百醜千拙草

何とかやっています

衆院選帰趨

2017-09-29 | Weblog
民進党、事実上、希望の党への合流とか。自由党も合流予定とか。結局、小沢一郎のアイデアなのでしょうかね。
吉と出るか凶と出るか、わかりませんが、私はちょっと違和感。
結局、アベ内閣打倒が当面の目的で、選挙に勝つことが優先ですが、そのために落ち目の民進党の議員を通すために、烏合の衆で理念も異なる新党に加わるという風たのみの選挙戦術をとるのはどうかと思います。
アベ打倒では一致しているのだから、候補者を調整して各選挙区で自民と野党候補との一騎打ちに持ち込み、アベのやり方を徹底的に批判すれば所属政党は二の次で有権者の票を集められると思うのですが。
また、あの共産党がリードしてやってきた野党共闘の努力が無になると思います。また、自由党にも沖縄出身の議員がおりますし、ウラで改憲を目論む緑のたぬき新党に合流するのをどう思うでしょうか。
思うに、小沢一郎、担ぐ神輿が見つからず、緑のたぬきを担ぐと決め、前原氏を説得したのではないでしょうか。もしそうだとすると、機を見て便なる小池さん、衆院選に立候補するでしょう。東京都民は反感を持つのでは。
これは危険な決断だろうと思います。結局、政局ありき。自分が勝てばそれでいいのでしょうかね。
この結果、共産党、社民党は野党共闘から外れることになり、自民党を利することになると思います。仮に自民の議席をかなり減らすことができて、アベを退陣に追い込んでも、緑のたぬき新党はアベ同様に危険である可能性があります。そうなった時に、利用するつもりが捨てられたということになるのは小沢一郎の方になりかねません。そして自民、公明と組んで連立与党となって、事態がますます悪くなるという最悪のシナリオも考えられると思うのですが。
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わが逃走

2017-09-26 | Weblog
これほど、姑息で無能で幼稚で卑怯な総理がいたでしょうか、というのが国民の思いでしょう。
国会の冒頭解散で、消費税の用途に関して国民の信を問うらしいです。ふざけるな、と言いたいですな。

少し前の松尾貴史のちょっと違和感 から。
国家予算700億円、つまり税金を投入して総選挙を行い、自身にかかる森友疑惑、加計疑惑をかわす「ご意向」なのだろうか。、、、
 数々の疑惑について、「丁寧な説明をいたします」と言った舌の根も乾かぬうち、野党による国会の召集の要求にも応じない憲法違反を続けながら、己が延命のために解散をするという「エゴイズム解散」でもある。、、、低下した支持率の回復を狙って内閣改造を行い、「仕事人内閣」と自画自賛したばかりなのに、仕事をさせないで解散に踏み切ろうというのだから、何をしているのか意味がわからない。「仕事人仕事せぬ間解散」か。、、、
 北朝鮮が太平洋にミサイルを連発することで恐怖を煽(あお)り、自身の“軍拡路線”が正しいと訴える「ミサイル便乗解散」か。、、、
 これほど早く解散しようとは思っていなかったのに、最大野党・民進党の代表と執行部が刷新されても同党の支持率が低迷し、目障りだった山尾志桜里議員のオウンゴール・スキャンダルもあっての「渡りに船解散」か。しかしこれでは、何のために解散するのかという大義名分がない、ただの国会の私物化だ。テレビでコメンテーターが「解散に大義が必要だとは法律に書いていない」と言っていたが、書くまでもない当然の問題だということがわからないのだろうか。任期中に国民が選んだ議員の資格を全消去するのに大義がなくてどうする。、、、、
 10月末の会計検査院の検査発表で何かが露呈する前に逃げ切る「逃亡解散」なのであれば、まるで犯罪心理学の分野の話になってくる。有田芳生参院議員が命名した「わが逃走解散」が出色だ。、、、


