百醜千拙草

何とかやっています

旧体制マスコミの自殺

2012-04-30 | Weblog

陸山会裁判の後、また例によって、アサヒったり、ヨミウったり、マイニチったりしている全国紙のクソ社説をちらちら読むと、本当にバカにつける薬はない、と思います。また、判決文も、デタラメ捜査、デタラメ起訴をマトモに批判しては、裁判長は自分のいる組織も危ないと思ったのでしょう、無罪とは言え、かなり疑問の残る判決文でした。結論が違うだけで、ほとんど「ミスター推認」なみです。これは、最初は予定通り有罪の線で判決文を書いていたのに、最後の最後で無罪にせざるをえなくなって書き直したためだ、という話を聞きました。最終的に無罪を決めたのは、これ以上犯罪を暴かれるのをおそれた最高裁事務総局と検察だという意見と、反小沢党執行部が無能すぎて使い道がないとサジを投げたアメリカだ、という説を見ましたが、どうなのでしょう。この判決へのアメリカの直接関与は多分ないだろうと私は思います。判決日にあったジェラルド カーティスによる反小沢キャンペーン講演会でも小沢攻撃は続いていたようでしたし。

この裁判で、つくづく思ったのは、無論、陰謀を画策した最高裁や検察が悪いのはそうなのですが、それ以上に悪いのがマスコミだと思います。多分、これはこの事件を見守ってきた多くの人が持つ感想でしょう。正義面しながら、平気でウソとプロパガンダを垂れ流し、加えて、購読料まで取ったりする上、そのデタラメに対して、一切責任をとろうとしない卑怯者どもです。稗史倭人伝のマスコミ批判に私も同感します。


新聞を読む人は朝日新聞の購読者であり、毎日・読売の購読者である。
いわば新聞社の固定客である。
お金を払って読んでくれている人たちである。

しかし、新聞社はこの人たちを騙しているのだ。
この程度の馬鹿社説で購読者を騙せると思っているのだ。
購読者の知性を徹底的に馬鹿にしているのだ。

わざわざお金を出して馬鹿扱いされている人がいる。
新聞に騙される人は、自分からお金を出して騙されに行っているのだ。

そして新聞を購読するということは、その新聞社の生存に力を貸していることになる。
新聞をお金を出して読む人は詐欺の被害者であり、詐欺師に生活費を渡す加害者でもある

ちょっと過激な結論かも知れませんけど、社会の加害者になりたくなければ、捏造偏向いっぱいのゴミ新聞を購読するのは止めないといけません。アサヒ、ヨミウリ、マイニチの反吐がでそうな社説に比べたら、東京新聞の社説は、マトモです。

小沢元代表無罪 許せぬ検察の市民誘導

 「事実に反する内容の捜査報告書を作成した上で、検察審査会に送付することがあってはならない」と裁判長は述べた。

 検察が虚偽の文書を用いて、市民を誤導したと指弾されてもやむを得まい。石川議員の供述調書も、検事の違法な威迫、誘導があり、裁判で証拠採用されなかった。取り調べ過程の全面録画(可視化)の議論は加速しよう。

 今回の裁判でも、弁護側は「検察が意図的に検察審に誤った判断をさせた」と主張していた。これは検察審の悪用であり、事実なら言語道断である。市民の議論をサポートする弁護士を複数制にしたり、容疑者に弁明機会を与えるなど、改善点を模索したい。

 

一方で、朝日新聞が捏造記事で訴えられて、名誉毀損で賠償命令を受けたという記事を朝日以外の新聞各社が記事にしているのを見ました。

朝日新聞に議員へ賠償命令…郵便不正事件記事で

このニュースを報じた新聞各社さん、明日は我が身ですよ。マスコミの捏造記事に対して、損害賠償の訴訟を起こすというのは、よい手かも知れません。少なくとも、捏造記事を読まされた新聞購読者は被害者と言えますから。この手の小さな個人訴訟を数多く起こすことは、新聞社に対するプレッシャーになるでしょう。SLAPPという企業にとって都合の悪い市民団体などを押さえ込むためにやる恫喝目的の訴訟がありますが、その逆バージョンですね。同様の手を原発推進電力会社に対して行うのはどうか、という案もどこかで見ました。集団訴訟だと、形ばかりの裁判をやって最後は敗訴して終りになるので、集団ではなく、多数の訴訟を出すのがミソなのだそうです。

もう一つ、山崎行太郎さんのブログから抜き書き。

要するに、小沢裁判が明らかにしたのは、新聞、テレビが象徴する「巨大マスコミの集団自殺」という問題であった。小沢裁判が明らかにしたのは、マスコミは旧体制勢力の支配下にあり、言い換えればマスコミとは文字通り「旧体制」そのもの、ないしは「旧体制補完勢力」だという現実だった。

「小沢一郎無罪判決」を受けて各新聞社は、「社説」で、その態度と意見を表明しているが、「社説」を読むまでもなく、「巨大マスコミの自殺」は、ますます明らかである。

朝日新聞:「小沢氏無罪判決—政治的けじめ、どうつける」、

読売新聞:「小沢氏無罪 復権の前にやることがある」、

毎日新聞:「小沢元代表無罪 なお政治的責任は重い」、

産経新聞「小沢氏無罪判決 証人喚問で『潔白』示せ このまま復権は許されない」

日経新聞:「無罪判決を“小沢政局”につなげるな」

ことここに至っても、まだ国民や一般市民・・・を自分たちの都合のいい方向へ誘導し、洗脳しようとしていることが、タイトルからも分かる。いつまでたっても「目の覚めない奴等・・・」だとでも言うほかはない。これらのタイトルを見るだけで、各新聞社の幹部連中が、何を考えているかは明らかである。これらの社説は、あくまでも「小沢一郎問題」に固執している。ネット論壇で、あるいは一部の新聞社系週刊誌で、中心的な話題になっている「検察の暴走や犯罪」、あるいは新聞とテレビが代表する「マスコミの暴走と犯罪」という問題には無関心である。

そもそも、何故、裁判官は、被告・小沢一郎に対して「無罪判決」を下したのか。

検事による「捜査報告書の偽造・捏造」という問題、検察審査員11名の平均年齢の謎から最高裁事務総局という謎の組織の問題など、要するに「検察審査会スキャンダル」と「最高裁スキャンダル」、つまり小沢裁判における検察や裁判所の「犯罪」が、今まさに、追及されようとしているからではないのか。「検察審査会スキャンダル」や「最高裁スキャンダル」の追及は、森ゆうこ参議院議員等を中心に、国会でも開始されようとしている。 

ちょっと長くなりますが、もう一つ。八木さんたちはこの小沢氏失脚謀略の主犯が最高裁だという意見に必ずしも賛同されてはいないようですが、しかし、一市民T氏の最近のブログでの情報で私は、やはり最高裁がこの冤罪事件の中枢にいるのだと腑に落ちました。検察審査会制度は昔からありますが、その二回の起訴決議で強制起訴が可能となる、という法律は、実は麻生政権の末期、いよいよ民主党政権が誕生する可能性が高くなってきたころに、こっそり制定されています。T氏のブログの情報、[最高裁は、「法務委員会秘密会開催要請文提出」で無罪判決を出さざるを得なかった]を読んで、この強制起訴制度は小沢失脚の目的でわざわざ制定されたものだ、という前から言われていた説に私も確信を持ちました。だとすると、この陰謀は麻生政権時代の自民党、最高裁と検察を含む行政、司法官僚組織のコラボということでしょう。検察が不起訴を決定したはるか前に、検察は小沢氏秘書の取り調べのときに口が滑って、小沢氏が検察審議会で強制起訴されると漏らしています。これは、この謀略が二年以上前から予定されていたということの証拠であり、かつ、検察は起訴できるような材料を何も持っておらず、検察審議会の強制起訴制度を悪用せざるを得ない、ということが早くからわかっていたということであり、更に、検察と検察審議会を実質操っている最高裁事務総局が同じ穴のムジナの実行犯部隊であったということを示しています。

