仮説が次々に外れては振り出しに戻るを繰り返す日々です。誤った仮説が一つ一つ消えて行っているので進歩はしているといえばそうですが、なかなかゴールが見えてきません。それでも、時折、心が浮き立つようなデータが出て、そして、いつものように妄想モードに突入し、また新しい仮説を思いつく、という毎日です。
人の面白い研究の話を聞くのは、コーヒーの香りを楽しむようなものですが、自分の研究で、面白いデータが出るのは、空腹時に出てくるご飯を食べるようなものです。美味しく栄養になるそんなデータが出たときは、本当に嬉しいです。先週は、ウチの女の子たちが興味深いデータを出してくれました。おかげて楽しい気分で週末を過ごせました。 英語で簡単にできる仕事のことを「a piece of cake」と言い、ケーキのように美味しいものなら簡単にぺろりと食べてしまう、という喩えに由来していますが、先週のデータは、本当にケーキのように美味しかったです。その甘みの余韻を今も楽しんでいます。
この間、長野県に住む医学研究者の人と久しぶりに話しました。本人は原発事故について大変深刻に考えているのですが、周りの人々はノンキで困るという話。どうもノンキなのは、現状の恐ろしさを認識していないからのようです。情報が抑制されていて、汚染水の問題や原発作業員の問題など、普通に受動的にテレビや新聞を見ているだけでは、その深刻さが伝わって来ないのです。自分から積極的に情報を集めないと、本当のことがわからない、これは、ウソにまみれた大本営発表をラジオで聞かされいた戦時中と似た状況です。本当のことが一般国民にわかると政府や原発ムラの連中は困ります。そして、政府公報や電力会社や原発ムラの広告費で生きているマスコミは彼らの都合の悪い報道はできません。本当のことを伝えようとする人間は口封じされるのが現代日本という悲しい国です。最近では原発批判した瞬間に息子が逮捕されて番組降板となった人がおりました。空きカンが自分のブログで、(番組降板は)原発ムラの陰謀だろう、と書いてますね(さすがによくご存知のようで)。以前も、原発批判特集を発行した瞬間、痴漢で捕まった経済雑誌の編集長もおりました。朝日系の雑誌の反原発の編集長は親会社の意向で左遷されました。
そして、xxxの弱い首相は、福島産のおにぎりを食べてみせ、フクシマの放射能汚染の本当の情報を口にする人間は、風評被害を広める非国民だ(だって、放射能は完全にブロックされているのだから)、とでも言わんばかりです。国民ばかりか世界の前で「フクシマの放射能は完全にコントロールされている」という大ウソの大本営発表を行い、客観的に見れば「勝ち目のない戦争」であるフクシマの放射線事故に、あたかも勝利しつつあるかのような印象操作を行い、そしてそのウソをウソだと当たり前のことを言う人間を「非国民」あつかいするのがこの国の政府です。一体、今はいつの時代なのか、と思います。
コンテクストは違いますが、鳩山氏は、政府がウラでコソコソと情報を操作し国民を欺くということについて、次のようにツイート。
岩下おじさんのブログ記事、「まずそれを正しく認識することである。考えることを止めてはいけない」から。
「どうせ私をだますなら、死ぬまでだまして欲しかった、、、」という歌の文句を思い出しますね。ウソだと分かってはいても、都合の悪い真実なら、知りたくない、考えたくない、ウソを信じたい、という人が意外に大勢いることは私は知っています。「車の運転中に異音がしたら、カーラジオの音を大きくする」という冗談がありますが、東京オリンピックなどまさにこの冗談を地でいくような話です。
しかし、いくら大本営発表でウソを吹き込まれたからと言っても、知らないことで最終的に苦しむのは、知らない国民自身であり、その子供たちです。チェルノブイリの事故を考えれば、その何十倍もの規模の被害が日本でこれから起こることは自明でしょう。放射能汚染された食材、海産物は産地偽装されて、既に日本国中に流通しているようです。その長野県の医学研究者の人はもう長いこと寿司は食べていないし、食品の産地には気を配っていると言っていました。しかし、将来的に半減期が何十年、何万年とある放射線物質の汚染をブロックするのは不可能だろうと思います。地球は一つで全てがつながっているのですから。
