昨年のIg-Nobel平和賞は、男性兵士同士への催淫を促して戦闘士気を鈍らせる非殺傷兵器「Gay Bomb」の開発に対して与えられたのですが、その「Gay Bomb」プロジェクトをスクープしたWatchdog groupの「Sunshine Project」(http://www.sunshine-project.org/)が資金難のため活動を中断すると発表したというニュースを知りました。Sunshine Projectは生物兵器の殺傷目的へ使用に反対する民間組織なのですが、そのディレクター、Edward Hammondは、「非政府組織である我々の平和と安全に対する活動に対して、スポンサーの賛同を得るのが困難になってきた」と述べています。Hammondはアメリカが危険な生物兵器開発研究を推進している一方で、大学や研究組織における生物学的安全性が確保されていない実情を明らかにしきた人です。国防の問題ですから、機密に物事が運ばれるのはやむを得ない所はあるのですが、だからこそ却って、危険な病原菌や生物活性物質が、一般人が気づかないほど身近な所で無造作に扱われているのが現状なようです。
一般人にとっては戦争はする方もされる方も傷つくだけで何一つ良いことはありません。先日、久しぶりにモータウン1970年のヒット曲のEdwin Starr の「War」を耳にしました。この曲は最初、Temptationsが歌ったのですが、余りヒットせず、Edwin Starrが歌って大ヒットしたもので、モータウンサウンドには珍しいベトナム戦争の反戦歌です。バックコーラスとの掛け合いで歌われるテーマ、
War, what is it good for? ABSOLUTELY NOTHING! にメッセージの力強さを感じます。
良い戦争や、良くない平和などあったためしはありません。誰でも戦争がよくないことを知っていながら止められないのですから始末に負えません。止められないのなら、せめて戦争をより安全なものにしよう、そういう考え方があっても良いと私は思います。Sunshine Projectの目的の一つはそういう考えに基づいているように思います。政府機関でないからこそ、一般人の視点で、戦争の絶対悪や国防という名の侵略行為について、正しく非難できるのだと思います。こうした民間の団体が活動の輪を広げていくことは、戦争の防止にとって重要であろうと私は思います。8年にわたる活動を資金難のために中止せざるを得なくなったSunshine Project ですが、同様の活動が今後も民間から生まれることを期待したいと思います。
一般人にとっては戦争はする方もされる方も傷つくだけで何一つ良いことはありません。先日、久しぶりにモータウン1970年のヒット曲のEdwin Starr の「War」を耳にしました。この曲は最初、Temptationsが歌ったのですが、余りヒットせず、Edwin Starrが歌って大ヒットしたもので、モータウンサウンドには珍しいベトナム戦争の反戦歌です。バックコーラスとの掛け合いで歌われるテーマ、
War, what is it good for? ABSOLUTELY NOTHING! にメッセージの力強さを感じます。
良い戦争や、良くない平和などあったためしはありません。誰でも戦争がよくないことを知っていながら止められないのですから始末に負えません。止められないのなら、せめて戦争をより安全なものにしよう、そういう考え方があっても良いと私は思います。Sunshine Projectの目的の一つはそういう考えに基づいているように思います。政府機関でないからこそ、一般人の視点で、戦争の絶対悪や国防という名の侵略行為について、正しく非難できるのだと思います。こうした民間の団体が活動の輪を広げていくことは、戦争の防止にとって重要であろうと私は思います。8年にわたる活動を資金難のために中止せざるを得なくなったSunshine Project ですが、同様の活動が今後も民間から生まれることを期待したいと思います。