安倍首相の大嘘解散会見に騙されるな!から
、、、、「この解散は『国難突破解散』です」
 あまりに空疎で白々しい会見だった。本日、安倍首相は記者会見を開き、「生産性革命、人づくり革命はアベノミクス最大の勝負」「少子高齢化は最大の壁」とし、「消費税の使い道を、私は思いきって変えたい」と宣言。
この解散が「森友・加計学園疑惑隠し」であることは明々白々だが、まったく何が「消費税の使い道を、私は思いきって変えたい」「国難突破解散」だ。予想されていたこととはいえ、あまりに盗人猛々しい。はっきり言って「お前が言うな」の一言である。、、、
 安倍首相が選挙のたびに囁く社会保障政策は、いつまで経っても実行されない「理念なき選挙目当て」の甘言に過ぎない。そして、憲法改正を睨んだ選挙であるにもかかわらず、安倍首相はきょうの会見で改憲について一言も言及しなかった。選挙中は改憲を語らず、選挙が終わってから「国民の信任を得た」と言い出すのは安倍首相の常套手段となっているが、またも詐欺を働こうとしているのだ。、、、言うなれば、今回の解散選挙は「この男に国民は見下され、騙されつづけていいのか」を問う選挙である。いや、「安倍晋三という国難を突破するための選挙」だ。


さて、問題は野党。北海道、九州の一部では、野党候補の一本化が実現しつつあるようです。不気味なのが希望の党、自民党の補完勢力とみられているし、候補者議員の質にも問題がありそうですが、野党共闘に乗って「アベ政権打倒」で一致でき、選挙区の調整ができるのならとりあえずウェルカムです。フォーカスすべきは、まずアベを辞めさせること、できれば選挙で落とすことです。政党の細かい理念、云々は後回しでもいいと思います。アベ政権の方針に反対を打ち出してもらえるのなら。
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型通りの重要性

2017-09-21 | Weblog
このブログやり出して10年経ちました。
週に二回、何か書くという習慣になって、多分政権交替の頃から、あまりに日本の政治が酷いので、やむにやまれず、その手の話題が増えました。もはや、ヒドいと言うより日本に政治は「ない」に等しいと思います。よく、日本は経済は一流、政治は三流と言われましたが、経済はともかく、今や政治は三流どころか、落第で点数さえつかない状況です。

それはともかく、習慣というのは恐ろしいものです。ちょっとした日々の良い習慣、悪い習慣が積み重なって、大きな差となります。最近の悪い習慣は、つい日々、日本やアメリカの政治の話を見てしまうことではないか、と思うこともあります。
嫌々ながら、週に二回ジムで走るというのも習慣化しつつあります。

人生楽しく生きるには、自己実現感というか自分が向上していることの実感というものが必要ではないか、と思います。それがなければ、人は生ける屍、食事して排泄する機械に過ぎないような気がします。自己実現感を得るために、物理的な側面、そこそこの健康と衣食住があること、は必要だと思いますが、それを得ることはゴールではないはずです。その健康な体を使って(自分自身や社会にとって)なんらかの意味があることをなし、そこから充足感を得ることが大切であろうと思います。そのために、良い習慣を身につけることは大いに役立つし、悪い習慣をつけることは逆に大きな損失を招くと思います。良い習慣を身につけて、日々に向上していく自己を確認できるなら素晴らしいことです。あいにく、ブログを書くことが自分にとって良い習慣であるという実感は残念ながらありませんが、習慣となったので続けています。

昔、風邪の症状を訴えてきた患者さんをある中堅の医師が診察する様子を見学していた時、その医師が「まずは型通りに」とつぶやいて、頭、口、のど、首、胸部、腹部と、一通りの所見を手際よくとっていったのを思い出しました。風邪だからと言って、症状の出ている臓器だけを診るのではなく、一通りを見た上で、局所を詳しく診る、そうすることで思わぬ見落としや誤診を防ぎ早期発見につながるというわけで、私は、その「型通りに」という言葉に打たれました。型通りにシステマティックにまず見るという習慣をつけるために、以来、私も何かする時には「型通りに」とつぶやきながらするようになりました。研究においても、型通りの実験と解析をまずしてみることの重要性は実感します。「型」は一定のコンセンサスと合理性の元に出来上がったもので、多くの人が「型」に沿って実験結果を解釈し、意図を理解しますので、「型」を尊重することは、サイエンスコミュニケーションの点でも重要だと思います。型通りにまずやってみて、それで足りない部分に創意工夫するというところにブレイクスルー、「型破り」が生まれるのだと私は思います。保守があっての革新であり、革新そのものが単独で存在することはできないです。

