百醜千拙草

何とかやっています

かくして国は亡びぬ

2018-11-30 | Weblog
身に沁みるツイート

Umekichiさん。
山本太郎議員「今あなたの生活が苦しいのは貴方のせいですか?
貴方が頑張らなかったからだって話にされてないですか? 生き辛い閉塞感を作り出したのは政治だと私は思っている。だから政治を通して変えられると思っている」

いつまでたってもポスドクに正規職が回ってこないのはポスドクのせいですか?あなたががんばらなかったからだって話にされていないですか?これ以上頑張って死にませんか? 自分たちの地位の安定しか考えてこなかった研究教育行政官僚や政権の失敗のツケを払わされているだけではないですか?

小田嶋隆さん。
万博招致に不支持を表明すると
「無責任に反対するだけじゃなくて具体策を出せ」
 てなことを言ってくる人たちがあらわれる。
 具体策?
「万博要らない」
 以上の具体策は無いよ。
 あたりまえじゃないか。

もしかして
「万博の代わりに○○を」
 という形式で提案しないと満足しないわけなのか?
 どうしていちいち「対案」を求めるんだ?
 バカなプランを引っ込めるためには別のバカなプランを持ってこないとならないとか、あまりにもばかげてるぞ

アベ政権の野党攻撃のパターンですね。

「部屋が殺風景だからパーティーやるぞ」
「やめとけ。終わった後余計に寂しくなるだけだぞ」
「反対するなら具体策出せよ」
「だから、やめろってのが具体策だろうが」
「ってか、オレの寂しさをまぎらす対案を出せってことだよ」
「ひとつ教えておく。おまえが消えればおまえの寂しさも消えるぞ」

「アベノミクス大失敗したから、外交でアピールするぞ」
「やめとけ、無能をさらして、もっと大失敗するぞ」
「じゃ、オレの失敗をごまかす対案を出せよ」
「おまえが消えれば、おまえの失敗はくい止められるぞ」

蝶蘭さん。
水道民営化したら利益はどこへ行く?
関 良基教授:イギリスで実際起きた事。ケイマン諸島のタックスヘブンに利益を逃していて法人税も払っていなかった。
玉川氏:今の政権のやる事って、海外で既に失敗している事を、副作用が出ているような事ばっかりやっているように見える。

そりゃ、筋金入りの売国奴の血筋ですもの。
国民はオレさまの奴隷、国民の税金はオレのもの、オレが国家を私物化しているって何を寝ぼけているのかね。この国はそもそもオレの先祖が黒船を利用して明治政府を作った時から一族の私物なのだ。オレに逆らう「あんな人たち」はヤクザをつかって脅して干し上げる。なんと言ってもオレ様は「最高責任者」だから責任は全て部下に押し付ければいいのだ。ウソも公文書捏造して、NHKに偏向報道させ読売と産経に提灯記事をかかせればホントになるというわけよ。ボクちゃん、頭いいー、と思っている底抜け。

(ねこプラ)@ネコの額の庭でお茶してやる さん。
沖縄に基地を置く合理的な理由が全く無いまま、何十年も負担を押し付けている政府と大半の国民。
そもそもアメリカの為の基地であって日本の防衛の為ですらないことはもうバレてるのに
まだ必死になってこの関係を保持したがり基地いらないという人に対して、鬼の形相で噛み付く馬鹿の気がしれん。

沖縄の辺野古の埋め立てだけで2兆五千億円の試算、これは当初の十倍の費用。自国の県民の権利を侵害し、米軍のための基地をつくるための費用は日本国民の税金です。ポンコツ戦闘機百機をアメリカから政府は国会も通さずに買おうとしています。その値段は1兆円。金がないから借金して買うそうな。日本はさながら自分の墓穴を掘らされる死刑囚、掘らせているのは筋金入りの売国奴。借金返すのは国民、消費税増税するまえに、この底抜けの売国奴を始末するのが先でしょう。
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流れをよむ