これから、検察審議会制度はこれから検察を含む本当の悪事の首謀者にブーメランとなって返ってくることになるでしょう。楽しみです。

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陸山会事件判決について

2012-04-27 | Weblog

小沢氏の裁判が無罪に終わり、犯罪者集団の検察と裁判所が亡国の崖っぷちへとこのまま一気に突っ走るという事態は、とりあえず回避されました。病根を断つという意味では、この無罪判決が本当に喜ばしいことであったかどうか、あと十年経ってみないとわかりません。しかし、これによって小沢氏の政治活動への制限が減り、このドジョウ無能政権も好き勝手できなくなるでしょうから、日本国民にとっては良いことに違いありません。

判決文を私はまだ読んでいませんが、どうも検察の犯罪事実についての追求は不十分なもので、満足なものではないようです。犯罪事実のないでっちあげ罪状で、しかも三権のどこにも建前上属さないというヘンな組織、検察審査会制度(実際は最高裁が操っている)というものを悪用されて、延々と裁判で拘束された上で、当然の無罪となったのに、いまだに「説明責任がある」とか言っている、つける薬のない自民党と公明党の党首、恥ずかしくないのでしょうかね?信者でなりたっている公明党はともかく、自民党は党首がこの見識では、もう永久に与党に返り咲くことはないでしょう。

無罪判決が出た経緯については、私は天木さんの意見と同じです。これ以上デタラメをやれば、最高裁がやってきた犯罪(裏金づくり、検察審査会のでっちあげ)が表に出てしまうので、これで幕引きをして取りあえず組織を守りたいということでしょう。司法、行政官僚組織は、税金を横領し裏金づくりを行ってきました。その不祥事をゴマカすために政治家に借りをつくってしまい弱みを握られてしまったというのがおそらく今回の事件の発端でしょう。政権交代の可能性にあせった麻生自民が当時の森法相を通じて西松事件で小沢氏に対する国策捜査を始めたのが一連の事件の始まりです。あれだけマスコミが大騒ぎした西松事件、どこにいっちゃったのですかね?酷いものです。今回の最高裁による検察審査会のでっちあげ事件、どうも弁護士資格をもつ与党内の人間が、最高裁の裏金づくりの弱みにつけ込んで、やらせたようです。だからこそ、昨年の民主党代表選の当日に、本来でるはずのない検察審査会の決議が出たわけです。もし、今回、裁判所がビビらずに毒を喰らわば皿まで状態のヤケクソで突っ走っていたら、最終的に、検察、最高裁、与党の議員、自民党の連中、マスコミ連中、ずるずると悪人どもが出てきて、裁判所も検察もトップ数人のクビを飛ばすぐらいでは済まなくなる可能性があったでしょう。以下、天木さんのブログから。

  この国の権力側が、国策起訴を自己否定してまでも無罪判決を
下さなければならなかった理由があるとすれば、それは唯一つ、
最高裁の犯罪疑惑がこれ以上追及されることをおそれたからだ。

 無罪判決で小沢事件を終わらせようとしたのだ。

 その見立てが正しければ検察側の控訴はない。

 無罪が確定することになる。

新政研でも、判決に際して、検察の組織的な調書捏造という犯罪発覚し、それをもとにした裁判であることが明らかになったのに、公訴棄却をしなかったという事実に対して抗議の声明を出しています。

捜査当局のこのような犯罪行為は、日本国憲法に規定された正当な選挙で選ばれた国民の代表であり、国権の最高機関の一員である国会議員を不当に弾圧するものであり、議会制民主主義の根幹を揺るがすものである。同様なことが一般国民に対して行われていると考えると震撼せざるを得ない。無辜の市民が容易に犯罪者にされることになり、我が国の民主主義、法治国家としての存立基盤さえ危うくする。

 

八木さんが代表をつとめる市民の会は、判決の前日、この捏造調書を書いた田代検事の上司を刑事告発したようですが、一緒に告発したいという人々からの告発書が大量に来て、結局、旅行バッグで告発書を運ぶことになったそうです。

 本日(といっても、深夜を過ぎちゃったので、昨日の25日ということになりますが)、予告通り、佐久間達哉元特捜部長、大鶴基成元次席、木村匡良元主任検事、斎藤隆博特捜副部長、吉田正喜元副部長を偽計業務妨害、田代政弘検事を偽証、堺徹特捜部長、斎藤隆博特捜副部長を犯人隠避で、告発状を提出してまいりました。

さらに、すでに告発済みの田代検事の虚偽有印公文書作成および行使に関して、追加の告発事実補充書も出しました。

 それはいいのですが、先週、私が告発宣言をしてから、うちの会に入会申し込みが殺到し、事務局がパンク状態に。告発状ができたのが日曜午後だったのですが、それから実質二日で、なんと全国から125通もの告発状が届いたのです。
 その量、紙枚数にして1700枚以上!

最高裁や検察はこれでなんとか収まってウヤムヤになって欲しいと思っているでしょうが、どうでしょうか。すでに小沢氏一人の問題ではなくなってきて、多数の市民の人々が官僚組織の犯罪を追求するようになってきています。なぜなら、これは、人権の問題であり、民主主義の問題であり、法治の問題であるからです。すなわち、小沢氏におこったことは、誰にでも起こりうることであり、それは民主主義の法治国家においては起こってはならないものだらです。

この事件が日本の国家としての成熟のために何らかのポジティブな作用をもたらすとしたら、それは、これによって、官僚組織の犯罪、マスコミの犯罪が追求され、断罪される場合でしょう。

 

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レビューのこと、平和の終わり

2012-04-24 | Weblog

先週依頼があった論文レビュー二本とグラントのレビュー、よく見てみるとどちらも昔の知り合いがらみでした。論文の一つは十年ほど前に独立した知り合いからのもので、その間、一度だけ学会で会っただけでしたが、なんと十年前のテーマをネチネチやっていました。正直、そのネチネチさに感動しました。多少冗長でしたが、シブい良い論文でした。私はすぐ興味が移るので困ります。よい論文を読むと、研究というのは、深く掘り下げていくことが重要なのだなと思います。もう一つは、学会などで数回、話をしただけの間柄の人の研究室からですが、仕事についてはお互い細々とやっていた昔のころから知っています。私はいまだに細々なのに、相手方はいまや中規模の研究グループを抱え、iPS研究の一部門の教授として活躍中。以前もこのジャーナルに論文を発表していたのを覚えています。私もこのジャーナルのレベルの雑誌に論文がコンスタントに載るようになればいいのになあ、と常々、思っています。グラントの方はベルギーからで、つい最近独立した知り合いの下でポスドクを始めた人のフェローシップの応募でした。見てみるとよく書けています。この春、数本引き受けたイタリアのグラントの出来と比べたらはるかに良いです。当然ですが、グラントにしても論文にしても、読み手のことを考えて書いてあるものはやはり高い得点をとることになります。科学コミュニケーションは情報の送り手と受け手との間のやりとりですから、情報を送る方は受け手のこと考えるのは当然のことなのです。実際は、そう思っていない人がかなり沢山いるという印象があります。研究の口頭発表で、スライドの方だけ見ていて聴衆の方を一切見ないような人がいます。日本人には結構、多いです。こういう人の発表は、内容が伝わっているかどうかを見ながら喋っていないので、分りにくいです。中には、聴衆のレスポンスを全く見ていないくせに、発表内容の質問に対して「話を聞いていたのか?」と逆切れしたりする人もいます。これはみっともないです。人に話をするときは、相手の目を見て話せ、といいますね。大勢の聴衆に対して話す場合も同じです。聴衆全員の目を見るのは不可能でも、聴衆がどのように自分の話を聞いているかのフィードバックを取りながら話すことは重要だと思います。グラントも論文も、読み手が十分言いたいことを理解できるような考慮がされてあり、そして読み手が持つであろう疑問に対して答えを与えていくような書き方がしてあると、評価する立場としては、読みやすいですし、そして何より、その研究者は同様の思慮深い態度でもって研究にも臨むだろう、と好意的な先入観をもつことになると思います。一方、オレの研究はスゴいだろう、スゴさのわからないヤツはバカだ、と言わんばかりのグラントや論文もあり、そういうものは大抵、中身は大したことはありません。