同じく、近年の研究費の審査で苦々しく思っている傾向、すなわち「イノベーション」に重点をおく評価法ですが、これは、従来の研究を突き詰めた後の行き詰まりの打開という形で起こるブレークスルーを意図的に起こすことができるかのように勘違いしていることに基づいているようです。型を破るのは簡単ですが、それが即ちブレークスルーとなるわけでははないわけです。型が破られるのは、結果であって原因ではないからです。従来の研究を突き詰めて行き詰まったところに圧力が集中する結果の必然として、力学的に弱い一点が破られることになるのがブレークスルーであり、イノベーションであると思います。
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大義なき解散

2017-09-19 | Weblog
加計、森友問題追及のための臨時国会で、内閣解散をするという話。アベと自民党の腐った根性。こんなにふざけた解散を平気でやるのか、随分と舐められたものだ、というのが国民の正直な感想でしょう。

この解散はどう呼ばれることになるでしょうか、ネットから拾ってみました。

枝野氏。森友・加計問題から逃げ回り、国会が開かれると逃げられないから解散。あからさまな疑惑隠し解散です。

民進 前原代表「まさに自己保身解散だ」

小沢一郎事務所ツイート。「衆院解散の見通し」。よほど国会審議が嫌なのだろう。「夏の暑さで国民も大体忘れただろうから、たとえ北朝鮮のミサイルが飛んでこようが、森友捜査が役所に及ぶ前に、加計の闇が国会で明らかになる前に、今やっちゃえ!」と。正にどさくさ紛れ解散

志位委員長ツイート。早期に衆院を解散して国民の審判を仰ぐことは当然だ。しかし疑惑隠しの「冒頭解散」は絶対に駄目だ。
衆参の本会議代表質問、予算委員会を十分な時間をとって行い、昭恵夫人、加計孝太郎氏などを招致し、国民の前で真相を徹底的に明らかにしたうえで、審判を仰ぐことを要求する!

小池晃。ツイート。臨時国会冒頭解散いったい何を問うのか。もともと「大義」とは縁もゆかりもない政権だとは思っていたがここまでとは。森友隠し、加計隠しの党利党略極まれり。

金子勝ツイート。いよいよアベファッショ解散。北朝鮮軍事政権を追い込み暴れさせているうちにテレビに「勇ましい姿」を演出させるアベは臨時国会冒頭解散を目論む。森友・加計・日報問題も「みそぎ」、デフレ脱却や原発政策などの失敗も改憲で突破しようとする。

山口二郎。 解散は、私利私欲解散、北朝鮮情勢を利用し、モリカケを隠蔽するということが最大の目的

田中良紹氏。「森友・加計問題」から逃げ、トリプル補選の結果から逃げ、民進党の「敵失」に乗じて行われる解散である。、、、解散の大義はないに等しい。

山本太郎 。、、、政権にとっての安全保障上、最大の脅威である森友・加計問題の真相究明を阻止するための解散と理解できる。あほくさ

市田忠義。どの政権でも一応はもっともらしい理由付けをするが、安倍政権は違う。大義などどうでもいい。もり・かけ・PKO疑惑隠し、北朝鮮風(?)の利用、他党の準備不足。国会論戦で追い詰められてからではまずい。なんという恥ずべき魂胆か。

あと、ランダムに。

衆議院解散。臨時国会冒頭での解散は許すべきではない。森友学園問題や加計学泉問題は全く解明されていない。9月月末に解散すれば、さなら、「安部内閣の説明責任逃れ解散」と命名されることになるであろう。

川内 博史 (@kawauchihiroshi): 衆議院解散との報道が出ている。安倍氏は、政治・行政だけでなく、総選挙も私物化するのか。自民や公明幹部に乱心するリーダーを諌める議員がいないことが、危機に拍車をかける。 国会を開いて議論できないのならば、解散ではなく、総辞職すべき。 総理の資格無き人に解散させてはならない。