2018-11-27 | Weblog
内部のポスドク向けのフェローシップの審査の担当分、ようやく終わりました。結局2ラウンド合計35本ぐらい読んで、コメントを書いてランクを付けることになりましたが、思ったより大変でした。数年前に引き位受けた時も量的には大変でしたが、ランク付けは比較的スムーズにいった記憶があり、私の評価と他の審査員の評価も比較的よく一致していたので、応募内容の評価は難しくはないだろうと思っていたのが、すっかり裏切られました。
 私がボケてきたという可能性も否定はできませんけど、この数年で研究のトレンドが変わったのがその理由ではないかと思います。思うに5年-10年前のグラントは比較的単純な構造をしていました。
 なんらかの科学的疑問があって、それに対して答えを見つける、という形のものが大勢で、そのために中心となる仮説を立て、その仮説(が正しいこと)を証明するための具体的な方法を提案するという形です。その頃は、科学的疑問の重要性と将来性、仮説の妥当性、提案されている方法で質の良い解答を得られる確率、などを評価し、応募者の実績を見て点数をつけていけばよかったので、分野が違っていても共通の判断基準を適用すれば、一致した評価を得るのは簡単だったと思います。
 しかるに、今回のは、このような判断基準が単純に適用できず、結局は応募者の実績が最終的な判断に最も大きく影響したように思います。というのは、半数以上がtranslational projectであったからです。この手の応用研究的プロジェクトは、科学的疑問に答えるというよりは、基礎研究の成果を特定の臨床上の問題に応用することが目的の技術開発や工学的な研究になります。私はそもそも工学系のグラントや論文の評価に慣れていませんから、仮説の証明がゴールではなく、なんらかの目的に沿うものを作り出すのがゴールとなるようなグラントは戸惑います。これらのゴールの異なる生物系のグラントと工学系のグラントが混じり、しかも分野も様々で、基礎系、臨床系が混じっているものを、評価してランク付けするというのがそもそも無理があります。それで、今回の審査では、フェローシップであるという点も鑑みて、プロジェクトの内容より、応募者の実績と将来性を重視するという方針にしました。それでも総合点で評価すると極めて標準偏差の小さい分布となり、ごくわずかな点数の差で順位が大きく入れ替わるような評価となりました。多分、このような状況は一般のグラントにも当てはまるだろうと想像します。つまり、プロジェクトの内容や方向性が多様となり、一定の審査基準というものが審査員に共有されていないという状況になってきているのではないでしょうか。多様性は喜ばしいことですけど、逆に言えば、それは、分野の方向性を決定するような強い牽引点や技術というものがなくなってきた、つまり行き詰まりの状況を示しているとも解釈できます。Tranlational Researchの方向に流れるのもそういう理由ではないかな、と想像します。もちろん、世界中で「基礎研究は一定の成果をあげたから今度はそれを応用しよう」というような考えが強くなってきたというトレンドはあります。また一方、各分野での強い牽引点を失いつつある現況で、研究をjustifyする最も有効な手段は「実際に役に立つ」ことを示すことです。これが世界的に起こっていますから、もういくら毎年ノーベル賞受賞者が基礎研究の重要性を強調しようと、この流れは変えることはできません。この流れは次の行き詰まり点まで加速していくだろうと想像します。そして、こういう「流れ」こそが研究を進める原動力になっています。研究者の立場から言えば、この流れを無視していては廃業ですから、私も研究の方向を変えようとしています。(ま、それはそれでそれなりに楽しいので、いいのですけどね)
大切なのは、流れに竿して流されず、かと言って流れに逆らって力尽きることでもなく、ヨットの操縦のように流れを読みながら自分のやりたいことを実現していく能動性ではないだろうか、と思った次第です。
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i-GONADはじめました

2018-11-23 | Weblog

日産、ルノーの会長、ゴーン氏が東京地検特捜に逮捕とのニュースがこの数日大きく報道されています。正直、前科者の特捜の案件なので、勘ぐってしまいました。よく話を聞くと、今回のもかつて民主党政権樹立を阻止するために小沢一郎失脚を狙ってデッチあげた「陸山会事件」とよく似た嫌疑のようです。陸山会の時のような完全なデッチあげ事件ではなさそうですが、実際に起こったことを客観的に眺めると、このニュースによって、例えば、政府が数字を捏造していた海外実習生失踪率に関するニュースが消え、アホーの縁戚のフランスの水会社に日本のインフラを売り渡すための水道事業の民営法案が審議されているというニュースが消えました。つまり、金持ちに対する庶民の反感を煽ることで、そんなことよりもはるかに大きな問題である、モリカケを始めとするアベ政権の数々の犯罪や不祥事が国民の目の前から消えたということです。ゴーンは個人的な税金をごまかしただけ、その金額はアベがカケ学園に流した450億円を始め、意味もなく地球をぐるぐる回り無能につけこまれては、ばら撒き、毟り取られた日本国民の税金の総額に比べれば微々たるものです。
 
る人はこれはルノーの日産の乗っ取りを阻止するためであったとか言いますけど、大企業は世界企業であり、日本人雇用者をどんどん削り、海外でビジネスすることで節税するような状態ですから、乗っ取られてもそれは一企業の話で一般日本人には関係のない話。私にとっては日産がフランスの会社になっても別に困りません。(逆に最近、コンサートピアノメーカーの老舗のBosendorferが実は今はYamahaの傘下になっていると聞いて大変寂しい思いをしたぐらいです)