先日、ブルガリア産のジャムから高濃度の放射能が検出されたというニュースがありました。おそらく、チェルノブイリ事故でブルガリアにバラまかれた放射性物質が、30年後に放射能ジャムとなって現在の日本人の食卓の上に上っているということでしょう。チェルノブイリの何十倍(このままだと何百倍)の被害を起こしそうなフクシマの災禍はわれわれの年代だけですみません。子孫に半永久的に悪い影響を与え続けることになります。政府は、現実をゴマカして問題を隠蔽しつづけることで、被害をどんどん拡大させています。そのツケは何百倍にもなって返ってくるでしょうが、残念ながらそのツケを払うのは将来の世代です。
人の面白い研究の話を聞くのは、コーヒーの香りを楽しむようなものですが、自分の研究で、面白いデータが出るのは、空腹時に出てくるご飯を食べるようなものです。美味しく栄養になるそんなデータが出たときは、本当に嬉しいです。先週は、ウチの女の子たちが興味深いデータを出してくれました。おかげて楽しい気分で週末を過ごせました。 英語で簡単にできる仕事のことを「a piece of cake」と言い、ケーキのように美味しいものなら簡単にぺろりと食べてしまう、という喩えに由来していますが、先週のデータは、本当にケーキのように美味しかったです。その甘みの余韻を今も楽しんでいます。
この間、長野県に住む医学研究者の人と久しぶりに話しました。本人は原発事故について大変深刻に考えているのですが、周りの人々はノンキで困るという話。どうもノンキなのは、現状の恐ろしさを認識していないからのようです。情報が抑制されていて、汚染水の問題や原発作業員の問題など、普通に受動的にテレビや新聞を見ているだけでは、その深刻さが伝わって来ないのです。自分から積極的に情報を集めないと、本当のことがわからない、これは、ウソにまみれた大本営発表をラジオで聞かされいた戦時中と似た状況です。本当のことが一般国民にわかると政府や原発ムラの連中は困ります。そして、政府公報や電力会社や原発ムラの広告費で生きているマスコミは彼らの都合の悪い報道はできません。本当のことを伝えようとする人間は口封じされるのが現代日本という悲しい国です。最近では原発批判した瞬間に息子が逮捕されて番組降板となった人がおりました。空きカンが自分のブログで、(番組降板は)原発ムラの陰謀だろう、と書いてますね(さすがによくご存知のようで)。以前も、原発批判特集を発行した瞬間、痴漢で捕まった経済雑誌の編集長もおりました。朝日系の雑誌の反原発の編集長は親会社の意向で左遷されました。
そして、xxxの弱い首相は、福島産のおにぎりを食べてみせ、フクシマの放射能汚染の本当の情報を口にする人間は、風評被害を広める非国民だ(だって、放射能は完全にブロックされているのだから)、とでも言わんばかりです。国民ばかりか世界の前で「フクシマの放射能は完全にコントロールされている」という大ウソの大本営発表を行い、客観的に見れば「勝ち目のない戦争」であるフクシマの放射線事故に、あたかも勝利しつつあるかのような印象操作を行い、そしてそのウソをウソだと当たり前のことを言う人間を「非国民」あつかいするのがこの国の政府です。一体、今はいつの時代なのか、と思います。
コンテクストは違いますが、鳩山氏は、政府がウラでコソコソと情報を操作し国民を欺くということについて、次のようにツイート。
首相時代に普天間の移設をめぐって、当事の官僚を含む政府関係者が、私の指示に反し、米側と通じあい、その構想をなきものにしようとしたことがウィキリークスを通じ明らかになってきている。従来の追従型日米関係を絶対に損ないたくない力が情報の撹乱を含め働いたことがわかってきた。
情報の公開と国益は矛盾はしない。隠し通して国民に正しい判断材料を与えないことそのものが、国民を愚弄していることではないか。
情報の公開と国益は矛盾はしない。隠し通して国民に正しい判断材料を与えないことそのものが、国民を愚弄していることではないか。
