過去三年の大殺界は確かに何かと辛いことが多かったです。最近、実験は今一つですが、人に関しては、だんだんと運が向いてきたような気がします。
数週間前は、初めて高校生の人からメールを貰いました。どういう経緯で私にメールをくれたのかよくわからないのですけど、生物学と遺伝子調節メカニズムに興味があって、是非、実際の研究室に立ち入ってみたいとのことでした。もっと有名な研究室がこの辺にはあるのに、なぜ私?と訝しむ気持ちもありましたが、高校の時から研究に興味があるなどという奇特な人を観察するチャンスなので、来てもらいました。本人は学校の後と休日に来たいとのことでしたが、それなら、これる時に来て見学でもして、来年の夏休みにでも本格的にいらっしゃいという話をし、事務手続きを始めることにしました。
メールには学校の成績も添付してありましたが、非常に優秀なようです。ウチの実験補助の人も、高校生なのに研究に興味があるというのはきっと何かおかしいに違いないと疑心暗鬼でしたが、話した感じは感じのよいごく普通の良い子でした。両親がコンピューター関係の仕事をしており、自身もすでにPythonのコーディングならある程度できるというので、RNA-seqの解析などやってもらえたらいいな、と思った次第。(前に触れた通り、私はコーディングはRを齧って脱落、Pythonはアナコンダをインストールしただけで終わりました)
ヘラヘラしていた自分の高校生のころを思い出すと、このような優秀な若者は眩しく見えます。若いやる気のある人からいろいろ学ぶこともできるだろうと楽しみにしています。
またしばらく留守にしますので、更新は不定期になります。