Schaden Freudeというのですかね、普通の人間は、成功者を妬み彼らの不幸を喜ぶようにできております。政権が窮地に陥ると必ずのように、芸能人が覚せい剤で逮捕されたり、著名人が痴漢で捕まったりしますが、今回も、なんといっても特捜案件ですから、裏がないわけがないとしか思えないです。

さて、実験の話。
私、遺伝子改変マウスを主な実験材料としているのですけど、やはり、悩みのタネは費用。飼育費用と解析費用が勿論最も高くつくわけですが、加えて、新しくマウスを作るとなれば、またそれにもそこそこの費用がかかります。この数年はCRISPR/Cas9でマウスを作ってきたのですけど、コア施設のマイクロ インジェクションサービスに頼らざるを得ず、そうするとシステム上なかなかこちらの特殊な要望も通りにくく、時間も費用もかかり、気軽にちょっと新しいマウスを作るか、というワケにはなかなかいきませんでした。この夏、小さなプロジェクト用に4つの新しいマウスを作りたいと思ったのですが、コア施設との交渉がまとまらず、断念。色々悩んだ挙句、これはもう自分でやるしかないと思い、論文をたよりにi-GONADを導入することにしました。

この方法はCas9とgRNA、repair templateなどを直接卵管に注入し、in vivo electroporationで遺伝子編集分子をマウスの受精卵にdeliveryする方法で、従来必要であった大掛かりなマウスのセットアップやマイクロマニピュレータのような特殊機器を必要としない画期的な方法です。

時間も金も乏しいので、コツコツと中古機材や手術道具を漁り、三ヶ月ほどかけてシステムをセットアップし、その間、試行錯誤しつつ手技を練習し、不明なところはi-GONADの開発者、東海大の大塚先生にも直接アドバイスをもらい、中川先生の記事などを参考にして、ようやく先月、i-GONADを開始する運びとなりました。このシステムを開発し、そしてご親切なアドバイスをいただいた大塚先生には感謝にたえません。

初期費用はSquare pulse generator を中古で手にいれ、In vivo Electroporationのtweezersを購入した他は、解剖用顕微鏡と照明器具は物置にあった20年ものを流用、手術道具はチョコチョコと買い足しましたが、あとの試薬類Cas9蛋白とcrRNA/tracrRNAは安いところからオーダーしていますから、総額でも新しいマウスのプロジェクトを一つコアに発注するよりも安いです。マウスは手持ちのコロニーで余っているものをそのまま使用。といわけで、これが成功すれば長期的に、かなりの費用と時間の節約になるという皮算用です。

とにかく、論文とメールが頼りで、実際を見たことがなく、自己流でやっているので、一つ一つのステップに自信がありません。最初は皮膚を切開して、筋層に割を入れ、卵巣を引きずりだすという最初のステップさえうまくいかず、先行き不安でしたが、10頭も試すと、手術手技そのものはなんとなくスムーズにいくようになり、最近ではオリジナルの方法の卵管に針を刺すのではなく、調子の良い時はBursaをちょっと切開して卵管漏斗部からカニュレーションすることもできるようになりました。漏斗からのカニュレーションは組織を傷つけないので、液漏れが少なく効率よく注入液を卵管膨大部に貯めることができ、結果、electroporationの効率が良くなるのではないかと思っています。

先日、最初の5頭のうち2頭が妊娠し、出産しました。これはまだ慣れていない頃にやったもので、液漏れを起こしたり、うっかり血管を傷つけて血まみれの中でやった実験だったので、まったく期待していなかったのですが、T7E1法で変異を調べたところ、最初のlitterの10頭のうち4頭で、二つ目は3頭のうち2頭で変異が入っていました。全くの初心者で見よう見真似でやってもこの効率なので正直驚きました。
まだ出産にいたっていないマウスも数頭いますが、これらは手技がもっと安定してきたころに行ったものなので、結果が楽しみです。
コストはCas9とgRNAの合成にかかるぐらいで、マウスは手持ちのものを使っていますから一プロジェクトの費用は外注の1/20ぐらい、期間はほぼ1/3でできます。

随分前、初めてESを使って作った変異マウスのことを思い出しました。targeting vectorの構築だけで3ヶ月、ESのスクリーニングに1ヶ月、キメラ作りに3ヶ月、性成熟を待って交配を始めるまでさらに2ヶ月、最初のマウスが生まれ、生殖細胞系への寄与を確認するのにさらに1ヶ月、と一年ぐらいかかり、また、その費用もかなりのものでしたから、その時は、プロジェクトのデザインはかなり細部まで緻密に考えたものでした。i-GONADならgRNAの発注から始めて2ヶ月ですから、とりあえず作ってから考える、というやり方もできます。またこれが動き出せばお手軽に複数の変異を特定の変異マウスに同時挿入することも簡単で、アイデアの幅が広がります。

つい先日、昔の知り合いのセミナーで、変異alleleを一つ一つ交配で加えていってQuadruple KOを三年かけて作ったが、phenotypeがなかったという話を聞きました。i-GONADなら二ヶ月以内で交配なしでできるかもしれません
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いよいよ始まる?