すべては加計孝太郎の証人喚問を避けるため。争点は #加計学園補助金詐欺 #加計隠し解散 という言葉を拡散しよう。

笹山登生‏ 火事場泥棒解散か。言い方を変えれば「証拠隠滅焼き払い解散」とも言えそうだなw

週間朝日。安倍政権が9月解散 10月22日総選挙を断行? “加計疑惑”封じか。、、、

テレビの一言。「カケ流し解散

森修一‏ 。今度の臨時国会って、野党が憲法に基づいて開催要求した国会なんだよ。それを3ヶ月放置したあげくに冒頭解散するのか。マスコミもそれを当たり前みたいに報道してんじゃないよ。

まさにその通り、己のことしか考えていないアベ、頭の中身は北朝鮮の刈り上げ君と同じ。しかし、問題は野党です。投票したくなるような対立軸の確立をする必要があります。実際問題として、政権運営ができる実力があるのは、おそらく小沢一郎ぐらいでしょうが、担ぐ神輿が見当たらない。なんとかならぬものですかね。
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三方一両得

2017-09-15 | Weblog
学会をサボって、ちょっと遅めの夏休みを取ることにしました。
ここ数年、ウチの学会の盛り下がりぶりは著しく、面白いことを学ぶことも少なくなり、昔の友人と旧交を暖めるのが主な目的となりました。ま、そんなものでしょう。それでも喋るネタがあれば行きますけど、昨年後半から今年はいろいろとバタバタがあって研究も進まず、論文二本もペンディングで便秘気味、数ヶ月間全く進んでいないグラントネタもいい加減に練り上げないと、締め切りに間に合わず、という停滞した運気で、どちらにしても休みが必要なようです。

共同研究者の臨床遺伝学の人が、興奮するネタを投下してくれました。いつも金欠ですが、カネになるならないは度外視してやるしかないという気分になるネタです。こういうのは嬉しいですね。まさにタナボタ僥倖で、私の実力でも何でもないのですが、そういう話を持ってきてくれる共同研究者に恵まれるというのは幸せなことです。二年半前にも資金が枯渇していた時に、それでもやるしかない、というネタがやってきて、借金の計算までしながらやり始めたプロジェクトがありました。それが今のペンディングとなっている論文の一本とグラントの元ネタです。

一度きりの研究人生ですから、やりたいことがあるのに、カネが心配でやらないとなれば、絶対後悔すると思います。これまでもやりたいと思った研究に関しての資金はなんとかなりました。逆に、カネが欲しくて思いついたプロジェクトがカネになったことは滅多にありません。今回もなんとかなればいいな、と思います。

北朝鮮、またミサイルを発射したようですな。今回も前回同様の軌道を通り北太平洋に落ちたとのこと。最高高度は770kmで宇宙空間を飛んでおり、人工衛星の高度ですから、かつて人工衛星打ち上げと言っていたのもあながち嘘ではないということですね。前回同様の軌道を撮っているのは、万が一の時に日本の国土に落ちたのでは、挑発行為が挑発で済まなくなるので、青函海峡を横切るように打ち上げているからでしょう。他国の陸地を避けてそのルートを正確に繰り返し飛ばしたということで、報道すべきは北朝鮮がこれほど高度のミサイル技術を持っているということでしょう。
刈り上げ君にしてみれば、フセインが首を吊られたり、ガダフィが射殺されたりしたのは、明日はわが身のリアルな恐怖でしょう。加えて、穿った見方をすれば、これは北朝鮮は国連やアメリカの圧力を国内にアピールし、国威発揚に有用だし、アメリカと対米隷属日本政府にとっても東アジア危機の存在をアピールして日米同盟をネタにカネを巻き上げる口実となるし、アベ政権にとっては森友、加計学園問題追及の恰好の目くらまし、三者一両得。真珠湾攻撃の時にルーズベルトが、911の時にジョージブッシュがニヤリと笑ったという話を思い出します。

