戦前の全体主義への復帰を目指すカルト集団、日本会議の大阪部長とアベ氏の絡んだ不正国有地払い下げ疑惑。海外のメディアも首相夫人が名誉校長をつとめる学校が幼稚園では洗脳軍国教育をやっていた上に十億円以上の価値のある国有地を実質タダ同然で手に入れた上、安倍晋三小学校という名前で寄付を募っていたというスキャンダルを取り上げ、産経新聞の子供じみた火消しも焼け石に水、政権を揺るがす大火事となりそうな気配です。ちなみに、ネットで見られるこの幼稚園の運動会の宣誓、キョーレツに気持ち悪いです。この北朝鮮顔負けの洗脳幼稚園、大手メディアも取り上げ始めました。
森友学園・塚本幼稚園、教育基本法に違反する政治活動を行っている「個別具体的事例」の文字起こしから。
みなさん、だいじょーぶですかあー(陽水風に)
子供にこんなことを言わせる学校、ここまでくると措置入院ものですが、こうした自己中心的な考えを絶対的に正しいと信じ込んでしまうのはアベ氏や日本会議だけに限りません。人のbelief systemというのは危ういものです。権力者に都合の良い全体主義を「愛国心」の名のもとに押しつけ、日本は神国だという全く根拠のない理屈で「日本、すごーい」プロパガンダで持ち上げて他国を見下させて政府への不満を逸らせ、正論には「非国民」と非難して黙らせる、政府の役人と政治家はずっと国民をバカにしてきたのでしょうな。
同じ「愛国心」と言ってもNationalism とPatiotism は違うのだと言う人もいますが、ま、それは詭弁というものでしょう。この根底には、自と他を比較して、自国のその優位性を感じようとすることに変わりなく、それが意識的か無意識的かの差ぐらいのものだと思うからです。いずれもエゴの産物と言えなくものありません。
2003年のインタビューで、チョムスキーは愛国心の別の区分をしています。
なるほど、国の人々に善なることを考えることこそ愛国心の行いであり、その二次的感情あるいは行動指針としてのNationalismやPatriotismは「愛国心」の本質ではない、という考え方もありますね。
世界でナショナリズム傾向が進む中、しばらく前の東京新聞のコラム「筆洗」が秀逸です。
筆洗 2/22/17から
このような軍国洗脳教育をする学校やアベ政権のいう「愛国心」は間違いなく、まがい物であり、それこそ「よこしま」なものです。
森友学園・塚本幼稚園、教育基本法に違反する政治活動を行っている「個別具体的事例」の文字起こしから。
あついあつい夏がすぎて、ぼくたちわたしたちの待ちに待った、平成27年度 秋の大運動会がきました。
、、、、大人の人たちは、日本が他の国に負けぬよう、尖閣列島・竹島・北方領土を守り、日本を悪者として扱っている、中国、韓国が、心改め、歴史で嘘を教えないよう、お願い致します。安倍首相、ガンバレ! 安倍首相、ガンバレ!安保法制国会通過よかったです!僕たち、私たちも、今日一日、パワーを全開します。日本ガンバレ!えいえいおー!”
、、、、大人の人たちは、日本が他の国に負けぬよう、尖閣列島・竹島・北方領土を守り、日本を悪者として扱っている、中国、韓国が、心改め、歴史で嘘を教えないよう、お願い致します。安倍首相、ガンバレ! 安倍首相、ガンバレ!安保法制国会通過よかったです!僕たち、私たちも、今日一日、パワーを全開します。日本ガンバレ!えいえいおー!”
みなさん、だいじょーぶですかあー(陽水風に)
子供にこんなことを言わせる学校、ここまでくると措置入院ものですが、こうした自己中心的な考えを絶対的に正しいと信じ込んでしまうのはアベ氏や日本会議だけに限りません。人のbelief systemというのは危ういものです。権力者に都合の良い全体主義を「愛国心」の名のもとに押しつけ、日本は神国だという全く根拠のない理屈で「日本、すごーい」プロパガンダで持ち上げて他国を見下させて政府への不満を逸らせ、正論には「非国民」と非難して黙らせる、政府の役人と政治家はずっと国民をバカにしてきたのでしょうな。
同じ「愛国心」と言ってもNationalism とPatiotism は違うのだと言う人もいますが、ま、それは詭弁というものでしょう。この根底には、自と他を比較して、自国のその優位性を感じようとすることに変わりなく、それが意識的か無意識的かの差ぐらいのものだと思うからです。いずれもエゴの産物と言えなくものありません。
2003年のインタビューで、チョムスキーは愛国心の別の区分をしています。
第一に、愛国心をめぐるお話は馬鹿げています。 二種類の愛国心があると言っていいでしょう。 指導者がいうことに反射的に従う愛国心がその一つです。 もう一つは、自分の国、社会の人々とその運命に対する憂慮と関心、私の孫や隣人などなどに何が起きるだろうといった思慮にもとづくものです。 これはもう一つの愛国心です。これは分別のあるものです。 この意味でならば、戦争に反対して抗議行動を行う人々は愛国者であると言うことができます。 こうした人々は、自分の考えに従って、そして私が知る限りでは世界の人々が考えるのと同じように、自国の利益になるように行動しているからです。
なるほど、国の人々に善なることを考えることこそ愛国心の行いであり、その二次的感情あるいは行動指針としてのNationalismやPatriotismは「愛国心」の本質ではない、という考え方もありますね。
世界でナショナリズム傾向が進む中、しばらく前の東京新聞のコラム「筆洗」が秀逸です。
筆洗 2/22/17から
愛国心とは何か。英国の劇作家バーナード・ショーは「自分が生まれたという理由で、その国が他より優れているという思い込みだ」と定義した▼米国の作家アンブローズ・ビアスは「自分の名声を明るく輝かしいものにしたい野心を持った者が、たいまつを近づけると、じきに燃え出す可燃性の屑物(くずもの)」だと『悪魔の辞典』に書いた▼ショーは二つの世界大戦の時代を生き、ビアスは南北戦争の激戦をその眼に刻んだ。だから、「愛国心」という言葉には危険なトゲが潜んでいることを、毒舌に込めて伝えたのだろう▼さて、この学校はどんな「愛国心」を、子どもたちに伝えたいのか。四月に新設され、首相夫人の安倍昭恵さんが名誉校長を務める大阪の私立小学校は、教育理念に「日本人としての礼節を尊び、それに裏打ちされた愛国心と誇りを育て」ることを掲げる▼だが、この学校をつくる学校法人が運営する幼稚園は保護者に「よこしまな考え方を持った在日韓国人や支那人」と記した文書を配っていたという。隣人への憎悪をあおる言葉を使うのが「日本人としての礼節」なのか。それはどんな愛国心や誇りにつながるというのだろう▼この学校法人をめぐっては、国有地払い下げをめぐる問題も注目されている。国民の大切な財産が不当な形で売り払われていたのかどうか。これもまた、「礼節」が問われる問題だ。
このような軍国洗脳教育をする学校やアベ政権のいう「愛国心」は間違いなく、まがい物であり、それこそ「よこしま」なものです。