2018-11-17 | Weblog
先週のニュースですが、
日銀の総資産、戦後初の「GDP超え」 553兆円に
大規模な金融緩和で大量の国債を買い続けている日本銀行の総資産の規模が、国内総生産(GDP)を上回った。13日公表の10日時点の総資産は553兆5922億円で、名目GDPの552兆8207億円(4~6月期、年換算)を超えた。日銀の総資産が同じ年のGDPを超えるのは戦後初めて。
 総資産のうち国債が約469兆円、上場投資信託(ETF)が約22兆円を占める。黒田東彦(はるひこ)総裁の下で異次元緩和を始める直前の2012年度末の総資産は約164兆円で、この5年余りで約3・4倍まで膨れあがった。

この記事で示されている日銀の資産という名の不良債権の急激の増加と全く伸びないGDPのグラフ、恐怖を覚えます。しかもこのGDPは政府が数字の取り扱いをごまかして5%以上の下駄をはかせた数字らしいです。海外実習生が日本で低賃金で酷使されて失踪が相次いている問題では、法務省の失踪理由の数字にミスがあったと報道されていますが、野党はこれは政府の虚偽集計だと非難。

長妻議員。 技能実習生の失踪者に動機を聞く法務省調査。9割近くが「より高い賃金を求めて」とされたが、実際はそんな選択肢はなかった。 「低賃金」「低賃金(契約賃金以下)」「低賃金(最低賃金以下)」のいずれかを選ぶと「より高い賃金を求めて」にされてしまった。まだまだ虚偽は沢山ある!

政府の数字は信用できませんが、その政府がゴマカしてゲタを履かせた数字を見ても、アベノミクスの大失敗は一目瞭然。この失敗のツケはドーンとくるでしょう。
その一方で、外交無能のバカ殿は、出かけて行ってはカモにされる。プーチンには軽く捻られて、全体の5%の二島だけの領土変換という形で押し切られ、北方領土の全島の主権は正式にロシアのものとなりつつある、アメリカには国内向けにでっち上げたTAGといかいう造語をペンスにFTAだと言い直される。外国に出かけるたびに、カネを毟り取られる上に要らぬことを言って、先人が守ってきた日本の国富を大きく損なう。こんなバカをやっていて国が持つわけがないと思っていたら、日銀が必死で買い支えてきた株式市場は続落中。
ついに崩壊が始まったのかと戦々恐々です。
テクニカルな解釈では株式市場は早晩、大暴落の兆しが見えるそうです。そうでなくても、円をひたすら刷りまくって、株を買ってきた日銀がその含資産が国家のGDPを超えているという異常事態があるわけで、円を刷るのをやめた時点で大暴落が起こるのは必然なのですが、どうも刷り続けていても限界に達した様子。そりゃ、経済成長終わって30年経っている老年期に入りつつある日本を無理に成長させようと、エナジードリンクを飲ませ、ステロイドをうち、カテコラミンを注入しても、老人が成長するわけもなく、むしろ、病気を悪くして死期を早めるだけでしょう。いよいよなのかもしれません。

もう手遅れかもしれませんけど、それでもあのバカ殿とそのバカに輪をかけた口と根性の曲がった財務大臣は一刻も早く引きずり降ろさないといけません。

バカ殿は、先週、日ロ交渉で、返還後の島に米軍基地を置かない考えを日本がロシアに伝えていたことが明らかに。
Umekichiさんのコメント。米国は日本のどこにでも基地を置く事を求める事が出来るのに。こいつまたその場しのぎの口から出任せ言ってるよ。日米地位協定の改定もしないで、また適当な事言いやがって。自分で自分の首締めてどうすんだ。

この調子だとひょっとしたら米軍の方が先に引きずり降ろそうとするかもしれませんね。
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売国内閣