さて、今週、4-26に小沢氏への判決が出ることになります。無罪は当然ですが、裁判長は、この起訴そのものの問題を論じ、冤罪をでっち上げた検察と検察審査会を厳しく批判してその調査を促すような判決文を出さないとダメです。しかし、「ミスター推認」の時のように、有罪判決を出す可能性はあります。公訴棄却をしなかった時点で、この裁判長はヒラメで上を見ながら仕事をしているのではないかという危惧があります。つまり、裁判長が司法人としてのintegrityを重んじず、前回同様、最高裁に脅されて「魂」を売ってしまう可能性は低くないということです。その場合の日本の統治システムに対する国民の不信は拭い難いものになると私は思います。最高裁はそこまでバカでしょうか。そうでないことを望みますが、これまで散々、政治家、官僚どものバカさ加減を見せつけられてきましたから、最高裁がそこまでバカでも驚きません。しかし、そうなれば、日本の平和はもう終りでしょう。日本が、法治国家でも民主主義国家でもない、官僚独裁国家に過ぎないということを宣言することになるわけですから。国民の統治機構への不信が高まれば、普通の国だと、暴動がおこり市民戦争となります。この国難にあってなお、己の利益しか考えない官僚組織に対しては、平和ボケで骨抜きにされてきた日本国民でも、さすがにキレるのではないかと思うのですが。

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Buffett rule否決、戦う市井の人々

2012-04-20 | Weblog

つい先日、アメリカ議会で、いわゆる「Buffett rule」法案に関する議決があり、共和党が反対して不成立となりました。これは、昨年、投資の神様、Warren Buffettが、「国に金がないのなら、俺たちのような金持ちにもっと課税するべきだ」という発言を受けて、オバマ政権が提出したものです。投資などの不労所得に対して不公平に税率の低い金持ち優遇税制を批判して、前回のState of Union speachでは、オバマはわざわざBuffettの秘書を議会に招待し、「秘書の人の方がBuffettよりも高い税率なのはおかしい」と述べ、金持ち優遇税制を批判しました。今回、金持ちへの課税を最低30%とするという増加案、「Buffett rule」を正式に議会に提出したのですが、共和党に潰されたというわけです。反対の票を投じたマサチューセッツ議員、スコットブラウン、「増税をする前に、ムダな政府の支出のカットが先だ」とどこかで聞いたようなセリフ。低所得者ほど負担の大きくなる逆進性の消費税ではなく、金持ち優遇税制を正そうとしているだけなのに、コレです。大多数の国民の意志を無視して、「命をかけて」消費税増税しようとする財務教信者に対して、日本の国民はもっと怒るべきでしょう。財源などいくらでもあります。最も簡単なのは、日銀を全て政府が買い取り、通貨の発行権を政府が握れば済む事です。国の借金など一瞬で消えます。この話は、また機会をあらためて書きたいと思います。日本の「支配者層」がこの円高で、震災に苦しむ、不景気にもかかわらず、金融緩和せず、国内にカネをバラまかない本当の理由は、人々をカネの奴隷にしておきたいからであると私は思っています。今、一般国民は、「生かさぬよう、殺さぬよう」にされた百姓の立場にあります。人々を奴隷とするために、かつて、身分制、年貢、隣組など、数々の道具が用いられてきました。現代でもっとも有効な道具はカネです。カネがないと生きて行けないような社会システムを作り上げ、カネを得るために人々は働き、良い収入を得るために学歴を積む、そういう「本末転倒」が起きています。本来、働いたり、学問したりすることが先にあって、カネはその後をついてくるべきものですが、今やほとんど誰もそう思っていません。最も顕著なのはアメリカでしょう。若いアメリカ人を見ると、このカネを使った奴隷制度にすっかり洗脳されていて気の毒なぐらいです。彼らは大学に行くために多額の借金をし、卒業してからも長らくその借金を返すために働かねばなりません。学生ローンで破産してホームレスになった人も大勢います。彼らが働くのは、働いて社会に貢献し社会のメンバーとして認められたいからではなく、ほぼ純粋にカネを稼ぐためです。一生のうちの何十年も働くことになるのに、その目的はカネを得るためというのですから、何のために生きているの?という感じです。極論すれば、今の社会のシステムは人々に借金を背負わせて、それによって人々を奴隷化するために仕組まれているとも言えます。Libertarianのロン ポールがアメリカの日銀、FRBのシステムに反対してきている理由も、カネがないと生きて行けない社会システムで一般アメリカ人が奴隷化されている諸悪の根源がFRBだと考えているからでしょう。同様のことが日本の日銀にも言えるでしょう。この独立(?)組織がカネの発行権を握っているという特権が、国民の富を搾取するためのマネーロンダリングスキームに他ならないのではないかと私は思っております。

カネがなくても生きて行ける世の中というのは、今では想像するのも難しくなりましたが、あります。小さな共同体で自給自足の共産制でやれば、カネは余りいりません。減ってきていますが、事実、そういう所はあります。そういう社会に戻すためには、地方分権、食料の地産地消、自給自足を進めることです。そして、日銀ではなく政府が直接カネの発行を行う制度にしなければなりません。(簡単な話ではないですけど)

 

ところで、最近のブログ、三件リンクしておきたいと思います。

柳田先生のブログで、原発再稼働と太平洋戦争突入時のことについて興味深いエントリーがありました。福島原発の事故の時、私も含めて、これは第二の敗戦だ、という感想を持った人が多かったようですが、しかし、実は、本当の苦しみと本当の敗戦は、これからやってくるのかも知れません。ヤラセの説明会、ヤラセの安全確認、福島の事実隠蔽、数々のインチキを弄して、原発再稼働を画策する連中が、口を開けることもできなくなるような結末が待っているのかも知れません。以下、ブログの一部を引用します。(強調は筆者)