一番、迷惑しているのは韓国ではないでしょうかね。いずれは南北統一を望んでいるでしょうし。
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防空頭巾の子供

2017-09-12 | Weblog
久しぶりにテレビを見ました。ニュースで延々と北朝鮮の話、それからスポーツ、知らないお笑い芸人、あとはグルメ番組。見る気が失せますね。
特に、北朝鮮関係のニュースで、どこかの小学校で、子供に防空頭巾を着させて、避難訓練をさせている映像を見て、吐き気がしました。
この国こそ、まさに北朝鮮そのものではないですかね。

北朝鮮危機を煽って、政権への不満を逸す、手垢がつきすぎた手口ですが、そのために子供を利用するというのには腹が立ちますな。その子供が、戦時中を思わせる醜い防空頭巾を被せられ、頭を抱えてうずくまるような避難訓練をさせられている間、アベは何をしていたのですかね。前回の北朝鮮危機の時には、別荘でのんきにゴルフをやっていたのは誰ですかね。

東京新聞社説、桐生悠々と防空演習
 、、、ミサイル発射を想定した国と自治体による合同の避難訓練が今年三月以降、すでに全国の十四カ所で行われていますが、専門家からは訓練の想定や有効性を疑問視する声が出ています。、、、北朝鮮は、在日米軍基地を攻撃目標にしていることを公言していますし、稼働中であるか否かを問わず、原発にミサイルが着弾すれば、放射線被害は甚大です。、、、しかし、政府は米軍基地や原発、標的となる可能性の高い大都市へのミサイル着弾を想定した住民の避難訓練を行っているわけではありません。有効な避難場所とされる地下シェルターも、ほとんど整備されていない、、、


すでに孤立してリビアやイラクの二の舞になると戦々恐々としている北朝鮮を、わざわざ挑発して軍事デモをエスカレートさせているのは、アベの方でしょう。前回のミサイル発射の時も前日から分かっていたのに国民に知らせなかったことを野党に指摘された上に、ガースーの会見で東京新聞の望月記者に突っ込まれた後、東京新聞に圧力をかけた官邸。森友、加計問題の対処に北朝鮮危機でごまかそうとしているのに、プロレス並みのパフォーマンスであったことが丸見えになってしまってはマズい、ちゅーわけでしょうな。

さて、大阪地検は、無理筋で籠池夫妻を詐欺容疑で立件とか。郷原弁護士が言うよう(「検察は籠池氏を詐欺罪で起訴してはならない」)に、詐欺罪は最初から無理があり、しかも、すでに返却済みだそうで、被害総額は0円。原発再稼働許可を保留して、収賄をでっち上げられて失脚した佐藤前福島知事の事件を思い出させますね。この件も賄賂はゼロ円。ありえない事件でした。ま、でっち上げですから。

無理が通れば道理が引っ込む。アベこべがまかり通る国です。しかし、検察の森友の起訴は諸刃の剣とも言えます。森友を詐欺で追求して、もう一方の当事者、近畿財務局、財務省、それからアベ夫人をノータッチで済ますわけにはいきません(普通なら)。この件で、詐欺罪が適用されるのなら、籠池夫妻ではなく、実際の絵を描いた設計事務所と施工業者を厳しく取り調べるべきでしょう、籠池夫妻は言われるがままにメクラ判を押しただけですからね。そして、それは小学校認可を出した大阪府知事の責任問題になって返ってくるべきものです。普通の知性を持つ国と国民なら、森友だけをスケープゴートにして、幕引きはできないはずです。