2018-11-16 | Weblog
日本の研究者の人や民間企業の現場の人の仕事ぶりを見ていると、「日本人はすごいなあ」と感嘆することがしばしばあって、もっと国際的に高い評価を得てしかるべきだと思うような仕事がゴロゴロしています。NatureやScienceが日本から出版されていて、Editorが日本人なら日本からの掲載論文は三倍にはなっているだろうと思います。一方、政治に関してはかつても三流と言われていましたが、今や政権は三流どころかランク外のクズのあつまりです。各分野で活躍する優秀な日本人が、この無能を絵に描いたような政府のバカげた政策のために苦労していると思います。それでも国としての建前を通す誠実な努力をしていれば、無能ゆえの国民の苦難も止むを得ない、法治国家という建前を通すために「悪法も法」と毒杯を敢えて飲んだソクラテスの死も意味がある、と思いますが、今の売国政権は命をかけて守るべき大義もなければ覚悟も誠実さも何もないただの犯罪集団です。

私、トランプが大統領になったとき、アメリカはもう終わりかもしれないと思いましたが、クズさ加減ではトランプをはるかに凌駕する男が日本の総理大臣、しかも誰もこの底抜けのXX、初老の邪悪な小学生、を引きずり下ろせないという現状をみると、アメリカの心配をしている場合ではありません。事実、この数年、この政府は国家の根幹を揺るがす信じられない不祥事のオンパレードです。ウソの国会答弁、それにあわせての公文書の偽造、データの捏造、ゴマカシ、民間人の国策逮捕、、、。

今回は、日銀が、政府の解析は信用できないから生データを見せろと迫ったという話。

金子勝さん。 アベネツゾウ内閣:財務省のモリトモの公文書改ざんをうやむやにしようとし、厚労省の賃金統計も改ざんが問題になっているが、内閣府のGDP統計も日銀からも疑問が出ているようだ。政府統計まで自分に都合良いように変え始めたら、もう収拾がつかない。https://s.nikkei.com/2DjA3qv

山崎 雅弘さん。安倍政権がつくウソを、大手メディアがずっと黙認してきたせいで、中央銀行が政府統計の信憑性に疑義を差し挟む段階まで社会システムが壊れてきた。しかもまだこれが底ではない。大手メディアが同じ態度をとり続けるなら、さらに社会システムは壊れていく。いつになったらウソをウソだと批判するのか。

ガイチさん。その国の中央銀行が、政府の出している公式統計が信じられないので、独自で算出したいから政府に対し元データを出せと迫るが、政府はそれを拒否すると。これ、昔の話でも他国の話でもなく、今の日本の話です。

山田史郎さん。いよいよ末期的。公文書改竄という国家的犯罪を検察は捜査さえしない。担当大臣は涼しい顔で居座り続ける。総理大臣がすべての元凶の犯罪国家の当たり前の結果。国の基礎が音を立てて崩れていく。信じられるものが何もない。異常だ。

もう一つ。訪米中の玉城沖縄知事。
沖縄基地問題を巡って、アメリカに直訴。一国の政府が沖縄県の県民と知事の意向を無視して基地建設を強行し、その被害を受けてきた国民、住民の権利を蹂躙する。自国の政府がクズなので政府を飛び越えて宗主国に直訴という異常手段。どれだけ情けない国なのか、日本は、と思いますね。翁長前知事と同じく、アメリカの民主主義精神にすがろうとしましたが、アメリカ政府は日本政府との「密約」があるので、日本政府を通してくれとほぼ門前払いの様子。アメリカとしては、日本が金を出してくれて極東の軍事戦略をタダで展開できるのだから、こんな美味しい話はなく、沖縄の迷惑はわかっていても、「民主主義」の建前よりもやはりカネ、ちゅうことですかね。
玉城知事、ニューヨーク大での講演の後、国連本部で中満泉・国連事務次長と面会。アメリカも日本も政治屋は自らの利益で動くもので、「民主主義」の建前では自発的には動かない。それを動かすのは市民の声です。ニューヨークタイムスも、玉城知事の当選をうけて、社説で沖縄の民意を尊重して日本とアメリカ政府は状況の改善にむけて努力せよ、と書きました。アメリカ市民が沖縄の現状に多少でも関心を持ってくれて、アメリカの世論が動くようなことがあれば、変わると思うのですが。いずれにしても、朝鮮半島の融和が進み、朝鮮戦争が正式に集結し、アメリカが世界の警察をやめて内向きになってくれば、米軍が極東にいる理由もなくなってくるわけです。

一方、沖縄にアメリカ基地を恒久化させるための辺野古移設を強行に進める宗主国の番頭、アベ政権。自国の国民を守るのではなく、搾取して自分たちとオトモダチがその売国利益を山分けしようとしているわけですが、沖縄の立場からみれば、日本政府はもはや沖縄を長年にわたって陰湿に虐めてきた「敵」です。諸悪の根源は日米安保と日米地位協定という宗主国と植民地日本の奴隷契約。この日米地位協定に基づく合同会議でのアメリカ軍の命令が、議会を飛び越えて日本の最上位の命令系統にあるという事実を野党は指摘し、その見直しを散々求めてきたわけですが、日本のアメリカ植民地の恒久化と引き換えにその番頭の地位を確保してきた祖父の時代から売国根性の染み付いたアベにとっては、地位協定はキリスト教原理主義者にとってのバイブル同様、変えるべきものではないのでしょう。一方、国民の大多数が望んでいない日本の憲法は変えたがる。