最近の原発の再稼働問題の記事を読むと、頭をよぎるのはなぜ日本は米国と戦争を始めてしまったのか、ということです。
わたくしまだまだ若い頃、二十歳かそれ以前、当時のお年寄りはみな明治の早い頃か半ばまでのうまれだったのでしょうか、かれらによく質問したものでした。
なぜ戦争を始めたのか?鬼畜米英とほんとうにそう思っていたいのか。などなど。返事はもちろん一様ではなく、いろいろでしたが、記憶に残るもっとも多い返事は、日本がエネルギー不足、つまり石油などを輸入できないように米国がしたので、活路を見いだすためには戦争しかなかった。生きていくために必須のエネルギー輸入を遮断されれば他に方法がない、それでだれもその点で反対が出来なかったと言うものです。別に米国より強い帝国になりたいのではなく、生きていくためにはしかたない、こういう議論です。なんだか北朝鮮の言説にも似ているし、いまの再稼働の理屈にもどこか似ています。
あとになれば、それとこれは別問題、他に方法がなかったのか、と誰でも思うはずです。経済的にも政治的にも米国に降参して白旗をかかげるという案もあったはずです、彼我の実力を考えれば。そのあたりが客観的な判断だと
しかし当時の日本いわゆる一等国、広大な植民地を自分の領地と思っていました。そんなことが出来るはずがなかったのです。

 

もう一つは、民主党代表選に合わせて小沢氏の起訴議決を出したデッチあげ検察審査会のカラクリを、地道に追求されてきた一市民T氏のブログです。この方や藤島氏の活動には本当に頭が下がります。この陰謀に最高裁事務局が深く関与していること、検察審査会は開かれてさえいない可能性が高いことなど、を明らかにされてきました。マスコミも取りあげ始めました。このブログで逐一報告されている検察審査会とのやり取りや彼らの開示した文書(全部、墨で塗りつぶしてあるのでだだの黒い紙ですが)を見れば、連中がいかにデタラメをやっているか怒りであきれかえります。司法官僚、行政官僚どもは、民主主義など「屁」とも思っていないことがよくわかります。T氏や藤島氏の身がちょっと心配です。これの告発がもっと広く知られるようになるまでは、痴漢などのでっち上げで言論封鎖されたりしないよう願うばかりです。

一市民Tが、「あなた達は審査員会議を開いていない。架空議決だ」と決めつけているのに、2人は反論もしないし怒りもしない。まともに開いていたら怒るはずだ。

最高裁・検審事務局は審査員会議の情報については、全て「会議は非公開」で逃げる。

やっていないものを、やったと言い通すのは無理がある。
国会議員さん、後はしっかり詰めて下さい。

最高裁事務総局の出城・東京第五検審事務局には、金子氏という実行犯が1人だけ残っている。
皆さんも電話で追及してください。

東京第五検察審査会事務局の電話番号は   03-3581-2878です。

最後は、「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」の八木さんのブログ(その挑発、再び受けて立たせていただきましょう:刑事告発いたします)です。本来、民主主義国家というシステムを守って行かねばならない立場にある司法や議員がやるべきことをやらず、悪事の片棒をかついでいる一方で、T氏や八木さんのような市井の人々がこの国を守ろうとしています。石川議員の調書を捏造した田代検事の刑事告発を検察が不起訴にする予定であるという噴飯もののニュースに関してのもので、これを読むと、新聞が言わないことがよくわかります。ちょっとは期待していた笠間検事総長、やっぱり退任目前になって日和ってしまったようです。こうして問題をゴマカシてもみ消してしまえばよいという態度が、ますます国民の怒りを増幅させているのがわからないのでしょうか。

この問題の調査に熱心だと言われていた笠間検事総長は6月で退任なのですから、何を言われても、サボタージュして、そこまで乗り切ってしまえば、あとはどうにでもなると思っているのかなあ。

 しかし、こういう挑発を受けて、あたくしたちが、黙っているわけないではありませんか。
 検察が、ここまで国民の信頼を失っているこの期に及んで、それでも何とかなると思っているつもりなら。
 検察が、必死で火消しをして、できるだけうやむやにして、それで済むだろうと思っているなら。

......簡単にそうはさせません。

 検察が自らの手で膿を出さないのなら、私たちがお手伝いするしかないではありませんか。
 ということで、田代政弘検事の上司の皆様を、まとめて刑事告発させていただこうと思います。


 さっそく、当会の優秀な法曹チームが作業にかかってくださっております。
 告発には当会の正会員が名前を連ねる予定ですが、こうなったら、自分もこの告発に参加したいという方は、どうぞ、この機会に、会員にお申し込みください。(年会費はわずか1000円です)
 
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鳩山外交など

2012-04-16 | Weblog

週末、パレスティナのアッパス大統領が、ドジョウと鳩山氏と会談したというニュースがありました。アッパス大統領の意図が私、よくわかりませんけど、イスラエルとアメリカがイラン侵攻をチラつかせている中で、日本がアメリカの手先となってイスラエルに加担し、返す刀で反パレスティナのスタンスをとるようなことがないように、と考えてのことなのでしょうか。ドジョウはウソつきなので、何を言っても誰も信用しませんが、鳩山氏は多分ドジョウよりは外国人にはよっぽど信用されているでしょう。イランに続いてパレスティナも訪問したいと言う鳩山氏、日本の対米従属派、アメリカ戦争勢力派としては、鳩山氏の「善意の外交」を厄介だと思っているでしょう。その意向を受けてか、当然ながらマスコミは鳩山氏をに批判的報道。マスコミはバカですね。対して、もとレバノン大使で中東事情には詳しい天木直人氏の反応が面白いので、抜き書きしたいと思います。

 パレスチナを訪問するのだ。しかもラマラだけでなくガザに行くのだ。

 そこでパレスチナ和平の重要性を世界に訴えるのだ。

 これこそがこれまでの日本の政治家で誰もがなし得なかったことだ。

 やろうとしなかったことだ。

 どのような混乱が起きようと、どのような批判を浴びせかけられようと、
 パレスチナの和平を訴える行動が間違いであるはずがない。

 鳩山元首相はみずからの宇宙人振りをいまこそ思う存分発揮し、世界の

 すべてから見捨てられたままのパレスチナ問題に世界の注目を集めさせるのだ。

 おりから来日中のパレスチナ自治政府マリキ外相イスラエルの
 国際法違反の入植活動停止を訴えている。国連におけるパレスチナの国家
 承認を求めている(4月13日毎日)。

 これに対して鳩山元首相は同じく来日中のアッバス議長と都内のホテルで
 会談した後の記者会見で次のように明言したという。

 「私どもは(パレスチナの)民族自決を支持します」と。

  ブラボー!ここまで立場を鮮明にしている。

私も同感です。宇宙人的鷹揚さで、正論で迫られたら、相手も本音を出さずにはいられません。マスコミが批判するのは、本音を知られるのが恐いのです。イスラエルという傀儡国家を使って、アメリカがやってきたこと、やろうとしているその本音のところの目的を知られたくないので、どう出るのかわからない宇宙人を恐れているのでしょう。鳩山氏はどうどうと正論を述べればよいと思います。

 

ところで、大阪市長、次の衆院選で、反原発、反民主党で戦うと表明したそうです。ということは、小沢グループも民主党執行部にはついにサジを投げ、新党を作るということが確定したということでしょうか。しばらく前に小沢氏は新政研という会を立ち上げて、民主党と独立した活動を始めていますから、新党への予感はずっとありました。政府の大飯原発再稼動のヤラセ決定は、国政デビューに向けてアピールしたい市長にとっては渡りに船だったのではないでしょうか。まもなく、ドジョウは総辞職するでしょうが、総辞職であれ解散であれ、どちらを選んでも、民主党がlame duckであることに変わりはありません。選挙では、維新の会が国政デビューでいきなり与党となる可能性が高くなってきました。現在、面白いことに、ハシズム独裁と言われる、この大阪市長は、多分、もっとも影響力のある反原発、反体制派であって、間接的に(敵の敵という意味で)国民の側に味方しているような感じになっています。小沢氏は多分、組むでしょう。そして、維新の会が小沢新党との連立与党となれば、しばらくは良い方向に向かうのではないでしょうか。国民人気も上がるでしょう。大阪市長、小沢氏の下で修行して成長すれば、長期政権も可能となるのではと思います。人間は変わりますから、将来、ひょっとしたら大成するかも知れません。