それから、不当に安く土地が払い下げられた件に関しては、国が値引き理由に関して口裏あわせとしたという証拠の音声が発表された模様。

森友問題に決定的新証拠! 財務省が国有地値引きのための"ストーリー"を籠池側に提示し口裏合わせする音源が
、、、国側が、森友学園との土地取引にかんして「値引き」をおこなうためのストーリーを提示していたことを示す音声データをFNNが独占入手、公表した、、、、、今回明らかになった音声を聞くかぎり、国側が3メートルより下からごみが出てきてそれを国が対処するという「ストーリー」を描き、森友サイドと共有していた、ということになる。これは国側が土地の値引きを前提に話を進めていたことの、揺るがぬ証拠だ、、、、。複数の音声データをはじめとする新証拠が発覚したいま、この答弁(アホウ氏とウソつき佐川君の答弁)を振り返ると、よくもいけしゃあしゃあと口からでまかせを言ったものだとあらためて呆れはてる。、、、いくら北朝鮮問題で掻き消そうとしても、森友・加計問題はまったくの別問題。音声データによってあきらかになった土地の不当な値引きに国が積極的に関与していたことや、佐川前理財局長の嘘答弁など、あらゆる疑惑を追及しなければなるまい。
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ニュースの意図?

2017-09-08 | Weblog
なんでこれが全国紙にのるのかな、と不思議に思ったニュース。 

世界初、iPS創薬治験7日開始 京大が骨の難病で。

 患者の人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使って京都大の研究チームが見つけた、骨の難病の治療薬候補について、京大病院が7日から臨床試験(治験)を始めることが6日、分かった。
 京大によると、iPS細胞を使って発見した薬の治験は世界初。京大病院は現場の医師が主体となって進める「医師主導治験」で取り組み、7日から対象患者の登録が可能になる。
 この難病は「進行性骨化性線維異形成症(FOP)」。筋肉や腱、靱帯の中に骨ができ、手足の関節の動きが悪くなり、呼吸筋に影響が出ると呼吸困難になることもある。
(共同)

ニュースを見ると、その薬とはRapamycinだとのことで、がっくり。ま、多少は効くかもしれませんけど、あまり期待はできないと思います。難病の患者さんを使って試験をするようなものですかね。しかもiPSは単に薬のスクリーニングに使っただけ。この病気は遺伝子異常もそのメカニズムも10年前にわかっており、スクリーニングに別にiPSを使う意味もないと思います。

現在、すでに非常に効果があると考えらえる抗体医薬が開発されており、おそらく、rapamycinの様な非特異的な薬剤よりもはるかに高い効果が期待されると思います。rapamycinに利があるとすると、古い薬なので、安いことぐらいでしょう。(多分、抗体医薬の最初の薬価は一年で一千万円ぐらいになると予想されます)

しかし、それにしても、記者会見までして流すニュースですかね?こういう活動が、研究費の獲得や寄付の獲得とかに重要なのでしょうかね?

某T大の先生は、一般ウケするようなネタが上がった時は、新聞社各社にファックスを流すのだと聞いた覚えがありますが、新聞に取り上げられると、どのような特典があるのでしょうか。やはりカネですかね。

もしそうなら、カネ集めをするためにiPSと世界初をニュースのタイトルに入れて宣伝するのは、(ちょっとたとえが悪いですが)、森友学園の小学校に、アベの名前を使うのと同じようなものなのでしょうね。
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尻尾切りラウンド2?

2017-09-05 | Weblog
ガースー語法と呼ばれる、木で鼻をくくったようなゴマカシ論法の使い手、悪人ヅラの官房長官ですが、日本人らしからぬ真正面からのツッコミをしつこく繰り出す東京新聞社会部の望月記者の質問を、ガースー語法でかわしきれずに、さすがに音をあげた様子、官邸が東京新聞に文句を言ったとのこと、情けない限りですな、アベ政権。ガースーもいい歳をして、社会部記者の質問を捌けずに泣きを入れるとは。

そもそも、ガースー語法は東大論法、霞ヶ関文学と言われる小手先の逃げ技の派系、真実を追求する正面からの質問には効きません。後ろめたい奴はゴマカすことしかできませんらね。とは言え、望月記者、ちょっと質問が冗長で論点がボヤけてしまうという欠点もあります。もっと重いパンチでズバリと核心を繰り返し突く方が相手のダメージは大きいのではと思うのですが。

政権の太鼓持ち、産経新聞、首相官邸広報室、東京新聞に注意 菅義偉官房長官会見での社会部記者の質問めぐり

首相官邸報道室は1日、学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設計画をめぐり、8月25日の菅義偉官房長官の記者会見で、東京新聞記者の質問に不適切な点があったとして書面で東京新聞に注意を喚起した。