アメリカは機密文書も30年経つと公開するという法律があり、それによって、岸や佐藤A作がアメリカと結んだ「密約」の内容が明らかになり、アメリカによる日本支配の仕組みが明らかになってきました。佐藤A作の非核三原則はウソだったし、日米安保は米軍による日本支配を定めたものでした。アメリカ軍が日本の領土を支配している現状はプーチンや諸外国首脳にとっては常識です。この状態ではいくらアベがプーチンのご機嫌を取ろうとも北方領土が帰ってくるはずがないのは当たり前です。初老の小学生でもさすがにそれぐらいはわかっているでしょう。しかし、国内によい材料がないので、外国にでかけていってムダ遣いをしては、「なにかやってるフリ」をする。本音は、北方領土も拉致被害者も関心がなく、自分さえよければ良いと思っているワケで、それが丸見えなので、外国は誰もまともに相手をしない。相手にしてもらえないからカネを出す。あー、情けない。

知ってはいけない2 (矢部宏治著)日本の主権はこうして失われた。アメリカによる支配はなぜ続くのか?
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Senior moment

2018-11-13 | Weblog
ようやく二度目リバイス投稿しました。遠距離の3グループのコラボレーションだったので何かと大変でした。この雑誌への最初の投稿から1年近くたっています。追加実験をする方と解析する方が別で、最後にデータを見直した時に不一致が出てきて、その原因を突き詰めるのにこの数日は忙殺されてしまいました。あるプライマリーデータは私が作ったのですが、解析は別の人に任せていました。(と思っていました)その任せたはずの人から解析データに不備があると言われて、「はてな?」となり、ハードディスクの中をたどっていくと、なんと、私がデータを取った後、自分で解析したデータファイルが出てきました。どう見ても自分がやっています。私は自分がデータを解析したことをすっかり忘れており、相手方が全てを解析したと思い込んでいたようです。

人のことはすぐ忘れるのは自覚があります。Pubmedでひっかった面白そうな論文を読んでみると、机の上の目の前にそのプリントアウトが置いてあって、赤線が引かれてあると言うことはしょっちゅうです。読んだことも(赤線が引いてあるのに)重要だと思ったこともすっかり忘れているわけです。しかし、私は自分が直接やったことに関して忘れることはないと信じていました。今回のもショックでしたが、先日は面白い実験を思いついて、そのための手持ちの材料を探していたら、なんと、その実験はすでに自分で以前にやっていたと言うことがありました。結果はともかく、やったことさえ覚えてなかったのでした。

老人が普通に知っているはずのものを忘れるような忘れ方をすること(ど忘れ)を英語で「have a senior moment」と表現しますが、私がこの言葉を覚えたのも、emailのやりとりで、私が自分がかつてやったことを覚えていなかったことを指摘された時です。先月には、全然知らないグループから『論文が通りました」というメールが来て自分が共著者になっているのを見て驚きました。過去のemailをたどっていくと、確かに研究協力しており一年ぐらい前にはその原稿を読んでコメントを返している形跡がありました。これを全然覚えていなかったのです。

Senior momentと言うタイトルの笑い話を見つけました(意訳)

二組の老人の夫婦が、一方の家で夕食を共にした。食事のあと、女性二人がキッチンへと席をたったあとの会話。
「昨日、行った新しいレストランはとてもよかったよ。おすすめだ」
「何と言う名前のレストランだ?」
聞かれた方は思い出そうとしばらく考えていたが、こう聞き返した。
「あの花の名前は何て言ったけな?ほら、好きな女に贈るやつだ、例の赤い色でトゲのついたやつ」
「ローズのことか?」
「おお、そうだ」とその男は言って、キッチンの方に向かって言った。
「ローズ、昨日行ったレストランの名前はなんだっけ?」
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映画音楽

2018-11-09 | Weblog
 フランシス・レイさん(フランスの作曲家)同国のメディアによると、7日までに死去、86歳。亡くなった日や死因は明らかにされていない。
 32年、フランス南東部ニース生まれ。シャンソンの作曲でキャリアを始め、「ダバダバダ」のスキャットで知られる映画「男と女」(66年)のテーマ音楽が大ヒット。その後もクロード・ルルーシュ監督と名コンビを組み、「白い恋人たち」など数々の映画音楽を作曲した。米映画「ある愛の詩」(70年)ではアカデミー作曲賞を受賞した。