 

最高裁が首謀者であるらしい今回の小沢氏失脚謀略、大飯原発の強引な再稼働判断、そのウラには必ず、悪徳弁護士の影が見えます。まさに、器でない人間がヘタに権力を手にすることの恐ろしさです。空きカンはキチガイに刃物でしたが、今の政権、小学生がジャンボジェットを操縦しているようなものです。プロのパイロットをコックピットから追い出した犯人のうちの首謀格がこのヒトでしょう。

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悪質なマスコミ報道

2012-04-13 | Weblog

柳田先生の数日前のブログでも指摘されていましたが、日本の政府やメディアの北朝鮮の「人工衛星打ち上げ」に対するヒステリックな態度は異常です。まず第一に、日本のメディアは、北朝鮮の人工衛星打ち上げ用ロケットを「ミサイル」とほとんど断定的に呼んでいます。これは、捏造、偏向報道の典型例ではないでしょうか。アメリカのメディアでさえ、「ロケットであるが、この技術は軍事目的に応用可能である」というように報道しています。日本以外のメディアでは大抵、ロケットと呼んでいて、ミサイルと報道しているのは聞いたことがありません。事実、ロケットです。ただし、この技術はほとんど軍事目的に応用可能であるというだけのことです。しかし、だからといって、「ミサイル」と報道してよいものではありません。それは捏造です。「ロケットの技術はミサイルに転用可能なので、これはミサイルだと推認され、北朝鮮はテロ国家と推認されており、北朝鮮は軍事力強化を進めてきているので、これは諸外国に対する挑発だ、よって有罪」というわけです。下にリンクするデヴィ夫人のブログによると、このロケット打ち上げはずっと前から公に計画されてきたことであり、この打ち上げに際し、北朝鮮は日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)も含めて諸外国の関係者を招待しています。それを、辞退したのはJAXAの方です。実際に見もせずに、人工衛星を勝手にミサイルと呼んで、非難するのはおかしいでしょう。

思うに、日本のメディアは、正確な報道よりも、プロパガンダ拡散、煽動を第一の目標とするから、このようなことになるのではないでしょうか。これは、研究で言えば、「結論は正しいと思われるから、都合のよいようにデータをいじっても良いだろう」という態度です。不正です。メディアが恣意的基準で事実を解釈し、客観的、中立的な立場に立ってものごとを見ない態度、すなわち、自分たちの解釈が正しく、それにあわない事実は曲げてしまえ、という幼稚な傲慢さが、日本の社会に及ぼしてきた害悪は測り知れません。研究不正が明らかになると、当事者は論文を撤回し、研究費を返還し、大抵、辞職ということになります。日本のマスコミはこれまで、これだけ不正を働き、事実を捏造し、意図的に個人を陥れ、読者に誤った情報を伝えてきたくせに、一切、その責任を取りません。悪質極まりないです。本当なら、読者に購読料を返し、会社は閉鎖し、責任者は詐欺罪で懲罰を受けるところでしょう。

ロケットの話に戻りますが、マスコミが言うように北朝鮮のロケットがミサイルなのなら、日本の原子力発電所はすぐ核兵器に使えるプルトニウム満載なのだから、核兵器製造工場であり、日本は核武装している、という理屈になるでしょう(この結論が間違いだとは言いませんが)。こういう報道を繰り返されると、北朝鮮がテロ国家で、世界を危険にさらそうとしているという概念を一般国民は容易に受け入れてしまいます。新聞報道や立花某のタワゴトを真に受けて、小沢氏は金権政治家で真っ黒だと信じ込んでいたインテリを私は多く見ました。まして、ふだんの生活に忙しくて、外国のニュースなどテレビと新聞で断片的にしか聞かない人々なら簡単に誘導に乗せられてしまうのではないかと思います。日本の政府やメディアのこの体質、つまり、「ストーリーに合えば、事実を曲げても構わない、拡大解釈してもよい」そう考える傲慢さは、民主主義にとって極めて危険です。日本が北朝鮮やイランの立場におかれたら、と考えてみれば自明でしょう。例えば、将来、アメリカが、日本の原発を核兵器製造工場だと断定して反日本キャンペーンを張ってきたらどうでしょうか。核兵器工場を大量に保有する危険な国だとして、イラクに侵攻したときのように、いくら日本が原発はただの発電所だと言っても、プルトニウムは核兵器だ、と言い張って、日本に侵攻してくるかも知れません。ブッシュがやったように、適当な言いがかりをつけて、メディアでプロパガンダ報道をやれば、事実などどのようにでも曲げられてしまうのです。

思うに、日本のメディアが北朝鮮が危険な国だというプロパガンダを広めるのは、多分、日米同盟でうまい汁を吸い続けたいアメリカとその日本の手先の工作ではないでしょうか。そもそも歴史を振り返れば、戦後の日本の憲法も政治機構もみんなアメリカが決めたものでした。日本の政府、マスコミに多数のCIA工作員(たとえば、岸信介とか読売の正力)がいたことはもはや常識ですし、現在もアメリカに日本の統治機構はコントロールされているのはそうでしょう(アメリカと一言でいっても複数の勢力があるわけですが)多分、鳩山氏のイラン訪問を叩きまくるマスコミも日米同盟利権の対米隷属派の指示を受けているのでしょう。日中国交正常化をアメリカの頭越しにやって、ロッキードを仕掛けられた角栄みたいなものです。かなりの量の石油をイランから輸入している日本にとって、イランは重要な国です。イランと日本の仲が悪くなって困るのは日本です。一方、イランと日本が仲良くなってもらって困るのは、イラン侵攻を企んでいるアメリカでしょう。鳩山氏、育ちの良さゆえの正直さが弱みである一方、行動パターンの読めない宇宙人的鷹揚さが武器でもあります。真っ正面から正直に正論で来られると腹に企みを持つ相手は対処に困ります。一方、その他の大多数の議員のように、権力欲や金銭欲がはっきりしている連中は、扱いやすいわけです。そういうものの乏しい人間は、敵もうまく扱うことができないので、徹底的に攻撃するしかないということです。結果的に鳩山氏の優柔不断は政権交代後マイナスに働いたことの方が多かったので、鳩山氏は意図的にサボタージュを働いているのではないかと考える人も多いようですが、私は、多分、この人はそのような込み入ったことをする人間ではないだろうと思います。育ちの良さゆえのナイーブさを利用され、チンピラの言いがかりに真面目に対応しようとして泥沼に陥った、そのように見えます。政治家をやるにはマトモ過ぎたということではないでしょうか。しかし、表で外交をやるのには、真っ正直な人間は適任だと思います。外国とは敵対するより、仲良くやる方が良いに決まっています。相手の腹を探るのは別の人間にやらせればよいのであって、表面で外交をする人間は、言質をとられない程度の知恵はいるかも知れませんが、ストレートで正直なのが一番です。

