化し多極化すること、即ちグローバル化ではなくローカル化して、個人やコミュニティーのレベルでコントロールできる部分を増やしていくこと、そして、その小コニュニティー同士を揺るやかに繋いで、柔軟性の乏しいヒエラルキー構造に嵌め込むこれまでのやりかたをやめることこそ、豊かさと安定の道であろうと私は思うのですが、(多分、インターネット時代でテレビを見なくなった世代の人は、私と同じように思っていると思います)、現時点でヒエラルキーの頂点にいる連中が、その構造を維持するために必死になっているので、簡単に行きません。しかし、最終的にテレビがインターネットに取って代わられ、個人の情報の発信にマスコミが不要となっていくのと同じく、社会は多極化し、力は分散されていくだろうと思います。経済においては、最終的には、通貨管理を中央銀行に依存しないシステム、ビットコインでも地域通貨でも金本位制でもいいと思います、に置き換わって行くはずだと想像します。もしもこのFRBのQE終了宣言が世界大恐慌を引き起こしたら、それはドル崩壊を一気に加速させるでしょう。そうなれば、中央銀行発効の通貨に依存しないシステムを採用し出すコミュニティーは増えて行くはずです。もちろん政府は規制しようとするでしょうから、簡単には行かないでしょうが、世の中はそういう方向に向かうと私は確信しています。
しかし、ここでヘタリ込んで、座して死を待つというワケにもいかないので、今、自分に何ができるかを考えています。それで、次の〆切に、更にもう一本グラントを応募できる可能性があるかどうかを考え始めました。自信のあったネタはすでに使い切っています。別に興味深いデータがでているプロジェクトはあるのですが、ちょっと小粒です。それをもっと大きな意義ある話に拡げることができるかどうか考えています。
現在のグラントの採択率を考えると、グラントを当てるのは宝くじと変わらないという人がいます。しかし、ダメなグラントはどうやってもダメです。よいグラントを書いた上で、さらに採択されるかどうかにバクチ的運が関与するということなので、そのレベルのグラントが書けるかどうかが問題です。その辺を見切ろうとしているところです。このネタでそこそこ戦えるグラントが書ける確率は5割、その上で採択の確率は多分3割という感じではないかな、と思います。
というわけで、まだしばらく辛い日々がつづきそうですが、なんとかなるだろうと思って日々、目の前のことに集中しようとしています。
さて、昨日、アメリカFRBが量的緩和(QE)終了の決定。
米、量的緩和を終了 FRB決定 ゼロ金利は継続
二〇〇八年のリーマン・ショックで悪化した米国景気を立て直すために六年間続けてきた量的緩和が終わることで、米国の金融政策は大きな節目を迎える。FRBは昨年十二月の段階で米国債などを月八百五十億ドル(九兆二千億円)規模で購入していたが、雇用状況の緩やかな回復を受け今年一月以降は縮小。月百五十億ドルまで減らしていた。
この決定が世界の経済にどういう影響を与えるかまだ不明ですが、日本の量的緩和とも相まって円安は加速するかも知れません。量的緩和を引き締めるとはいうもののFRBという銀行がドルを刷って、アメリカ政府に金を貸し続けており、その支払いに税金が使われるということには変わりありません。それにしても、FRBという一銀行がアメリカとドルを基軸通貨としている日本を含む貿易国の経済を自在に操ることができるというのは恐ろしいことです。非線形カオスシステムで「ブラジルでの蝶の羽ばたきがテキサスで竜巻を引き起こす」という喩えのように、FRBの量的緩和終了の一言は、世界経済に大きな影響を与え、日本では、円安が進み、株価が暴落し、物価が上がるということを引き起こす可能性があります。このグローバル化というのは、力が集中する要での微細な動きが、世界全体に大きな影響を与え、社会の安定性を損ない、システムの恒常性維持のためのRobustnessを下げるという点で、危険な傾向だと思います。カオスシステムだからこそ、そのシステムの規模はできるだけ限定すべきだと私は思います。力を分散化し多極化すること、即ちグローバル化ではなくローカル化して、個人やコミュニティーのレベルでコントロールできる部分を増やしていくこと、そして、その小コニュニティー同士を揺るやかに繋いで、柔軟性の乏しいヒエラルキー構造に嵌め込むこれまでのやりかたをやめることこそ、豊かさと安定の道であろうと私は思うのですが、(多分、インターネット時代でテレビを見なくなった世代の人は、私と同じように思っていると思います)、現時点でヒエラルキーの頂点にいる連中が、その構造を維持するために必死になっているので、簡単に行きません。しかし、最終的にテレビがインターネットに取って代わられ、個人の情報の発信にマスコミが不要となっていくのと同じく、社会は多極化し、力は分散されていくだろうと思います。経済においては、最終的には、通貨管理を中央銀行に依存しないシステム、ビットコインでも地域通貨でも金本位制でもいいと思います、に置き換わって行くはずだと想像します。もしもこのFRBのQE終了宣言が世界大恐慌を引き起こしたら、それはドル崩壊を一気に加速させるでしょう。そうなれば、中央銀行発効の通貨に依存しないシステムを採用し出すコミュニティーは増えて行くはずです。もちろん政府は規制しようとするでしょうから、簡単には行かないでしょうが、世の中はそういう方向に向かうと私は確信しています。