というニュース。

子供の頃を思い出しました。インターネットもなく、TVの情報も限られていた時代で、外国の様子を知るのは本や映画に限られていました。よく知らないからこそ、余計に知らない外国への憧れは掻き立てられるものでした。当時は映画の音楽もクオリティーの高いものが多く、かずかずの名曲が映画とともにヒットしまいした。ウチにあった映画音楽のLPレコードを週末に聞いては、遠い外国の様子を想像したりする萩原朔太郎のような子供時代でした。当時、イタリアのニーノ ロータとフランスのフランシス レイ、あとアメリカのヘンリー マンシーニの勢いは大したもので、中でも、私はフランシス レイが好みでした。多分、それは、その映画音楽集のジャケットにもなっていた「エマニュエル夫人」の半裸のシルビアクリステルの写真が子供の私に強烈な印象を残したせいもあるのではないかと、推測するわけですが。

そのエマニュエル夫人の続編のテーマではフランシス レイ本人がシルビア クリステルとデュエットしています。
ウブな子供には刺激の強いものでした。


白い恋人たち。これを聞くとノスタルジックになりますね。


映画そのものはダメでしたが、音楽は良かった「ある愛の歌」


文化の盛りを過ぎ、一人一人と世を去っていくフランスは、私からだんだんと遠くなっていくようです。
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ジャンヌダルクとポンコツ

2018-11-06 | Weblog
政府が法律を悪用し、沖縄県の辺野古基地工事承認撤回の効力を止める国土交通相による執行停止という卑怯なやり方で、県と県民の意向を無視して、1日に国が工事を再開。辺野古では1000人を超える人のデモ。政府の申し立てを政府が行政判断するという茶番。そもそもこれは一般国民の権利を守るための法律であり、政府が申立人なることを想定したものではないわけで、こういうグレーゾーンを意図的に利用して権力側が民意を無視して強行するアベ政権のヤクザっぷりがよく現れています。

関して、横浜市議、井上さくらさんのツイート。
米国は地元の了解を得ずに基地新設する事をよしとしない。
基地の安定性や配属軍人とその家族の環境を損なうから。
これ横浜市内の池子米軍基地への住宅建設反対運動の中で何度か確認した事がある。
米軍でさえ求めていない事を、日本政府が沖縄に対して行う。
安全保障でも何でもないと思う。

ま、沖縄の辺野古に基地を作って得をする政府関係者やそのまた関係者がいるわけですな。アベ政権新内閣発足から一月ながら、すでに片山さつきを筆頭に、5人の閣僚が、不正献金、口利き疑惑、で内閣は叩いてホコリのでるやつばかり。国会ですでに追求されていますが、その答弁を見る限りは、クロと判断せざるをえない。ま、証拠もあるわけですしね。東京新聞が報じています。昔は、身体検査はシッカリやったものでした。この政権では、アベを筆頭にアベ内閣の無法ぶりをみて、いくらホコリがでようともしらばっくれば乗り切れるとでも思っているのでしょう。不祥事で辞めた人間がその決着もつけずに復活するようなトンデモない内閣ですからね。

東京新聞は、地方新聞とはいいながら大手新聞社の中では、公平な報道、社説やコラムが読めるの新聞だと思いますが、なんといっても、尊敬できる頑張りを見せているのが望月記者。ガースーの会見では、政府の触れてほしくない質問をするので、ガースーは随分前から、その質問にマトモに答えないというアベ政権らしい対応策を取るようになりました。それが最近は呆れ果てる酷さ。加えて司会役のバカが必ず、望月記者が質問しだすと、話の腰を折ろうと「質問はお手短にお願いします」と横から割って入る。普通なら、ここまで嫌がらせをされれば、望月記者も心が折れるというものでしょうが、彼女は肚が座っています。周りは記者も含めて全員敵のような会場で、ズバリ急所を質問する。ガースーは当然、正直に答えることができないので、答えない戦略を取る。ま、そういう反応をとるだろうということはわかっていても、あえて政府のクズぶりと他社の政治記者の無能ぶりをあぶり出し、人々に知ってもらうという使命感で、日々質問しているのだろうと思います。彼女の周りに座っている記者クラブの腰抜けどもも援護射撃に加わったらどうなのかと思いますが、連中は記者魂よりも政府の広報誌と成り下がった新聞社から貰う給金を守るほうが大事なのでしょうな。望月記者、報道界のジャンヌダルクと呼ばせていただきましょう。

幸い、TV、新聞報道はなくても、インターネットでこのガースーのクソぶりを知ることができるのですが、本当に腹がたちます。Umekichiさんが、この望月-ガースー対決を動画付きのシリーズでツイートしていますので、リンク。