話を戻します。私も正確なところ、北朝鮮のスタンスをよく知りませんから、北朝鮮の「ロケット」打ち上げの真意はわかりません。ただ、わかることは、日本の政府とメディアが「北朝鮮は危険」プロパガンダを広めようと努力してきたこと、北朝鮮が適度に危険な国で得をするのは、アメリカ戦争勢力と日本のその手先だということです。将来、もし、アメリカが日米同盟から、カネを引き出すことができなくなり、中国やロシアの脅威がなくなれば、きっと北朝鮮はすぐ、一アジアのただの小国になってしまうだろうと私は思います。

北朝鮮と交流と続けているデヴィ夫人のブログの最近のエントリーを読みました。さすがに肌で彼の国を知っているだけに、正論だと思います。以下、一部転載。

むやみやたらと日本を脅かしているのは、 北朝鮮ではなくアメリカなのではないですか? そして 日本に武装を求め武器を売ろうとしているのではないのですか?アメリカは常に敵が必要なのです。 そうして栄えてきた国なのですから。アメリカは北朝鮮を生かさず殺さずという方針、ないしは、日本や韓国との暗黙の了解、ロケットで栄養補給食糧の援助をとめるというのは、人道に反しますし、 口実にしかすぎません。

日本は 東日本大震災があったこともあり、約 1,000兆円もの赤字を抱えています。 東北の復旧・復興もままならない現状なのに、 どうしてこんな大騒ぎをするのでしょうか。

北朝鮮の 「衛星打ち上げ」に 騒ぎすぎる 日本  

北朝鮮に行ってきます!

ところで、阿波の悪徳弁護士、過去の人となった、と前回、言ったとたん、東京新聞がスクープ(「チーム仙谷」再稼働主導 首相・閣僚4者協議 形だけ)。やぱり、ウラでこそこそやっていました。電力会社や経団連の手先となって、原発再開を推進するために水面下で工作してきた首謀者がこの狸だということです。ウラでコソコソやる昔からの日本の政治のやり方が、現在のような腐敗を引き起こしたのではないでしょうかね。この手の人間は本当に百害あって一利無しだと思います。
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市長の鼻

2012-04-10 | Weblog

もう余りにグチャグチャでとんでもないことが起こり続けていて、何から文句を言えばいいのかという感じです。

国民新党のクーデター、我欲に目がくらんでの親殺し、昔だったら、重罪中の重罪です。与党の大臣の地位と政党助成金に目がくらんだこの連中、「郵政改革法案が成立するまでみとどけないといけないから」というトンチンカンな恥知らずな言い訳をしたそうですが、田中康夫氏や亀さんが言うように、郵政改革法案はすでに国民新党の手を離れており、与党の大臣席にいようといなかろうと関係ないのです。彼らが悪いのはもちろんですが、それよりさらに悪いのは、自ら連立離脱を承諾しておきながら、連立している方が都合がいいということで、クーデター軍の理屈を採用したドジョウ内閣だと思います。ドジョウの恥知らずも留まるところを知りません。地上げ屋さんによると、クーデター軍、たっぷり毒饅頭を喰ったそうですが、毒饅頭を喰ったり喰わせたり、こういうのは犯罪ではなのですかね。国民の税金なのですから、官房機密費の使い道は公開しないといけません。以前、「使い道を言ってしまったら、機密性が失われ、機密費の効果がなくなる」と阿波の三百代言、悪徳弁護士が詭弁を弄しましたが、この人もすっかり過去の人となった昨今です。まだウラでいろいろ画策しているのでしょうか。

ドジョウは、例によってヤラセの安全性確認の儀式をやって、大飯原発再稼働を了承しようとしているようです。保安院がそもそも「ムラ仲間」なのですから、どうしようもありません。検察と裁判所、ヤクザと警察、自民党と社会党、ジャイアント馬場とブッチャー(ちょっと古いか)のように、表面では対立しているようでも、ウラではしっかり手を握っているのですから、子供ダマしの大茶番です。この再稼働という結論が先にあって、それに合わせて安全基準を変えるというやりかたに対して、8日の東京新聞は社説とコラム筆洗で、痛烈に批判しています。先週はさすがの朝日新聞もこの茶番を批判していました。とにかく、このドジョウ、冷温停止宣言や消費税増税などなど、やりかたが、いちいち本当に稚拙です。あまりに稚拙すぎるので、何かウラがあるのではないか、と考える人さえでてきています。例えば、ちょっと前の「反戦な家づくり」では、消費税増税法案に関しては、実はわざとゴリ押しして消費税対立を煽って、それを原発問題の目くらましに利用しているのではないか、という説が提案されていました。「国会探検」の「国会の消費税問答」では、ドジョウが、国会で、消費税増税を性急にやろうとするのは何故かと問われて、自民党時代に作られた税制改正法を理由にあげた答弁から、自民党が通した法を逆手にとった自民党分断戦略である可能性が述べられています。しかし、前の史上最低の総理、空きカンの行動とその顛末を考えると、ドジョウの稚拙さは、やはり単なる無能の現われに過ぎない可能性の方が遥かに高いと思います。

4日の朝日新聞のクソ社説(小沢氏は、ドジョウに従えという、例のやつです)に、Twitterでかなり激しく反論した大阪市長に対して、朝日の論説委員がまた反論にならないような反論をして、さらにボコボコにされたという出来事がありました。もちろん朝日がアホすぎるのですが。ところで「アサヒる」という動詞があることを、私は最近知りました。「事実を捏造する」とか「一方的で執拗な攻撃を加える」という意味らしいです。Wikipediaはもちろんのこと、「現代用語の基礎知識」にも収載されている言葉だそうです。調べてみると、同様の意味で「ヨミウる」とか「マイニチる」とかいう言葉も使われているようです。それに比べれば、財務省の手先の国税庁の執拗な嫌がらせにもめげず、中日新聞、東京新聞は、メディアの良心を失わずに頑張っています。魚住さんも東京新聞を絶賛しています(東京新聞の挑戦)。朝日のデジタル版にいくと、「大学入試問題に非常に多くつかわれる朝日新聞の社説。読んだり書きうつしたりすることで、国語や小論文に必要な論理性を身につけることが出来ます」などと、恥ずかしげもなく書いてあります。偏見と捏造満載で論理破綻も甚だしい「アサヒった」記事を読めば、ダメな文章とはいかなるものかに関する理解ぐらいは深まるかも知れませんが、子供の精神発達には悪影響が及ぶでしょう。何と言っても「開いた口が塞がらない」レベルですから。

私、この大阪市長はちょっと危険人物だと思っておりますが、この人の鼻は利くし、大衆に受けてかつケンカをしても負けない敵を見つけては攻撃する煽動的手法はお手のものです。攻撃相手として朝日を選んだというのは、朝日を攻撃することは国民に受け、そしてそのケンカでは負けない、と踏んだのでしょう。朝日とのケンカに関しては、今回は、敵の敵は味方ということにしておきましょう。そして、そのよくきく鼻で、石原都知事ではなく小沢氏にすり寄ろうとしているという動きが何を意味しているのか、ちょっと興味深いです。つまり、小沢氏に近寄っておいた方が次の権力に近いと判断したということでしょう。今月後半の小沢氏の判決、私は、裁判長が公訴棄却をせず、東京地検も捏造調書をでっち上げた一連の検察内部の人間を逮捕もしなかった、という時点で、大善裁判長も、最高裁の指示通り(?)、でたらめな理由をでっちあげて有罪判決を出すのではないか、と危惧しています。しかし、この大阪市長の言動を見ると、判決がどうあっても、ドジョウが自爆した後に残るのは小沢氏しかいないだろうと考えているのではないかと思わされます。石川氏らに推認につぐ推認で有罪判決を出した、ミスター推認こと登石裁判長は、大阪地裁へ格下げ移動になったという話を聞きました。判決に対する国民からのクレームが余りに大量に来たので、有罪判決を出せば東京高裁へ昇進という約束のはずだったのに、逆に地方に飛ばさざるを得なくなったようです。(きっと、ほとぼりが冷めてからコッソリ昇進するのでしょう)今回、もし、大善裁判長が有罪を出せば、クレームはミスター推認の時の比ではないでしょう。さすがに最高裁事務局と言えども国民の顔色に注意を払うようにはなっているようです。いずれにしても、腐敗した司法やマスコミは遠からず裁かれることになります。