ガースーは、政治記者ではなく、社会部の記者に会見で加計問題をしつこく追求されるのが、嫌なのでしょう。望月さん、これにめげず舐めた答弁を繰り返すガースーとアベを国民を代表して追求してください。

さて、その加計問題、森友に次いで、第二の尻尾切りが起こるのではないかとのメディアの予想。アベならやりかねません。何しろ人の道を外れてますからね。

しばらく前のダイアモンド オンラインの記事。
加計・獣医学部を白紙撤回?安倍政権が人気挽回サプライズ作戦か
内閣改造、北朝鮮のミサイル騒動など目先が目まぐるしく変わり、支持率急降下の政権は土俵際で踏みとどまった。しかし政治家安倍晋三の信用は傷ついたままだ。、、、総選挙だろうと憲法改正国民投票だろうと「国民の信」なしに果たせるものではない。、、、火元は安倍家、首相の不徳に根源がある。個人としてどこまで関与していたかは不明だが、安倍夫妻の人間関係が疑惑の底流にある。追及を逃れようと首相周辺は「記憶にない」を連発、決定に関与した役所は「書類はない」「廃棄した」という。、、、うやむやにして逃げ切ろうとする政権の姿勢が有権者の不信を増幅している。お友達が厚遇されているのではないか、と国民は疑っている。そんな中で、加計学園の獣医学部新設を白紙に戻す、という選択肢が首相周辺で語られているという。人気挽回のサプライズとしての戦略だという。、、、

天木さんの記事

メディアに10月22日解散・総選挙説が日増しに高まってきている。
 その中でも、安倍首相が加計学園獣医学部新設を白紙宣言して解散・総選挙をするのではないかという説が出始めた。、、、そして、その加計白紙撤回説の中で、もっとも説得力のある事を書いたのが飯島勲氏だ。発売中の週刊文春(9月7日号)の「飯島勲内閣参与の激辛インテリジェンス」で書いている。
、、、、しかし、この提言のミソは、加計の白紙撤回サプライズによって議席数は、減る事は減るが、そして三分の二の議席は失うが、大きく減らない、だから安倍政権は安泰だ、というところだ。
、、、安倍首相主導で加計白紙と10月選挙をやらせては飯島勲氏の思惑通りになる。そうさせてはいけないのだ。臨時国会が始まる前に、加計疑惑を徹底追及し、メディアが書かざるを得なくように持っていくのだ。
 そして、白紙撤回しても、安倍首相の責任は免れないと世論が思う状況をつくりあげ、安倍首相が臨時国会冒頭で、やぶれかぶれ解散するしかない状況に追い込むのだ。つまり加計白紙、10月の主導権は、安倍首相ではなく野党が握らなければいけない。


ま、その通りです。加計という大きなトカゲの尻尾を切り落として、アベが生き残るのでは十分ではありません。ま、人の道を外れたアベは遠からず天罰を受けて退場することには間違いありませんが、野党はしっかりとトドメを刺しておくべきです。ただ、その最大野党が前原民進党ですからね、、、どうなるか。
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ミサイルはっしゃ!

2017-09-01 | Weblog

先日の北朝鮮のミサイルのことですが、、、
Jアラートというものがあることを私は初めて知りました。どうも緊急時を知らせる空襲警報みたいなものらしいですが、その文句が、「ミサイル発射。ミサイル発射。北朝鮮からミサイルが発射された模様です。頑丈な建物や地下に避難して下さい」だったと聞いて、吹き出してしまいました。ウルトラマンの番組の一幕ですか? しかも、その警報とやらがミサイル発射の数分後に出て、それからすでに数分後にはミサイルは太平洋に落ちたとのこと。避難するような時間がどこにあるのでしょう?しかもどう考えても日本を狙ったわけでもなく、日本に害が及ぶことはまずありえないような軌道で飛び、ミサイルは日本から1000km以上も離れた太平洋に落ちたとの話。 

