懲りないアメリカ、裏にいるのはイスラエルと軍需産業でしょうか。
米国、シリア攻撃準備完了 「29日にも」と高官
イランラジオから。
これまでのアメリカのやりかたや、イスラエルの意図をを考えると、軍事侵攻したい国の反体制派をコッソリ支援してマッチポンプをやったのだろうと思わざるを得ません。イランの大統領も穏健派になったことだし、とにかく今はアサド政権を倒したい、とイスラエルは考えているでしょう。イスラエルとアメリカ軍需産業は、渋るオバマをつついて、陸軍の投入はなしでミサイル攻撃のみという条件でシリアへの攻撃を認めさせようとしているのではないかな、と想像します。
もっと詳しい解説記事が田中宇さんのサイトにあります。
「無実のシリアを空爆する 2013年8月28日 田中 宇」
いずれにしても、シリアへの攻撃は、非常にまずいことになりそうです。ロシアは既に、堪忍袋の尾を切らせかけています。今回も、当然のようにロシアと中国が米英仏のシリア攻撃声明に抗議。アメリカとイスラエルは、シリアのアサド政権さえ倒せれば、今回はとりあえずそれでよい、と簡単に考えているのかも知れませんが、それで、最も脅威を感じるのは、イランとロシアでしょう。万が一、シリアへの攻撃が泥沼化すれば、ロシアは中東に進攻すると同時に、アメリカ本土攻撃も射程にいれた軍事行動をとってくる恐れがあります。
聖書のエゼキエル書を預言の書として研究している人によると、次の中東での大きな戦争は、ロシア連合軍による進攻で、ロシア、イラン、リビア、エチオピアが連合軍を組み、アメリカとイスラエルに対して宣戦布告し、核戦争となるのだそうです。この結果、アメリカと中東は核によって壊滅的打撃を受け、中東は一旦、一時的にロシア連合軍に制圧されることになるということです。
予言、預言の類いは私は余り信じませんが、しかし、中東でのロシアを中心とした大規模な戦争はかなりの現実味を帯びていると思わざるを得ません。
第三次世界大戦にまで発展するかどうかは、ノーベル平和賞受賞者のオバマの決断がカギを握っていると思えます。オバマがすでに丸め込まれていると判断すれば、もはやプーチンは容赦しないかも知れません。私は、オバマにまだ理性と善性が残っていると信じたいです。なんとか、シリアへの攻撃を踏みとどまってもらいたい、そう思います。
米国、シリア攻撃準備完了 「29日にも」と高官
ワシントン共同 - ヘーゲル米国防長官は27日、英BBC放送に対し、オバマ大統領から命令があれば、米軍は直ちにシリアを攻撃する準備ができていると述べた。米NBCテレビ(電子版)によると、複数の米高官は同日、ミサイル攻撃が29日にも始まる可能性があると語った。ロイター通信によると、米英側はシリア反体制派に「早ければ数日以内」に攻撃を実施すると伝えたという。
シリア情勢は、首都ダマスカス近郊で21日に多数の市民が死亡した化学兵器使用疑惑を受け、米英などが軍事行動に踏み切る公算が大きくなり、緊張が高まった。
シリア情勢は、首都ダマスカス近郊で21日に多数の市民が死亡した化学兵器使用疑惑を受け、米英などが軍事行動に踏み切る公算が大きくなり、緊張が高まった。
イランラジオから。
アメリカと一部のヨーロッパ諸国、その同盟国は、シリアへの軍事介入を目的に、シリア政府軍が化学兵器を使用したと非難していますが、シリア政府は、この疑惑を否定しています。ロシア外務省は、シリアへの軍事介入は悲惨な結果を招くだろうとしています。また中国の王外務大臣は、シリア問題に対する慎重なアプローチを求め、政治的な解決法の必要性を強調しました。こうした中、シリア政府は、攻撃を受けた場合の、軍隊の断固たる対応を強調しています。
シリアの化学兵器使用に関する国連の独立調査委員会のメンバーであるカーラ・デル・ポンテ氏は、「ダマスカス近郊に対する化学兵器攻撃の被害者の話から、化学兵器を使用したのは反体制派の武装勢力であること、政府はそれに関与していないことが完全に明らかだ」と強調しました。
シリアの化学兵器使用に関する国連の独立調査委員会のメンバーであるカーラ・デル・ポンテ氏は、「ダマスカス近郊に対する化学兵器攻撃の被害者の話から、化学兵器を使用したのは反体制派の武装勢力であること、政府はそれに関与していないことが完全に明らかだ」と強調しました。
これまでのアメリカのやりかたや、イスラエルの意図をを考えると、軍事侵攻したい国の反体制派をコッソリ支援してマッチポンプをやったのだろうと思わざるを得ません。イランの大統領も穏健派になったことだし、とにかく今はアサド政権を倒したい、とイスラエルは考えているでしょう。イスラエルとアメリカ軍需産業は、渋るオバマをつついて、陸軍の投入はなしでミサイル攻撃のみという条件でシリアへの攻撃を認めさせようとしているのではないかな、と想像します。
もっと詳しい解説記事が田中宇さんのサイトにあります。
「無実のシリアを空爆する 2013年8月28日 田中 宇」
なぜ米国は、国連の調査を妨害するのか。もしケリーが断言するとおり化学兵器使用の犯人がシリア政府軍であるなら、国連調査団をさっさと現地に行かせて米国に帰国させ、国連総会で真相を発表させれば良い。それをせず逆に、調査団の帰国を遅らせ、妨害しているのは米政府自身なのに、アサドが妨害しているんだとマスコミに歪曲報道させている。真相は、化学兵器を使ったのが反政府勢力だということだろう。それが国際的に暴露されると、米英が支援してきた反政府勢力の信用失墜と崩壊が進み、アサド政権が内戦に勝ってしまい、ロシアの言いなりでアサド続投を認知する国際会議をやらねばならなくなる。
いずれにしても、シリアへの攻撃は、非常にまずいことになりそうです。ロシアは既に、堪忍袋の尾を切らせかけています。今回も、当然のようにロシアと中国が米英仏のシリア攻撃声明に抗議。アメリカとイスラエルは、シリアのアサド政権さえ倒せれば、今回はとりあえずそれでよい、と簡単に考えているのかも知れませんが、それで、最も脅威を感じるのは、イランとロシアでしょう。万が一、シリアへの攻撃が泥沼化すれば、ロシアは中東に進攻すると同時に、アメリカ本土攻撃も射程にいれた軍事行動をとってくる恐れがあります。
聖書のエゼキエル書を預言の書として研究している人によると、次の中東での大きな戦争は、ロシア連合軍による進攻で、ロシア、イラン、リビア、エチオピアが連合軍を組み、アメリカとイスラエルに対して宣戦布告し、核戦争となるのだそうです。この結果、アメリカと中東は核によって壊滅的打撃を受け、中東は一旦、一時的にロシア連合軍に制圧されることになるということです。
予言、預言の類いは私は余り信じませんが、しかし、中東でのロシアを中心とした大規模な戦争はかなりの現実味を帯びていると思わざるを得ません。
第三次世界大戦にまで発展するかどうかは、ノーベル平和賞受賞者のオバマの決断がカギを握っていると思えます。オバマがすでに丸め込まれていると判断すれば、もはやプーチンは容赦しないかも知れません。私は、オバマにまだ理性と善性が残っていると信じたいです。なんとか、シリアへの攻撃を踏みとどまってもらいたい、そう思います。