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Dulbecco氏死去のことなど

2012-04-06 | Weblog

Renato Dulbeccoの追悼記事をCellとScienceで読みました。多細胞動物の細胞培養をする人で、Dulbeccoという名前を聞いた事のない人はいないでしょう。私も、Denhardt液のDentardtさんやリンゲル液のリンゲルさんのように、DulbeccoさんもDulbecco培養液を工夫した人だろうと思っていましたが、著名ながんウイルスのノーベル賞科学者であることは恥ずかしながら知りませんでした。彼はイタリア生まれの医師で、その後、研究者になった人です。がんウイルスが専門のようで、多分、年代的にHarold Varmusや花房秀三郎の一回り上の世代にあたるのでしょう。Tony HunterがCellの追悼文を書いているのですが、Dulbeccoの科学者としてのキャリアは、遺伝物質としてのDNAが発見される前から始まり、ヒトゲノムが解読された後に渡る、生命科学が怒濤の勢いで発展してきた時期に重なります。その科学の歴史を振り返り、その間にあった何百万という人々の日々の努力の積み重ねを思うと、何とも言えぬ感慨を感じざるをえません。彼の重要な発見、T antigenの発見というbreakthroughは、現在、シンガポールにいるYoshi Itoさんとの仕事であると書いてあるその追悼文を読んでいて、ああ、あのItoさんかと最近のスキャンダルを思い出しました。(シンガポール大学の調査で研究不正はなかったという結論になりました)  狭いようで広い、広いようで狭い世界です。スキャンダルと言えば、同じ号のCellの最後に、T大K研究室からの2003年の論文取り下げの告知があって、読んでみると、「データの不適切なプロセスにより図表は元のデータを正確に反映していない」と書いてありました。すなわち、データの改ざん、研究不正を公けに認めたということです。こんなことを堂々と言って大丈夫なのかな、と思っていたら、今朝のニュースでK先生はT大を辞職したと知りました。私は個人的に話をしたことはありませんけど、私の分野とも重なるところがあり、私の所属学会にも毎年こられるので、この方がフランス留学から帰られて以来、華々しく活躍されてきたのはよく知っています。今回、問題になっている複数の研究不正が、犯罪組織の検察のように組織的なものでトップからの命令で行われていたのか、あるいは功をあせったポスドクらの単独行動で、親分が責任をとったのか、その辺はわかりません。ただ、研究室の研究のスタイル、K先生のスタイルや性格から考えると、研究遂行の基本に比較的強いストーリー指向があり、ストーリーに合うデータが欲しくて不正を行ってしまったではないかと想像されます。

こういう話がある一方で、K先生は数々の素晴らしい業績でこの分野に貢献してこられたのも事実です。一部の論文での不正によって、辞職というのは残念な話です。例えば、数々のノックアウトマウスの作成やその形質の解析データは十分信頼できるものです。怪しいのはメカニズムなどに関するデータで、そもそも多くの論文でメカニズムの部分のデータは怪しい場合が多いですから、私、個人的には、科学的には重要でない(が、出版においてはクリティカルな)メカニズムのデータで不正をして、もっと重要な部分の信頼性に傷をつけてしまい、結果、辞職にまで至ったというのは、多少、気の毒にも思います。

K先生の辞職については、最初に柳田先生のブログで知ったのですけど、そこでは、カネのかからない研究として、酵母の遺伝学とBioinformaticsをあげられていました。しかし、酵母の遺伝学で変異体をとったり作ったりするという仕事は、ゲノム解読が終わった今は、もはやカネのかからない部分は既に終わってしまっていると思います。私は酵母は素人ですが、マウスでさえ、既にノックアウトを作って形質を記述すれば出版できるという時代は終わりました。またBioinformaticsに関しては、私は非常に懐疑的です。コンピューター機能が必要な実験はどんどん増えてきて、膨大なデータが蓄積されてきていますが、そういったデータを使って机上で何らかの生物学的に意義のある発見をした論文というのはほとんど見かけません。これは、生物学というものが扱うモデルや実験系のもつidiosyncrasyが大きく、物理学のような厳密科学ではあり得ないからだと思います。理論生物学というのは、砂上に楼閣を築くようなものではないかと私は思っています。Bioinformaticsが役に立つのは間違いありませんが、それだけでは完結した生物学研究にはならないだろうと私は思います。

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恥知らずの文化

2012-04-03 | Weblog

ドジョウや民主党執行部は、党内多数の反対を事実上無視して、消費税増税法案を提出。本当にバカですね。国民新党は与党の甘い汁(官房機密費?)を吸いたい連中が、連立離脱の党決定に造反して前代未聞の大騒ぎになっています。(実は、この法案の閣議決定に署名した国民新党の議員は正式には連立解消後に署名したことになるので、閣議決定そのものが無効である可能性があるそうです)亀さん、「オレの寝首をかくつもりか!」と大げさに怒ってみせたようですが、これは消費税増税反対議員をマスコミを使ってアピールするためのカメ芝居だと地上げ屋さんは言っています。本当でしょうか。亀姫は、次のように言っています。

さて、野田総理ですが、党首会談で自ら連立解消したにも関わらず、
その後、官房長官に解消していないらしいと言われ、そちらを信じようとしているそうです。
今回の混乱の原因は、もちろん代表と全く違う考えや嘘を官邸に伝える下地幹事長にあり、国民新党側の問題ではありますが、
これまで民主党政権と接してきて思うことは、情報の信頼性よりも自分達が信じたい情報に飛びつき、好ましくない情報については思考停止することです。

 現在、財務省が今朝の閣議決定の効力について(有効か無効か)精査中です。
というのは総理が今朝の会見で無所属議員としての閣議決定は認めないと発言しているので、
連立解消後に自見大臣が無所属として署名したのであれば、閣議決定が無効になるからです。
国民新党の党則4条2項には、「代表は、党の最高責任者であって、党を代表し、党務を総理する。」とあるので、ここが影響してくるだろうと私は思います。

 ポストや権力にしがみつく人間の姿というのは本当に醜いものです。
国民新党として国民にこういう状態をお見せするのは残念なことですが、今はこれが現実です。

亀姫、前も「消費税増税にはずっと反対している。(前回の)閣議決定はどうせ通るはずがないから、賛成した」と発言し、論議を醸しました。姫ゆえの鷹揚さなのか計算の上の発言なのかわかりませんが、親亀のカメ芝居を見るよりも面白いです。それにしても党首を騙してまでポストにしがみつくこれらの人々、次の選挙で終りでしょうけど、恥ずかしいとは思わないのでしょうか。

