子供の学校の先生との面談がありました。主要4教科別、一人5分ずつ。5分なので大した話はできませんが、平日の夜に、学校での様子や勉強の進み具合を生徒全員の親と話するのですから、学校の先生は大したものです。尊敬します。子供を教え、これだけの多くの父兄と面談するのは大変なことです。にもかかわらず、学校の先生は高給とは言えません。子供に勉強を教え指導するというのは、将来の社会の基礎を作り出しているのに等しいわけで、社会に大きな影響を及ぼす職業だと私は思います。しかし、大勢の子供が勉学に燃えていて毎日やりがいがあって楽しいというよりも、いかにやる気のない子供の注意を勉強に向かわせ、彼らを知的に刺激するかという困難に向き合う方がおそらく多いでしょうから、苦労も多いことでしょう。研究でも似たようなところがありますけど、研究室にやってくる人は既に一定のモチベーションをもっている場合が多いので、人を育てたり指導したりするというのは、やる気のない子供に比べれば、格段に苦労は少ないと思います。ま、研究は人を育てるよりも結果を出すことが優先されるので、活動の種類が違いますけど。
確かに、素晴らしい先生もいるし、そうでない犯罪的な教師もいます。人間ですから個性もあります。教え方がうまい人もいるし、人間性が素晴らしい人もいました。高校生の時の物理で、余りに授業内容が素晴らしかったので、授業の終わりにクラス全員が感動の余り立ち上がって拍手をした、という出来事に遭遇した経験があります。(私も生徒の一人でした)、小、中、高、大学を通じて、生徒が立ち上がって授業内容に感動して拍手をしたというような事件は、この一回きりでした。クラスが一体となって知的興奮が掻き立てられるような授業は滅多にないでしょうけど、それに向けて多くの先生が日々、努力しているのだろうと私は想像します。
私の親は私に教師になって欲しかったようです。今は研究専門ですけど、一時は教官の立場にあったこともあるし、家庭教師のアルバイトをやっていたこともあるので、人を教えることの難しさはわかります。教育、研究、そうしたものは社会の豊さの基礎にあるべきものだと思います。残念ながら、教育者や研究者に敬意を払う人は少なくなってきているように思います。他の専門職にしてもそうではないでしょうか。稼ぐ金の多寡で仕事や人の価値を判断する人が多いからでしょう。ま、敬意を払おうが払うまいがそれは個人の自由ですが、お互いに見下すよりも尊敬し合う方が健全で住みやすい社会になるのは間違いないでしょう。だから、私が社会や子供や未来のために誠実に働く人々に対して敬意や感謝の念を表するのは、極論すれば私自身のためです。
しかし、世の中にはまだまだ、自分が他人よりもエラいことが最も大切だと思っているエゴ丸出しの大人が多いようです。
東京都知事が頭に浮かびました。この人が出ないと言った都知事選に後だしジャンケンで出て、知事になって、オリンピック招致に失敗して多額の税金を浪費し、自分の息子の自民党総裁選援護のために「愛国ごっこ」で尖閣問題を煽って著しく国益を損ねたりした挙げ句に、任期途中で知事職を放り出したりするのを見ていたら、タイガイにしたらどうか、と思いますね。右翼民族派が「愛国心を利用された」と怒っているそうです。ま、反面教師も多少は必要なのかも知れませんが。
都知事が結成すると噂されている新党の名前を考えるという遊びがネットで話題になっていて、面白いので紹介します。
「国民の生活がだいなし」が、やはり秀逸ですね。
結党パーティーの当日に、辞任表明をぶつけてきた東京都知事ですが、その「国民の生活が第一」党の結党パーティーには、4200人が集まったとの話。会場のニューオータニ、始まって以来の規模のパーティーだったそうです。マスコミは取材に来ていたものの、ほとんど報道せず。都知事の身勝手な任期中の辞任、将来のない国政復帰、泡沫新党結成のニュースと、いまや三番目に大きな政党である「国民の生活が第一」党の結党行事とどちらが国民に取って重要なのかは自明と思いますけどね。
確かに、素晴らしい先生もいるし、そうでない犯罪的な教師もいます。人間ですから個性もあります。教え方がうまい人もいるし、人間性が素晴らしい人もいました。高校生の時の物理で、余りに授業内容が素晴らしかったので、授業の終わりにクラス全員が感動の余り立ち上がって拍手をした、という出来事に遭遇した経験があります。(私も生徒の一人でした)、小、中、高、大学を通じて、生徒が立ち上がって授業内容に感動して拍手をしたというような事件は、この一回きりでした。クラスが一体となって知的興奮が掻き立てられるような授業は滅多にないでしょうけど、それに向けて多くの先生が日々、努力しているのだろうと私は想像します。
私の親は私に教師になって欲しかったようです。今は研究専門ですけど、一時は教官の立場にあったこともあるし、家庭教師のアルバイトをやっていたこともあるので、人を教えることの難しさはわかります。教育、研究、そうしたものは社会の豊さの基礎にあるべきものだと思います。残念ながら、教育者や研究者に敬意を払う人は少なくなってきているように思います。他の専門職にしてもそうではないでしょうか。稼ぐ金の多寡で仕事や人の価値を判断する人が多いからでしょう。ま、敬意を払おうが払うまいがそれは個人の自由ですが、お互いに見下すよりも尊敬し合う方が健全で住みやすい社会になるのは間違いないでしょう。だから、私が社会や子供や未来のために誠実に働く人々に対して敬意や感謝の念を表するのは、極論すれば私自身のためです。
しかし、世の中にはまだまだ、自分が他人よりもエラいことが最も大切だと思っているエゴ丸出しの大人が多いようです。
東京都知事が頭に浮かびました。この人が出ないと言った都知事選に後だしジャンケンで出て、知事になって、オリンピック招致に失敗して多額の税金を浪費し、自分の息子の自民党総裁選援護のために「愛国ごっこ」で尖閣問題を煽って著しく国益を損ねたりした挙げ句に、任期途中で知事職を放り出したりするのを見ていたら、タイガイにしたらどうか、と思いますね。右翼民族派が「愛国心を利用された」と怒っているそうです。ま、反面教師も多少は必要なのかも知れませんが。
都知事が結成すると噂されている新党の名前を考えるという遊びがネットで話題になっていて、面白いので紹介します。
新党『蘇れ日本』
新党やりかけ
尖閣諸党
俺様が第一
国民の生活が一大事
国民の生活がだいなし
新党やりかけ
尖閣諸党
俺様が第一
国民の生活が一大事
国民の生活がだいなし
「国民の生活がだいなし」が、やはり秀逸ですね。
結党パーティーの当日に、辞任表明をぶつけてきた東京都知事ですが、その「国民の生活が第一」党の結党パーティーには、4200人が集まったとの話。会場のニューオータニ、始まって以来の規模のパーティーだったそうです。マスコミは取材に来ていたものの、ほとんど報道せず。都知事の身勝手な任期中の辞任、将来のない国政復帰、泡沫新党結成のニュースと、いまや三番目に大きな政党である「国民の生活が第一」党の結党行事とどちらが国民に取って重要なのかは自明と思いますけどね。