前回の「うつ」に関連して、今日は「幸せ」について。
週末、「Happy」という数年前のドキュメンタリー映画を見ました。世界の色々な国や地域での人々の生活を通じて、幸福であるということはどういうことかという考察をしています。映画の中で、幸福度の低い国の例として日本が取り上げられています。自動車会社に勤めるまだ若い男性が過労死した例が紹介され、満員電車で疲れきって目を閉じている人々が映し出されます。一方で、世界有数の長寿の人々が住む幸せの島として、沖縄の人々が笑顔で登場します。
現実は、沖縄は大戦後にアメリカ占領下に置かれ、返還後も現在に至るまで世界最大の国外アメリカ軍基地によって多大な苦しみを受け続け、現在も日本政府がやろうとしている在日米軍の永久化のための辺野古埋め立てを阻止するための長い戦いの最中であり、加えて、同じ日本といいながら金銭的、立場的な不平等を受けてきています。しかし、そこに住む人々は、公称年間3万人が自殺する日本の内地の人々よりも幸福度は高いようです。
「幸福」はこの十年位で心理学の研究対象として注目されてきました。アメリカの研究によると幸福度を決めるものは、50%が遺伝的要因ですが、外的な要因は10%に過ぎず、残りの40%は本人がコントロールできる内的要因なのだそうです。日本の社会でこの数字がどれほど当てはまるのかは微妙ですが、確かに幸せかどうか、というのは「心の持ちよう」だろうと思います。
幸せであることはいろいろなメリットがあります。最近の記事によると、幸福度の高い子供の学校の成績はよいのだそうです。ま、そうでしょうね。同様に、幸せな人は、仕事のパフォーマンスがよく収入も多いのです。幸せそうに頑張っている人に結果がついてくるのは当然でしょう。
しかるに、大勢の人は、自分が幸せでないのは、仕事が面白くないとか収入が低いとかベンチがアホだとか、とりあえず自分以外の人やものに責任を求めてしまう傾向があります。そうなると悪循環ですね。ますます仕事も面白くなくなり、ずっと不機嫌なので人からも相手にされず、パフォーマンスはますます落ちる、そしてもっと不幸になる、というわけです。アメリカのデータが正しいのなら、仕事や給料や成績やその他の不満というのは幸福度の10%にしか寄与せず、40%は自分の「心のもちよう」で何とかなるのです。その40%をマイナスの方向に使うのは愚かなことです。
まずは、外的な要因と無関係に、幸福を感じることができるようにトレーニングをして幸福度をあげることが大切なようです。「Circumstances do not matter; only the state of being matters」とバシャールは言うわけですが、一理あります。自分の不幸せを環境のせいにしていては環境が変わらない限り幸せにはなれませんが、大抵の場合、環境は簡単には変えれるものではありません。そうなると不幸に釘付けです。逆に、環境とは無関係に40%の「心のもちよう」の枠を使って、とりあえず自分が幸せになる、そうすると仕事のパフォーマンスが上がり収入が上がり、環境の方が変わり始めるという理屈のようです。
つまり、成功して収入が上がって成績がよくなるから幸せになるのではなく、まず幸せになるから、仕事の効率も上がり収入も上がるということで、まずこのポジティブ フィードバックを正しい方向にエイと回し始めること、回り始めたら回し続けることが重要であろうと思われます。
どうやれば幸せになれるのかの実践的なコツはあるようです。まず、幸せになると決心する。幸せになるのに外的な要因はさほど重要でないことを理解することが基本かと思います。具体的な行動のうちでは、感謝の習慣、思いやりの実践、というのは簡単にできて、かなり効果が高いようです。
週末、「Happy」という数年前のドキュメンタリー映画を見ました。世界の色々な国や地域での人々の生活を通じて、幸福であるということはどういうことかという考察をしています。映画の中で、幸福度の低い国の例として日本が取り上げられています。自動車会社に勤めるまだ若い男性が過労死した例が紹介され、満員電車で疲れきって目を閉じている人々が映し出されます。一方で、世界有数の長寿の人々が住む幸せの島として、沖縄の人々が笑顔で登場します。
現実は、沖縄は大戦後にアメリカ占領下に置かれ、返還後も現在に至るまで世界最大の国外アメリカ軍基地によって多大な苦しみを受け続け、現在も日本政府がやろうとしている在日米軍の永久化のための辺野古埋め立てを阻止するための長い戦いの最中であり、加えて、同じ日本といいながら金銭的、立場的な不平等を受けてきています。しかし、そこに住む人々は、公称年間3万人が自殺する日本の内地の人々よりも幸福度は高いようです。
「幸福」はこの十年位で心理学の研究対象として注目されてきました。アメリカの研究によると幸福度を決めるものは、50%が遺伝的要因ですが、外的な要因は10%に過ぎず、残りの40%は本人がコントロールできる内的要因なのだそうです。日本の社会でこの数字がどれほど当てはまるのかは微妙ですが、確かに幸せかどうか、というのは「心の持ちよう」だろうと思います。
幸せであることはいろいろなメリットがあります。最近の記事によると、幸福度の高い子供の学校の成績はよいのだそうです。ま、そうでしょうね。同様に、幸せな人は、仕事のパフォーマンスがよく収入も多いのです。幸せそうに頑張っている人に結果がついてくるのは当然でしょう。
しかるに、大勢の人は、自分が幸せでないのは、仕事が面白くないとか収入が低いとかベンチがアホだとか、とりあえず自分以外の人やものに責任を求めてしまう傾向があります。そうなると悪循環ですね。ますます仕事も面白くなくなり、ずっと不機嫌なので人からも相手にされず、パフォーマンスはますます落ちる、そしてもっと不幸になる、というわけです。アメリカのデータが正しいのなら、仕事や給料や成績やその他の不満というのは幸福度の10%にしか寄与せず、40%は自分の「心のもちよう」で何とかなるのです。その40%をマイナスの方向に使うのは愚かなことです。
まずは、外的な要因と無関係に、幸福を感じることができるようにトレーニングをして幸福度をあげることが大切なようです。「Circumstances do not matter; only the state of being matters」とバシャールは言うわけですが、一理あります。自分の不幸せを環境のせいにしていては環境が変わらない限り幸せにはなれませんが、大抵の場合、環境は簡単には変えれるものではありません。そうなると不幸に釘付けです。逆に、環境とは無関係に40%の「心のもちよう」の枠を使って、とりあえず自分が幸せになる、そうすると仕事のパフォーマンスが上がり収入が上がり、環境の方が変わり始めるという理屈のようです。
つまり、成功して収入が上がって成績がよくなるから幸せになるのではなく、まず幸せになるから、仕事の効率も上がり収入も上がるということで、まずこのポジティブ フィードバックを正しい方向にエイと回し始めること、回り始めたら回し続けることが重要であろうと思われます。
どうやれば幸せになれるのかの実践的なコツはあるようです。まず、幸せになると決心する。幸せになるのに外的な要因はさほど重要でないことを理解することが基本かと思います。具体的な行動のうちでは、感謝の習慣、思いやりの実践、というのは簡単にできて、かなり効果が高いようです。