消費税増税法案は衆院さえ通過せず、廃案になる可能性が強いと私は思っていますが、そうなれば、「命をかけた」ドジョウも(普通であれば)潔く、解散して自爆するはずです。しかし、言葉の軽いドジョウのことですから、空きカンのように、見苦しく居座れるところまで居座ろうとするかも知れません。「マニフェストに書いてあることは命がけで実行する」と大演説をぶっておいて、マニフェストに「やらない」と書いてある消費税増税を「命がけ」でやると言うドジョウも、恥という言葉を知らない人です。とにかく、何でも命がけのようですから、この人の命はきっとチリのように軽く掃いて捨てるほどあるのでしょう。

いずれにしても、国民新党は親亀、亀姫の反増税派と親を売ってでも与党にいたい権力しがみつき議員に分裂し、そして民主党でも、非民主的な増税法案のムリヤリ提出に抗議して政府、党役職を辞任する小沢派議員が続出し、党分裂も不可避となりました。カメ芝居は、やはり、遠からずあるであろうドジョウ自爆解散、総選挙をにらんでうった芝居で、消費税増税反対派という次の与党となる新党(もしくは連合与党)の旗揚げに備えたものだろう、という読みは正しいような気がしてきました。

田中良紹さんの国会探検に下のようにあります。

現役の政治家の中で政府の中心にいて消費増税に取り組んだ経験を持つのは小沢一郎氏ただ一人である。消費税増税の難しさを最も良く知っている。増税の意義をいくら説明しても、国民は消費税が本当に国民生活のために使われるのかを疑っている。自分にどれだけ利益になるかが分からない。

そこで野田政権の消費増税である。野田総理は「不退転の決意」を強調するが、実現させる方策を全く講じない。そのくせ「今国会で成立させる」と事を急ぎ、しかもそれに「政治生命を賭ける」と言い切る。本当に社会保障のために消費増税をやると言うのならそんな言い方をする必要は全くない。無理矢理成立させようとすればするほど、逆効果となり成立は難しくなる。野田総理は一生懸命に成立を難しくしているのである。

野田総理の発言を私なりに解釈すると、長く総理をやらないという事である。

解せないのは、これだけ稚拙なやり方をして、まず成立の見込みのない消費税法案を強引に提出したということです。いくらドジョウの脳みそでも、まもなく総理は辞めざるを得ないとわかっているだろうと思うのです。しかし、通らない法案に命を賭けてわざわざ自殺しようとするその真の狙いは何なのかということです。民主党はこれで壊滅するでしょうから、ドジョウは、本当は民主党を潰すための工作員だったのでしょうか。あるいは、消費税法案は自民党の協力が得られて無事に通ると本気で思っいるほど、ドジョウの脳みそは足りないのでしょうか。

最近、産経の社説に多少、マトモな部分が増えてきました。不思議です。毎日はダメですね。カネがないので政府広報広告費欲しさに、政府の意向を「忖度」しているのか、実際に官房機密費がバラまかれているのか、その辺はわかりませんが、貧すれば鈍するを体現する新聞社と言えましょう。

今回の強引極まりない消費税増税法案提出、本来、社会保障のための財源という建前です。「社会保障と税の一体改革」という意味不明のスローガンで、財務省の腹話術人形のドジョウは、増税の正当性を刷り込もうとしてきたわけですが、増税の話ばっかりで社会保障改革の話は一切なし。その辺を産経の社説が指摘しています。(もっとも、社会保障を改革して、サービスを削ってカネを浮かせろ、という主張ですけど)財務省の理屈では、日本が世界一の借金大国だから、増税しないといけないということですが、そもそも、ちょっと前まで世界第二位の経済大国だった日本が「なぜ、借金大国になったのか」という反省をすっ飛ばしてしまうあたりが、さすがシロアリ族です。日本の借金は、悪質な官僚組織がいらない法人や不要なビッグプロジェクトを作っては、天下り、産官談合し、様々な手を使って税金をつまみ食いしてきたからではないのですかね。裁判所、検察、警察、組織的に裏金づくりにせいを出し、税金を騙しとってきたからではないのですかね。何の事は無い、税金を取り立てる方が自分たちが散々使っておいて、カネがないからもっと出せ、と言っているのです。盗人猛々しいとはまさにこのことでしょう。誰かがバケツに喩えていましたが、バケツに穴が開いていて、水が無くなるのであれば、まずすることはバケツの穴を塞ぐことであって、もっと水を入れることではないでしょう。まず、穴を塞いでから、水を入れることを考えよ、まずシロアリを退治してから家の修理をしろ、小沢氏らはずっとそう主張してきています。だからこそ、シロアリ官僚の汚い謀略に晒されいるわけですが。

 

自ら司法、警察組織などの闇を経験してきた藤島さんのブログから、

無実・無罪の小沢一郎氏は、官僚支配社会に反逆した事をもって有罪(冤罪)判決を受ける。。。この思いが外れることをひたすら祈ってはいるが、何も出来ない国会議員らと同じように、楽観的観測を述べる心境には到底なれない。

自らの公設秘書裁判・高知白バイ事件裁判で司法官僚(検察官・裁判官)らの汚さを知った私にすれば、相変わらず厳しい見方をせざるを得ない。。。此の国の司法機構はとことん腐っているのだ。

最高裁事務総局と検察守旧派が小沢氏の復権を許すことは無いと考えている。

此の考えについての他人の評価は気にしていない。。。これは、私自身の経験から出る言葉なのだ。私が敢えて「小沢有罪」に言及するのは、なぜ、こうまでして官僚支配社会の代理人たる検察・裁判所が小沢氏を葬り去ることに執念を燃やすのか???ということを、国民の皆さんに考えて戴きたいからだ。 

そこには、薄汚れた司法官僚(検察官・裁判官)らの生涯獲得賃金への執着心がある。

。。。 。。。

此の国の官僚は、国を救うことで報酬UPを望めない。腐った官僚支配社会=国を崩壊に導くシステムを支えることをもって、評価を受け、自ら高価な報酬を得ることが可能になる。。。そんな、負のスパイラル報酬制度が確立している。

それが天下りだ・・・

『裁判官は、将来の年金の計算をしながら生きている。』

これは、高松の生田暉雄弁護士(元大阪高裁判事で最高裁裏金事件を追及中)の言葉 ・・・

     裁判官とて人間だ。

  金は欲しい・・・

定年退職後は弁護士等をしながら営利業務に勤しむ。。。その際にいろいろな企業から仕事を依頼してもらうには、天下り官僚機構と濃密な付き合いをしておいた方が得策だ。法務省内部の判検交流は、生涯獲得賃金UPのかけ橋として生きてくる。

白アリ世界で重要なのは「エサ情報」だ。。。

『あっちの餌は、かなり腐って来ているから喰い時、しゃぶり時だよ・・・ 』

法律を、正義のために・・・ 国民のために・・・ と、考える真っ当な人間は生きて行けない。

 

話はは変わりますが、このビデオ、恥知らずの官僚と御用学者の薄汚さが遺憾なく描き出されています。原発利権にどっぷり浸かったこの連中が、原発再開というあらかじめ決まっている結論を強引に出すために、ダマし、ゴマカし、反対意見は強引に無視しています。新聞には、この大茶番が「先月24日の内閣府原子力安全委員会によるストレステスト(耐性評価)1次評価結果の正式了承」と書いてあります。これのどこが正式了承なのでしょう。了承しない人間を一方的に無視しただけのことです。この班目とかいう人の(無)反応を見てください。まさに、世界にさらす日本の恥。ガリ勉して東大を出たものの、官僚組織と原子力利権に魂を売った連中の成れの果てが、この恥知らずのクズどもです。日本は恥の文化と言われてきましたが、どう考えても現代日本は「恥知らず」の文化です(「文化」とはとても言えませんね)。


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