今日は別の学会の発表日で、これもオンラインですけど質疑応答はライブでやるので、また上半身だけ取り繕います。実は先日の学会のサテライトのイベントも今日あります。それで、昔の知り合いの発表を探そうとして、学会のオンラインサイトで検索しようとしたのですけど、顔は浮かんでくるのに名前がなかなか出てきません。しばらくその人と関連した昔のできごとをいろいろ思い出しながら、何とか名前を思い出そうとしたのですが、でそうででないくしゃみにように、結局出てこなくてあきらめました。
「ど忘れをする」とか「勘違いをする」は英語で「have a senior moment」といいますけど、この言い回しを、私は昔、私よりも20歳年上の人のメールの中で覚えました。何かの件で行き違いがあって、私が忘れたか勘違したのではないかと思ったようです。
その当時、メールを送ってきた人は中年後期であって、勘違いしていたのも、シニアなのも私ではなくその人の方だったというのが、可笑しかったのですけど、それから随分経って、もう可笑しいと思えない年に私もなってしまいました。先日は、緩い階段を杖を片手に一歩ずつ降りてくる老人とすれ違って、つい将来の自分の姿を重ねてしまい、次に住む家は平家でバリアフリー、コンビニとスーパーが徒歩圏内、病院までは車で十分以内の自然豊かな静かな温泉地で海が見えて冬は温暖、夏は湿気がすくなくてさわやかところにしよう、と思いました。多少の妥協は必要ですが。
結局、その知り合いの名前は思い出せず検索するのは断念しましたが、大抵は忘れたころに思い出すものなので、まあいいかと思って放置しています。
「Senior moments」で思い出したスリー ディグリーズの「When will I see you again」を。最近のことはどんどん忘れるのに昔のことはよく覚えているものです。
(意訳)はーあー、ふーうー、ど忘れ。いつ再び思い出すのでしょう?いつ分かち合えるのでしょう、ど忘れを。永遠に待たないといけないのですか?一晩中泣いて苦しまないといけないのですか?
いつ心は通いあうのでしょう?ど忘れは恋人?それともただの友達?
これは認知症の始まり、それとももう末期?
いつ思い出すのでしょう?
、、、