支持率が落ちると頼むは将軍様、ピンチに飛ぶは北のミサイル。- アベ内閣

リテラの記事。Jアラートは安倍首相のパフォーマンス 
、、、考えられるのはただひとつ、安倍政権による北朝鮮危機の政治利用のためだ。安倍政権はこの間、森友学園疑惑、加計学園義に対する国民からの反発をかわすために、北朝鮮危機を必要以上に煽ってきた。今回も全く同じで、疑惑に蓋をし、支持率を回復させるために、この北朝鮮ミサイル発射を利用して、Jアラートで危機を煽ろうとしたのではないか。、、、
「そもそも、Jアラートは、ミサイルへの警告で使用するのはかなり困難で、事前に察知していないと、発動するのは無理、、、、今回は韓国からの情報で、事前に発射を察知できた。それで、官邸はミサイルが発射されたら必ずJアラートを使うことに決めていたようです」(全国紙政治部記者)

アベは、韓国、アメリカからの情報で、ミサイルが飛ぶことは前もってわかっていたのに、それを国民には知らせずに、ミサイルが飛んでからアラートをだした上で、「ミサイルの発射後から全てを把握していた」などという茶番をかましたちゅーわけで、そのアホらしさには、こちらが恥ずかしくなります。

そもそも、ミサイルが日本上空を飛んだという表現そのものが、間違いらしいです。というのはミサイルは高度550kmという高さを飛んでおり、そこはすでに宇宙空間であり、日本上空とは呼べないからだそうです。だいたい飛行機の高度がせいぜい10km程度とのこと。ミサイルが飛行機レベルの高度で飛んだのであれば、確かに警報を出すのも日本に向けて射ったとい表現でも良いでしょうが、事実は、宇宙空間を飛んだのであり、その軌道は北海道と青森の隙間を正確に通っていたらしく、その実験は万が一のことも配慮していた形跡があるらしいです。
北朝鮮からのミサイルが日本上空を飛んだという表現は、誤り。

国民の迷惑も困難も考えず、自分の保身と欲望のためにアホーマンスを繰り返すアベには仮面ライダーの営業にでも、出てもらいましょう。

さて、加計問題、今治の「今治加計獣医学部問題を考える会」の代表、黒川氏、「安倍やめろ! 8・29緊急市民集会」で、アベと加計理事長を詐欺罪で告発すると宣言。この件に関しては、加計学園が工事費を二倍に水増しして補助金を請求していること、今治市議25人が一千万円の賄賂を受け取ったと告発されていること、などのアベと加計学園の悪だくみの詳細が明らかにされ、証拠が積み上がってきたことを踏まえて、10月末に大学設置審がこっそり認可を出すのを阻止することをとりあえずの目標に運動されているそうです。森友は加計と比較にならないような問題で、逮捕拘留までされているのに、その何十倍も悪質な加計問題が、お咎めなしの上に今治と愛媛住民の収めた税金と土地を吸い上げるというようなことが許されてはなりません。

知られざる真実、人の道外すアベノミクス本質は「畜生道」にあり
第一は、安倍首相が人の道を外していること。、、、、ところが森友学園の国有地を財務省が不正に安く払い下げたとの疑惑が生じ、その責任を問われる可能性が浮上したとたん、手のひらを返して、すべての責任を籠池氏夫妻に覆いかぶせ、国家権力を用いて籠池氏夫妻を犯罪者に仕立て上げる動きを示している。これを「人の道に反する」と言わずして何と言うことができるのか。

仏教に「六道輪廻(りくどうりんね)」という考え方がある。天の道の下に人間道、人間の道がある。この下に「畜生道」、「餓鬼道」、「地獄道」が連なる。畜生道とは「弱肉強食が繰り返され、互いに殺傷しあう世界。人を蹴落としてでも、自分だけ抜け出そうとする世界。」まさに、安倍政権が推進している世界は、この「畜生道」の世界である。、、、、「地獄に堕ちろ」とは言わないが、このような人の道を外す行動を改めぬなら「地獄に堕ちる」のではないかと推察することはできる。、、、、

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