この1週間ぐらい連日、福島、関東地方空間線量の上昇が見られたのは、第一号機のカバーの解体に伴うものではないか、という話。こういう話、ニュースには一切、出ませんね。チリも積もればで、セシウムは心筋に蓄積し、伝導異常や心筋不全を引き起こして、突然死するというのはチェルノブイリでよく知られている話です。チェルノブイリでの突然死は驚くべき率で起こっていました。空間線量の上昇やカバーの工事のことは当然、ニュースで知らされるべき情報だと思います。
二週間ばかり離れていましたが、明日から仕事場復帰です。書きもの主体でしたから、別に仕事場を離れていても仕事はできるだろうと思っていましたが、なかなかそういうわけにはいかないものです。ラップトップの画面だと小さすぎて、パワーポイントの図を見ながら文章を打ちつつ、インタネットで検索、という普段の作業ができません。旅行鞄に入る折り畳みの30インチ軽量ディスプレイみたいなものがあったら重宝するのですが。自分の机と椅子でないと、じっくり書き物はできないものですね。大昔はインターネットにもつながっていない一台のマッキントッシュIIをみんなが交代に使って、実験の合間にフロッピーに入れた原稿を書いていましたが、どうしてそんなことが可能だったのか本当に不思議です。現在、私、フル装備のコンピューターでも原稿を書くのに1月ぐらいかかるのですけど。
職場を離れている間、投稿したレビュー論文が放置の刑になっていました。別のレビュー原稿を投稿したあとすぐアクセプトになって、そういえばもう一本はどうなったのかなと、共著者が気づくまで私も投稿したことを忘れていました。ひと月前にminor revisionになったらしいのですが、その結果が誰にも届いていなかったというおおらかな話。そして、留守中、共同研究者が実験を助けてくれとのこと、わが社の副社長と専務に打診すると(3人でやっております)、二人ともお忙しいということで、帰ってから久しぶりにベンチワーク予定となりました。彼らも論文執筆中、私もグラントと論文抱えており、学会の準備も始めないと、ということでフル操業状態です。前から今年がこうなることは覚悟していましたが、本当にビンボー暇なしです。でも、私はベンチワーク好きです。小さな実験でも自分で手を動かして何らかの結果を手にするという作業は楽しいです。ものを作る職人さんもそんな感じなのでしょうか。
私は約二時間ほどかかる単純作業をすることが時折あり、最近は、その時に、演奏時間が二時間弱のバッハの「ロ短調ミサ曲」を聞く事が多いです。私は無宗教ですけど、さすがにクラッシック音楽の最高峰と言われるだけのことはあります、私でもこの曲を聞くと感動して興奮します。考え事には向きませんが、単純作業にはいいと思います。キリスト教のミサ曲ですから「キリエ」で始まります。「Kyrie Eleison」(主よ、憐れみたまえ)という文句をメロディーに合わせて繰り返します。「南無阿弥陀仏」と同じようなものでしょうか。
ロ短調ミサ曲は全部で大きく5部に分かれ、全部で27の曲(繰り返しを含む)で成り立ちっています。それぞれが素晴らしいですが、作業中にとりわけ心が落ち着くのは、最終章の男性がカウンターテナー(アルトの音域)で歌うアリア「Agnus Dei」です。声域上、女性が歌うこともありますが、男性が歌っているバージョンの方がいいですね。
この演奏はとりわけ素晴らしいと思います。ソロはDaniel Taylor、因みにバイオリンを弾いているのはDeborah Nemtanuです。
この演奏の中での別の曲、Laudamus Te でDeborah NemtanuはJoyce DiDonatoのメゾソプラノのカウンターメロディーを弾いています。澄んだ美しい音色の中にも深みがあって、味わい深いバイオリンです。美しい音楽を奏でるというだけで女性は美人に見えます。
二週間ばかり離れていましたが、明日から仕事場復帰です。書きもの主体でしたから、別に仕事場を離れていても仕事はできるだろうと思っていましたが、なかなかそういうわけにはいかないものです。ラップトップの画面だと小さすぎて、パワーポイントの図を見ながら文章を打ちつつ、インタネットで検索、という普段の作業ができません。旅行鞄に入る折り畳みの30インチ軽量ディスプレイみたいなものがあったら重宝するのですが。自分の机と椅子でないと、じっくり書き物はできないものですね。大昔はインターネットにもつながっていない一台のマッキントッシュIIをみんなが交代に使って、実験の合間にフロッピーに入れた原稿を書いていましたが、どうしてそんなことが可能だったのか本当に不思議です。現在、私、フル装備のコンピューターでも原稿を書くのに1月ぐらいかかるのですけど。
職場を離れている間、投稿したレビュー論文が放置の刑になっていました。別のレビュー原稿を投稿したあとすぐアクセプトになって、そういえばもう一本はどうなったのかなと、共著者が気づくまで私も投稿したことを忘れていました。ひと月前にminor revisionになったらしいのですが、その結果が誰にも届いていなかったというおおらかな話。そして、留守中、共同研究者が実験を助けてくれとのこと、わが社の副社長と専務に打診すると(3人でやっております)、二人ともお忙しいということで、帰ってから久しぶりにベンチワーク予定となりました。彼らも論文執筆中、私もグラントと論文抱えており、学会の準備も始めないと、ということでフル操業状態です。前から今年がこうなることは覚悟していましたが、本当にビンボー暇なしです。でも、私はベンチワーク好きです。小さな実験でも自分で手を動かして何らかの結果を手にするという作業は楽しいです。ものを作る職人さんもそんな感じなのでしょうか。
私は約二時間ほどかかる単純作業をすることが時折あり、最近は、その時に、演奏時間が二時間弱のバッハの「ロ短調ミサ曲」を聞く事が多いです。私は無宗教ですけど、さすがにクラッシック音楽の最高峰と言われるだけのことはあります、私でもこの曲を聞くと感動して興奮します。考え事には向きませんが、単純作業にはいいと思います。キリスト教のミサ曲ですから「キリエ」で始まります。「Kyrie Eleison」(主よ、憐れみたまえ)という文句をメロディーに合わせて繰り返します。「南無阿弥陀仏」と同じようなものでしょうか。
ロ短調ミサ曲は全部で大きく5部に分かれ、全部で27の曲(繰り返しを含む)で成り立ちっています。それぞれが素晴らしいですが、作業中にとりわけ心が落ち着くのは、最終章の男性がカウンターテナー(アルトの音域)で歌うアリア「Agnus Dei」です。声域上、女性が歌うこともありますが、男性が歌っているバージョンの方がいいですね。
この演奏はとりわけ素晴らしいと思います。ソロはDaniel Taylor、因みにバイオリンを弾いているのはDeborah Nemtanuです。
この演奏の中での別の曲、Laudamus Te でDeborah NemtanuはJoyce DiDonatoのメゾソプラノのカウンターメロディーを弾いています。澄んだ美しい音色の中にも深みがあって、味わい深いバイオリンです。美しい音楽を奏でるというだけで女性は美人に見えます。