岩下おじさんのブログ記事、「まずそれを正しく認識することである。考えることを止めてはいけない」から。
最近、この男はいったい何を考えているのかとよくひとに問われることがある。そのときの僕の答えは極めてシンプルで驚かれることがある。
僕が「なにも考えていないのではないでしょうか」と即答するからである。だって安倍くんの言動を見ているとそうとしか思えないのだから。
考えるということは少なくとも思考する能力が必要だが、彼にはそれがもともとないのだから考えることもないのである。ゆえに側近(官僚・財界)の言うことを聞きそれを実行すればいいだけで連日「総理」という業務がこなされてく。
、、、
安倍くんはだから側近の助言やアメリカの国益の言うとおりやる「おりこうさん」であるが、じつは「何も考えないから」それができるのだ。また国民も何にも考えないでいたいだろうし、マスコミがそれを助長している。
、、、
何も考え「たくない」国民は何も考えない「られない?」安倍くんを総理にして高い支持率を保っているということができる。
せめて嘘だと分かっても「放射能は完全にコントロール」されていると思いたいし、2020年に東京でお祭り騒ぎをしたいという願望を持っているのは無理からぬことだ。しかしそれまで日本があればの話だが「それはだけは言わないで」、、ってことだろう。
僕が「なにも考えていないのではないでしょうか」と即答するからである。だって安倍くんの言動を見ているとそうとしか思えないのだから。
考えるということは少なくとも思考する能力が必要だが、彼にはそれがもともとないのだから考えることもないのである。ゆえに側近(官僚・財界)の言うことを聞きそれを実行すればいいだけで連日「総理」という業務がこなされてく。
、、、
安倍くんはだから側近の助言やアメリカの国益の言うとおりやる「おりこうさん」であるが、じつは「何も考えないから」それができるのだ。また国民も何にも考えないでいたいだろうし、マスコミがそれを助長している。
、、、
何も考え「たくない」国民は何も考えない「られない?」安倍くんを総理にして高い支持率を保っているということができる。
せめて嘘だと分かっても「放射能は完全にコントロール」されていると思いたいし、2020年に東京でお祭り騒ぎをしたいという願望を持っているのは無理からぬことだ。しかしそれまで日本があればの話だが「それはだけは言わないで」、、ってことだろう。
「どうせ私をだますなら、死ぬまでだまして欲しかった、、、」という歌の文句を思い出しますね。ウソだと分かってはいても、都合の悪い真実なら、知りたくない、考えたくない、ウソを信じたい、という人が意外に大勢いることは私は知っています。「車の運転中に異音がしたら、カーラジオの音を大きくする」という冗談がありますが、東京オリンピックなどまさにこの冗談を地でいくような話です。
しかし、いくら大本営発表でウソを吹き込まれたからと言っても、知らないことで最終的に苦しむのは、知らない国民自身であり、その子供たちです。チェルノブイリの事故を考えれば、その何十倍もの規模の被害が日本でこれから起こることは自明でしょう。放射能汚染された食材、海産物は産地偽装されて、既に日本国中に流通しているようです。その長野県の医学研究者の人はもう長いこと寿司は食べていないし、食品の産地には気を配っていると言っていました。しかし、将来的に半減期が何十年、何万年とある放射線物質の汚染をブロックするのは不可能だろうと思います。地球は一つで全てがつながっているのですから。
先日、ブルガリア産のジャムから高濃度の放射能が検出されたというニュースがありました。おそらく、チェルノブイリ事故でブルガリアにバラまかれた放射性物質が、30年後に放射能ジャムとなって現在の日本人の食卓の上に上っているということでしょう。チェルノブイリの何十倍(このままだと何百倍)の被害を起こしそうなフクシマの災禍はわれわれの年代だけですみません。子孫に半永久的に悪い影響を与え続けることになります。政府は、現実をゴマカして問題を隠蔽しつづけることで、被害をどんどん拡大させています。そのツケは何百倍にもなって返ってくるでしょうが、残念ながらそのツケを払うのは将来の世代です。