明日はアメリカでは中間選挙。アメリカのクソ、トランプの政権に対する最初の審判です。中間選挙の若い人の投票率は低いのですが、今回は増加が見込まれる様子。これは、トランプ政権に不満を持つ人が多いことの証左でしょう。アメリカの若い人で選挙に行く人は自分の政治的意見を持っている人が多い印象があります。(同調圧力やメディアの扇動に影響されやすい)若い人の投票率が増えると(金と力を持っている)与党が有利になる日本とは逆でではないかと思います。
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他人事ではない

2018-11-02 | Weblog
先日のピッツバーグでの事件での乱射事件に関してラビの言葉で、沖縄への日本政府のやり方の酷さを思い浮かべました。政府は権力という武器を持っており、それを沖縄県民に向けている。それは沖縄県の人々だけではありません。

銃撃されたピッツバーグのシナゴークのラビ「亡くなった方についてどんなことをみなさんに知ってほしいですか」と問われ「ユダヤ系への攻撃だと思われていますが、これは市民が自由な信仰を許されているアメリカという国に対する攻撃です。あらゆる信仰の家への威嚇です」

政府が戦中は沖縄を捨て石にし、数々の一般県民の犠牲者を出し、戦後は土地を取り上げアメリカ軍基地にさせ、今や、宗主国の忠犬と成り果てたアベ政権は、自国の人々の権利を蹂躙して力づくで既成事実を作り上げようとしています。これは、沖縄県民だけに対する政府の嫌がらせのように見えるかもしれませんが、これは憲法によって等しく権利を保証されるすべての一般国民全員に対する攻撃であり、憲法の許しがたい冒涜であると思います。沖縄県民だけの話、他人事ではないのです。

山崎 雅弘さん@mas__yamazaki
沖縄県民投票、政府方針に影響せず=岩屋防衛相(時事)に関して。
「投票結果にかかわらず移設を推進する考えを強調した」とあるが、現職の防衛相が堂々と「民意を無視して中央政府の意向を押しつける」と述べているのは大問題だろう。こんな権力迎合の代弁垂れ流し宣伝は報道ではない。

志位委員長@shiikazuo
「埋め立て承認撤回の効力停止=辺野古移設、工事再開へ-石井国交相決定」
防衛省が申し立て国交大臣が決定する。こんな不合理な「自作自演」があるか。沖縄県民の民意を無視した無法な決定に対して、満身の怒りを込めて抗議する。今日の代表質問でも問題点を追及します!

昨日の衆議院予算会議では川内博史議員が、鳩山氏が米軍基地を辺野古案に戻す決断をした原因になった「ガセ極秘資料」について追求。これは、鳩山氏が外務省に「基地の移転は普天間65海里以内に限定するという米軍のマニュアルがあるから、県外移設は無理だ」と説明されて米軍基地の県外移設の断念に至った経緯があるわけですが、その後、米軍はマニュアルの存在を否定、つまり鳩山氏が外務省がデッチ上げたウソの情報で嵌められたと言う事件です。その後、マスコミを使って、鳩山氏を、迷走、ルーピーと散々とネガティブ キャンペーンを張り退陣へ追い込んだと経緯があります。結局、官僚に嵌められた鳩山氏を見たその後の二人は、財務省に言われるがまま消費税増税に突っ走った挙句に、負けるのがわかっている解散選挙を打って、現在の最悪の政権を成立させることになってしまいました。

今回の国会答弁では、例によって、大臣になるために主義主張を引っ込めた変節男、河野太郎が、ゴマカシと論点ずらしの霞ヶ関ヘリクツ答弁を炸裂。本当のことは言えないが明らさまな嘘をついては逃げ場がなくなる、そういう姑息な態度が丸見えです。こういうことをやるからますます信用を失うということを小賢しい役人や知恵の足りないアベ内閣はわからんのでしょうか。

最近、つくづく思いますけど、現在、もっともマトモかつ思慮深い意見を述べているのが、共産党の2トップ、それから自由党の山本太郎氏。時代は変わったなあ、という気分です。山本氏も枝野氏も自らを「保守」本道であると言っていますが、私もその通りと思います。共産党のお二人も、右翼カルト政権のアベ(その実態は宗主国の忠犬の売国奴)に比べたら、はるかに保守本道に近いと思います。だいたいアベには政治理念などないし、憲法もポツダム宣言もサンフランシスコ条約もマトモに読んでいないレベルで、国会の代表質問で「総理の勘違いは今に始まった事ではないが 、憲法とは何か一から学びなおして下さい」と枝野氏から説教される始末。「勘違い」と言うよりは「無知」という方が正確でしょう。
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